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御嶽山の火砕流は南側だけでなく西側へも? [地震・火山・地質]

9月30日(火)
27日の御嶽山の噴火の直後、今まで火砕流は南側へ流下したと思われていた。

ところが、滝越の固定カメラの映像では、南側に落ちる火砕流とは別に、画面の左方向、つまり西方向に別の噴煙が横に走っている(赤い矢印)。
御嶽山噴火(火砕流・発生) (2).jpg
動画だともっとはっきりわかる。
(動画)http://www.asahi.com/articles/ASG9W5KFJG9WULBJ00D.html
画面左上、28秒くらいから雲を突き破って出てくる。
いったいこれはなんだろう? 
やはり火砕流に見えるのだが…、と思っていた。

今日、「msn産経ニュース」の「紅葉で色づく御嶽山の斜面と火山灰に覆われた山頂付近」というキャプションのついた写真を見ていたら、樹木が舌状に灰を被っている部分、これは火砕流の痕跡ではないか?と気づいた。
噴出した火山灰がただ降下しただけなら、こういう舌状にはならないと思う。
http://www.sankei.com/affairs/photos/140929/afr1409290061-p2.html
御嶽山噴火(火砕流・西側)2.jpg
こんな感じ(赤い矢印で流下方向、点線で到達範囲)。
御嶽山噴火(火砕流・西側)2 (2).jpg

火砕流は、南側だけでなく、西側(岐阜県側)にも流下したのはほぼ確実だと思う。

しかし、気象庁の発表資料では、この西側への火砕流について、まったく言及がない。
気象庁は、滝越の固定カメラの映像をちゃんと分析してるのだろうか?
なんだか、気象庁の分析力が不安になってきた。

【追記(10月1日)】
西側への火砕流、翌朝(10月1日)の『朝日新聞』朝刊が小山真人静岡大学教授(火山学)の観察として報じた。
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御嶽山、北西方向にも火砕流 
御嶽山の27日の噴火で、火砕流が北西方向にも流れていたことが30日、朝日新聞社ヘリに同乗した静岡大の小山真人教授(火山学)の観察でわかった。産業技術総合研究所も同日、同様の調査結果を公表した。

小山教授によると、すでに判明していた火口の南西側だけでなく、北西側にも樹木に横から火山灰が吹き付けた火砕流特有の痕跡がみられた。「噴煙が柱のように噴き上がる途中で落下して、複数方向に広がった『噴煙柱崩壊型』の火砕流が発生した」とみている。
『朝日新聞』2014年10月1日05時08分
http://www.asahi.com/articles/ASG9Z5J95G9ZULBJ012.html

9月30日(火)都留文科大学「ジェンダー研究1」第1講(ガイダンス-「性」を考えることの意味-) [お仕事(講義・講演)]

9月30日(火)  晴れ   大月  27.9度 
5時10分、起床。
朝食は、スィートポテトデニッシュとコーヒー。
シャワーを浴びて、髪にあんこを入れて、頭頂部で結んで、シュシュを巻く。
6時、化粧と身支度。
濃紺の地に白の不思議な模様のチュニック(5分袖)、裾にラインストーンが入った黒のレギンズ(6分)、黒網のストッキング、黒のサンダル、焦茶のトートバッグ。
7時10分、家を出る。
新丸子駅から東急東横線各駅停車に乗り、自由が丘駅で急行に乗り換え。
そのまま東京メトロ副都心線に入って新宿三丁目駅で下車。
地下道を歩いてJR新宿駅東南口に出る。
8時10分、新宿駅に到着。
新宿駅南口の駅弁屋で昼食用のお弁当を買い、8時30分発の「あずさ7号」に乗車。
P1120515 (2).JPG
9時38分、大月駅に到着。
9時46分発の富士急行「フジサン特急3号」(2000形)に乗り継ぐ。
富士山は低空に雲があって、稜線がわずかにのぞくだけ。
10時4分、都留文科大学駅に到着。
歩いて7分ほどの大学に到着。
教務関係の職員さんに挨拶。
印刷室に行き、いつもお世話になっている印刷担当のベテラン職員(男性)に「今期もよろしくお願いします」と挨拶。
レジュメは余裕を見て260部印刷。
TA(ティーチング・アシスタン)さんは、小柄な女子大学院生。

早いもので都留文科大学の講義は今年で5年目。
2014年度の「ジェンダー研究1」の講義、履修登録者は、
A(2時限目)123名
B(3時間目) 86名
珍しく2時限の方が多く、3時限が少ない。

1年目はピンチヒッターだったので、2年目以降の履修登録者の増減を示すと・・・。
2年目(2011年度) 282名(最終確定)
3年目(2012年度) 327名(最終確定)
4年目(2013年度) 260名(最終確定)
5年目(2014年度) 219名(暫定)
ということで、まだ暫定値だが、前年比-41名で過去最低。
相変わらず評判は良くないようだ。
でも、300人超えると明らかに身体に負荷がかかるので、このくらい(200人前後)がちょうど良い。

10時50分、講義開始。
第1講は「ガイダンス-「性」を考えることの意味-」。
まず、シラバス(授業計画)のプリントを渡して説明。
毎年、シラバスを読まないで受講する学生がけっこういるので、確認のため。
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■ 授業の到達目標及びテーマ
人間の「性」の構造やジェンダー&セクシュアリティに関心をもってもらうこと。
ジェンダーという概念が、さまざまな社会的事象を分析する上で「良く切れるナイフ」であることを知ってもらうこと。
性別二元論や身体構造を絶対視する性別決定論、異性愛絶対主義にとらわれない、より多元的で多様な性別認識や性愛観、ジェンダーの構築性を理解すること。
それらにより、自らの「性」のあり様を見つめ直し、現代社会の様々な性現象を冷静に分析できる目を養ってほしいと思います。
■ 授業概要
人間の「性」を考える基本姿勢として、ジェンダーとセクシュアリティは不可分のものと考えますので、両者を合わせてお話します。
最初にジェンダー&セクシュアリティ論の基礎として、人間の「性」をどのように考えたらよいかというお話をします。それを踏まえた上で、個別のテーマに関する講義になりますが、歴史学、文化人類学、社会学などに基盤を置きながら、できるだけ平易に具体的に、そして幅広く「身近な社会現象からジェンダー&セクシュアリティを考える」という観点でお話します。
MtFのトランスジェンダーとして生きてきた私なりのジェンダー&セクシュアリティ観も交えながらお話しすることで、受講生の皆さんの「目からウロコ」が何枚も落ちるような講義にしたいと思っています。
また、可能な限り毎回「コメント票」を記入・提出してもらい、受講生との意思疎通・情報交換をはかりたいと思います。
続いて、14回の講義予定の内容を簡単に解説。
■ 講義の予定
9/30 <第1講> ガイダンス ― 「性」を考えることの意味 ―
10/7 <第2講> 「性」と社会を考える(1)  ― ジェンダー論の基礎 ―
10/14 <第3講> 「性」と社会を考える(2) ― セクシュアリティ論の基礎 ―
10/21 <第4講> 「性」の4要素 ― 身体の性・心の性・社会的性・性的指向 ―
10/28 <第5講> 「性」の多層構造論 ―「性」を模式的に考えてみる ―
11/4 <第6講> トランスジェンダーと社会(1)  ―その文化的普遍性―
11/11 <第7講> トランスジェンダーと社会(2)  ―日本文化の要素として―
11/18 <第 8講> 衣服とジェンダー(1) ― 人はなぜ服を着るのか?―
11/25 <第 9講> 衣服とジェンダー(2) ― 身体と装いの間―
12/2 <第10講> テレビメディアとジェンダー(1) ― 操作されるイメージ ―
12/9 <第11講> テレビメディアとジェンダー(2) ― ミスリード―
12/16 <第12講> (模擬授業)「よのなか科:差異と差別を考える」
1/13 <第13講> 恋愛・結婚のジェンダー(1) ―その歴史―
1/21 <第14講> 恋愛・結婚のジェンダー(2) ―その現在―
レポート提出
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次に、講師の自己紹介を兼ねて、私の今までの軌跡と研究してきたことについて話す。
時間の関係で、パワーポイントで写真を見せながら簡潔に。
■ 私の軌跡 -新宿歌舞伎町の女装ホステスからトランスジェンダー研究者へ-
(1) 性別違和感の自覚と女装技術の習得
(2) ネオンの似合う「女」になる
(3) トランスジェンダーの当事者として語る
(4) 「女」性研究者としてのスタート
(5) 大学の教壇に立つ
(6) 海外に視野を広げる
(7) トランスジェンダー研究者として 
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最後に、ジェンダー研究の講義を受講する「動機づけ」として、「性」を考えることの意味について話す。
■ 「性」を考えることの意味
(1) 「生」と「性」の不可分性
(2) 「性」を内省することの必要性
(3) 性別二元社会の仕組みを知る
--------------(ここまで)------------------
(4) 女性と性的マイノリティが果たしてきた役割
(5) 「性」を考えることの普遍性と今日性
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ちょっと説明が残ってしまったが、まずまずの進度。
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↑ 今日の昼食は、新宿駅で買った「かきめし」(980円:厚岸駅:氏家待合所)。
久しぶりなのでおいしい。

14時40分、講義終了。
久しぶりに2コマ話したので、少し喉が痛い。
講師控室で残りレジュメの整理。
15時15分、辞去。
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都留文科大学前駅で回数券を購入。
上り電車、昨年度は15時22分発で忙しかったが、ダイヤ改正で28分発になり余裕。
これなら大学を15時20分に出ても急げば間に合う。
大月駅には15時49分に到着。
昨年度より途中の対向電車待ち停車が減って、6分遅く出て2分早く着くようになった。
16時01分発の「かいじ118号」に乗り換え。
車中、疲れてしまい、いつの間にか眠ってしまう。
八王子駅を出る頃、気が付く。
立川駅に16時38分に到着、JR南武線に乗り換え。
1本やり過ごして16時55分発の電車に座っていく。
17時41分、武蔵小杉駅に帰着。
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↑ 久しぶりの長距離通勤で疲労困憊。
自宅駅前の「ドトール」で休憩。
途中の魚屋さんで夕食のおかずを買う。
18時30分、帰宅。

一休みして、夕食の準備。
お刺身(赤貝・まぐろ中とろ)。
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赤貝、好物なのでうれしい。
鯖の西京漬を焼く。
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美味。

食後、疲れているけど頑張って、今日が締め切りの短い論文を仕上げる。
「『男寺党』について―朝鮮半島における性的マイノリティの伝統文化として―」(7200字)。
22時過ぎ、編集者に送信。
やれやれ間に合った。

ブログに記事を書く。
「日記」を書く。
就寝、2時。

御嶽山噴火、不明者の総数つかめず [天文・気象・生物]

9月29日(月)

今日の夕方の段階で、死亡確認12名+心肺停止(未収容)24名=36名
あと、行方不明の人が何人いるのだろう?
安否不明者41名ということは、そこから心配停止(未収容)の24名を引くと17名が行方不明の可能性があるということか?
とすると、犠牲者の最大見積もりは、36+17=53名ということになる。
もし、そうなると、昭和・平成の最大の火山災害
「43人 1991(平成3) 雲仙普賢岳  火砕流」
を超えて、
「59人 1914(大正3) 桜島  噴火・地震(大正大噴火)」
に次ぐ大火山災害ということになってしまう。
この規模の噴火で、いったい、なんということだ・・・・。
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御嶽山噴火、不明者の総数つかめず
長野、岐阜両県にまたがる 御嶽山 おんたけさん (3067メートル)の噴火で、長野県警は29日、山頂の剣ヶ峰付近から心肺停止状態の8人を収容し、全員の死亡を確認した。
このうち5人の身元が判明し、死者は12人となった。一方、同日午後、新たに5人が心肺停止状態で見つかった。頂上付近で火山ガスの濃度が高くなり、午後2時前に救助活動を中止。山中には少なくとも心肺停止状態の24人が残っている。
新たに身元が判明したのは、東京都大田区、高田紗妃さん(29)、横浜市港北区、本多達一さん(39)、川崎市麻生区、高橋秀臣さん(41)、静岡県御前崎市、増田直樹さん(41)、岐阜県中津川市、関口泰弘さん(39)。
長野、岐阜県警と陸上自衛隊、消防などの合同救助隊はこの日早朝から救助を再開。長野県側からは824人が入った。28日に確認された31人のうち、午後2時までに8人をヘリで収容。新たに心肺停止状態と確認された5人は、山頂の剣ヶ峰付近にある御嶽神社奥社周辺で見つかった。県警は「灰が積もった岩場で見つかった」としている。
この日は、山頂付近の小規模噴火が断続的に発生し、二酸化硫黄など人体に有害な物質が含まれる火山ガスの濃度が高くなったため、午後2時までに捜索を中止した。救助活動は30日も、29日とほぼ同じ人員で続けられる予定。
県と内閣府によると、午後4時半現在、長野、岐阜両県の重軽傷者は計69人になった。
同日午前8時から長野県庁で開かれた災害現地対策本部会議後、陸自松本駐屯地の広報担当者は、「安否不明者は41人に上る」と明らかにした。連絡が取れない人や御嶽山周辺の駐車場に放置された乗用車の所有者などを基に集計。山中に取り残されている人の数は正確につかめていない。
気象庁によると、29日も噴火は続き、噴煙の高さは火口の縁から上空へ約500メートル伸びた。大量の火山ガスが放出され、救助隊が活動限界と定めているガス濃度「5~10ppm」を超えたという。
政府と長野県のテレビ会議に参加した名古屋大学の山岡耕春教授は「1979年に匹敵する大きな水蒸気噴火」と指摘。そのうえで、「噴煙などを見ると、長期的には火山活動は終息に向かっているが、突然の噴火に気を付けてほしい」と呼びかけた。
『読売新聞』2014年9月30日(火)00:20

9月29日(月)成蹊大学に下見に行く&吉祥寺の日本料理「金の猿」 [日常(料理・食べ物)]

9月29日(月)   晴れ   東京   28.3度   湿度34%(15時)
12時、起床。
朝食は、ブルーベリーデニッシュとコーヒー。
シャワーを浴びて、髪と身体を洗う。
髪はよくブローして、あんこを入れて頭頂部で結び、シュシュを巻く。
化粧と身支度。
白地に黒のアニマル柄のロングチュニック(3分袖)、黒のレギンス(5分)、黒のサンダル、焦茶のトートバッグ。
14時半、家を出る。
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東急東横線から新宿三丁目駅で下車。
JR新宿駅東南口まで地下道を歩いて中央線に乗り換え。
特快に乗ってしまい、三鷹駅まで連れていかれてしまう。
昼食を・・・と思ったが、あまり入りたいような店が無い。
仕方なく駅構内の「武蔵野うどん」へ。
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う~ん、肝心のうどんがなぁ・・・。
たぶん冷凍したものを解凍するのだろうけど・・・。
昔ならいざしらず、おいしいうどん屋が増えた今の時代、よくこのレベルで商売が続けられるなぁ。

タクシーで成蹊大学へ。
来週はこの大学で開催されている「武蔵野地域自由大学」で講義をしなければならない。
今週の講師が「現代風俗研究会(東京の会)」でお世話になっている市川孝一先生なので、聴講を兼ねてシュミレーション(下見)。
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所要8分、基本料金+1メーター(820円)。
校内で見かけた「Miss Seikei Contest」の看板。

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講義資料として撮影。
「武蔵野地域自由大学:昭和のサブカルチャー研究」の会場の4号館ホールへ。
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15分前なので、市民の受講生が受付に行列している。
コーディネーターの中江桂子先生(文学部教授)と今日の講師の市川孝一先生(明治大学文学部教授)にご挨拶。
この講座は武蔵野市寄附講座で、武蔵野市民の方と成蹊大学の学生さんが受講できる。
中江先生のお話では、講座の登録者は市民と学生がだいたい半々とのこと。
しかし、会場の最前列から振り返って見た感じでは、白頭が目立ち、圧倒的に市民の方が多い。
つまり、出席率が全然違うということ。
市民の出席率9割、学生5割以下で、合わせて200人弱か。
市川先生の講義「ゲテモノから女王へ―美空ひばりとその時代―」は、昭和育ちの市民の方たちには、まさに絶好のテーマで、皆さん、とても満足そうだった。

でも、来週の私の講義「昭和女装者列伝―トランスジェンダー・カルチャーの昭和史―」は、果たして市民受講生の方たちに受け入れてもらえるだろうか???
おおいに不安・・・。

中江先生にお誘いいただいて、市川先生と夕食をご一緒する。
タクシーで南口に移動。
井の頭公園の近くにある日本料理屋「金の猿」へ。
お店は井の頭の谷に下る坂の途中の2階にある。
うれしいことに個室に案内される。
風情がある竹林は、お隣の「鳥良」という鶏料理屋さんのお庭。
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9月の会席コース(5000円)。
先付け:陸蓮根と煽り烏賊、生湯葉和え
(撮り忘れ)
「陸蓮根」がオクラのことだって初めて知った。
前菜:鱧寿司、才巻海老、烏賊うに焼き、鴨ロース、蓮芋うるか和え、玉子焼き、胡瓜ビール漬け
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造り:旬魚のお造り
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↑ 良い材料を使ってる。
煮物:加茂茄子利休庵掛け、海老、銀杏
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↑ 煮物で板さんの腕前はわかえう。おいしい。
焼物:鱸の酒盗焼き、姫蕃茄
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揚げ物:十全茄子煎り出し、穴子
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↑ 穴子も茄子も好物なので、この取り合わせはうれしい。
酢の物:蕪と鮭マリネ いくら散らし
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御食事:たこ飯、汁、香の物
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甘味:水羊羹のコーヒー掛け
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↑ ちょっと甘かったかな、もう少しビターに。

お料理もおいしく、器もすてきで、量もちょうど良かった。
それで、このお値段なら満足です。
ご馳走さまでした。

22時、お開き。
23時過ぎ、帰宅。
お風呂に入って髪を洗う。
明日は5時起きなので、髪が乾くのを待たずに大急ぎで寝る。
就寝、1時半。

香港の学生による民主化デモ、警察が強制排除 [事件・事故]

9月28日(日)

香港の学生による大規模な民主化デモ、警察の強制排除が始まった。
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夕方のテレビニュースで状況を見た時、すぐに思い浮かんだのは「天安門事件」(1989年6月4日)。
「ああ、これは近いうちに強制排除だろうな。第2の天安門事件にならなければいいけど・・・」と思ったが、その通りになりそう。

「天安門事件」から25年、中国は飛躍的に経済発展したが、中国共産党の民主主義弾圧の強権体質は何も変わっていない。

9月28日(日)今夜は松茸の土瓶蒸し [日常(料理・食べ物)]

9月28日(日)   晴れ   東京    27.0度   湿度53%(15時)
11時、起床。
朝食は、洋梨デニッシュとコーヒー。
ブログに記事を1つ書く。

昼食は、うどんを茹でる。
どうしようかなと思ったが、結局、ざるうどんに暖かい付け汁。
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付け合わせはパートナーが買ってきた安い天麩羅。

午後は、昨日の木曽御嶽山爆発のニュースを見る。
当初の予想以上に、犠牲者が多くなりそうな気配。

競馬中継、大相撲(千秋楽)中継を見る。

夕食の支度。
おかずは、お刺身(ぶり)。
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好物の酢いわし。
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そして、松茸の土瓶蒸し。
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今年のカナダ産松茸は、形は大きく肌理も細かいのだが、なぜか香りが足りない。
ということで、土瓶蒸しにしても香りが物足りないのだが、味はまずまず。
これで贅沢言ったら罰が当たる。

食後、2時間ほど眠る。
起きてお風呂に入り、髪を洗う。

夜中、気合を入れ直して、「『男寺党』について―朝鮮半島における性的マイノリティの伝統文化として―」の執筆。
オリジナルなことはほとんど書けなかったが、先行文献の記述を引用しながら、「男寺党」における男色文化の有り様を紹介し、それを朝鮮半島における性的マイノリティの伝統文化として再評価しようとする論考。
朝鮮半島にはそうしたもの(性的マイノリティの文化)は無いとされることが多いので、書いておく価値はあるかなと思う。
4時過ぎ、脱稿(6800字)。
就寝、5時。

大相撲秋場所千秋楽、白鵬31度目の優勝、新入幕逸ノ城13勝2敗、十両全勝優勝 [スポーツ]

9月28日(日)
逸ノ城が安美錦を押し出して13勝。
白鵬が勝って14勝1敗で優勝を決めたので、優勝決定戦にはならなかったが・・・。

新入幕で13勝は、15日制になってから47年ぶり3人目。
今日、千秋楽のNHK解説の北の富士さんが自分の記録に逸ノ城が並んだことをとても喜んでいた。

13勝2敗                                 (翌場所)   (最高位)
北の冨士 1964年初場所 東前頭10枚目 敢闘賞         東小結     横綱
陸奥嵐   1967年春場所 東前頭14枚目 優勝次点・敢闘賞  東前頭4枚目  関脇
逸ノ城   2014年秋場所 東前頭10枚目 優勝次点・殊勲賞・敢闘賞

12勝3敗
成 山  1953年秋場所 東前頭17枚目 優勝次点・技能賞   西前頭5枚目  小結
若秩父  1958年秋場所 西前頭18枚目 優勝次点・敢闘賞   西前頭4枚目  関脇
大 鵬  1960年初場所 西前頭13枚目 優勝次点・敢闘賞   東前頭4枚目  横綱
豊 山  1962年初場所 東前頭 9枚目 優勝次点・敢闘賞   東前頭3枚目  大関
禊 鳳  1966年秋場所 西前頭12枚目 優勝次点・敢闘賞   東前頭2枚目  前2
栃乃花  2000年夏場所 東前頭12枚目 敢闘賞・技能賞    西前頭筆頭   小結
白 鵬  2004年夏場所 東前頭16枚目  優勝次点・敢闘賞   東前頭8枚目  横綱

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十両で西5枚目の栃ノ心が全勝優勝。
これで、春場所幕下優勝(西55枚目7戦全勝)、夏場所幕下優勝(西6枚目7戦全勝)、、名古屋場所十両優勝(東12枚目13勝2敗)に続き、これで4場所連続優勝。
元小結の実力者が大怪我で幕下まで落ちて、その復活途上だから、実力的には当然かもしれないが、それでもすごい。

十両の全勝優勝は、15日制度になってから史上5人目。
幕内の全勝優勝よりずっと難しい。
栃光正之    1955年春場所   (最高位)大関
豊山勝男    1961年九州場所  (最高位)大関
北の富士勝昭 1963年九州場所  (最高位)横綱
把瑠都凱斗   2006年春場所   (最高位)大関
栃ノ心剛     2014年秋場所

北の富士さん、両方に名前が出てくる(すごい!)。
把瑠都が全勝優勝したときには、北の富士さんが個人的に「北の富士賞」を授与したが、今場所の栃ノ心にもあげるのだろうか?

御嶽山噴火、山頂付近で心肺停止31人 [地震・火山・地質]

9月28日(日)
「心肺停止」というのは、マスコミにとって実に便利な言葉だ。
医師が死亡を診断しなければ「死亡」とは言えない、という法律的建前を利用して、「死亡」と言い切ることの心理的負担を回避している。

しかし、9月下旬、3000mの高峰の露天に、火山灰に埋もれて心肺停止状態で24時間近く放置された後、蘇生する可能性は限りなくゼロに近いことは、普通の医学知識があれば、わかるはず。
でも、「死者が出ている可能性が高い」とは、マスコミはけっして言わない。

昨夜の段階で、「死者+行方不明の合計10人以上」の条件で「日本の火山災害」の表を作ったのは、状況的にどうも犠牲者が2桁になりそうという見通しがあったから。
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2014-09-27-3
それでも10~20人の間だと思っていた。

でも、この感じだと、見通しを悪い方に修正しないといけない。
現在、「心肺停止」とされている31人は、実質的に「死亡」とカウントしてよいだろう。
他に、まだ見つかっていない「心肺停止」の人がいる可能性がある。
ということで、今回の噴火の犠牲者数は、
「31人 1952(昭和27) 明神礁海底噴火  観測船第5海洋丸遭難、全員殉職」
を上回って、
「43人 1991(平成3) 雲仙普賢岳  火砕流」
に近づいていくと思う。

何度も言うように、この程度の規模の噴火で、なぜこんなに大勢の犠牲者が・・・と思う。
紅葉の季節、好天気の土曜日の昼頃、近年の登山ブームということで、山頂付近に多数の登山者がいたことが被害を大きくしてしまった。
噴火のタイミングが半日ずれていたら、こんな悲惨なのことにはならなかったのに・・・。

「火砕流」の定義 [地震・火山・地質]

9月28日(日)
昨夜からの御嶽山の噴火のテレビ報道で、あきらかに火砕流なのに、「火砕流」と言わず、「噴煙」とか「噴流」とか言って場面が多く、気になっていた。

私の感覚では、火口から噴出した物(火山噴出物)が上(垂直方向)に上がって行ったのが「噴煙」で、上に上がらず地面に沿って横に流れるのものを「火砕流」と言うのだと思う。
昨日の噴火の画像や写真には明らかに地面を這うように広がるものが写っていて、「あっ、火砕流だ」と思った。
御嶽山5.jpg
火砕流には、500度以上の高温のものも、それほどでもないものもあるが、温度に関係なくどちらも「火砕流」なのだ。
今回の「火砕流」は低温タイプ(だったと思われる。
それでも「喉を焼かれた」という人がいるので、100度くらいはあったはず。
たとえ低温タイプの火砕流であっても、直撃されれば、呼吸困難を起こしてかなりの確率で命はない。

どうもマスコミは、そこらへんの認識が甘いというか、ないような気がする。
高温のものだけが火砕流だと思っているようだ。
(どうやら、記者会見した気象庁の偉い人=宮下誠火山防災官が「火砕流」という言葉を使いたがらず、マスコミはそれに影響されているようだ)

インタビューで「噴煙に巻かれた」と言っている人は、たまたま火砕流の端っこに位置して、直撃されなかっただけなのだ。
ということは、不幸にも火砕流に直撃された人がいると考えないといけない。

今朝になって、火山学者の早川由紀夫先生(群馬大学)がツイッターで、火砕流の定義を書いているのを見つけた。
マグマが噴出することを噴火という。マグマがそのまま出れば溶岩だ。爆発して引きちぎれれば火山灰や軽石だ。火山灰や軽石は高温のため周囲の空気を暖めて上昇する。噴煙の柱をつくる。これに失敗して、大気中を上昇できない火山灰や軽石がある。それは地表をはって流れる。これが火砕流だ。」
温度は火砕流の条件ではない。」

私の「火砕流」認識は間違っていなかった。

9月27日(土)わ~い、松茸~ぇ! [日常(料理・食べ物)]

9月27日(土)
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老父が送ってくれた松茸(カナダ産)。
今年は国内産が豊作なのの余波で、カナダ産も形も大きさも見事で物が良い。
早速、ありがたくいただく。

秋の松茸シリーズ第1弾は、ホイル焼き。
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先日、20年ぶりに買い換えたオーブン・トースターの使い初め。
260度で15分加熱。
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ホイルを開くと・・・、お~ぉ!
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おいしかった~ぁ(感謝)。