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9月30日(火)都留文科大学「ジェンダー研究1」第1講(ガイダンス-「性」を考えることの意味-) [お仕事(講義・講演)]

9月30日(火)  晴れ   大月  27.9度 
5時10分、起床。
朝食は、スィートポテトデニッシュとコーヒー。
シャワーを浴びて、髪にあんこを入れて、頭頂部で結んで、シュシュを巻く。
6時、化粧と身支度。
濃紺の地に白の不思議な模様のチュニック(5分袖)、裾にラインストーンが入った黒のレギンズ(6分)、黒網のストッキング、黒のサンダル、焦茶のトートバッグ。
7時10分、家を出る。
新丸子駅から東急東横線各駅停車に乗り、自由が丘駅で急行に乗り換え。
そのまま東京メトロ副都心線に入って新宿三丁目駅で下車。
地下道を歩いてJR新宿駅東南口に出る。
8時10分、新宿駅に到着。
新宿駅南口の駅弁屋で昼食用のお弁当を買い、8時30分発の「あずさ7号」に乗車。
P1120515 (2).JPG
9時38分、大月駅に到着。
9時46分発の富士急行「フジサン特急3号」(2000形)に乗り継ぐ。
富士山は低空に雲があって、稜線がわずかにのぞくだけ。
10時4分、都留文科大学駅に到着。
歩いて7分ほどの大学に到着。
教務関係の職員さんに挨拶。
印刷室に行き、いつもお世話になっている印刷担当のベテラン職員(男性)に「今期もよろしくお願いします」と挨拶。
レジュメは余裕を見て260部印刷。
TA(ティーチング・アシスタン)さんは、小柄な女子大学院生。

早いもので都留文科大学の講義は今年で5年目。
2014年度の「ジェンダー研究1」の講義、履修登録者は、
A(2時限目)123名
B(3時間目) 86名
珍しく2時限の方が多く、3時限が少ない。

1年目はピンチヒッターだったので、2年目以降の履修登録者の増減を示すと・・・。
2年目(2011年度) 282名(最終確定)
3年目(2012年度) 327名(最終確定)
4年目(2013年度) 260名(最終確定)
5年目(2014年度) 219名(暫定)
ということで、まだ暫定値だが、前年比-41名で過去最低。
相変わらず評判は良くないようだ。
でも、300人超えると明らかに身体に負荷がかかるので、このくらい(200人前後)がちょうど良い。

10時50分、講義開始。
第1講は「ガイダンス-「性」を考えることの意味-」。
まず、シラバス(授業計画)のプリントを渡して説明。
毎年、シラバスを読まないで受講する学生がけっこういるので、確認のため。
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■ 授業の到達目標及びテーマ
人間の「性」の構造やジェンダー&セクシュアリティに関心をもってもらうこと。
ジェンダーという概念が、さまざまな社会的事象を分析する上で「良く切れるナイフ」であることを知ってもらうこと。
性別二元論や身体構造を絶対視する性別決定論、異性愛絶対主義にとらわれない、より多元的で多様な性別認識や性愛観、ジェンダーの構築性を理解すること。
それらにより、自らの「性」のあり様を見つめ直し、現代社会の様々な性現象を冷静に分析できる目を養ってほしいと思います。
■ 授業概要
人間の「性」を考える基本姿勢として、ジェンダーとセクシュアリティは不可分のものと考えますので、両者を合わせてお話します。
最初にジェンダー&セクシュアリティ論の基礎として、人間の「性」をどのように考えたらよいかというお話をします。それを踏まえた上で、個別のテーマに関する講義になりますが、歴史学、文化人類学、社会学などに基盤を置きながら、できるだけ平易に具体的に、そして幅広く「身近な社会現象からジェンダー&セクシュアリティを考える」という観点でお話します。
MtFのトランスジェンダーとして生きてきた私なりのジェンダー&セクシュアリティ観も交えながらお話しすることで、受講生の皆さんの「目からウロコ」が何枚も落ちるような講義にしたいと思っています。
また、可能な限り毎回「コメント票」を記入・提出してもらい、受講生との意思疎通・情報交換をはかりたいと思います。
続いて、14回の講義予定の内容を簡単に解説。
■ 講義の予定
9/30 <第1講> ガイダンス ― 「性」を考えることの意味 ―
10/7 <第2講> 「性」と社会を考える(1)  ― ジェンダー論の基礎 ―
10/14 <第3講> 「性」と社会を考える(2) ― セクシュアリティ論の基礎 ―
10/21 <第4講> 「性」の4要素 ― 身体の性・心の性・社会的性・性的指向 ―
10/28 <第5講> 「性」の多層構造論 ―「性」を模式的に考えてみる ―
11/4 <第6講> トランスジェンダーと社会(1)  ―その文化的普遍性―
11/11 <第7講> トランスジェンダーと社会(2)  ―日本文化の要素として―
11/18 <第 8講> 衣服とジェンダー(1) ― 人はなぜ服を着るのか?―
11/25 <第 9講> 衣服とジェンダー(2) ― 身体と装いの間―
12/2 <第10講> テレビメディアとジェンダー(1) ― 操作されるイメージ ―
12/9 <第11講> テレビメディアとジェンダー(2) ― ミスリード―
12/16 <第12講> (模擬授業)「よのなか科:差異と差別を考える」
1/13 <第13講> 恋愛・結婚のジェンダー(1) ―その歴史―
1/21 <第14講> 恋愛・結婚のジェンダー(2) ―その現在―
レポート提出
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次に、講師の自己紹介を兼ねて、私の今までの軌跡と研究してきたことについて話す。
時間の関係で、パワーポイントで写真を見せながら簡潔に。
■ 私の軌跡 -新宿歌舞伎町の女装ホステスからトランスジェンダー研究者へ-
(1) 性別違和感の自覚と女装技術の習得
(2) ネオンの似合う「女」になる
(3) トランスジェンダーの当事者として語る
(4) 「女」性研究者としてのスタート
(5) 大学の教壇に立つ
(6) 海外に視野を広げる
(7) トランスジェンダー研究者として 
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最後に、ジェンダー研究の講義を受講する「動機づけ」として、「性」を考えることの意味について話す。
■ 「性」を考えることの意味
(1) 「生」と「性」の不可分性
(2) 「性」を内省することの必要性
(3) 性別二元社会の仕組みを知る
--------------(ここまで)------------------
(4) 女性と性的マイノリティが果たしてきた役割
(5) 「性」を考えることの普遍性と今日性
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ちょっと説明が残ってしまったが、まずまずの進度。
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↑ 今日の昼食は、新宿駅で買った「かきめし」(980円:厚岸駅:氏家待合所)。
久しぶりなのでおいしい。

14時40分、講義終了。
久しぶりに2コマ話したので、少し喉が痛い。
講師控室で残りレジュメの整理。
15時15分、辞去。
P1120520 (2).JPG
都留文科大学前駅で回数券を購入。
上り電車、昨年度は15時22分発で忙しかったが、ダイヤ改正で28分発になり余裕。
これなら大学を15時20分に出ても急げば間に合う。
大月駅には15時49分に到着。
昨年度より途中の対向電車待ち停車が減って、6分遅く出て2分早く着くようになった。
16時01分発の「かいじ118号」に乗り換え。
車中、疲れてしまい、いつの間にか眠ってしまう。
八王子駅を出る頃、気が付く。
立川駅に16時38分に到着、JR南武線に乗り換え。
1本やり過ごして16時55分発の電車に座っていく。
17時41分、武蔵小杉駅に帰着。
P1120524 (2).JPG
↑ 久しぶりの長距離通勤で疲労困憊。
自宅駅前の「ドトール」で休憩。
途中の魚屋さんで夕食のおかずを買う。
18時30分、帰宅。

一休みして、夕食の準備。
お刺身(赤貝・まぐろ中とろ)。
P1120527 (2).JPG
赤貝、好物なのでうれしい。
鯖の西京漬を焼く。
P1120526 (2).JPG
美味。

食後、疲れているけど頑張って、今日が締め切りの短い論文を仕上げる。
「『男寺党』について―朝鮮半島における性的マイノリティの伝統文化として―」(7200字)。
22時過ぎ、編集者に送信。
やれやれ間に合った。

ブログに記事を書く。
「日記」を書く。
就寝、2時。

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