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NHKのディレクター氏の取材を受ける [お仕事(出演・取材協力)]

4月17日(水)

11時~ NHKのディレクター氏の取材を受ける。
Zoomの接続がうまくいかず、結局、電話で話すことに。

以下、話したことのメモ。

人が人を好きになるという感情は,自然なもの。

しかし、それをどう認識するかは、社会的なもので,時代によって変化する。

明治期に、西欧から導入された「恋愛(Loveの訳語)」は基本的にプラトニックラブであり、性行為とは切り離されていた。

昭和戦後期になっても、それは変わらず、むしろ1950年代には「純潔教育」が強調され、「(女性は)結婚するまで性行為はしない」が社会規範であり、それを破る男女は「不純異性交遊」とされた。

恋愛とSexが結合していくのは、1980年代後半(バブル期)以降。
恋愛の自由化・商品化、恋愛至上主義の流布という社会情勢の中で、恋愛≒Sexがトレンドになっていく。
クリスマスイブの夜に、恋人とデートして,ホテルの部屋でSexするという形態。

その傾向は、90年代を経て、2000年代に定着する。

そこで。モテ(恋愛強者≒Sexできる人)と非モテ(恋愛弱者≒Sexできない人)が二分化され、後者が劣等感を抱くようになる。

その頃(00年代)に青年期を送った人の中には、そうした社会規範を内面化してしまい、30~40だいになった現在でも、コンプレックスを抱いている人が、それなりにいると思う。
たぶん、そういう構図。


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