講義、講演、執筆、取材依頼の皆様へ [連絡先・プロフィール]
講義、講演、執筆、各種メディアにおけるコメントなどのご依頼、お待ちしています。
【対応できるテーマ】
性社会・文化史(トランスジェンダーの歴史、買売春の歴史など)
性社会学(トランスジェンダーの視点からのジェンダー/セクシュアリティ論、文化/社会論)。
社会現象としての異性装(女装・男装)、LGBTに関する諸問題。
着物の社会・文化史(とくに、銘仙)。
下記メールアドレスまでご連絡ください。
E-mail : junt1955@yahoo.co.jp:
詳しいプロフィール「私の軌跡 -順子のできるまで-」(↓)
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2014-04-23-3
詳しい研究業績(↓)。
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2014-04-23-4
【対応できるテーマ】
性社会・文化史(トランスジェンダーの歴史、買売春の歴史など)
性社会学(トランスジェンダーの視点からのジェンダー/セクシュアリティ論、文化/社会論)。
社会現象としての異性装(女装・男装)、LGBTに関する諸問題。
着物の社会・文化史(とくに、銘仙)。
下記メールアドレスまでご連絡ください。
E-mail : junt1955@yahoo.co.jp:
詳しいプロフィール「私の軌跡 -順子のできるまで-」(↓)
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2014-04-23-3
詳しい研究業績(↓)。
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2014-04-23-4
「私の軌跡-順子のできるまで-」 [連絡先・プロフィール]
私の軌跡 -順子のできるまで-
(0)子どもの頃
1955年(昭和30年)、埼玉県秩父市の比較的恵まれた家庭の長男として生まれる。
少年時代~思春期は、勉強とクラブ活動とスポーツに明け暮れる「普通の男の子」だと、自分では思っていた・・・が。
今になって振り返ると、性別に対する違和感がときどき頭を浮かべることがあったように思う。
↑ 6歳の頃、避暑先の千葉県館山で(1961年8月)
(1)性別違和感の自覚と女装技術の習得
21歳のころ、心の中の「もうひとりの私(女性人格)」の存在に気づいた。
30歳で初めの異性装を経験し、「もうひとりの自分」が実体化する。
そしてその「女性」に「順子」と名前をつけた。
35歳から東京の女装クラブ「エリザベス会館」に通い、本格的に異性装の技術を習得する。
↑ 「エリザベス会館」に通いだした頃(1990年11月)
↑ 初めての着物。遅い遅い「成人式」(1991年1月)
↑ サマー・パーティ(全日本女装写真コンテスト表彰式)で(1993年8月)
↑ 初めての旅行(1993年9月:榛名湖)
右下のモノクロ写真は中学1年生の修学旅行で榛名湖に行ったとき。後列右端が私。
(2)「競技女装」に打ち込む
「エリザベス会館」では「競技女装」(女装者のミスコン)に打ち込み、1992・93年には「全日本女装写真コンテスト」の最多得票特別賞を連続受賞するなどの第一線で活躍した。
↑ 1990年度「全日本女装コンテスト」で新人賞(1990年12月)
↑ 1991年度「全日本写真女装コンテスト」で準大賞(1991年8月)
↑ 1993年度「全日本写真女装コンテスト」で最多得票特別賞・準大賞・写真技術賞の「三冠」(1993年8月)
(3)より広い世界を求めて-外出を始める-
女装技術を習得し、「競技女装」でそれなりの評価を得たことで、容姿コンプレックスが解消されると、より広い世界の中に「女」としての自分を置いて見たくなった。
エスコートしてくれる男友達もでき、1993年の秋頃から外出が増えていく。
↑ 相模湖で(1993年11月)
↑ 横浜ベイブリッジで(1994年4月)
↑ 亀戸天神「藤祭り」で (1994年5月)
↑ 浅草寺「ほうずき市」で(1995年7月)
↑ 大阪京橋で(1994年10月)
↑ 六本木で(1994年11月)
↑ 新宿でボーリング(1995年12月)
(4)「Club Fake Lady(CFL)」を主宰
1995年頃から、活動拠点を新宿の女装コミュニティに移し、自由でアクティブな社会性のある女装活動を目指し、イベントや女装旅行などを企画する親睦団体「Club Fake Lady(CFL)」を主宰する。
↑ 「Fake Lady1」(1995年4月)
「Fake Lady」は、秋本明香、岡野香菜、葉月など美人ホステスをそろえた仮想現実空間の「お店」。
一夜の客は72名を数え、「伝説の模擬店」として新宿女装世界に語り伝えられた。
↑ 新年会(1997年1月)
↑ 屋形舟ツアー(1997年8月)
セクソロジーの世界的権威ミルトン・ダイヤモンド博士(ハワイ大学教授)を囲んで
↑ 那須高原旅行(1997年10月)
この旅行に取材した映画「We are Transgenders」(尾川ルル監督)が第7回東京レズビアン&ゲイフィルムフェスティバル」(1998年5月)でグランプリを受賞。
↑ 東伊豆旅行(1998年11月)
↑ 長良川・明治村旅行(2000年6月)
(5)ネオンの似合う「女」になる
1995~2001年までの6年間、新宿歌舞伎町の女装スナック「ジュネ」、ニューハーフ・パブ「MISTY」などでゲスト・スタッフ(ホステス)を務めた。
歌舞伎町の「夜の女」としていろいろな体験は、世の中の裏と表を見る目を養えたという意味で、私にとって大きな財産になった。
↑ 『週刊SPA!』 の取材(1997年4月、新宿歌舞伎町で)
↑ 自宅玄関で、これから「出勤」(1997年10月)
↑ 新宿歌舞伎町「ジュネ」で(1997年11月)
↑ 新宿歌舞伎町「MISTY」で(1999年9月)
↑ 新宿歌舞伎町「ジュネ」で(1999年11月)
(6)トランスジェンダーの当事者として語る
1995年頃から、MtFTG(Male to Female Transgender)としての社会的活動を開始し、性的マイノリティの立場からジェンダーやセクシュアリティの問題を中心に、テレビ、雑誌などのメディアや各種の講演会、座談会を通じて積極的に発言し始める。
↑ 『サンデー毎日』1998年3月1日号
↑ 初めてのトークライブ (1996年3月) マーガレット小倉さんと
↑ 『サンデー毎日』のカラーグラビア撮影(1997年7月:新宿御苑)
↑ 『AERA』の取材(1997年12月:代々木公園)
↑ 藤原和博さん「よのなか科」のゲスト講師(2001年9月:足立区立第11中学校)
↑ 足立区立第11中学校「学芸発表会」(2001年10月) はるな愛さんと
(7)「女性」研究者として再スタート
1998年「性の多層構造論」を提唱して注目され、1999年2月には「戦後日本〈トランスジェンダー〉社会史研究会」(代表:矢島正見中央大学教授)を結成し、トランスジェンダー(異性装・性転換)の社会史的研究に本格的に取り組み始める。
同年10月には日本社会学会大会シンポジウムで研究報告を行った。
↑ 日本社会学会大会シンポジウム(1999年10月)
↑ 『戦後日本女装・同性愛研究』(2006年3月・中央大学出版部)
「戦後日本〈トランスジェンダー〉社会史研究会」の成果をまとめた618頁の大著。
日本社会病理学会の学術奨励賞を受賞。
(8)「女性」教員として大学の教壇に立つ
2000年4月、「三橋順子」として中央大学文学部兼任講師(社会学)に任用され「現代社会研究(5)」の講義を担当し、日本初のトランスジェンダー(MtF)の大学教員となった。
2005年度には、お茶の水女子大学非常勤講師として、専論講座としては日本初となる「トランスジェンダー論」の講義を担当した。
↑ 『FLASH』2000年10月11日号
↑ 中央大学での初講義の日(2000年9月)
↑ 「現代社会研究5」の受講生たちと(2000年9月)
↑ お茶の水女子大で(2006年1月)
(9)海外に視野を広げる
2003年頃から、海外のシンポジウムや学会に招かれるようになる。
台湾国立中央大学性/別研究室主催の「国際シンポジウム:跨性別新世紀」(2003年12月:中壢)、第1回アジア・クィア・スタディーズ学会(2005年7月:バンコク)、第4回アジア・カルチュラル・スタディーズ学会(2005年7月:ソウル)、チュラーロンコーン大学&大阪大学共同開催シンポジウム「着衣する身体と異性装 -日・タイの比較-」(2010年1月:バンコク)、「WPATH 2014 Symposium in Bangkok:Trans People in Asia and the Pacific」(2014年2月:バンコク)などで、日本のトランスジェンダー事情について報告し、海外のトランスジェンダー事情との比較についての知見を得た
↑ アジア・クィア・スタディーズ学会(2005年7月:バンコク)
↑ チュラーロンコーン大学(2010年1月:バンコク)
↑ 「WPATH 2014 Symposium in Bangkok」(2014年2月:バンコク)
(10)着物の世界へ
着物は「エリザベス会館」時代から好きだった。
着物への思いは、母の死(1994年12月)をきっかけに強まって行った。
初めて自分の着物を作ったのが1995年。
しばらく着付けてもらっていたが、2000年、着物の着付け技術を習得して、ますます着物の世界にのめり込んでいった。
着物を通じて、多くの女性の友人を得ることができた。
彼女たちと共に過ごす時間は、単に楽しいだけでなく、「女性」として社会の中に身を置き、「女性」としての関係性を築く絶好のトレーニングになった。
着物への愛着は、単なる趣味に止まらず、故郷の絹織物である銘仙の社会史研究につながっていく。
↑ 初めて作った着物、黒地に金の竹の訪問着(1995年12月)
↑ 自分の振袖でお年始廻り(1997年1月)
↑ 男友達の家で(1999年10月)
↑ 着付けの先生・牧紀子さん(中)と相弟子の小谷真理さん(左)と(2000年7月:浅草寺)
↑ 大分別府・浜脇温泉。優子さんと(2007年2月)
↑ 下田黒船祭・着物ファッションショー、牡丹の柄の伊勢崎銘仙(2007年5月)
↑ 憧れだった「出の意匠」の芸者姿(2008年1月:別府浜脇温泉「二幸荘」)
国際学会での報告の際にトップ画像として使うと好評。
↑ いちばんのお気に入りの松葉の柄の足利銘仙(2008年1月:大宰府天満宮)
↑ 椿の柄の足利銘仙で優子さんと(2009年12月:神楽坂)
↑ 日本髪を結って初詣。にしやん(中)、sakuraさん(右)と(2009年1月:築地・波除神社)
↑ 国際学会にも着物で(2010年1月:バンコク・チュラーロンコーン大学)
(11)社会的性別の「女性」への移行
1999年夏頃から、身体の女性化(女性ホルモンの継続投与、髭や体毛の永久脱毛)を始める。
2005年から髪を伸ばし始め、2008年に社会的性別をフルタイム(仕事も日常も)女性に移行した。
「望みの性別」での生活を得られたことで、長年、悩んできた性別違和感が大きく軽減し、精神的に安定した。
その結果、仕事も生活も充実していく。
これも家族の理解があってこそで、なにより感謝している。
私がプロフィールの最後に「宝物はパートナー(女性)と一人息子」と書くのはそういう意味だ。
↑ こんな身体に落ち着いた(2009年10月)
↑ 髪はこんなに伸びた(2013年1月)
今の楽しみは、年に数回、パートナーとあちこち旅行すること。
↑ 2010年夏、パートナーと島根県・石見銀山へ
↑ 2011年正月、パートナーと奈良へ初詣(春日大社)
↑ 2012年春 パートナーと伊豆・下賀茂温泉へ
↑ 2012年夏の家族旅行(福島県・湯之上温泉駅)
↑ 2013年春 パートナーと福島県三春の瀧桜へ
↑ 2013年夏の家族旅行(北海道・函館山)
↑ 2014年夏 パートナーと伊予大三島へ
↑ 2014年冬 パートナーと京都へ(平安神宮)
↑ 2015年春 パートナーと伊豆・下賀茂温泉へ
↑ 2017年夏 パートナーと長野県白馬村へ
↑ 2018年夏 パートナーと福井県東尋坊へ(新婚旅行の再訪)
(12)トランスジェンダー研究者として
2008年9月には、初の単著『女装と日本人』(講談社現代新書)を刊行し、「橋本峰雄賞」(一般社団法人現代風俗研究会)を受賞。2018年には、新宿のセクシュアリティ史研究をまとめた『新宿「性なる街」の歴史地理』(朝日選書)を刊行、2022年にはジェンダー&セクシュアリティ史の論考を収録した『歴史の中の多様な「性」―日本とアジア 変幻するセクシュアリティ―』を出版。
現在は、明治大学(ジェンダー論)の非常勤講師を務めながら、トランスジェンダーをめぐる社会・文化史の研究と著述に専念している。
↑ 『女装と日本人』(2008年)
↑ 『性的なことば』(2010年)
↑ 『岩波講座 日本の思想 第5巻 身と心』(2013年)
↑ 「WPATH 2014」に参加(2014年2月・バンコク)
↑ 編著『性欲の研究 東京のエロ地理編』(2015年3月)
↑ 「GID(性同一性障害)学会」第17回研究大会で基調講演(2015年3月:大阪府立大学)
↑ 『新宿「性なる街」の歴史地理』(2018年)
『歴史の中の多様な「性」―日本とアジア 変幻するセクシュアリティ』(岩波書店、2022年)。
↑ 『これからの時代を生き抜くためのジェンダー&セクシュアリティ論入門』
(辰巳出版、2023年12月)
おわりに
私の場合、最初から性別移行を目指したわけではない。
若い時は、いろいろ悩み苦しみながら、自分を探していた。
少しでも楽になれる、自分らしくいられる場所を求めて、先が見えない暗い細い道を一人で歩いて来たような気がする。
結局、自分の性別への違和感を自覚してから「望みの性別」での生活を手に入れるまで30年以上かかってしまった。
現在の性同一性障害者たちが2~3年で戸籍の性別を変更するのとは大違いだ。
でも、そんな人生、後悔はしていない。
その間に経験した様々なことから得られたものが大きかったし、なによりその時々で充実していたし、楽しかったから。
私が「順子」の名で最初に書いた文章は『魅惑のランジェリー』という女性下着マニアの雑誌だった。
そこから出発して『岩波講座 日本の思想』に至るまでに22年かかった。
男性から女性への移行というだけでなく、こういうキャリアをもつ研究者はたぶんいないと思う。
それが私の個性であり、強みだと思っている。
2015年5月、還暦(満60歳)を迎えた。
残りの人生、長くはないが、一人のトランスジェンダーが、どこまで行けるか、チャレンジを続け、研究者として日本におけるトランスジェンダー・スタディーズの基礎を構築したいと思っている。
↑ 還暦記念旅行(2015年5月16日、岩手県花巻・大沢温泉)
↑ 通勤途上で(2015年6月11日、東京国分寺市)
↑ もうすぐ68歳(2023年3月29日、目黒川で)
(0)子どもの頃
1955年(昭和30年)、埼玉県秩父市の比較的恵まれた家庭の長男として生まれる。
少年時代~思春期は、勉強とクラブ活動とスポーツに明け暮れる「普通の男の子」だと、自分では思っていた・・・が。
今になって振り返ると、性別に対する違和感がときどき頭を浮かべることがあったように思う。
↑ 6歳の頃、避暑先の千葉県館山で(1961年8月)
(1)性別違和感の自覚と女装技術の習得
21歳のころ、心の中の「もうひとりの私(女性人格)」の存在に気づいた。
30歳で初めの異性装を経験し、「もうひとりの自分」が実体化する。
そしてその「女性」に「順子」と名前をつけた。
35歳から東京の女装クラブ「エリザベス会館」に通い、本格的に異性装の技術を習得する。
↑ 「エリザベス会館」に通いだした頃(1990年11月)
↑ 初めての着物。遅い遅い「成人式」(1991年1月)
↑ サマー・パーティ(全日本女装写真コンテスト表彰式)で(1993年8月)
↑ 初めての旅行(1993年9月:榛名湖)
右下のモノクロ写真は中学1年生の修学旅行で榛名湖に行ったとき。後列右端が私。
(2)「競技女装」に打ち込む
「エリザベス会館」では「競技女装」(女装者のミスコン)に打ち込み、1992・93年には「全日本女装写真コンテスト」の最多得票特別賞を連続受賞するなどの第一線で活躍した。
↑ 1990年度「全日本女装コンテスト」で新人賞(1990年12月)
↑ 1991年度「全日本写真女装コンテスト」で準大賞(1991年8月)
↑ 1993年度「全日本写真女装コンテスト」で最多得票特別賞・準大賞・写真技術賞の「三冠」(1993年8月)
(3)より広い世界を求めて-外出を始める-
女装技術を習得し、「競技女装」でそれなりの評価を得たことで、容姿コンプレックスが解消されると、より広い世界の中に「女」としての自分を置いて見たくなった。
エスコートしてくれる男友達もでき、1993年の秋頃から外出が増えていく。
↑ 相模湖で(1993年11月)
↑ 横浜ベイブリッジで(1994年4月)
↑ 亀戸天神「藤祭り」で (1994年5月)
↑ 浅草寺「ほうずき市」で(1995年7月)
↑ 大阪京橋で(1994年10月)
↑ 六本木で(1994年11月)
↑ 新宿でボーリング(1995年12月)
(4)「Club Fake Lady(CFL)」を主宰
1995年頃から、活動拠点を新宿の女装コミュニティに移し、自由でアクティブな社会性のある女装活動を目指し、イベントや女装旅行などを企画する親睦団体「Club Fake Lady(CFL)」を主宰する。
↑ 「Fake Lady1」(1995年4月)
「Fake Lady」は、秋本明香、岡野香菜、葉月など美人ホステスをそろえた仮想現実空間の「お店」。
一夜の客は72名を数え、「伝説の模擬店」として新宿女装世界に語り伝えられた。
↑ 新年会(1997年1月)
↑ 屋形舟ツアー(1997年8月)
セクソロジーの世界的権威ミルトン・ダイヤモンド博士(ハワイ大学教授)を囲んで
↑ 那須高原旅行(1997年10月)
この旅行に取材した映画「We are Transgenders」(尾川ルル監督)が第7回東京レズビアン&ゲイフィルムフェスティバル」(1998年5月)でグランプリを受賞。
↑ 東伊豆旅行(1998年11月)
↑ 長良川・明治村旅行(2000年6月)
(5)ネオンの似合う「女」になる
1995~2001年までの6年間、新宿歌舞伎町の女装スナック「ジュネ」、ニューハーフ・パブ「MISTY」などでゲスト・スタッフ(ホステス)を務めた。
歌舞伎町の「夜の女」としていろいろな体験は、世の中の裏と表を見る目を養えたという意味で、私にとって大きな財産になった。
↑ 『週刊SPA!』 の取材(1997年4月、新宿歌舞伎町で)
↑ 自宅玄関で、これから「出勤」(1997年10月)
↑ 新宿歌舞伎町「ジュネ」で(1997年11月)
↑ 新宿歌舞伎町「MISTY」で(1999年9月)
↑ 新宿歌舞伎町「ジュネ」で(1999年11月)
(6)トランスジェンダーの当事者として語る
1995年頃から、MtFTG(Male to Female Transgender)としての社会的活動を開始し、性的マイノリティの立場からジェンダーやセクシュアリティの問題を中心に、テレビ、雑誌などのメディアや各種の講演会、座談会を通じて積極的に発言し始める。
↑ 『サンデー毎日』1998年3月1日号
↑ 初めてのトークライブ (1996年3月) マーガレット小倉さんと
↑ 『サンデー毎日』のカラーグラビア撮影(1997年7月:新宿御苑)
↑ 『AERA』の取材(1997年12月:代々木公園)
↑ 藤原和博さん「よのなか科」のゲスト講師(2001年9月:足立区立第11中学校)
↑ 足立区立第11中学校「学芸発表会」(2001年10月) はるな愛さんと
(7)「女性」研究者として再スタート
1998年「性の多層構造論」を提唱して注目され、1999年2月には「戦後日本〈トランスジェンダー〉社会史研究会」(代表:矢島正見中央大学教授)を結成し、トランスジェンダー(異性装・性転換)の社会史的研究に本格的に取り組み始める。
同年10月には日本社会学会大会シンポジウムで研究報告を行った。
↑ 日本社会学会大会シンポジウム(1999年10月)
↑ 『戦後日本女装・同性愛研究』(2006年3月・中央大学出版部)
「戦後日本〈トランスジェンダー〉社会史研究会」の成果をまとめた618頁の大著。
日本社会病理学会の学術奨励賞を受賞。
(8)「女性」教員として大学の教壇に立つ
2000年4月、「三橋順子」として中央大学文学部兼任講師(社会学)に任用され「現代社会研究(5)」の講義を担当し、日本初のトランスジェンダー(MtF)の大学教員となった。
2005年度には、お茶の水女子大学非常勤講師として、専論講座としては日本初となる「トランスジェンダー論」の講義を担当した。
↑ 『FLASH』2000年10月11日号
↑ 中央大学での初講義の日(2000年9月)
↑ 「現代社会研究5」の受講生たちと(2000年9月)
↑ お茶の水女子大で(2006年1月)
(9)海外に視野を広げる
2003年頃から、海外のシンポジウムや学会に招かれるようになる。
台湾国立中央大学性/別研究室主催の「国際シンポジウム:跨性別新世紀」(2003年12月:中壢)、第1回アジア・クィア・スタディーズ学会(2005年7月:バンコク)、第4回アジア・カルチュラル・スタディーズ学会(2005年7月:ソウル)、チュラーロンコーン大学&大阪大学共同開催シンポジウム「着衣する身体と異性装 -日・タイの比較-」(2010年1月:バンコク)、「WPATH 2014 Symposium in Bangkok:Trans People in Asia and the Pacific」(2014年2月:バンコク)などで、日本のトランスジェンダー事情について報告し、海外のトランスジェンダー事情との比較についての知見を得た
↑ アジア・クィア・スタディーズ学会(2005年7月:バンコク)
↑ チュラーロンコーン大学(2010年1月:バンコク)
↑ 「WPATH 2014 Symposium in Bangkok」(2014年2月:バンコク)
(10)着物の世界へ
着物は「エリザベス会館」時代から好きだった。
着物への思いは、母の死(1994年12月)をきっかけに強まって行った。
初めて自分の着物を作ったのが1995年。
しばらく着付けてもらっていたが、2000年、着物の着付け技術を習得して、ますます着物の世界にのめり込んでいった。
着物を通じて、多くの女性の友人を得ることができた。
彼女たちと共に過ごす時間は、単に楽しいだけでなく、「女性」として社会の中に身を置き、「女性」としての関係性を築く絶好のトレーニングになった。
着物への愛着は、単なる趣味に止まらず、故郷の絹織物である銘仙の社会史研究につながっていく。
↑ 初めて作った着物、黒地に金の竹の訪問着(1995年12月)
↑ 自分の振袖でお年始廻り(1997年1月)
↑ 男友達の家で(1999年10月)
↑ 着付けの先生・牧紀子さん(中)と相弟子の小谷真理さん(左)と(2000年7月:浅草寺)
↑ 大分別府・浜脇温泉。優子さんと(2007年2月)
↑ 下田黒船祭・着物ファッションショー、牡丹の柄の伊勢崎銘仙(2007年5月)
↑ 憧れだった「出の意匠」の芸者姿(2008年1月:別府浜脇温泉「二幸荘」)
国際学会での報告の際にトップ画像として使うと好評。
↑ いちばんのお気に入りの松葉の柄の足利銘仙(2008年1月:大宰府天満宮)
↑ 椿の柄の足利銘仙で優子さんと(2009年12月:神楽坂)
↑ 日本髪を結って初詣。にしやん(中)、sakuraさん(右)と(2009年1月:築地・波除神社)
↑ 国際学会にも着物で(2010年1月:バンコク・チュラーロンコーン大学)
(11)社会的性別の「女性」への移行
1999年夏頃から、身体の女性化(女性ホルモンの継続投与、髭や体毛の永久脱毛)を始める。
2005年から髪を伸ばし始め、2008年に社会的性別をフルタイム(仕事も日常も)女性に移行した。
「望みの性別」での生活を得られたことで、長年、悩んできた性別違和感が大きく軽減し、精神的に安定した。
その結果、仕事も生活も充実していく。
これも家族の理解があってこそで、なにより感謝している。
私がプロフィールの最後に「宝物はパートナー(女性)と一人息子」と書くのはそういう意味だ。
↑ こんな身体に落ち着いた(2009年10月)
↑ 髪はこんなに伸びた(2013年1月)
今の楽しみは、年に数回、パートナーとあちこち旅行すること。
↑ 2010年夏、パートナーと島根県・石見銀山へ
↑ 2011年正月、パートナーと奈良へ初詣(春日大社)
↑ 2012年春 パートナーと伊豆・下賀茂温泉へ
↑ 2012年夏の家族旅行(福島県・湯之上温泉駅)
↑ 2013年春 パートナーと福島県三春の瀧桜へ
↑ 2013年夏の家族旅行(北海道・函館山)
↑ 2014年夏 パートナーと伊予大三島へ
↑ 2014年冬 パートナーと京都へ(平安神宮)
↑ 2015年春 パートナーと伊豆・下賀茂温泉へ
↑ 2017年夏 パートナーと長野県白馬村へ
↑ 2018年夏 パートナーと福井県東尋坊へ(新婚旅行の再訪)
(12)トランスジェンダー研究者として
2008年9月には、初の単著『女装と日本人』(講談社現代新書)を刊行し、「橋本峰雄賞」(一般社団法人現代風俗研究会)を受賞。2018年には、新宿のセクシュアリティ史研究をまとめた『新宿「性なる街」の歴史地理』(朝日選書)を刊行、2022年にはジェンダー&セクシュアリティ史の論考を収録した『歴史の中の多様な「性」―日本とアジア 変幻するセクシュアリティ―』を出版。
現在は、明治大学(ジェンダー論)の非常勤講師を務めながら、トランスジェンダーをめぐる社会・文化史の研究と著述に専念している。
↑ 『女装と日本人』(2008年)
↑ 『性的なことば』(2010年)
↑ 『岩波講座 日本の思想 第5巻 身と心』(2013年)
↑ 「WPATH 2014」に参加(2014年2月・バンコク)
↑ 編著『性欲の研究 東京のエロ地理編』(2015年3月)
↑ 「GID(性同一性障害)学会」第17回研究大会で基調講演(2015年3月:大阪府立大学)
↑ 『新宿「性なる街」の歴史地理』(2018年)
『歴史の中の多様な「性」―日本とアジア 変幻するセクシュアリティ』(岩波書店、2022年)。
↑ 『これからの時代を生き抜くためのジェンダー&セクシュアリティ論入門』
(辰巳出版、2023年12月)
おわりに
私の場合、最初から性別移行を目指したわけではない。
若い時は、いろいろ悩み苦しみながら、自分を探していた。
少しでも楽になれる、自分らしくいられる場所を求めて、先が見えない暗い細い道を一人で歩いて来たような気がする。
結局、自分の性別への違和感を自覚してから「望みの性別」での生活を手に入れるまで30年以上かかってしまった。
現在の性同一性障害者たちが2~3年で戸籍の性別を変更するのとは大違いだ。
でも、そんな人生、後悔はしていない。
その間に経験した様々なことから得られたものが大きかったし、なによりその時々で充実していたし、楽しかったから。
私が「順子」の名で最初に書いた文章は『魅惑のランジェリー』という女性下着マニアの雑誌だった。
そこから出発して『岩波講座 日本の思想』に至るまでに22年かかった。
男性から女性への移行というだけでなく、こういうキャリアをもつ研究者はたぶんいないと思う。
それが私の個性であり、強みだと思っている。
2015年5月、還暦(満60歳)を迎えた。
残りの人生、長くはないが、一人のトランスジェンダーが、どこまで行けるか、チャレンジを続け、研究者として日本におけるトランスジェンダー・スタディーズの基礎を構築したいと思っている。
↑ 還暦記念旅行(2015年5月16日、岩手県花巻・大沢温泉)
↑ 通勤途上で(2015年6月11日、東京国分寺市)
↑ もうすぐ68歳(2023年3月29日、目黒川で)
三橋順子の研究業績書(2024年10月版) [連絡先・プロフィール]
三橋 順子(みつはし じゅんこ) 研究業績書 2024.10.01 記
【著 書】
①『女装と日本人』 (講談社現代新書 2008年9月)
②『新宿「性なる街」の歴史地理』 (朝日選書 2018年10月)
③『歴史の中の多様な「性」―日本とアジア 変幻するセクシュアリティ』(岩波書店、2022年)。
【目次】
・はじめに ー地に足の着いた「多様性」へ
第1部 「性」の多様性の再検討
第1章 近代的ジェンダー・セクシュアリティ観を疑う
第2章 性別越境文化の論理
第3章 同性間性愛文化の普遍性
第2部 日本の性愛文化史ー中世から現代へ
第4章 藤原頼長のセクシュアリティ
ー『台記』にみる男色関係
第5章 薩摩藩における男色の系譜
ー「兵児二才(へこにせ)」制と学校文化
第6章 説話の中の性別越境
ー江戸相撲、強豪力士は女だった?
第7章 「文明開化」は抑圧の始まり
ー異性装禁止とその拡大
第8章 近代社会と男装者
ー女性という社会的制約の中で
第9章 女装世界の二〇世紀
ートランスジェンダー・カルチャーの構造
第10章 レズビアンの隠蔽
ー概念の欠落とロールモデルの不在
第3部 アジアの性別越境文化 ーインド・中国・朝鮮半島
第11章 インド
ー「ヒジュラ」に学ぶサード・ジェンダー
第12章 中国
ー女装の美少年・「相公(シャンコン)」
第13章 朝鮮半島
ー芸能集団「男寺党(ナムサダン)」の稚児とその起源
第4部 歴史の中の多様な「性」
第14章 「伝統的」な「性」の在り様とは何か?
④『これからの時代を生き抜くためのジェンダー&セクシュアリティ論入門』
(辰巳出版、2023年12月)
【目次】
第1講 「性」を考えることの意味
第2講 ジェンダーを考える
第3講 セクシュアリティを考える
第4講 「性」の4要素論
第5講 「性」の多層構造論
第6講 「性」の多様性論
第7講 日本初のトランスジェンダーの大学教員として
【編著書・共著】
編著書 三橋順子編著『女装者愛好男性A氏のライフヒストリー』
(中央大学矢島研究室 2004年3月)
共著① 矢島正見・三橋順子・杉浦郁子編『戦後日本〈トランスジェンダー〉社会史Ⅰ』
(中央大学矢島研究室 2000年3月)
共著② 鎌田東二ほか著『美輪明宏という生き方』
(青弓社 2000年6月)
共著③ 米沢泉美編著『トランスジェンダリズム宣言-性別の自己決定権と多様な性の肯定-』
(社会批評社 2003年5月)
共著④ 井上章一&関西性欲研究会著『性の用語集』
(講談社現代新書 2004年12月)
共著⑤ 矢島正見編著『戦後日本女装・同性愛研究』
(中央大学出版部 2006年3月)
共著⑥ 井上章一編著『性欲の文化史 1』
(講談社 2008年10月)
共著⑦ 成実弘至編著『コスプレする社会 -サブカルチャーの身体文化-』
(せりか書房 2009年6月)
共著⑧ 井上章一・斎藤光・澁谷知美・三橋順子編『性的なことば』
(講談社現代新書 2010年1月)
共編著⑨ 井上章一・三橋順子編『性欲の研究 東京のエロ地理編』
(平凡社 2015年3月)
共著⑩ 石田仁編著『躍動するゲイ・ムーブメント―歴史を語るトリックスターたち』
(明石書店 2023年4月)
【論文】
(1)「トランスジェンダー論 -文化人類学の視点から-」
(『クィア・スタディーズ'97』 七つ森書館 1997年10月 P120~140)
(2)「『性』を考える-トランスジェンダーの視点から-」
(シリーズ 女性と心理 第2巻『セクシュアリティをめぐって』 新水社 1998年8月 P5~44)
(3)「戦後日本トランスジェンダー社会の歴史的変遷の素描」
(『戦後日本〈トランスジェンダー〉社会史Ⅰ』 中央大学矢島研究室 2000年3月 P6~23)
(4)「トランスジェンダーと学校教育」
(『アソシエ』8号 御茶の水書房 2002年2月 P142~160)
(5)「『女装者』概念の成立」
(杉浦郁子編『美島弥生のライフヒストリー-戦後日本〈トランスジェンダー〉社会史Ⅴ-』中央大学矢島研究室 2003年1月 P103~118 共著⑤ P224~243に収録)
(6)「現代日本のトランスジェンダー世界 -東京新宿の女装コミュニティを中心に-」
(『中央大学社会科学研究所年報』7号 中央大学 2003年6月 P87~115 共著⑤ P355~396に収録)
(7)「女装者愛好男性という存在」
(三橋順子編著『女装者愛好男性A氏のライフヒストリー-戦後日本〈トランスジェンダー〉社会史Ⅶ-』中央大学矢島研究室 2004年3月 P66~82 共著⑤ P320~341に収録)
(8)「性転換の社会史(1) -日本における「性転換」概念の形成とその実態、1950~60年代を中心に-」
(『中央大学社会科学研究所年報』8号 中央大学 2004年6月 P161~185 共著⑤P397~435に収録)
(9)「トランスジェンダーと興行-戦後日本を中心に-」
(『現代風俗2004 興行』 新宿書房 2005年2月 P48~76)
(6a)「Transgender World in Contemporary Japan :
Male to Female Cross-Dressers' Community in Shinjuku」 (6の英訳)
(『Institute of Social Sciences Isscu Research Papers Series』No.3 中央大学 2005年2月 P1~59)
(10)「性転換の社会史(2) -「性転換」のアンダーグラウンド化と報道、1970~90年代前半を中心に-」
(『戦後日本女装・同性愛研究』 中央大学出版部 2006年3月 P436~471)
(11)「戦後東京における『男色文化』の歴史地理的変遷 ―「盛り場」の片隅で―」
(『現代風俗学研究』12号 現代風俗研究会 東京の会 2006年3月 P1~15)
(6b)「The transgender world in contemporary Japan :
the male to female cross-dressers' community in Shinjuku」(6の英訳、6aの改訳)
(『inter-Asia Cultural Studies』7巻2号 2006年6月 Routledge 香港 P202~227)
(12)「往還するジェンダーと身体-トランスジェンダーを生きる-」
(鷲田清一編『身体をめぐるレッスン 1 夢みる身体 Fantasy』 岩波書店 2006年11月 P53~80)
(12a)「往還するジェンダーと身体-トランスジェンダーを生きる-」
(上野千鶴子ほか編『新編 日本のフェミニズム 第6巻 セクシュアリティ』 岩波書店 2009年10月 P~)(11の第3章のみを抜粋して収録)
(13)「女装男娼のテクニックとセクシュアリティ」
(井上章一編著『性欲の文化史 1』講談社 2008年10月 P127~161)
(14)「変容する女装文化 -異性装と自己表現-」
(成実弘至編著『コスプレする社会 -サブカルチャーの身体文化-』せりか書房 2009年6月 P84~114)
(15)「トランスジェンダーをめぐる疎外・差異化・差別」
(シリーズ「(差別と排除の〔いま〕 」第6巻『セクシュアリティの多様性と排除』明石書店 2010年12月 P162~191)
(16)「異性装と身体意識 -女装と女体化の間-」
(武田佐知子編『着衣する身体と女性の周縁化』思文閣出版 2012年4月 P469~489)
(17)「強豪力士は女だった!? ―鹿児島県出水市加紫久利神社の石燈籠をめぐる説話から―」※
(都留文科大学ジェンダープログラム7周年記念論集『ジェンダー研究で拓く共生社会』論創社 2013年3月 P84~108)
(18)「中国の女装の美少年『相公』と近代日本」※
(井上章一編『性欲の研究―エロティック・アジア―』平凡社 2013年5月 P68~88)
(19)「性と愛のはざま-近代的ジェンダー・セクシュアリティ観を疑う-」※
(『講座 日本の思想 第5巻 身と心』岩波書店、2013年9月 P119~148)
(20)「『着物趣味』の成立」
(『現代風俗学研究』15号 現代風俗研究会 東京の会 2014年3月 P54~70)
(21)「東京・新宿の『青線』について―戦後における『盛り場』の再編と関連して」
(井上章一・三橋順子編『性欲の研究 東京のエロ地理編』平凡社 2015年3月 P93~121)
(22)「『台記』に見る藤原頼長のセクシュアリティの再検討」※
(倉本一宏編『日記・古記録の世界』思文閣出版 2015年3月 P355~379)
(23)「日本におけるレズビアンの隠蔽とその影響」※
(小林富久子ほか編『ジェンダー研究/教育の深化のためにー早稲田からの発信―』 彩流社 2016年3月 P135~155)
(24a)「和装のモダンガールはいなかったのか? ―モダン・ファッションとしての銘仙―」
(『デザイン史学』第14号 デザイン史学研究会 2016年7月 P123~128)
http://zoku-tasogare-2.blog.so-net.ne.jp/2017-02-13
(24b)「Did Modern Girls wear Kimonos? -Meisen Silk as Modern Fashion-
(『Design History』14 The Design History Workshop Japan 2016年7月 P151~158)
(25)「性別越境・同性間性愛文化の普遍性」※
(『精神科治療学』31巻8号 星和書店 2016年8月 P17~22)
(26) 「女装秘密結社『富貴クラブ』の実像」
(アジア遊学210 服藤早苗・新實五穂編『歴史のなかの異性装』勉誠出版、2017年5月 P70~85)
(27) 「日本における性別越境現象の歴史と現在」
(『ホルモンと臨床』63巻 4号 医学の世界社 2017年10月)
(28) 「トランスジェンダーと法」
(綾部六郎・池田弘乃編著『クィアと法 性規範の解放/開放のために 』日本評論社、2019年6月 P133~151)
(29) 「LGBTと法律 ―日本における性別移行法をめぐる諸問題―」
(谷口洋幸編著『LGBTをめぐる法と社会』日本加除出版、2019年10月 P40~59)
(30)「新宿二丁目『ゲイタウン』の形成過程」
(『現代風俗学研究』19号 現代風俗研究会・東京の会 2019年10月 P3~13)
(31)「ICD-11とトランスジェンダー」
(『保健の科学』2020年4月号 杏林書院 2020年4月 P 243~247)
(32)「「LGBT」史研究と史資料」
(総合女性史学会編『ジェンダー分析で学ぶ 女性史入門』岩波書店 2021年3月 P 269~290)
(33)「高齢トランスジェンダーのメンタルヘルスをめぐって」
(『老年精神医学』32巻5号 ワールドプランニング 2021年5月 P 518~524)
(34)「「唄子」を探して―大阪における「女装バー」の成立と展開―」
(『Antitled』2号 2023年3月)
https://kihtty.files.wordpress.com/2023/03/an02_03_3-34.pdf
【論文(インターネット掲載)】
(1)「1950年代東京の「連れ込み旅館」について ―「城南の箱根」ってどこ?―
(2020年4月)
https://zoku-tasogare-2.blog.ss-blog.jp/2020-04-08
(2)「東京・千駄ヶ谷の「連れ込み旅館」街について ―「鳩の森騒動」と旅館街の終焉―」
(2020年4月)
https://zoku-tasogare-2.blog.ss-blog.jp/2020-04-13
(3)「坂の途中・渋谷の「性なる場」の変遷 ―「連れ込み旅館」から「ラブホテル街」の形成へ―」
(2020年4月)
https://zoku-tasogare-2.blog.ss-blog.jp/2020-04-20
【評 論 ほか】
(1)「美輪明宏の女性観・性愛観-ミソジニー(女性嫌悪)説をめぐって-」
(『美輪明宏という生き方』 青弓社 2000年6月 P79~92)
(2)「美輪明宏と女装」
(『美輪明宏という生き方』 青弓社 2000年6月 P205~227)
(3)「トランスジェンダー大学講師の半年間 -性的マイノリティの社会的受け入れについての『実験』-」
(『中央評論』236号 2001年8月 中央大学 P46~56)
(4)「多様な『性』を考える -トランスジェンダーを中心に-」
(人権啓発学習資料『みんなの幸せを求めて』2002年3月 東京都教育委員会 P12~15)
(5)「トランスジェンダー(性別越境)、ブックガイド」
(『中央評論』241号 2002年10月 中央大学 P57~65)
(6)「艶やかなる銘仙」
(『KIMONO姫』2号 2003年5月 祥伝社)
→ 『KIMONO道』2号(2002)年12月 祥伝社)に2頁で掲載されたものを拡大(4頁)再録。
(7)「日本トランスジェンダー略史」
(米沢泉美編著『トランスジェンダリズム宣言-性別の自己決定権と多様な性の肯定-』
社会批評社 2003年5月 P96~129)
(8)「性別を越えて生きることは『病』なのか?」
(『情況』2003年12月号 情況出版社 2003年11月 P206~211)
(9)「Aさんと私―ホステス順子の手記―」
(三橋順子編著『女装者愛好男性A氏のライフヒストリー-戦後日本〈トランスジェンダー〉社会史Ⅶ-』中央大学矢島研究室 2004年3月 P49~65 共著⑤ P298~320に収録)
(10)「多様な『性』を考える」
(『明日へ』31号 東京人権啓発企業連絡会 2004年11月)
(11)「おかま」
(『性の用語集』 講談社 2004年12月 P111~118)
(12)「女装」
(『性の用語集』 講談社 2004年12月 P119~125)
(13)「ニューハーフ」
(『性の用語集』 講談社 2004年12月 P189~195)
(14)「Mr.レディ、Miss.ダンディ」
(『性の用語集』 講談社 2004年12月 P196~201 )
(15)「パンパン」
(『性の用語集』 講談社 2004年12月 P296~301)
(16)「ゲイボーイ、シスターボーイ、ブルーボーイ」
(『性の用語集』 講談社 2004年12月 P313~323)
(17)「レンコン」
(『性の用語集』 講談社 2004年12月 P350~356)
(18)「トランスジェンダー・スタディーズの現状と課題」
(『日本におけるセクシュアル・マイノリティ・スタディーズ』中央大学 2005年3月 P21~30)
(19)「異性装とジェンダー」
(伊藤公雄・牟田和恵編『ジェンダーで学ぶ社会学[新版]』世界思想社 2006年11月 P136~137)
(20)「My Life as a“Woman”」
(Mark Mclelland,Katsuhiko Suganuma,James Welker 編著『Queer Voices from Japan』Lexington Books 2007年4月 P295~311)
(21)「『性欲の社会史』研究会と私」
(『日文研』40号 国際日本文化研究センター 2008年3月 P148~153)
(22)「日本人は女装好き?」
(『本』2008年10月号 講談社 2008年9月 P41~43)
(23)「テレビの中の性的マイノリティ」
(『週刊金曜日』754号 株式会社金曜日 2009年6月12日 P22~23)
(24)「まえがき(黄金の茶釜)」
(『性的なことば』 講談社 2010年1月 P3~9)
(25)「SM」
(『性的なことば』 講談社 2010年1月 P51~59)
(26)「女王様」
(『性的なことば』 講談社 2010年1月 P60~66)
(27)「性転換」
(『性的なことば』 講談社 2010年1月 P76~85)
(28)「四十八手」
(『性的なことば』 講談社 2010年1月 P182~189)
(29)「モロッコ」
(『性的なことば』 講談社 2010年1月 P237~242)
(30)「数の子天井・みみず千匹」
(『性的なことば』 講談社 2010年1月 P321~326)
(31)「人工女性・文化女性」
(『性的なことば』 講談社 2010年1月 P391~399)
(32)「シーメール」
(『性的なことば』 講談社 2010年1月 P400~406)
(33)「純綿・純女」
(『性的なことば』 講談社 2010年1月 P407~412)
(34) 「(講演録)トランスジェンダー(性別越境)観の変容 -近世から近代へ-
(大阪府立大学女性学研究センター 第14期女性学連続講座『ジェンダーを装う』 2010年3月 P101~132)
(35)「日本におけるトランスジェンダー文化の現状」
(国際シンポジウム2010報告・論文集『着衣する身体と異性装 -日・タイの比較-』大阪大学武田佐知子研究室 2010年3月 P~)
(36)「銘仙とその時代」
(『ハイカラさんのおしゃれじょうず-銘仙きもの 多彩な世界-』日本きもの文化美術館 2010年4月 巻頭P1~5)
(37) 「性別を越えて生きることは『病』なのか?―最近の若者のGID意識について―」
(『GID(性同一性障害)学会誌』4号 GID(性同一性障害)学会 2012年3月 P34~42)
(38)「異性装」
(『現代社会学事典』 弘文堂 2012年12月 P50)
(40)「(講演録)『男の娘(おとこのこ)』なるもの―その今と昔・性別認識を考える―」
(駒沢女子大学・日本文化研究所『日本文化研究』10号 2013年3月 P62~83)
(41)「『エロエロ草紙』とその時代」
(月刊『Will』2013年6月号 ワック出版 2013年5月 P278~285)
(42)「(講演録)性別移行と社会 ―その歴史を考える―」
(『GID 性同一性障害 全国交流誌2014』一般社団法人日本性同一性障害と共に生きる人々の会2014年3月 P57~65)
(43)「(講演録)性同一性障害のこれまでとこれから」
(『GID 性同一性障害 全国交流誌2014』一般社団法人日本性同一性障害と共に生きる人々の会2014年3月 P52~56)
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2013-07-15-1
(44)「小林先生との出会い」
(『ジェンダー研究21』4号(小林富久子教授退職記念特集) 早稲田大学ジェンダー研究所2014年4月 P19-21)
(45)「『女になる』ことと顔」
(現代風俗研究会年報34号『現代風俗:かお』学校法人国際文化学園 2014年12月 P38~45)
(46)「『男寺党』について ―朝鮮半島における性的マイノリティの伝統文化として」※
(井上章一・三橋順子編『性欲の研究 東京のエロ地理編』平凡社 2015年3月 P174~183)
(47)「『原色の街』の原色の女」
(井上章一・三橋順子編『性欲の研究 東京のエロ地理編』平凡社 2015年3月 P193~196)
(48) 「(講演録)性別違和感を抱く学生に教職員はどう対応していくか」
(明治大学『学生相談』2014年度学生相談室報告 2015年6月)
(49)「LBGTと人権ー身近な存在として考えるー」
(鳥取市人権センター『架橋』33号2015年8月)
(50)「トランスジェンダー文化の原理 ー双性のシャーマンの末裔たちへー」※
(『ユリイカ』2015年9月号 青土社 2015年9月 P69~76)
(51)「日本トランスジェンダー小史 ー先達たちの歩みをたどるー」
(『現代思想』2015年10月号 青土社 2015年10月 P218~230)
(52) 「歴史の中の多様な『性』」※
(『アステイオン』83号 CCCメディアハウス 2015年11月、P16~37)
(52b)「歴史の中の多様な『性』」
(『NEWSWEEK(日本語Web版)』11月30日~12月4日)に転載
(1)はじめに―「日本社会の伝統」って何?
同性「夫婦」は存在した?
http://www.newsweekjapan.jp/stories/culture/2015/11/15-4.php
(2)「男色大国]としての日本
http://www.newsweekjapan.jp/stories/culture/2015/12/post-4181.php
(3)[男色]と[男性同性愛]
http://www.newsweekjapan.jp/stories/culture/2015/12/post-4185.php
(4)女性同性愛について
http://www.newsweekjapan.jp/stories/culture/2015/12/post-4190.php
(5・最終)「おわりに―多様性とは豊かさであるー」
http://www.newsweekjapan.jp/stories/culture/2015/12/post-4200.php
(53)「(解説)「逢魔がホラーショー」とその時代」
( 千之ナイフ『トランスセクシュアル・ショー』久保書店 2015年12月)
(54)「(コラム)『LGBTブーム』に思う」
(週刊読書人別冊『PONT』4号 読書人 2015年12月)
(55)「(コラム)日本の古典に見るLGBT」
(『にじ色の本棚 ―LGBTガイドブック―』三一書房 2016年1月 P84~85)
(56)「(講演録)性別越境現象」
(『GID(性同一性障害)学会誌』8巻1号 GID(性同一性障害)学会 2016年3月 P161~165)
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2015-03-23-2
(57) 「トランスジェンダー・カルチャーの昭和史」※
(中江 桂子 編著『昭和文化のダイナミクス ー表現の可能性とは何かー』ミネルヴァ書房 2016年11月 P195~216)
(58) 「(コラム)ホリエモンと「カリスマ女装男子」大島薫に見る日本人の性の変遷 ―歴史の中の男色文化―」
(「現代ビジネス」講談社 2017年2月9日掲載)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50894
(59) 「(コラム)マツコ・デラックスを現代の『最強神』と呼ぶべき、深淵なる理由 祭礼と女装の歴史にみる『双性原理』 ―祭礼と女装の歴史にみる『双性原理』―」
(『現代ビジネス』講談社 2017年5月23日掲載)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51743
(60) 「裸体・着衣とセクシュアリティ ―近代日本におけるキリスト教の影響―」
(『福音と世界』2017年10月号 新教出版社 2017年9月)
(61) 「トランスジェンダーと青少年問題」
(季刊『青少年問題』668号 一般財団法人 青少年問題研究会 2017年10月)
(62)「LGBTをめぐる出版状況」
(『ジェンダー研究21』7号 早稲田大学ジェンダー研究所 2018年1月 P19-21)
http://zoku-tasogare-2.blog.so-net.ne.jp/2018-03-13
(63) 「GIDの『神話』を『歴史』に引き戻す」
(『GID(性同一性障害)学会誌』10巻1号 GID(性同一性障害)学会 2018年3月 P149~150)
(64) 「人の数だけ『性』がある(連載第1回)性の多様性は必然的」
(『月刊 女性&運動』2018年5月号 新日本婦人の会 P4~7)
(65) 「人の数だけ『性』がある(連載第2回)LGBTとは何か」
(『月刊 女性&運動』2018年6月号 新日本婦人の会 P30~31)
(66) 「人の数だけ『性』がある(連載第3回)LGBTは『13人に1人』は眉唾?」
(『月刊 女性&運動』2018年7月号 新日本婦人の会 P30~31)
(67) 「(巻頭言)LGBT運動とジェンダー」
(『月刊 We Learn(ウィラーン)』2018年7月号 日本女性学習財団 P1)
(68) 「(東京点画)たった五十年まえなのに」
(『東京人』2018年7月号 都市出版株式会社 P1)
(69) 「人の数だけ『性』がある(連載第4回)同性パートナーシップの現在」
(『月刊 女性&運動』2018年8月号 新日本婦人の会 P24~25)
(70) 「人の数だけ『性』がある(連載第5回)同性婚の話のその前に…」
(『月刊 女性&運動』2018年9月号 新日本婦人の会 P37~39)
(71)「共学に通う『トランスジェンダー学生』の現実 —日本初のトランスウーマン教員が解き明かす」
(「東洋経済ONLINE」2018年9月3日配信)
https://toyokeizai.net/articles/-/235763
(72)「人の数だけ『性』がある(連載第6回)レズビアンの困難」
(『月刊 女性&運動』2018年10月号 新日本婦人の会 P32~33)
(73) 「『遊廓』『赤線』『青線』の忘れられた物語」
(『一冊の本』2018年10月号 朝日新聞出版 P8~9)
https://dot.asahi.com/1satsu/tyosya/2018092800028.html
(74) 「絵葉書に見る 明治期の新吉原遊廓 ―文明開化がやって来た!―」
(『東京人』2018年11月号 都市出版株式会社 P52~53)
(75) 「人の数だけ『性』がある(連載第7回)トランスマンはなぜ多いのか」
(『月刊 女性&運動』2018年11月号 新日本婦人の会 P30~32)
(76) 「人の数だけ『性』がある(連載第8回)性別を越えて生きることはもう「精神疾患」じゃない!」
(『月刊 女性&運動』2018年12月号 新日本婦人の会 P23~25)
(77) 「人の数だけ『性』がある(連載第9回)性別変更と手術要件」
(『月刊 女性&運動』2019年1月号 新日本婦人の会 P34~35)
(78) 「人権擁護の観点の再確認を! ―性的少数者が新聞メディアに求めるもの―」
(『新聞研究』811号 2019年2月号 日本新聞協会 P8~11)
(79) 「人の数だけ『性』がある(連載第10回)人権と文化が衝突したら」
(『月刊 女性&運動』2019年2月号 新日本婦人の会 P30~32)
(80) 「多様性の街、そして「性なる場」新宿」
(「nippon.com「ニッポンのLGBTはいま」第2回 2019年2月5日配信」
https://www.nippon.com/ja/japan-topics/c05902/#
(81)「人の数だけ『性』がある(連載第11回)新しい家族の形」
(『月刊 女性&運動』2019年3月号 新日本婦人の会 P26~28)
(82)「人の数だけ『性』がある(連載第12回)古い家族観とLGBT」
(『月刊 女性&運動』2019年4月号 新日本婦人の会 P38~39)
(82) 「日本のLGBT30年史」
(『BEYOND』5号 特定非営利活動法人東京レインボープライド P11~25)
→ 沢部ひとみさん、石田仁さん、谷口洋幸さんらと共同執筆
(83)「なぜ2019年の日本で、トランスジェンダー女性たちが攻撃されているのか」
(「文春オンライン」2019年4月27日配信)
https://bunshun.jp/articles/-/11620
(84) 「LGBTブームの光と影」
(『Modern Physician』39巻5号「(特集)医療者のためのLGBT,SOGIの基礎知識」新興医学出版社、2019年5月 P482~484)
(85) 「人の数だけ『性』がある(連載第13回)学校教育とLGBT」
(『月刊 女性&運動』2019年5月号 新日本婦人の会 P36~38)
(86) 「人の数だけ『性』がある(連載第14回)大学教育とLGBT」
(『月刊 女性&運動』2019年6月号 新日本婦人の会 P38~40)
(87) 「日本のフェミニズムが問われるもの ートランスフォビアの克服とトランス女性との連帯ー」
(『女たちの21世紀』98号 アジア女性資料センター 2019年6月 P17~21)
(88) 「村澤先生の思い出」
(『化粧文化研究の未来を考える』 化粧文化研究者ネットワーク 2019年6月 P7)
(89) 「人の数だけ『性』がある(連載第15回)リアルタイムの情報が大事」
(『月刊 女性&運動』2019年7月号 新日本婦人の会 P38~40)
(90) 「人の数だけ『性』がある(連載第16回)青森レインボーパレードの『プライド』」
(『月刊 女性&運動』2019年8月号 新日本婦人の会 P36~38)
(91) 「人の数だけ『性』がある(連載第17回)東京オリンピック・パラリンピックとLGBT」
(『月刊 女性&運動』2019年9月号 新日本婦人の会 P36~38)
(92) 「性的マイノリティを『治療する』ことの問題性」
(『統合失調症のひろば』2019年秋号 No14 日本評論社 2019年9月 P113~116)
(93) 「人の数だけ『性』がある(連載第18回)売春や性産業はなくすべきなのか?」
(『月刊 女性&運動』2019年10月号 新日本婦人の会 P32~34)
(94) 「人の数だけ『性』がある(連載第19回)大学生とセックスワーク」
(『月刊 女性&運動』2019年11月号 新日本婦人の会 P38~40)
(95)「(案内記)浅草から新吉原へ」
(『現代風俗学研究』19号 現代風俗研究会・東京の会 2019年10月 P57~72)
(96)「人の数だけ『性』がある(連載第20回・最終)世の中が変わっていくことを信じて」
(『月刊 女性と運動』2019年12月号 新日本婦人の会 P32~34)
(97)「トランスジェンダー大学教員として思うこと」
(『学術の動向』2019年12月号 公益財団法人日本学術協力財団 P23~26)
(98)「この20年でニューハーフ嬢が10倍に増えたワケ」
(「プレジデント・オンライン」2019年12月10日配信)
(99) 「日本はトランスジェンダーの『後進国』なのか?」
(『over』2号「後進国 ニッポンのワタシ」オーバーマガジン社 2019年12月 P18~29)
(100) 「人『性』いろいろ(連載第1回)社会的性別を女性に」
(『新婦人しんぶん』2020年4月23日 新日本婦人の会 2020年4月)
(101) 「人『性』いろいろ(連載第2回)必ず、青い空のもとで」
(『新婦人しんぶん』2020年5月28日 新日本婦人の会 2020年5月)
(102) 「人『性』いろいろ(連載第3回)『LGBTアーカーブ』構想」
(『新婦人しんぶん』2020年6月25日 新日本婦人の会 2020年6月)
(103) 「人『性』いろいろ(連載第4回)ある小さなゲイバーの再生」
(『新婦人しんぶん』2020年7月23日 新日本婦人の会 2020年7月)
(104) 「遥かなる旅の記憶 ―38年前のシルクロード紀行(その1)―」
(『東方』2020年9月号(474号)東方書店 2020年8月)
(105) 「人『性』いろいろ(連載第5回)普通に接してください」
(『新婦人しんぶん』2020年8月27日 新日本婦人の会 2020年8月)
(106) 「遥かなる旅の記憶 ―38年前のシルクロード紀行(その1)―」
(『東方』2020年10月号(475号)東方書店 2020年9月)
(107) 「人『性』いろいろ(連載第6回)『悪夢』が終わった?」
(『新婦人しんぶん』2020年10月1日 新日本婦人の会 2020年9月)
(108) 「人『性』いろいろ(連載第7回)この髪が私です」
(『新婦人しんぶん』2020年10月29日 新日本婦人の会 2020年10月)
(109) 「人『性』いろいろ(連載第8回)性同一性障害の終わり」
(『新婦人しんぶん』2020年11月26日 新日本婦人の会 2020年11月)
(110) 「人『性』いろいろ(連載第9回)同性パートナーの「看取り」」
(『新婦人しんぶん』2021年2月6日 新日本婦人の会 2021年2月)
(111) 「人『性』いろいろ(連載第10回)孤独が病を増幅させる」
(『新婦人しんぶん』2021年2月27日 新日本婦人の会 2021年2月)
(112) 「人『性』いろいろ(連載第11回)なぜ駄目なのか? 新宿区」
(『新婦人しんぶん』2021年3月27日 新日本婦人の会 2021年3月)
(113)「トランスジェンダーの歩み」
(映画『片袖の魚』制作委員会『点から線へ トランスジェンダーの“いま”を越えてー『片袖の魚』よりー』旅と思索社 2021年7月)
(114)「歴史を変えたトランスジェンダー」
(映画『片袖の魚』制作委員会『点から線へ トランスジェンダーの“いま”を越えてー『片袖の魚』よりー』旅と思索社 2021年7月)
(115)「港区域における性的少数者の歴史」
(『OASIS オアシス』2022年3月号、東京都港区 2022年3月)
(116)「「社会文化史データベース 性風俗稀少雑誌コレクション」解説」
(「社会文化史データベース 性風俗稀少雑誌コレクション」丸善雄松堂 2022年6月)
https://j-dac.jp/shakaibunka/
(117)「「社会文化史データベース 性風俗稀少雑誌コレクション」収録の戦後性風俗雑誌の書誌解題」
(「社会文化史データベース 性風俗稀少雑誌コレクション」丸善雄松堂 2022年6月)
https://j-dac.jp/shakaibunka/
(118) 「いろいろつながる話―日本とアジアのセクシュアリティ」
(『図書』2022年7月号 岩波書店、2022年6月)
岩波Web「たねをまく」に転載。
https://tanemaki.iwanami.co.jp/posts/5942
(119) 「(講演録)洲崎・亀戸の性文化史」
(『21世紀の女たちへの伝言 8』江東の女性史研究会 2022年7月)
(120)「異性装の力 その魅力と威力」
(企画展『装いの力 ―異性装の日本史』図録、渋谷区立松涛美術館、2022年9月)
(121)(講演録)「性の多様性と自己決定権をめぐる現状と課題」
(川崎区革新懇『講演のつどい』 2022年12月)
(122) 「LGBT「活動家」と一般当事者はなぜ乖離したのか ー「理解増進法」をどう評価するか」
(『中央公論』2023年10月号、中央公論社)
(123)「成立から21年、「GID特例法」の今」
(『情況』2024年夏号、情況出版社。2024年8月)
【書評】
(1) 「(谷 甲州作品論)トランスジェンダーの視点から『エリコ』」
(『SFマガジン』2005年2月号586号 早川書房)
(2) 「(書評)青山まり『ブラジャーをする男たちとしない女』」
(『図書新聞』2730号 2005年6月18日 図書新聞社)
(3)「(書評)パトリック・カリフィア『セックス・チェンジズ-トランスジェンダーの政治学-』」
(『図書新聞』2745号 2005年10月8日 )
(4)「(書評)ケイト・ボーンスタイン『隠されたジェンダー』」
(『図書新聞』2850号 2007年12月15日 図書新聞社)
(5)「(書評)フレデリック・マルテル『現地レポート 世界LGBT事情ー変わりつつある人権と文化の地政学ー 』」
(『週刊 読書人』3175号 2017年2月3日号)
(6)「(書評)長島淳子『江戸の異性装者たち ―セクシュアルマイノリティの理解のために』
(『図書新聞』3356号 2018年6月23日)
(7)「(新刊紹介)長島淳子『江戸の異性装者たち ―セクシュアルマイノリティの理解のために』
(『ジェンダー史学』14号 2018年10月)
(8)「(書評)『室町時代の女装少年×姫 「ちごいま」物語絵巻の世界』」
(『週刊 読書人』3297号 2019年7月12日号)
(9)「(書評)レベッカ・M・ハージグ著『脱毛の歴史 ―ムダ毛をめぐる社会・性・文化』」
(『週刊 読書人』3313号 2019年11月1日号)
【対談・インタビューなど】
(1) 「(対談)ジェンダーをデザインする) → 伏見憲明氏との対談
(『imago』1996年2月号 青土社 1996年2月)
後に、伏見憲明『変態(クィア)入門』(ちくま文庫 2003年7月)に収録
(2) 「(鼎談)ヒジュラに学べ!-トランス社会の倫理と論理-)
→ 石井達朗氏+石川武志氏との鼎談
(『ユリイカ』1998年2月号 青土社 1998年2月)
後に、石井達朗著『異装のセクシュアリティ(新版)』(新宿書房 2003年2月)に収録
(3) 「(座談会)『男』をめざすことをやめた『おとこのこ』たち)
→ 伊藤公雄+速水由紀子+伏見憲明+斎藤光との座談会
(『木野評論』31号2000年3月 京都精華大学)
(4) 「(対談)『性なる』場所の戦中戦後」 → 加藤政洋氏との対談
(井上章一・三橋順子編『性欲の研究 東京のエロ地理編』平凡社 2015年3月 P37~62)
(5) 「(インタビュー) わたしの光になった表現」 → 聞き手:外山雄太氏)
(『すばる』2016年8月号 集英社 2016年7月 P143~146)
(6)「(ロング・インタビュー)LGBTブームの課題とは? 三橋順子さんが指摘する光と影『人権より先に経済的側面が注目された』」
(「ハフィントンポスト(日本版)」2017年5月4日掲載)
http://www.huffingtonpost.jp/2017/04/25/junko-mitsuhashi_n_16222104.html?ncid=engmodushpmg00000004
(7)「新宿二丁目ができるまで」 → 伏見憲明氏との対談
(「アデイon line」2017年8月)
http://aday.online/2017/08/09/oshiete-6/
(8) 「(インタビュー) 性の“いま”を知る 三橋順子 遊廓、赤線、青線……大都市・新宿の過去の歴史が明らかに…」 → 聞き手:中塩智恵子氏)
(『特選小説』2019年2月号 綜合図書 2019年1月 P157~159)
(9) 「(インタビュー) 教えて、三橋順子さん。 トランスジェンダーへの誤解を解く3つのキーワード〈決定版〉」→ 聞き手:宇田川しい氏)
(「HUFF POST」2019年4月28日配信)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/transgender_jp_5cc405bde4b04eb7ff9618bf?utm_hp_ref=jp-interview
(10) インタビュー・エッセー「男が女に化ける日本発女装カルチャー」
(『ACE(エース)』2020年春号 267号 日本リサーチセンター 2020年4月 P18~19)
(11) 「(インタビュー) 性の“いま”を知る 三橋順子 前近代から現在まで性的マイノリティがどう存在していたかを知る」 → 聞き手:中塩智恵子氏)
(『特選小説』2022年11月号 辰巳出版 2022年12月 P157~159)
【学会・シンポジウム発表・主な講演】
(1)「『女装系コミュニティ』における『ミスター・ノーマル』幻想」
(第72回日本社会学会大会シンポジウム 1999年10月 東京)
(2)「『女装者』概念の成立」
(第49回関東社会学会 2001年6月 東京)
(3)「現代日本のトランスジェンダー世界」
(台湾国立中央大学 国際シンポジウム「跨性別世紀」 2003年12月 台湾:中歴)
(4)「トランスジェンダー・スタディーズの現状と課題」
(中央大学社会科学研究所シンポジウム「日本におけるセクシュアル・マイノリティ・スタディーズ」2004年12月 東京)
(5)「LGBT権利擁護のためアカデミアやNGOはどのような取り組みができるか-日本の状況-」
(Sexualities Genders & Rights in Asia:1st International Conference of Asian Queer
Studies 2005年7月 タイ:バンコク)
(6)「日本社会におけるトランスジェンダー」
(3th International Resource Network Meeting 2005年7月 タイ:バンコク)
(7)「現代日本のトランスジェンダー世界」
(4th Inter Asia Cultural Studies Conference 2005年7月 韓国:ソウル)
(8)「日本最初の『性転換手術』について」
(GID(性同一性障害)学会・第8回研究大会 2006年3月 福岡)
(9)「テレビメディアにおけるトランスジェンダー表象の変遷」
(第6回早稲田大学ジェンダー研究所公開シンポジウム 2006年11月 東京)
(10)「日本におけるトランスジェンダー文化の現状」
(チュラーロンコーン大学&大阪大学共同開催シンポジウム 2010年1月 タイ:バンコク)
(11)「性別を越えて生きることは『病』なのか?―最近の若者のGID意識について―」
(GID(性同一性障害)学会・第13回研究大会 2011年6月 東京)
(12)「東京の『赤線』-戦後日本の黙認買売春地区-」→ 著書②
(京都大学グローバルCOEプロジェクト「親密圏と公共圏の再編をめざすアジア拠点」コアプロジェクト7「戦後日本におけるセクシュアリティと親密性の再編」特別セミナー(3)「『赤線』再考」 2012年2月 京都)
(13)「『男らしくない』男たちの系譜」
(日本近代文学会東海支部 第43回シンポジウム「〈男らしさ〉の近現代」2012年3月 名古屋)
(14)「女装系スナックの恋愛と性の構造的特質」
(オルタナ社会学会「水商売研究会」旗上げ研究報告会「水商売ワーカーが見た『性』と『恋愛』」2013年10月 東京)
(15)「近代日本における性別越境者(トランスジェンダー)の『家族』の形」
(「東アジアの近代家族とセクシュアリティ」第2回研究会2013年10月 東京)
(16)「The transgender history of Japan」
(「WPATH 2014 Symposium in Bangkok」UNDP(国際連合開発計画)、UNAIDS(国際連合エイズ合同計画)、WHO(世界保健機関)、UNWOMAN(ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関)シンポジウム「Trans People in Asia and the Pacific」2014年2月 タイ・バンコク)
(17)「精神医学の外側から見た性別違和と異性装」
(第110回日本精神神経学会学術総会 委員会シンポジウム「性同一性障害の概念と精神医学の関わりを再検討する-DSM-5 の発表を受けて-」2014年6月 横浜)
(18)「銘仙の歴史と銘仙きもの」
( 日本染織文化振興会「染織文化講座」 2015年2月 東京)
(19)「性別越境現象」
(GID(性同一性障害)学会・第17回研究大会 基調講演 2015年3月 大阪)
(20)「和装のモダンガールはいなかったのか? ―モダン・ファッションとしての銘仙―」
(デザイン史学研究会第13回シンポジウム「スーツと着物―日本のモダン・ファッション再考」2015年7月 京都)
(21)「日本のトランスジェンダーの歴史 ー仏教との関連を中心にー」
(NPO法人 関西GIDネットワーク 第2回市民フォーラム 2015年11月 大阪)
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2015-11-26-2
(22)「GIDの『神話』を『歴史』に引き戻す」
(GID(性同一性障害)学会・第19回研究大会 2017年3月 札幌)
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2017-03-27-5
(23) 「『LGBT』に関して、大学教員に望まれる理解・姿勢」
(明治大学文学部キャンパスハラスメント防止委員会研修会 2017年11月 東京)
(24) 「『LGBT』にやさしいトイレ」
(日本トイレ協会「第33回全国シンポジウム」2017年11月 横浜)
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2017-11-19
(25) 「大阪の女装文化」
(G-front関西「クリスマス企画講演会」2017年12月 大阪)
(26) 「GID学会20年の歩みをふりかえる ―医療者でもなく、当事者でもなく―」
(GID(性同一性障害)学会・第20回研究大会 特別講演 2018年3月 東京)
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2018-03-26
(27) 「性別移行のパラダイム転換への対応についての提言」
(日本学術会議 法学委員会 社会と教育におけるLGBTIの権利保障分科会 2018年5月 東京)
(28) 「SOGI(性的指向・性自認)/LGBT+と大学」
(筑波大学 第2回全学FD(ファカルティ・ディベロップメント)研修会 2018年6月 茨城)
(29) 「「LGBTと法律 性別の変更について考える」
(中央大学×LLAN連続講座(第3回)2018年7月 東京)
(30) 「盛り場・新宿の歴史地理 ―多様な性を軽やかに受容する街の成り立ちと今―」
(ウィズ新宿男女共同参画推進啓発講座 講演 2018年9月 東京)
(31) 「性別越境とジェンダー -女装と女体化-」
(北区さんかく大学「『女性』であることと身体の関係」(第2回)講演 2018年10月 東京)
(32)「LGBTをめぐる諸問題」
(テレビ朝日「LGBT研修会」講演 2019年4月 東京)
(33)「洲崎・亀戸の性文化史」
(江東区 2019男女共同参画フォーラム 2019年6月 東京)
(34) 座談会「科学の多様性が日本を創り直す」シンポジスト
(国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)&日本学術会議主催の、GS10フォローアップ2019公開シンポジウム「Gender Equality 2.0からSDGsを展望する—架け橋—」2019年7月 東京)
(35)「日本史の中のLGBT(のような人たち)」付「薩摩藩の『兵児二才(へこにせ)』制と男色文化」
(第39回日本性科学会学術集会 2019年10月 鹿児島)
(36)「GID以前と以後」
(GID(性同一性障害)学会・第22回研究大会 教育講演 2021年4月 オンデマンド)
(37) 「トランスジェンダーと生殖権 ―これまでの議論の経緯を中心に―」
(第 13 回日本がん・生殖医療学会学術集会 シンポジウム「トランスジェンダーと妊孕性温存」
2023年2月、大宮ソニックシティ)
(38)「琉球弧における性別越境文化と、その普遍性」
(GID(性同一性障害)学会・第25回研究大会 特別講演 2024年3月 沖縄)
【主な研究報告(未成稿のもののみ)】
(1)「溝口健二監督『赤線地帯』-戦後娼婦群像-」
(お茶の水女子大学フェミニズムと現代思想「映像表現とジェンダー」研究会 2002年12月 東京)
(2)「異性装の近代(1)-明治の新聞記事に見る女装・男装-」
(国際日本文化研究センター「性欲の文化史」研究報告会 2004年11月 京都)
(3)「『エロ・グロ男娼日記』の世界-昭和戦前期、男娼世界へのアプローチ-」
(関西性慾研究会 2005年3月 京都)
(4)「異性装の近代(2)異性装と犯罪 -明治後期-」
(関西性慾研究会 2006年2月 京都)
(5)「トランスジェンダーをめぐるセクシュアリティ」
(国際基督教大学ジェンダー研究センター公開講座 2006年5月 東京)
(6)「女装-女性ジェンダー・イメージの構築過程-」
(京都造形芸術大学「ファッション研究会」2007年12月 京都)
(7)「ドキュメンタリー・フィルム『赤線』を見る
-戦後の公認買売春地区赤線」の様相:「売春防止法」実施50周年に寄せて-」
(お茶の水女子大学フェミニズムと現代思想「映像表現とジェンダー」研究会 2009年3月 東京)
(8)「武田麟太郎『釜ケ崎』を読む-近代大阪の男色文化解明に向けて-」
(関西性慾研究会 2010年4月 京都)
(9)「昭和期、大阪における女装文化の展開」
(国際日本文化研究センター「性欲の社会史」共同研究会 2010年9月 京都)
(10)「欲望は電車に乗って― 都電と『赤線』 ―」
(関西性慾研究会 2010年4月 京都) → 著書②
(11)「鳩の街 旧赤線カフェー建築の現状」
(関西性慾研究会 2011年8月 東京)
(12)「昭和30年前後、東京の「連れ込み旅館」について―その1、設備と立地―」
(関西性慾研究会 2011年10月 京都)
(13)「昭和30年前後、東京の『連れ込み旅館』について―その2、『鳩の森騒動』をめぐって―」
(関西性慾研究会 2012年1月 京都)
(14)「鹿火屋一彦の生涯とセクシュアリティ -平野利三との同一人物説を中心に-」
(関西性慾研究会 2012年6月 京都)
(15)「新宿遊廓の歴史と遺跡・遺物」→ 著書②
(関西性慾研究会 2013年1月 京都)
(16)「新宿『千鳥街』を探して」→ 著書②
(関西性慾研究会 2013年6月 京都)
(17)「新吉原・大正復興「花魁道中」(序説) ―写真資料の収集から―」
(関西性慾研究会 2015年2月 京都)
(18)「『女』の顔を作ること、『女』をすること ―女装と化粧の関係史―」
(第34回「化粧文化研究者ネットワーク」研究会 2015年6月 東京)
(19)「女装秘密結社『富貴クラブ』会長・西塔哲 ー女装者愛好一筋の生涯ー」
(関西性慾研究会 2015年9 京都)
(20)「『人形のお時』―ノガミ(上野)男娼の華―」
(関西性慾研究会 2016年3月 京都)
(21) 「富山県高岡市「羽衣新地」(跡)のフィールドワーク」
(関西性欲研究会 2021年11月 オンライン)
【著 書】
①『女装と日本人』 (講談社現代新書 2008年9月)
②『新宿「性なる街」の歴史地理』 (朝日選書 2018年10月)
③『歴史の中の多様な「性」―日本とアジア 変幻するセクシュアリティ』(岩波書店、2022年)。
【目次】
・はじめに ー地に足の着いた「多様性」へ
第1部 「性」の多様性の再検討
第1章 近代的ジェンダー・セクシュアリティ観を疑う
第2章 性別越境文化の論理
第3章 同性間性愛文化の普遍性
第2部 日本の性愛文化史ー中世から現代へ
第4章 藤原頼長のセクシュアリティ
ー『台記』にみる男色関係
第5章 薩摩藩における男色の系譜
ー「兵児二才(へこにせ)」制と学校文化
第6章 説話の中の性別越境
ー江戸相撲、強豪力士は女だった?
第7章 「文明開化」は抑圧の始まり
ー異性装禁止とその拡大
第8章 近代社会と男装者
ー女性という社会的制約の中で
第9章 女装世界の二〇世紀
ートランスジェンダー・カルチャーの構造
第10章 レズビアンの隠蔽
ー概念の欠落とロールモデルの不在
第3部 アジアの性別越境文化 ーインド・中国・朝鮮半島
第11章 インド
ー「ヒジュラ」に学ぶサード・ジェンダー
第12章 中国
ー女装の美少年・「相公(シャンコン)」
第13章 朝鮮半島
ー芸能集団「男寺党(ナムサダン)」の稚児とその起源
第4部 歴史の中の多様な「性」
第14章 「伝統的」な「性」の在り様とは何か?
④『これからの時代を生き抜くためのジェンダー&セクシュアリティ論入門』
(辰巳出版、2023年12月)
【目次】
第1講 「性」を考えることの意味
第2講 ジェンダーを考える
第3講 セクシュアリティを考える
第4講 「性」の4要素論
第5講 「性」の多層構造論
第6講 「性」の多様性論
第7講 日本初のトランスジェンダーの大学教員として
【編著書・共著】
編著書 三橋順子編著『女装者愛好男性A氏のライフヒストリー』
(中央大学矢島研究室 2004年3月)
共著① 矢島正見・三橋順子・杉浦郁子編『戦後日本〈トランスジェンダー〉社会史Ⅰ』
(中央大学矢島研究室 2000年3月)
共著② 鎌田東二ほか著『美輪明宏という生き方』
(青弓社 2000年6月)
共著③ 米沢泉美編著『トランスジェンダリズム宣言-性別の自己決定権と多様な性の肯定-』
(社会批評社 2003年5月)
共著④ 井上章一&関西性欲研究会著『性の用語集』
(講談社現代新書 2004年12月)
共著⑤ 矢島正見編著『戦後日本女装・同性愛研究』
(中央大学出版部 2006年3月)
共著⑥ 井上章一編著『性欲の文化史 1』
(講談社 2008年10月)
共著⑦ 成実弘至編著『コスプレする社会 -サブカルチャーの身体文化-』
(せりか書房 2009年6月)
共著⑧ 井上章一・斎藤光・澁谷知美・三橋順子編『性的なことば』
(講談社現代新書 2010年1月)
共編著⑨ 井上章一・三橋順子編『性欲の研究 東京のエロ地理編』
(平凡社 2015年3月)
共著⑩ 石田仁編著『躍動するゲイ・ムーブメント―歴史を語るトリックスターたち』
(明石書店 2023年4月)
【論文】
(1)「トランスジェンダー論 -文化人類学の視点から-」
(『クィア・スタディーズ'97』 七つ森書館 1997年10月 P120~140)
(2)「『性』を考える-トランスジェンダーの視点から-」
(シリーズ 女性と心理 第2巻『セクシュアリティをめぐって』 新水社 1998年8月 P5~44)
(3)「戦後日本トランスジェンダー社会の歴史的変遷の素描」
(『戦後日本〈トランスジェンダー〉社会史Ⅰ』 中央大学矢島研究室 2000年3月 P6~23)
(4)「トランスジェンダーと学校教育」
(『アソシエ』8号 御茶の水書房 2002年2月 P142~160)
(5)「『女装者』概念の成立」
(杉浦郁子編『美島弥生のライフヒストリー-戦後日本〈トランスジェンダー〉社会史Ⅴ-』中央大学矢島研究室 2003年1月 P103~118 共著⑤ P224~243に収録)
(6)「現代日本のトランスジェンダー世界 -東京新宿の女装コミュニティを中心に-」
(『中央大学社会科学研究所年報』7号 中央大学 2003年6月 P87~115 共著⑤ P355~396に収録)
(7)「女装者愛好男性という存在」
(三橋順子編著『女装者愛好男性A氏のライフヒストリー-戦後日本〈トランスジェンダー〉社会史Ⅶ-』中央大学矢島研究室 2004年3月 P66~82 共著⑤ P320~341に収録)
(8)「性転換の社会史(1) -日本における「性転換」概念の形成とその実態、1950~60年代を中心に-」
(『中央大学社会科学研究所年報』8号 中央大学 2004年6月 P161~185 共著⑤P397~435に収録)
(9)「トランスジェンダーと興行-戦後日本を中心に-」
(『現代風俗2004 興行』 新宿書房 2005年2月 P48~76)
(6a)「Transgender World in Contemporary Japan :
Male to Female Cross-Dressers' Community in Shinjuku」 (6の英訳)
(『Institute of Social Sciences Isscu Research Papers Series』No.3 中央大学 2005年2月 P1~59)
(10)「性転換の社会史(2) -「性転換」のアンダーグラウンド化と報道、1970~90年代前半を中心に-」
(『戦後日本女装・同性愛研究』 中央大学出版部 2006年3月 P436~471)
(11)「戦後東京における『男色文化』の歴史地理的変遷 ―「盛り場」の片隅で―」
(『現代風俗学研究』12号 現代風俗研究会 東京の会 2006年3月 P1~15)
(6b)「The transgender world in contemporary Japan :
the male to female cross-dressers' community in Shinjuku」(6の英訳、6aの改訳)
(『inter-Asia Cultural Studies』7巻2号 2006年6月 Routledge 香港 P202~227)
(12)「往還するジェンダーと身体-トランスジェンダーを生きる-」
(鷲田清一編『身体をめぐるレッスン 1 夢みる身体 Fantasy』 岩波書店 2006年11月 P53~80)
(12a)「往還するジェンダーと身体-トランスジェンダーを生きる-」
(上野千鶴子ほか編『新編 日本のフェミニズム 第6巻 セクシュアリティ』 岩波書店 2009年10月 P~)(11の第3章のみを抜粋して収録)
(13)「女装男娼のテクニックとセクシュアリティ」
(井上章一編著『性欲の文化史 1』講談社 2008年10月 P127~161)
(14)「変容する女装文化 -異性装と自己表現-」
(成実弘至編著『コスプレする社会 -サブカルチャーの身体文化-』せりか書房 2009年6月 P84~114)
(15)「トランスジェンダーをめぐる疎外・差異化・差別」
(シリーズ「(差別と排除の〔いま〕 」第6巻『セクシュアリティの多様性と排除』明石書店 2010年12月 P162~191)
(16)「異性装と身体意識 -女装と女体化の間-」
(武田佐知子編『着衣する身体と女性の周縁化』思文閣出版 2012年4月 P469~489)
(17)「強豪力士は女だった!? ―鹿児島県出水市加紫久利神社の石燈籠をめぐる説話から―」※
(都留文科大学ジェンダープログラム7周年記念論集『ジェンダー研究で拓く共生社会』論創社 2013年3月 P84~108)
(18)「中国の女装の美少年『相公』と近代日本」※
(井上章一編『性欲の研究―エロティック・アジア―』平凡社 2013年5月 P68~88)
(19)「性と愛のはざま-近代的ジェンダー・セクシュアリティ観を疑う-」※
(『講座 日本の思想 第5巻 身と心』岩波書店、2013年9月 P119~148)
(20)「『着物趣味』の成立」
(『現代風俗学研究』15号 現代風俗研究会 東京の会 2014年3月 P54~70)
(21)「東京・新宿の『青線』について―戦後における『盛り場』の再編と関連して」
(井上章一・三橋順子編『性欲の研究 東京のエロ地理編』平凡社 2015年3月 P93~121)
(22)「『台記』に見る藤原頼長のセクシュアリティの再検討」※
(倉本一宏編『日記・古記録の世界』思文閣出版 2015年3月 P355~379)
(23)「日本におけるレズビアンの隠蔽とその影響」※
(小林富久子ほか編『ジェンダー研究/教育の深化のためにー早稲田からの発信―』 彩流社 2016年3月 P135~155)
(24a)「和装のモダンガールはいなかったのか? ―モダン・ファッションとしての銘仙―」
(『デザイン史学』第14号 デザイン史学研究会 2016年7月 P123~128)
http://zoku-tasogare-2.blog.so-net.ne.jp/2017-02-13
(24b)「Did Modern Girls wear Kimonos? -Meisen Silk as Modern Fashion-
(『Design History』14 The Design History Workshop Japan 2016年7月 P151~158)
(25)「性別越境・同性間性愛文化の普遍性」※
(『精神科治療学』31巻8号 星和書店 2016年8月 P17~22)
(26) 「女装秘密結社『富貴クラブ』の実像」
(アジア遊学210 服藤早苗・新實五穂編『歴史のなかの異性装』勉誠出版、2017年5月 P70~85)
(27) 「日本における性別越境現象の歴史と現在」
(『ホルモンと臨床』63巻 4号 医学の世界社 2017年10月)
(28) 「トランスジェンダーと法」
(綾部六郎・池田弘乃編著『クィアと法 性規範の解放/開放のために 』日本評論社、2019年6月 P133~151)
(29) 「LGBTと法律 ―日本における性別移行法をめぐる諸問題―」
(谷口洋幸編著『LGBTをめぐる法と社会』日本加除出版、2019年10月 P40~59)
(30)「新宿二丁目『ゲイタウン』の形成過程」
(『現代風俗学研究』19号 現代風俗研究会・東京の会 2019年10月 P3~13)
(31)「ICD-11とトランスジェンダー」
(『保健の科学』2020年4月号 杏林書院 2020年4月 P 243~247)
(32)「「LGBT」史研究と史資料」
(総合女性史学会編『ジェンダー分析で学ぶ 女性史入門』岩波書店 2021年3月 P 269~290)
(33)「高齢トランスジェンダーのメンタルヘルスをめぐって」
(『老年精神医学』32巻5号 ワールドプランニング 2021年5月 P 518~524)
(34)「「唄子」を探して―大阪における「女装バー」の成立と展開―」
(『Antitled』2号 2023年3月)
https://kihtty.files.wordpress.com/2023/03/an02_03_3-34.pdf
【論文(インターネット掲載)】
(1)「1950年代東京の「連れ込み旅館」について ―「城南の箱根」ってどこ?―
(2020年4月)
https://zoku-tasogare-2.blog.ss-blog.jp/2020-04-08
(2)「東京・千駄ヶ谷の「連れ込み旅館」街について ―「鳩の森騒動」と旅館街の終焉―」
(2020年4月)
https://zoku-tasogare-2.blog.ss-blog.jp/2020-04-13
(3)「坂の途中・渋谷の「性なる場」の変遷 ―「連れ込み旅館」から「ラブホテル街」の形成へ―」
(2020年4月)
https://zoku-tasogare-2.blog.ss-blog.jp/2020-04-20
【評 論 ほか】
(1)「美輪明宏の女性観・性愛観-ミソジニー(女性嫌悪)説をめぐって-」
(『美輪明宏という生き方』 青弓社 2000年6月 P79~92)
(2)「美輪明宏と女装」
(『美輪明宏という生き方』 青弓社 2000年6月 P205~227)
(3)「トランスジェンダー大学講師の半年間 -性的マイノリティの社会的受け入れについての『実験』-」
(『中央評論』236号 2001年8月 中央大学 P46~56)
(4)「多様な『性』を考える -トランスジェンダーを中心に-」
(人権啓発学習資料『みんなの幸せを求めて』2002年3月 東京都教育委員会 P12~15)
(5)「トランスジェンダー(性別越境)、ブックガイド」
(『中央評論』241号 2002年10月 中央大学 P57~65)
(6)「艶やかなる銘仙」
(『KIMONO姫』2号 2003年5月 祥伝社)
→ 『KIMONO道』2号(2002)年12月 祥伝社)に2頁で掲載されたものを拡大(4頁)再録。
(7)「日本トランスジェンダー略史」
(米沢泉美編著『トランスジェンダリズム宣言-性別の自己決定権と多様な性の肯定-』
社会批評社 2003年5月 P96~129)
(8)「性別を越えて生きることは『病』なのか?」
(『情況』2003年12月号 情況出版社 2003年11月 P206~211)
(9)「Aさんと私―ホステス順子の手記―」
(三橋順子編著『女装者愛好男性A氏のライフヒストリー-戦後日本〈トランスジェンダー〉社会史Ⅶ-』中央大学矢島研究室 2004年3月 P49~65 共著⑤ P298~320に収録)
(10)「多様な『性』を考える」
(『明日へ』31号 東京人権啓発企業連絡会 2004年11月)
(11)「おかま」
(『性の用語集』 講談社 2004年12月 P111~118)
(12)「女装」
(『性の用語集』 講談社 2004年12月 P119~125)
(13)「ニューハーフ」
(『性の用語集』 講談社 2004年12月 P189~195)
(14)「Mr.レディ、Miss.ダンディ」
(『性の用語集』 講談社 2004年12月 P196~201 )
(15)「パンパン」
(『性の用語集』 講談社 2004年12月 P296~301)
(16)「ゲイボーイ、シスターボーイ、ブルーボーイ」
(『性の用語集』 講談社 2004年12月 P313~323)
(17)「レンコン」
(『性の用語集』 講談社 2004年12月 P350~356)
(18)「トランスジェンダー・スタディーズの現状と課題」
(『日本におけるセクシュアル・マイノリティ・スタディーズ』中央大学 2005年3月 P21~30)
(19)「異性装とジェンダー」
(伊藤公雄・牟田和恵編『ジェンダーで学ぶ社会学[新版]』世界思想社 2006年11月 P136~137)
(20)「My Life as a“Woman”」
(Mark Mclelland,Katsuhiko Suganuma,James Welker 編著『Queer Voices from Japan』Lexington Books 2007年4月 P295~311)
(21)「『性欲の社会史』研究会と私」
(『日文研』40号 国際日本文化研究センター 2008年3月 P148~153)
(22)「日本人は女装好き?」
(『本』2008年10月号 講談社 2008年9月 P41~43)
(23)「テレビの中の性的マイノリティ」
(『週刊金曜日』754号 株式会社金曜日 2009年6月12日 P22~23)
(24)「まえがき(黄金の茶釜)」
(『性的なことば』 講談社 2010年1月 P3~9)
(25)「SM」
(『性的なことば』 講談社 2010年1月 P51~59)
(26)「女王様」
(『性的なことば』 講談社 2010年1月 P60~66)
(27)「性転換」
(『性的なことば』 講談社 2010年1月 P76~85)
(28)「四十八手」
(『性的なことば』 講談社 2010年1月 P182~189)
(29)「モロッコ」
(『性的なことば』 講談社 2010年1月 P237~242)
(30)「数の子天井・みみず千匹」
(『性的なことば』 講談社 2010年1月 P321~326)
(31)「人工女性・文化女性」
(『性的なことば』 講談社 2010年1月 P391~399)
(32)「シーメール」
(『性的なことば』 講談社 2010年1月 P400~406)
(33)「純綿・純女」
(『性的なことば』 講談社 2010年1月 P407~412)
(34) 「(講演録)トランスジェンダー(性別越境)観の変容 -近世から近代へ-
(大阪府立大学女性学研究センター 第14期女性学連続講座『ジェンダーを装う』 2010年3月 P101~132)
(35)「日本におけるトランスジェンダー文化の現状」
(国際シンポジウム2010報告・論文集『着衣する身体と異性装 -日・タイの比較-』大阪大学武田佐知子研究室 2010年3月 P~)
(36)「銘仙とその時代」
(『ハイカラさんのおしゃれじょうず-銘仙きもの 多彩な世界-』日本きもの文化美術館 2010年4月 巻頭P1~5)
(37) 「性別を越えて生きることは『病』なのか?―最近の若者のGID意識について―」
(『GID(性同一性障害)学会誌』4号 GID(性同一性障害)学会 2012年3月 P34~42)
(38)「異性装」
(『現代社会学事典』 弘文堂 2012年12月 P50)
(40)「(講演録)『男の娘(おとこのこ)』なるもの―その今と昔・性別認識を考える―」
(駒沢女子大学・日本文化研究所『日本文化研究』10号 2013年3月 P62~83)
(41)「『エロエロ草紙』とその時代」
(月刊『Will』2013年6月号 ワック出版 2013年5月 P278~285)
(42)「(講演録)性別移行と社会 ―その歴史を考える―」
(『GID 性同一性障害 全国交流誌2014』一般社団法人日本性同一性障害と共に生きる人々の会2014年3月 P57~65)
(43)「(講演録)性同一性障害のこれまでとこれから」
(『GID 性同一性障害 全国交流誌2014』一般社団法人日本性同一性障害と共に生きる人々の会2014年3月 P52~56)
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2013-07-15-1
(44)「小林先生との出会い」
(『ジェンダー研究21』4号(小林富久子教授退職記念特集) 早稲田大学ジェンダー研究所2014年4月 P19-21)
(45)「『女になる』ことと顔」
(現代風俗研究会年報34号『現代風俗:かお』学校法人国際文化学園 2014年12月 P38~45)
(46)「『男寺党』について ―朝鮮半島における性的マイノリティの伝統文化として」※
(井上章一・三橋順子編『性欲の研究 東京のエロ地理編』平凡社 2015年3月 P174~183)
(47)「『原色の街』の原色の女」
(井上章一・三橋順子編『性欲の研究 東京のエロ地理編』平凡社 2015年3月 P193~196)
(48) 「(講演録)性別違和感を抱く学生に教職員はどう対応していくか」
(明治大学『学生相談』2014年度学生相談室報告 2015年6月)
(49)「LBGTと人権ー身近な存在として考えるー」
(鳥取市人権センター『架橋』33号2015年8月)
(50)「トランスジェンダー文化の原理 ー双性のシャーマンの末裔たちへー」※
(『ユリイカ』2015年9月号 青土社 2015年9月 P69~76)
(51)「日本トランスジェンダー小史 ー先達たちの歩みをたどるー」
(『現代思想』2015年10月号 青土社 2015年10月 P218~230)
(52) 「歴史の中の多様な『性』」※
(『アステイオン』83号 CCCメディアハウス 2015年11月、P16~37)
(52b)「歴史の中の多様な『性』」
(『NEWSWEEK(日本語Web版)』11月30日~12月4日)に転載
(1)はじめに―「日本社会の伝統」って何?
同性「夫婦」は存在した?
http://www.newsweekjapan.jp/stories/culture/2015/11/15-4.php
(2)「男色大国]としての日本
http://www.newsweekjapan.jp/stories/culture/2015/12/post-4181.php
(3)[男色]と[男性同性愛]
http://www.newsweekjapan.jp/stories/culture/2015/12/post-4185.php
(4)女性同性愛について
http://www.newsweekjapan.jp/stories/culture/2015/12/post-4190.php
(5・最終)「おわりに―多様性とは豊かさであるー」
http://www.newsweekjapan.jp/stories/culture/2015/12/post-4200.php
(53)「(解説)「逢魔がホラーショー」とその時代」
( 千之ナイフ『トランスセクシュアル・ショー』久保書店 2015年12月)
(54)「(コラム)『LGBTブーム』に思う」
(週刊読書人別冊『PONT』4号 読書人 2015年12月)
(55)「(コラム)日本の古典に見るLGBT」
(『にじ色の本棚 ―LGBTガイドブック―』三一書房 2016年1月 P84~85)
(56)「(講演録)性別越境現象」
(『GID(性同一性障害)学会誌』8巻1号 GID(性同一性障害)学会 2016年3月 P161~165)
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2015-03-23-2
(57) 「トランスジェンダー・カルチャーの昭和史」※
(中江 桂子 編著『昭和文化のダイナミクス ー表現の可能性とは何かー』ミネルヴァ書房 2016年11月 P195~216)
(58) 「(コラム)ホリエモンと「カリスマ女装男子」大島薫に見る日本人の性の変遷 ―歴史の中の男色文化―」
(「現代ビジネス」講談社 2017年2月9日掲載)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50894
(59) 「(コラム)マツコ・デラックスを現代の『最強神』と呼ぶべき、深淵なる理由 祭礼と女装の歴史にみる『双性原理』 ―祭礼と女装の歴史にみる『双性原理』―」
(『現代ビジネス』講談社 2017年5月23日掲載)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51743
(60) 「裸体・着衣とセクシュアリティ ―近代日本におけるキリスト教の影響―」
(『福音と世界』2017年10月号 新教出版社 2017年9月)
(61) 「トランスジェンダーと青少年問題」
(季刊『青少年問題』668号 一般財団法人 青少年問題研究会 2017年10月)
(62)「LGBTをめぐる出版状況」
(『ジェンダー研究21』7号 早稲田大学ジェンダー研究所 2018年1月 P19-21)
http://zoku-tasogare-2.blog.so-net.ne.jp/2018-03-13
(63) 「GIDの『神話』を『歴史』に引き戻す」
(『GID(性同一性障害)学会誌』10巻1号 GID(性同一性障害)学会 2018年3月 P149~150)
(64) 「人の数だけ『性』がある(連載第1回)性の多様性は必然的」
(『月刊 女性&運動』2018年5月号 新日本婦人の会 P4~7)
(65) 「人の数だけ『性』がある(連載第2回)LGBTとは何か」
(『月刊 女性&運動』2018年6月号 新日本婦人の会 P30~31)
(66) 「人の数だけ『性』がある(連載第3回)LGBTは『13人に1人』は眉唾?」
(『月刊 女性&運動』2018年7月号 新日本婦人の会 P30~31)
(67) 「(巻頭言)LGBT運動とジェンダー」
(『月刊 We Learn(ウィラーン)』2018年7月号 日本女性学習財団 P1)
(68) 「(東京点画)たった五十年まえなのに」
(『東京人』2018年7月号 都市出版株式会社 P1)
(69) 「人の数だけ『性』がある(連載第4回)同性パートナーシップの現在」
(『月刊 女性&運動』2018年8月号 新日本婦人の会 P24~25)
(70) 「人の数だけ『性』がある(連載第5回)同性婚の話のその前に…」
(『月刊 女性&運動』2018年9月号 新日本婦人の会 P37~39)
(71)「共学に通う『トランスジェンダー学生』の現実 —日本初のトランスウーマン教員が解き明かす」
(「東洋経済ONLINE」2018年9月3日配信)
https://toyokeizai.net/articles/-/235763
(72)「人の数だけ『性』がある(連載第6回)レズビアンの困難」
(『月刊 女性&運動』2018年10月号 新日本婦人の会 P32~33)
(73) 「『遊廓』『赤線』『青線』の忘れられた物語」
(『一冊の本』2018年10月号 朝日新聞出版 P8~9)
https://dot.asahi.com/1satsu/tyosya/2018092800028.html
(74) 「絵葉書に見る 明治期の新吉原遊廓 ―文明開化がやって来た!―」
(『東京人』2018年11月号 都市出版株式会社 P52~53)
(75) 「人の数だけ『性』がある(連載第7回)トランスマンはなぜ多いのか」
(『月刊 女性&運動』2018年11月号 新日本婦人の会 P30~32)
(76) 「人の数だけ『性』がある(連載第8回)性別を越えて生きることはもう「精神疾患」じゃない!」
(『月刊 女性&運動』2018年12月号 新日本婦人の会 P23~25)
(77) 「人の数だけ『性』がある(連載第9回)性別変更と手術要件」
(『月刊 女性&運動』2019年1月号 新日本婦人の会 P34~35)
(78) 「人権擁護の観点の再確認を! ―性的少数者が新聞メディアに求めるもの―」
(『新聞研究』811号 2019年2月号 日本新聞協会 P8~11)
(79) 「人の数だけ『性』がある(連載第10回)人権と文化が衝突したら」
(『月刊 女性&運動』2019年2月号 新日本婦人の会 P30~32)
(80) 「多様性の街、そして「性なる場」新宿」
(「nippon.com「ニッポンのLGBTはいま」第2回 2019年2月5日配信」
https://www.nippon.com/ja/japan-topics/c05902/#
(81)「人の数だけ『性』がある(連載第11回)新しい家族の形」
(『月刊 女性&運動』2019年3月号 新日本婦人の会 P26~28)
(82)「人の数だけ『性』がある(連載第12回)古い家族観とLGBT」
(『月刊 女性&運動』2019年4月号 新日本婦人の会 P38~39)
(82) 「日本のLGBT30年史」
(『BEYOND』5号 特定非営利活動法人東京レインボープライド P11~25)
→ 沢部ひとみさん、石田仁さん、谷口洋幸さんらと共同執筆
(83)「なぜ2019年の日本で、トランスジェンダー女性たちが攻撃されているのか」
(「文春オンライン」2019年4月27日配信)
https://bunshun.jp/articles/-/11620
(84) 「LGBTブームの光と影」
(『Modern Physician』39巻5号「(特集)医療者のためのLGBT,SOGIの基礎知識」新興医学出版社、2019年5月 P482~484)
(85) 「人の数だけ『性』がある(連載第13回)学校教育とLGBT」
(『月刊 女性&運動』2019年5月号 新日本婦人の会 P36~38)
(86) 「人の数だけ『性』がある(連載第14回)大学教育とLGBT」
(『月刊 女性&運動』2019年6月号 新日本婦人の会 P38~40)
(87) 「日本のフェミニズムが問われるもの ートランスフォビアの克服とトランス女性との連帯ー」
(『女たちの21世紀』98号 アジア女性資料センター 2019年6月 P17~21)
(88) 「村澤先生の思い出」
(『化粧文化研究の未来を考える』 化粧文化研究者ネットワーク 2019年6月 P7)
(89) 「人の数だけ『性』がある(連載第15回)リアルタイムの情報が大事」
(『月刊 女性&運動』2019年7月号 新日本婦人の会 P38~40)
(90) 「人の数だけ『性』がある(連載第16回)青森レインボーパレードの『プライド』」
(『月刊 女性&運動』2019年8月号 新日本婦人の会 P36~38)
(91) 「人の数だけ『性』がある(連載第17回)東京オリンピック・パラリンピックとLGBT」
(『月刊 女性&運動』2019年9月号 新日本婦人の会 P36~38)
(92) 「性的マイノリティを『治療する』ことの問題性」
(『統合失調症のひろば』2019年秋号 No14 日本評論社 2019年9月 P113~116)
(93) 「人の数だけ『性』がある(連載第18回)売春や性産業はなくすべきなのか?」
(『月刊 女性&運動』2019年10月号 新日本婦人の会 P32~34)
(94) 「人の数だけ『性』がある(連載第19回)大学生とセックスワーク」
(『月刊 女性&運動』2019年11月号 新日本婦人の会 P38~40)
(95)「(案内記)浅草から新吉原へ」
(『現代風俗学研究』19号 現代風俗研究会・東京の会 2019年10月 P57~72)
(96)「人の数だけ『性』がある(連載第20回・最終)世の中が変わっていくことを信じて」
(『月刊 女性と運動』2019年12月号 新日本婦人の会 P32~34)
(97)「トランスジェンダー大学教員として思うこと」
(『学術の動向』2019年12月号 公益財団法人日本学術協力財団 P23~26)
(98)「この20年でニューハーフ嬢が10倍に増えたワケ」
(「プレジデント・オンライン」2019年12月10日配信)
(99) 「日本はトランスジェンダーの『後進国』なのか?」
(『over』2号「後進国 ニッポンのワタシ」オーバーマガジン社 2019年12月 P18~29)
(100) 「人『性』いろいろ(連載第1回)社会的性別を女性に」
(『新婦人しんぶん』2020年4月23日 新日本婦人の会 2020年4月)
(101) 「人『性』いろいろ(連載第2回)必ず、青い空のもとで」
(『新婦人しんぶん』2020年5月28日 新日本婦人の会 2020年5月)
(102) 「人『性』いろいろ(連載第3回)『LGBTアーカーブ』構想」
(『新婦人しんぶん』2020年6月25日 新日本婦人の会 2020年6月)
(103) 「人『性』いろいろ(連載第4回)ある小さなゲイバーの再生」
(『新婦人しんぶん』2020年7月23日 新日本婦人の会 2020年7月)
(104) 「遥かなる旅の記憶 ―38年前のシルクロード紀行(その1)―」
(『東方』2020年9月号(474号)東方書店 2020年8月)
(105) 「人『性』いろいろ(連載第5回)普通に接してください」
(『新婦人しんぶん』2020年8月27日 新日本婦人の会 2020年8月)
(106) 「遥かなる旅の記憶 ―38年前のシルクロード紀行(その1)―」
(『東方』2020年10月号(475号)東方書店 2020年9月)
(107) 「人『性』いろいろ(連載第6回)『悪夢』が終わった?」
(『新婦人しんぶん』2020年10月1日 新日本婦人の会 2020年9月)
(108) 「人『性』いろいろ(連載第7回)この髪が私です」
(『新婦人しんぶん』2020年10月29日 新日本婦人の会 2020年10月)
(109) 「人『性』いろいろ(連載第8回)性同一性障害の終わり」
(『新婦人しんぶん』2020年11月26日 新日本婦人の会 2020年11月)
(110) 「人『性』いろいろ(連載第9回)同性パートナーの「看取り」」
(『新婦人しんぶん』2021年2月6日 新日本婦人の会 2021年2月)
(111) 「人『性』いろいろ(連載第10回)孤独が病を増幅させる」
(『新婦人しんぶん』2021年2月27日 新日本婦人の会 2021年2月)
(112) 「人『性』いろいろ(連載第11回)なぜ駄目なのか? 新宿区」
(『新婦人しんぶん』2021年3月27日 新日本婦人の会 2021年3月)
(113)「トランスジェンダーの歩み」
(映画『片袖の魚』制作委員会『点から線へ トランスジェンダーの“いま”を越えてー『片袖の魚』よりー』旅と思索社 2021年7月)
(114)「歴史を変えたトランスジェンダー」
(映画『片袖の魚』制作委員会『点から線へ トランスジェンダーの“いま”を越えてー『片袖の魚』よりー』旅と思索社 2021年7月)
(115)「港区域における性的少数者の歴史」
(『OASIS オアシス』2022年3月号、東京都港区 2022年3月)
(116)「「社会文化史データベース 性風俗稀少雑誌コレクション」解説」
(「社会文化史データベース 性風俗稀少雑誌コレクション」丸善雄松堂 2022年6月)
https://j-dac.jp/shakaibunka/
(117)「「社会文化史データベース 性風俗稀少雑誌コレクション」収録の戦後性風俗雑誌の書誌解題」
(「社会文化史データベース 性風俗稀少雑誌コレクション」丸善雄松堂 2022年6月)
https://j-dac.jp/shakaibunka/
(118) 「いろいろつながる話―日本とアジアのセクシュアリティ」
(『図書』2022年7月号 岩波書店、2022年6月)
岩波Web「たねをまく」に転載。
https://tanemaki.iwanami.co.jp/posts/5942
(119) 「(講演録)洲崎・亀戸の性文化史」
(『21世紀の女たちへの伝言 8』江東の女性史研究会 2022年7月)
(120)「異性装の力 その魅力と威力」
(企画展『装いの力 ―異性装の日本史』図録、渋谷区立松涛美術館、2022年9月)
(121)(講演録)「性の多様性と自己決定権をめぐる現状と課題」
(川崎区革新懇『講演のつどい』 2022年12月)
(122) 「LGBT「活動家」と一般当事者はなぜ乖離したのか ー「理解増進法」をどう評価するか」
(『中央公論』2023年10月号、中央公論社)
(123)「成立から21年、「GID特例法」の今」
(『情況』2024年夏号、情況出版社。2024年8月)
【書評】
(1) 「(谷 甲州作品論)トランスジェンダーの視点から『エリコ』」
(『SFマガジン』2005年2月号586号 早川書房)
(2) 「(書評)青山まり『ブラジャーをする男たちとしない女』」
(『図書新聞』2730号 2005年6月18日 図書新聞社)
(3)「(書評)パトリック・カリフィア『セックス・チェンジズ-トランスジェンダーの政治学-』」
(『図書新聞』2745号 2005年10月8日 )
(4)「(書評)ケイト・ボーンスタイン『隠されたジェンダー』」
(『図書新聞』2850号 2007年12月15日 図書新聞社)
(5)「(書評)フレデリック・マルテル『現地レポート 世界LGBT事情ー変わりつつある人権と文化の地政学ー 』」
(『週刊 読書人』3175号 2017年2月3日号)
(6)「(書評)長島淳子『江戸の異性装者たち ―セクシュアルマイノリティの理解のために』
(『図書新聞』3356号 2018年6月23日)
(7)「(新刊紹介)長島淳子『江戸の異性装者たち ―セクシュアルマイノリティの理解のために』
(『ジェンダー史学』14号 2018年10月)
(8)「(書評)『室町時代の女装少年×姫 「ちごいま」物語絵巻の世界』」
(『週刊 読書人』3297号 2019年7月12日号)
(9)「(書評)レベッカ・M・ハージグ著『脱毛の歴史 ―ムダ毛をめぐる社会・性・文化』」
(『週刊 読書人』3313号 2019年11月1日号)
【対談・インタビューなど】
(1) 「(対談)ジェンダーをデザインする) → 伏見憲明氏との対談
(『imago』1996年2月号 青土社 1996年2月)
後に、伏見憲明『変態(クィア)入門』(ちくま文庫 2003年7月)に収録
(2) 「(鼎談)ヒジュラに学べ!-トランス社会の倫理と論理-)
→ 石井達朗氏+石川武志氏との鼎談
(『ユリイカ』1998年2月号 青土社 1998年2月)
後に、石井達朗著『異装のセクシュアリティ(新版)』(新宿書房 2003年2月)に収録
(3) 「(座談会)『男』をめざすことをやめた『おとこのこ』たち)
→ 伊藤公雄+速水由紀子+伏見憲明+斎藤光との座談会
(『木野評論』31号2000年3月 京都精華大学)
(4) 「(対談)『性なる』場所の戦中戦後」 → 加藤政洋氏との対談
(井上章一・三橋順子編『性欲の研究 東京のエロ地理編』平凡社 2015年3月 P37~62)
(5) 「(インタビュー) わたしの光になった表現」 → 聞き手:外山雄太氏)
(『すばる』2016年8月号 集英社 2016年7月 P143~146)
(6)「(ロング・インタビュー)LGBTブームの課題とは? 三橋順子さんが指摘する光と影『人権より先に経済的側面が注目された』」
(「ハフィントンポスト(日本版)」2017年5月4日掲載)
http://www.huffingtonpost.jp/2017/04/25/junko-mitsuhashi_n_16222104.html?ncid=engmodushpmg00000004
(7)「新宿二丁目ができるまで」 → 伏見憲明氏との対談
(「アデイon line」2017年8月)
http://aday.online/2017/08/09/oshiete-6/
(8) 「(インタビュー) 性の“いま”を知る 三橋順子 遊廓、赤線、青線……大都市・新宿の過去の歴史が明らかに…」 → 聞き手:中塩智恵子氏)
(『特選小説』2019年2月号 綜合図書 2019年1月 P157~159)
(9) 「(インタビュー) 教えて、三橋順子さん。 トランスジェンダーへの誤解を解く3つのキーワード〈決定版〉」→ 聞き手:宇田川しい氏)
(「HUFF POST」2019年4月28日配信)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/transgender_jp_5cc405bde4b04eb7ff9618bf?utm_hp_ref=jp-interview
(10) インタビュー・エッセー「男が女に化ける日本発女装カルチャー」
(『ACE(エース)』2020年春号 267号 日本リサーチセンター 2020年4月 P18~19)
(11) 「(インタビュー) 性の“いま”を知る 三橋順子 前近代から現在まで性的マイノリティがどう存在していたかを知る」 → 聞き手:中塩智恵子氏)
(『特選小説』2022年11月号 辰巳出版 2022年12月 P157~159)
【学会・シンポジウム発表・主な講演】
(1)「『女装系コミュニティ』における『ミスター・ノーマル』幻想」
(第72回日本社会学会大会シンポジウム 1999年10月 東京)
(2)「『女装者』概念の成立」
(第49回関東社会学会 2001年6月 東京)
(3)「現代日本のトランスジェンダー世界」
(台湾国立中央大学 国際シンポジウム「跨性別世紀」 2003年12月 台湾:中歴)
(4)「トランスジェンダー・スタディーズの現状と課題」
(中央大学社会科学研究所シンポジウム「日本におけるセクシュアル・マイノリティ・スタディーズ」2004年12月 東京)
(5)「LGBT権利擁護のためアカデミアやNGOはどのような取り組みができるか-日本の状況-」
(Sexualities Genders & Rights in Asia:1st International Conference of Asian Queer
Studies 2005年7月 タイ:バンコク)
(6)「日本社会におけるトランスジェンダー」
(3th International Resource Network Meeting 2005年7月 タイ:バンコク)
(7)「現代日本のトランスジェンダー世界」
(4th Inter Asia Cultural Studies Conference 2005年7月 韓国:ソウル)
(8)「日本最初の『性転換手術』について」
(GID(性同一性障害)学会・第8回研究大会 2006年3月 福岡)
(9)「テレビメディアにおけるトランスジェンダー表象の変遷」
(第6回早稲田大学ジェンダー研究所公開シンポジウム 2006年11月 東京)
(10)「日本におけるトランスジェンダー文化の現状」
(チュラーロンコーン大学&大阪大学共同開催シンポジウム 2010年1月 タイ:バンコク)
(11)「性別を越えて生きることは『病』なのか?―最近の若者のGID意識について―」
(GID(性同一性障害)学会・第13回研究大会 2011年6月 東京)
(12)「東京の『赤線』-戦後日本の黙認買売春地区-」→ 著書②
(京都大学グローバルCOEプロジェクト「親密圏と公共圏の再編をめざすアジア拠点」コアプロジェクト7「戦後日本におけるセクシュアリティと親密性の再編」特別セミナー(3)「『赤線』再考」 2012年2月 京都)
(13)「『男らしくない』男たちの系譜」
(日本近代文学会東海支部 第43回シンポジウム「〈男らしさ〉の近現代」2012年3月 名古屋)
(14)「女装系スナックの恋愛と性の構造的特質」
(オルタナ社会学会「水商売研究会」旗上げ研究報告会「水商売ワーカーが見た『性』と『恋愛』」2013年10月 東京)
(15)「近代日本における性別越境者(トランスジェンダー)の『家族』の形」
(「東アジアの近代家族とセクシュアリティ」第2回研究会2013年10月 東京)
(16)「The transgender history of Japan」
(「WPATH 2014 Symposium in Bangkok」UNDP(国際連合開発計画)、UNAIDS(国際連合エイズ合同計画)、WHO(世界保健機関)、UNWOMAN(ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関)シンポジウム「Trans People in Asia and the Pacific」2014年2月 タイ・バンコク)
(17)「精神医学の外側から見た性別違和と異性装」
(第110回日本精神神経学会学術総会 委員会シンポジウム「性同一性障害の概念と精神医学の関わりを再検討する-DSM-5 の発表を受けて-」2014年6月 横浜)
(18)「銘仙の歴史と銘仙きもの」
( 日本染織文化振興会「染織文化講座」 2015年2月 東京)
(19)「性別越境現象」
(GID(性同一性障害)学会・第17回研究大会 基調講演 2015年3月 大阪)
(20)「和装のモダンガールはいなかったのか? ―モダン・ファッションとしての銘仙―」
(デザイン史学研究会第13回シンポジウム「スーツと着物―日本のモダン・ファッション再考」2015年7月 京都)
(21)「日本のトランスジェンダーの歴史 ー仏教との関連を中心にー」
(NPO法人 関西GIDネットワーク 第2回市民フォーラム 2015年11月 大阪)
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2015-11-26-2
(22)「GIDの『神話』を『歴史』に引き戻す」
(GID(性同一性障害)学会・第19回研究大会 2017年3月 札幌)
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2017-03-27-5
(23) 「『LGBT』に関して、大学教員に望まれる理解・姿勢」
(明治大学文学部キャンパスハラスメント防止委員会研修会 2017年11月 東京)
(24) 「『LGBT』にやさしいトイレ」
(日本トイレ協会「第33回全国シンポジウム」2017年11月 横浜)
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2017-11-19
(25) 「大阪の女装文化」
(G-front関西「クリスマス企画講演会」2017年12月 大阪)
(26) 「GID学会20年の歩みをふりかえる ―医療者でもなく、当事者でもなく―」
(GID(性同一性障害)学会・第20回研究大会 特別講演 2018年3月 東京)
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2018-03-26
(27) 「性別移行のパラダイム転換への対応についての提言」
(日本学術会議 法学委員会 社会と教育におけるLGBTIの権利保障分科会 2018年5月 東京)
(28) 「SOGI(性的指向・性自認)/LGBT+と大学」
(筑波大学 第2回全学FD(ファカルティ・ディベロップメント)研修会 2018年6月 茨城)
(29) 「「LGBTと法律 性別の変更について考える」
(中央大学×LLAN連続講座(第3回)2018年7月 東京)
(30) 「盛り場・新宿の歴史地理 ―多様な性を軽やかに受容する街の成り立ちと今―」
(ウィズ新宿男女共同参画推進啓発講座 講演 2018年9月 東京)
(31) 「性別越境とジェンダー -女装と女体化-」
(北区さんかく大学「『女性』であることと身体の関係」(第2回)講演 2018年10月 東京)
(32)「LGBTをめぐる諸問題」
(テレビ朝日「LGBT研修会」講演 2019年4月 東京)
(33)「洲崎・亀戸の性文化史」
(江東区 2019男女共同参画フォーラム 2019年6月 東京)
(34) 座談会「科学の多様性が日本を創り直す」シンポジスト
(国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)&日本学術会議主催の、GS10フォローアップ2019公開シンポジウム「Gender Equality 2.0からSDGsを展望する—架け橋—」2019年7月 東京)
(35)「日本史の中のLGBT(のような人たち)」付「薩摩藩の『兵児二才(へこにせ)』制と男色文化」
(第39回日本性科学会学術集会 2019年10月 鹿児島)
(36)「GID以前と以後」
(GID(性同一性障害)学会・第22回研究大会 教育講演 2021年4月 オンデマンド)
(37) 「トランスジェンダーと生殖権 ―これまでの議論の経緯を中心に―」
(第 13 回日本がん・生殖医療学会学術集会 シンポジウム「トランスジェンダーと妊孕性温存」
2023年2月、大宮ソニックシティ)
(38)「琉球弧における性別越境文化と、その普遍性」
(GID(性同一性障害)学会・第25回研究大会 特別講演 2024年3月 沖縄)
【主な研究報告(未成稿のもののみ)】
(1)「溝口健二監督『赤線地帯』-戦後娼婦群像-」
(お茶の水女子大学フェミニズムと現代思想「映像表現とジェンダー」研究会 2002年12月 東京)
(2)「異性装の近代(1)-明治の新聞記事に見る女装・男装-」
(国際日本文化研究センター「性欲の文化史」研究報告会 2004年11月 京都)
(3)「『エロ・グロ男娼日記』の世界-昭和戦前期、男娼世界へのアプローチ-」
(関西性慾研究会 2005年3月 京都)
(4)「異性装の近代(2)異性装と犯罪 -明治後期-」
(関西性慾研究会 2006年2月 京都)
(5)「トランスジェンダーをめぐるセクシュアリティ」
(国際基督教大学ジェンダー研究センター公開講座 2006年5月 東京)
(6)「女装-女性ジェンダー・イメージの構築過程-」
(京都造形芸術大学「ファッション研究会」2007年12月 京都)
(7)「ドキュメンタリー・フィルム『赤線』を見る
-戦後の公認買売春地区赤線」の様相:「売春防止法」実施50周年に寄せて-」
(お茶の水女子大学フェミニズムと現代思想「映像表現とジェンダー」研究会 2009年3月 東京)
(8)「武田麟太郎『釜ケ崎』を読む-近代大阪の男色文化解明に向けて-」
(関西性慾研究会 2010年4月 京都)
(9)「昭和期、大阪における女装文化の展開」
(国際日本文化研究センター「性欲の社会史」共同研究会 2010年9月 京都)
(10)「欲望は電車に乗って― 都電と『赤線』 ―」
(関西性慾研究会 2010年4月 京都) → 著書②
(11)「鳩の街 旧赤線カフェー建築の現状」
(関西性慾研究会 2011年8月 東京)
(12)「昭和30年前後、東京の「連れ込み旅館」について―その1、設備と立地―」
(関西性慾研究会 2011年10月 京都)
(13)「昭和30年前後、東京の『連れ込み旅館』について―その2、『鳩の森騒動』をめぐって―」
(関西性慾研究会 2012年1月 京都)
(14)「鹿火屋一彦の生涯とセクシュアリティ -平野利三との同一人物説を中心に-」
(関西性慾研究会 2012年6月 京都)
(15)「新宿遊廓の歴史と遺跡・遺物」→ 著書②
(関西性慾研究会 2013年1月 京都)
(16)「新宿『千鳥街』を探して」→ 著書②
(関西性慾研究会 2013年6月 京都)
(17)「新吉原・大正復興「花魁道中」(序説) ―写真資料の収集から―」
(関西性慾研究会 2015年2月 京都)
(18)「『女』の顔を作ること、『女』をすること ―女装と化粧の関係史―」
(第34回「化粧文化研究者ネットワーク」研究会 2015年6月 東京)
(19)「女装秘密結社『富貴クラブ』会長・西塔哲 ー女装者愛好一筋の生涯ー」
(関西性慾研究会 2015年9 京都)
(20)「『人形のお時』―ノガミ(上野)男娼の華―」
(関西性慾研究会 2016年3月 京都)
(21) 「富山県高岡市「羽衣新地」(跡)のフィールドワーク」
(関西性欲研究会 2021年11月 オンライン)
三橋順子のプロフィール(2022年7月版) [連絡先・プロフィール]
三橋順子(みつはし じゅんこ)
1955年、埼玉県秩父市生まれ。
性社会・文化史研究者。
専門はジェンダー/セクシュアリティの歴史、とりわけ性別越境(トランスジェンダー)の社会・文化史、及び、買売春(「主に赤線」)の歴史。
サイドワークとして、着物の社会・文化史。とくに銘仙の歴史。
1995年頃から男性から女性への性別越境者の立場で講演・執筆活動を始め、2000年に中央大学文学部の兼任講師(現代社会研究)に任用され、日本で最初のトランスジェンダーの大学教員となった。
2005年にはお茶の水女子大学非常勤講師として専論講座としては日本初となる「トランスジェンダー論」の講義を担当。
現職は、明治大学群馬大学(医学部)非常勤講師。
著書に『女装と日本人』(講談社現代新書、2008年)、『新宿「性なる街」の歴史地理』(朝日選書、2018年)、『歴史の中の多様な「性」―日本とアジア 変幻するセクシュアリティ』(岩波書店、2022年)。
共編著に『戦後日本女装・同性愛研究』(中央大学出版部、2006年)、『性欲の研究 東京のエロ地理編』(平凡社、2015年)など。
主な論文に「女装秘密結社『富貴クラブ』の実像」(アジア遊学210『歴史のなかの異性装』(勉誠出版、2017年)、「トランスジェンダーと法」(『クィアと法 性規範の解放/開放のために 』日本評論社、2019年)、「LGBTと法律 ―日本における性別移行法をめぐる諸問題―」(『LGBTをめぐる法と社会』日本加除出版、2019年)、「ICD-11とトランスジェンダー」(『保健の科学』2020年4月号 杏林書院、2020年)、「「LGBT」史研究と史資料」(『ジェンダー分析で学ぶ 女性史入門』岩波書店、2021年)など。
『女装と日本人』で2010年度橋本峰雄賞(一般社団法人・現代風俗研究会)を受賞。
詳しいプロフィール「私の軌跡 -順子のできるまで-」(↓)
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2014-04-23-3
詳しい研究業績(↓)。
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2014-04-23-4
【ブログ】「続々・たそがれ日記」
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/
近影(2018年8月)(2019年7月)
左・右ともいずれも2014年2月撮影(タイ・バンコク)。
1955年、埼玉県秩父市生まれ。
性社会・文化史研究者。
専門はジェンダー/セクシュアリティの歴史、とりわけ性別越境(トランスジェンダー)の社会・文化史、及び、買売春(「主に赤線」)の歴史。
サイドワークとして、着物の社会・文化史。とくに銘仙の歴史。
1995年頃から男性から女性への性別越境者の立場で講演・執筆活動を始め、2000年に中央大学文学部の兼任講師(現代社会研究)に任用され、日本で最初のトランスジェンダーの大学教員となった。
2005年にはお茶の水女子大学非常勤講師として専論講座としては日本初となる「トランスジェンダー論」の講義を担当。
現職は、明治大学群馬大学(医学部)非常勤講師。
著書に『女装と日本人』(講談社現代新書、2008年)、『新宿「性なる街」の歴史地理』(朝日選書、2018年)、『歴史の中の多様な「性」―日本とアジア 変幻するセクシュアリティ』(岩波書店、2022年)。
共編著に『戦後日本女装・同性愛研究』(中央大学出版部、2006年)、『性欲の研究 東京のエロ地理編』(平凡社、2015年)など。
主な論文に「女装秘密結社『富貴クラブ』の実像」(アジア遊学210『歴史のなかの異性装』(勉誠出版、2017年)、「トランスジェンダーと法」(『クィアと法 性規範の解放/開放のために 』日本評論社、2019年)、「LGBTと法律 ―日本における性別移行法をめぐる諸問題―」(『LGBTをめぐる法と社会』日本加除出版、2019年)、「ICD-11とトランスジェンダー」(『保健の科学』2020年4月号 杏林書院、2020年)、「「LGBT」史研究と史資料」(『ジェンダー分析で学ぶ 女性史入門』岩波書店、2021年)など。
『女装と日本人』で2010年度橋本峰雄賞(一般社団法人・現代風俗研究会)を受賞。
詳しいプロフィール「私の軌跡 -順子のできるまで-」(↓)
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2014-04-23-3
詳しい研究業績(↓)。
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【ブログ】「続々・たそがれ日記」
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近影(2018年8月)(2019年7月)
左・右ともいずれも2014年2月撮影(タイ・バンコク)。