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ベトナム高地少数民族の動画(その8)B姐さんの農場経営(続) [生活文化・食文化・ファッション文化論]

4月4日(火)

ベトナム高地少数民族の動画。

(36)B姐さんの新兵器
新兵器・耕運機が登場。
それにしても、かなりの傾斜地の畑。
下り向きのときは楽だが、上り向きのときは力持ちのB姐さんも苦戦。

こういう場合、等高線に沿って動かすのが良いと思うのだけど、そうしない事情があるのだろうか?

あと、あちこちに牝鶏とヒヨコの集団がいて、ひき殺さないか心配になる。
後の動画を見ると、この広大なスペBースはトウモロコシ畑になるようだ。

https://www.facebook.com/100084725477669/videos/207382111969365

(37)B姐さんの農場経営。
山から材木を切り出し、それを支柱にして、かなり広い範囲をネットで囲い込んでいる。
それにしても材木の束を引きずっていく様子、力持ちというより怪力に近い。

https://www.facebook.com/100084725477669/videos/167006482847165

(38)B姐さんの農場経営。
ネットで囲った広い範囲に、散水できるようパイプを巡らす。
A姐さんや「嬢ちゃん」の農場に比べて、かなり広いので、こういう設備が必要になる。
最後の夕食のシーン、ボイルした鶏を丸ごと1匹、1人で食べているのがすごい。
これが怪力の源か。

https://www.facebook.com/100084725477669/videos/885907235806509

(39)大袋を利用したヤムイモ栽培
あちこちを耕し、タロイモなどを移植する。
大きな袋に土を詰め、タロイモを植える。
地面に植えるより掘り出しやすい。

全部、1人で、かつ人力の作業。

なぜ「僕が手伝います。お婿にしてください」という男性が現れないのか?
要は、そういうシステムの社会なのだろう。

https://www.facebook.com/100084725477669/videos/772665624056234

(40)ヤムイモを掘る
以前にも出てきた、独立してあまり時間が経っていない女性。

山に入り、ヤムイモを掘る。
無尽蔵という感じで採れる。
土より芋の体積の方が多いくらい。

市に売りに行く。
飼い犬(子犬2匹)がついてくる。
この2匹、以前、市で買い求めたペット。
お商売の間、おとなしくしている。

帰宅して料理。
まだ竈は作っていない。
鶏肉と干し竹の子の煮物。
豚肉とインゲン豆の炒め物。

ワンコにもご飯。
https://www.facebook.com/watch/?v=585757490246882

(41)家に電気を引く。
沢に簡易水力発電設備を設置して、家に電気を引く。
こんな小さな(しかも古そう)タービンでも、水力が十分なら、家に灯がつく。

https://www.facebook.com/100084725477669/videos/959722082062555

(42)「嬢ちゃん」の農場の稲刈り。
2m以上ある稲(陸稲)を高刈りにして収穫。
束ねて干し台に運び、天日で乾燥。
https://www.facebook.com/KINGKONGAMAZON/videos/1269215343918195

(43)「嬢ちゃん」、友人の女性の池で、巻貝(タニシ)を採って買い付け。
自宅菜園のかぼちゃとネギを採って、市場へ。
置き鏡とカチューシャを買って帰る。
売れ残った貝は、自宅の水辺に放ち、ネギはまた植える。

動画冒頭の鳩とたわむれる表情、かわいい。
この民族、鳩を飼育している女性が多いが、ペットなのか、食用なのか、いまだによくわからない。
https://www.facebook.com/KINGKONGAMAZON/videos/220667657042427
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ベトナム高地少数民族の動画(その7)B姐さんの家と農場 [生活文化・食文化・ファッション文化論]

2月27日(月)

ベトナム高地少数民族の動画。
今回のまとめはB姐さんシリーズ。

(32)B姐さんの山の上の新居の壁の工作。
例によって全部1人でやってしまう。
実に見事な手際で、とても素人ではない。
この技術、いったいどこで身に着けたのだろう?
日本でいう高校の建築家出身なのかもしれない。
https://www.facebook.com/100078681272547/videos/863813378165288
https://www.facebook.com/100078681272547/videos/1115184475825371

(33)B姐さんが、木製のテーブルを作っている。
工作機械を使いこなし、見事な腕前。
このテーブルは椅子とともに、新居のベランダに置かれる。

https://www.facebook.com/100084725477669/videos/569899881761980
https://www.facebook.com/watch?v=590143196038722

(34)スタイル抜群で力持ちのB姐さんが、アヒル小屋を造っている。
建築レベルが高い彼女なので、床面はコンクリート、屋根も建材を使っている。
例によって、すべて1人作業なので、重量物の運搬はたいへんで、珍しく腰にきている場面がある。

背景に映っている棚田がじつに見事。

あと、インスタントラーメンを食べているシーンも珍しい。
パクチーと唐辛子を入れている。

https://www.facebook.com/100084725477669/videos/948574779642095

(35)B姐さんの農場。
比較的緩やかな山の斜面に棚田や野菜畑が広がる。
巨岩が林立する山の裾にあるA姐さんや「嬢ちゃん」(たぶんA姐さんの娘)の農園とは場所が違うようだ。

以前、B姐さんの家は、比較的低地の川を挟んだ両岸にあった(橋を自分で架けた)。
そこでも野菜を作っていたが、農園というより菜園という規模だった。

B姐さんが、この山の上の広大な農場をどうやって手に入れたのか?興味深い。
女系相続なのか?、動画出演(スタイル抜群の美人であり、時に「露出」もいとわない彼女は、この動画シリーズで人気が高い)の現金収入による購入なのか?

https://www.facebook.com/104094712558433/videos/136543231755

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反LGBTの人と反コオロギ食 [生活文化・食文化・ファッション文化論]

2月22日(水)

Twitter見ていると、反LGBTの人と、反コオロギ食の人がけっこう重なるのは、なぜなのだろう?
LGBTの人権運動とコオロギ食推進運動がどこかでつながっていると思っているのだろうか?

教えて、ネトウヨ事情に詳しい人。

教えてもらった。
どちらも陰謀論で、人口削減計画つながりらしい。
へ~~~~ぇ。

甲殻類(海老や蟹)は食べてよくて、昆虫は食べてはいけない、という理屈は成り立たない。
実際、イナゴの佃煮は目をつぶって食べれば、海老と区別はつかない。

実際、昆虫食の文化は世界各地にあるし、日本でも長野県のそれは有名。
私の故郷、秩父は養蚕地帯だったので、(蚕の)サナギ臭の煮物は食べたことがあるが、あれは臭いがきつくて好きではない。

現在の昆虫食推奨は、将来的な動物性たんぱく質の欠乏をみこしてのこと。
コオロギ飼育がもっと普及してコストが下がれば、貧乏人はコオロギ、富裕層は牛・豚・鶏肉という時代がいずれ来る。

焼肉や唐揚げ命!のネトウヨが、コオロギ食に反発するのも、わからないわけではない。
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ベトナム高地少数民族の動画(その6) [生活文化・食文化・ファッション文化論]

2月12日(日)

久しぶりに、ベトナム高地少数民族の動画。

(25)A姐さんの様子が、最近「おかしい」。
今日もそうなのだが、山で例の樹木の芯を採取して自宅に戻った後、出直して、年配の女性の畑に行き、菜っ葉を買い付けている。
先日も、年配の男性の家に行き、大量の蜜柑を買い付けた。
https://www.facebook.com/bushcraftsolo1/videos/1997131943817132
そしてそれを市に持っていき売っている。
つまり、仲買行為である。
自分の畑で穫れる物、山で採れるものだけを売るより、売り物は増える。
ただし、1日に運べるのは大きな背負い籠一杯であるという限界はあるが。
そして、自分で市に行くのが体力的に厳しい年配の人にはありがたいことだろう。
どうも、こちら(共助)に比重があるように思える。

もうひとつ「様子がおかしい」のは民族衣装に凝り始めたこと。
どうも新年を迎える晴れの衣装らしい。
民族衣装と言っても、伝統的な、というより現代的にリニューアルされているように思う。
おしゃれをすると、美人さんであることがわかる。
https://www.facebook.com/bushcraftsolo1/videos/1169990500292752

(26)A姐さんの家の3連竈の製作過程。
竈が「掘る」ものであることがよくわかる(6分以降)。
おそらく、日本の古代の竈も同じ造り方で、「竈を掘る」→「かまを掘る」の語源と思われる。
https://www.facebook.com/watch/?v=1026565721258545

(27)焼き畑
急傾斜地に火入れして草を焼き、その後に種を蒔いている。
大規模かつ本格的ではないが、「焼き畑」農耕。
また、畑の畝立てをした後、乾燥したシュロの葉を燃やして、種を蒔いている。
これも「焼き畑」の名残。
東南アジアの山岳地帯は、かつては焼畑農耕が広く行われていたはずだが、現在は痕跡的になっているようだ。
それにしても、このお姐さんも働き者だ。
https://www.facebook.com/KINGKONGAMAZON/videos/487866979934193

(28)以前にも出てきた2階建て連棟式の家に住む女性。
家の前に大きな養魚池を造る。
すべて人力。
池の壁面を竹を編んだもので補強するという発想は日本にはない。
底面の防水はどうするのかと思ったら、河原から石の多い土を人力で運んで敷き詰める。
これで大丈夫なのか?
https://www.facebook.com/watch/?v=674720030962316

(29)「嬢ちゃん」、ヤムイモを掘って、自家菜園の菜っ葉、サラダ菜、インゲン豆、トマトを採取して市へ。
例によって、商品を並べる間もなく、人が集まり、たちまち完売。
美人で働き者、この若さで(この社会では)豊かな農場の経営者。
村の若い男は言い寄らないのか?
それとも、この女系社会では、そういう習慣がないのか?
https://www.facebook.com/KINGKONGAMAZON/videos/530276272410575


(30)お正月もよく働く「嬢ちゃん」。
大根の収穫。
2カ月ほど前に種を蒔いていた。
日本のものに比べると小ぶりだが、完全無農薬栽培。
市でもたちまち売れた。
それにしても、あの大きな葉の用途がわからない。
けっこう需要がある。
お皿の代わりなのか?
https://www.facebook.com/KINGKONGAMAZON/videos/1117100128980903

(31)「嬢ちゃん」が高床の山羊小屋を建てる。
今まで、彼女が建築をする場面はほとんどなかった。
(ほぼ完成している農場を母親から相続したから?)
どうしてどうして、なかなか見事な腕前。
技法的には、釘を使わず竹紐で縛って組み上げるA姐さん(たぶん母親)と、釘を多用するB姐さん(もしかして叔母さん)の中間。
几帳面な性格そのままに、しっかりした構造。
この民族の女性の建築能力の高さを受け継いでいる。
https://www.facebook.com/watch/?v=927334911773732
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「紀元節」 [生活文化・食文化・ファッション文化論]

2月11日(土‣祝)

快晴の「紀元節」。
金の鳶.jpg
金の鳶、すごいな! まるで光線兵器だ。
Twitterで拾った絵。
「大日本史略図絵」とある。
調べたら、「大倉孫兵衛 編、安達吟光 画」で明治38年(1905)の出版。

「紀元節」は、神武天賦の即位が「辛酉年春正月庚辰朔」であるという『日本書紀』の記述をもとに、明治5年(1872)に定められた。
当初は初は1月29日だったが、孝明天皇(明治天皇の父)との関係で、翌年(1873)の2月11日に変更になった。

ちなみに、前近代には、「紀元節」を祝う習俗はない。
完全に、近代(明治国家)が作り上げた概念。
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「下総国府の犬」  [生活文化・食文化・ファッション文化論]

2月9日(木)

古代の犬の従来のイメージを変える、とても興味深い発掘成果。

犬が国府に集められ、放し飼いではなく、管理のもとに飼われていた。


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奈良時代遺跡から発掘の7頭のイヌに血縁関係なし 意味することは?

奈良時代の下総国の国府(現・千葉県市川市)跡から発掘された11頭のイヌのうち、7頭のDNAを調べたところ、毛の色も耳の形も異なるイヌたちだったことが分かった。血縁関係もなかった。この結果が意味することは? 市立市川考古博物館が12日から開催する「遺伝子からみた古代のイヌ」展(会場は市立市川歴史博物館)で紹介する。
奈良時代の犬.jpg
イヌの骨が発掘されたのは、同市北西部にある須和田遺跡。奈良時代の地方行政府があった国府の一部だった地区だ。すり鉢状の穴は、地表部の直径が4・2メートル、深さは2・7メートル。1984年にここから、8世紀後半に埋められたイヌ11頭とウマ、ウシの骨が、ハマグリやカキの貝殻の層に挟まれるように発掘された。同館の山路直充学芸員は「貝の層の状況から、極めて短期間、もしかすると1年の間に埋められたのでは」とみる。

奈良時代の遺跡から、まとまったイヌの骨が発掘されるのは、全国でもあまり例がない。そこで同館は今年度、骨のDNAを分析し、骨格や歯の状況の研究と合わせ、企画展で紹介することにした。

11頭のうち、DNAを抽出できる7頭について、金沢大学と共同研究したところ、この7頭に血縁関係がないことが分かった。耳の形は6頭が立っていたが1頭は垂れ、尻尾も6頭は伸びていたのに対し、1頭は巻いていたとみられる。毛色は、黒く灰色がかった野生型と明るい黄色を特徴とするイエロー型が混在。古くから日本列島にいた縄文時代のイヌの遺伝子を受け継ぎつつ、大陸由来の犬種と長く交雑していた可能性も明らかになった。

犬同士の血縁関係がなかったことから、山路さんは「下総の各地から集められ、放し飼いではなく、交雑しないようにきちんと管理して飼育されていた可能性がある」と指摘する。奈良時代、平城京には諸国から犬が集められており、有力な皇族であった長屋王の邸宅では、犬を飼育する部署「犬司」まで設けられていた。「集めた理由は、平城京に送るためだったのか、それとも、下総の国府の役人が自分のために飼っていたのか。今後、さらに研究を進めたい」

12日から市立市川歴史博物館で始まる企画展では、イヌの骨の形状の分析や歯の健康状況などのほか、同じ穴から発掘されたウマとウシの分析もしている。山路さんは「下総の国で、どのように動物と共生していたか、知ってほしい」と話す。19日には、DNAを分析した金沢大学の覚張隆史助教の「遺伝子からみたイヌの歴史」などの講演も市生涯学習センターで予定。講演会は事前に往復はがきで申し込みが必要。締め切りは10日。入場は無料。(本田大次郎)

『朝日新聞』2023年2月8日 10時45分
https://www.asahi.com/articles/ASR277FQVR27UDCB001.html
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ベトナム高地少数民族の動画(その5)B姐さんの山の家の建築 [生活文化・食文化・ファッション文化論]

12月12日(月)

ベトナム高地少数民族の動画。
今回は、スタイル抜群で建築能力に優れるB姐さんが、山(かなりの高地)に家を建てるシリーズ。

(20)B姐さんの農場。
トマトにしろキャベツにしろ、他の農場とは一目で生育度が違うのがわかる。
肥料の違いだろう。

得意技のレンガ作りもハイレベル化し、もうレンガというよりコンクリートブロック。
https://www.facebook.com/watch/?v=5629268813828667

天幕の下には、加工された木材が並び、大工さんの作業場のよう。
工具も近代化している。
おそらく、これでまた家を建てるのだろう。
https://www.facebook.com/watch/?v=2987670571535979

(21)B姐さん、家の木組み(仮組)を始める。
本格的な木材建築を1人で作っていく。

柱と屋根の木組み(妻側)が3つできた。

でも、これどうやって立てるのだろう?
いくら力持ちでも1人では無理だろう。
https://www.facebook.com/109271725233098/videos/673266787755096

(22)B姐さんの山の家まで建築資材を運び上げる。
4輪駆動車でも無理で、大型のトラクターで牽引。
しかも、トラクターで行けるのは家の近くまで。

荷下ろしした場所から、B姐さん1人で運び込む。
すごい体力だ。
https://www.facebook.com/109271725233098/videos/1101777337201198

(23)B姐さんの山の家の建築、本格的に始まる。
まず、資材置き場(ここに建てる)の天幕を撤去。

仮組通りに妻側を組み立て。
支柱を1本立てる。
ここまでは1人で作業。

そこに作業員(5人)登場。
工務店の親方とその配下(男女2人ずつ)。
でも、本職っぽいのは2人ほど。
先ほど立てた支柱を使って、妻側を立てていく。

それに合わせて間口側の建材を差し込んでいき、最後に棟木を載せて基本構造が組みあがる。
B姐さんが木組みをきっちり作っているので、組み立ては短時間。

そのあと庇部分の材を差し込む。
B姐さん、自分でやっている。

手製のコンクリートブロックは礎石だった。
しかし、土台はなく、コンクリとブロックの上に家が乗っているだけ(接続していない)。
日本のように大風が吹かないからこれでいいのか?
https://www.facebook.com/watch?v=554213759398364

(24)B姐さんの山の家の建築。
今日は、屋根板(青いトタン波板)を貼る。
B姐さんが重いトタン板を持ち上げ、屋根に上った職人の男がリベットを打つ。
ただ、この男、必ずしも高所作業が専門ではないようで、動きがぎこちない。

途中から(もう1人、手伝いの男が来たので)、B姐さんも屋根に上がりリベットを打つ。
彼女の方が身のこなしが良し、楽しそうだ。

最後に足場用の材を撤去して、屋根葺きが出来上がり。
(註)解説、おかしい。
https://www.facebook.com/109271725233098/videos/675480917626708
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ベトナム高地少数民族の動画(その4) [生活文化・食文化・ファッション文化論]

12月6日(火)

ベトナム高地の少数民族の動画。

(14)青いプラスティック・ボックスを担ぐ若い女性。
この人も働き者。
長い棒の先に小さな鎌を着けたけた道具で、バナナの花とパパイアの雄花を大量に採取。
池で淡水二枚貝を採取。

市に行くのだが、今まで出てきた女性はほとんど山から里への下り道。
この女性は、一山(峠)を超える。
整備された石段道だが、荷を担いであがるのは、さすがに大変なようで、峠の上で一休み。
まずまずの売れ行きで、代金でなにか甘そうなものを食べている。
https://www.facebook.com/112709468007436/videos/1411151123025469

(15)一緒に住んでいる2人の女性。
一緒に山に入り、採取。
市にも一緒に行って販売。

仲が良い。
姉妹なのか、友人なのか、それとも恋人同士なのか?

それにしても、時々出てくる木の髄のようなもの(そのまま齧れる)は何だろう?
https://www.facebook.com/114424913281251/videos/666822501552991

(16)以前にも出てきた、川沿いの超高床住居に住む若い女性。
木に登って、大きなGac Fruit(ナンバンカラスウリ)を採る。
この実、仮種皮と種子を利用し、もち米と炊き込んで「ソーイ・ガック(xôi gấc)」という濃い橙色の甘いおこわにするとのこと。
長~い棒でパパイアの雄花を巧みに落とす。
そして、沼でSnails(タニシのような淡水巻貝)を拾う。
市では、まずSnailsが売れ、Gac Fruit、パパイア・フラワー、ジンジャーの順で完売。
巨大なグレープフルーツを1つ買い、山に帰る。
https://www.facebook.com/114424913281251/videos/1184685285811901/

(17)V字形の階段でつながった、連棟式の高床住居(床下はバスルームと倉庫になっている。これも1人で建てた)に住む女性(以前にも出てきた)。
比較的広い平坦地に農場がある。

今日は、農場の一部を整地して家鴨小屋(庭付き)を建てている。
竹材と木材を組み合わせて骨格を作り、竹材を巧みに加工して、半日で出来上がり。
背負い籠いっぱいの家鴨を運んできて(どこから?)新居に入れる。
餌箱も設置。

それにしても、この民族の女性の高い建築能力はすばらしい。
男性は必ずしもそうでないのが不思議。
https://www.facebook.com/109271725233098/videos/670703848036513

(18)「嬢ちゃん」は、今日もよく働く。
山で、細い筍を採取して、山中で下処理。
手際が良い。
家に帰り、煮る。
日本の筍に似た太い筍は、採取できる時期が限られるようだが、この細い筍は、どうも1年中、大量に採取できるようだ。
その分、食料としての比重が高い。
気候が似ている、西日本の暖温帯林(照葉樹林隊)ではどうだったのだろう?

市に行く。
菜園で採れた菜っ葉は、たちまち売り切れ。
ちょっと、おもしろいのは、他の人が捨ててしまう筍の切り落としを量り売りしていること。
それも含めて完売。

赤いバケツを買って山に帰る。
ペットの犬・猫にお土産(パンのようなもの)を与える。
https://www.facebook.com/KINGKONGAMAZON/videos/869738107718621

(19)A姐さんによる水力利用(シーソー式)自動米つき機の製作過程。
すべて手作業で加工。

熾火を使った臼のくぼみ作り、おそらく前近代の日本でもやっている。

鳩がまちがって潰されないか、ちょっと不安。
https://www.facebook.com/bushcraftsolo1/videos/477408734461547
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ベトナム高地少数民族の動画(その3) [生活文化・食文化・ファッション文化論]

11月23日(水・祝)

ベトナム高地の少数民族の動画。

(9)「嬢ちゃん」、今日もよく働く。
ヤムイモは、掘って皮をむき洗って、細切りにして、天日で乾燥。
ターメリック、キャベツ、トマトを採取して、市へ。
たちまち完売。
収益でかわいらいい服を購入。
https://www.facebook.com/KINGKONGAMAZON/videos/1559364487837031/

(10)以前にも出てきた、ピンク色のプラスティックの箱を担いでいる女性。
菜っ葉を収穫して、村へ。
自分では売らず、商店の店先に置いてもらう(卸)。
プラスティックの盥や食品などを購入。
店の女性と信頼関係がある(たとえば学校の同級生で友人とか)と、こういう形式もありだろう。
棚田の稲の登熟度をチェック。
日本の感覚だと「まだ早い」と思うが、脱粒性が強く残っている種類だと、早めに刈り取る必要がある。
今日は、「まだちょっと」という感じで、刈り取りはごく一部。
https://www.facebook.com/114424913281251/videos/478897484257302/

(11)スタイル抜群のB姐さん。
相変わらず、ファッションの露出度が高い。
得意の土木・建築技術で、傾斜地に新しい家を建設中。
問題は一緒に出てくる女性。
とても仲が良い。
友人か?姉妹か?、それともレズビアン・パートナーか?
https://www.facebook.com/114424913281251/videos/465252075719635/

(12)いちばんよく登場する、働き者のA姐さん。
今日は、陸生の貝を採取して、市で売る。
代金で、女児用の服を購入。
里に近い家により、若い母親と女のあかちゃんとくつろぎの時間。
この母子、A姐さんの娘と孫か?
20歳で長女を出産し、その長女が20歳で出産すれば、40歳で孫がいても不思議でない。
https://www.facebook.com/bushcraftsolo1/videos/1296126247787970

(13)以前にも出てきた子供がいる女性。
山の家を出て、渓流で川藻を刈り、棒で叩いて柔らかくし、大きな団子状に丸める。
里の家で、祖母と住んでいる息子をピックアップ。
いっしょにスクーターで市へ。
川藻、珍しいのか、よく売れる。
息子に玩具(パワーシャベル、以前、出てきた)を買い与える。

別の動画で、中学生くらいの娘もいる。
やはり里の家にいて、学校に通っている。
https://www.facebook.com/100080920137137/videos/1266272960583733

この民族、どうも夫婦別居だけでなく、母子も別居が多い。
街の学校に通う都合もあるのだろうが、この息子のようにまだ学齢未満の子も別居しているところをみると、そういう習俗(祖母が育てる)なのだろう。
https://www.facebook.com/100080920137137/videos/850871152756762
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ベトナム高地少数民族の動画(その2) [生活文化・食文化・ファッション文化論]

11月23日(水・祝)

ベトナム高地少数民族の動画。

(5)私が「嬢ちゃん」と呼んでいる若い女性の農場経営。
菜園から、菜っ葉、とまと、茄子、緑色の丸いもの、太めの胡瓜のような瓜(未熟なヘチマ)を採取。
緑色の丸いものは、俗に「玉茄子」とか「タイ茄子」と呼ばれる、東南アジア(タイヤベトナム)特有の茄子の品種らしい。
いつものように市へ。
花屋のおばさんに呼び止められ、とまとを買ってもらう。
今日はちょっと売れ行きが良くない。
場所を変更すると、たちまち完売。
山の家に戻り、市で買って揚げ豆腐のようなものを、ペットの犬と猫に分け与える。
トウモロコシの屑を鳩と家鴨に与え、豚には水を。
ところで、この民族、ほとんどの家で鳩を買っている(鳩小屋がある)。
食用なのか? ペットなのか?
https://www.facebook.com/watch/?v=1545247725950411

(6)私が「ℂ姐さん」と呼んでいる農場経営の女性。
山に入って、タロイモ(日本の里芋の親類)、山草、巨大な瓜状のもの(野生のヘチマ?)を採取。
この巨大な瓜、大木に蔓で絡んでいるが、見事な木登り技術で採取している。
市に行くと、たちまち完売。
稼いだお金で、洋服、長靴、りんご、野菜の種を購入。
この「ℂ姉さん」、家具を作る(木工)のも上手だが、テーブルも椅子も1人用。
おそらく20代後半だと思うが、家に男性の影はまったくない。
https://www.facebook.com/100083565158739/videos/1062054374492194

(7)私が「B姐さん」と呼んでいる女性。
スタイル抜群の美人だが、土木・建築の能力がとても高い。
(そういう学校を出ているのかも)
この素敵なテラスハウスも、自分一人で建ててしまった。
電気は沢の水流を利用したミニ水力発電で、それも自力で設置。
渓流を挟んで家が2軒あり、丸木橋で行き来していたが、この動画で、大水の時でも安全な橋を架けることを思い立ち、橋台から造り始め、ついに架橋に成功する。
https://www.facebook.com/bushcraftsolo1/videos/43253495218830

(8)眼鏡の若い単身男性。
平坦地でそこそこ広い農場を持っているが、あまり生産性は高くなく、まだ生産物を市で売るまでには至っていない。。
今日は、山で採集した野生のオレンジ、生姜、ヤムイモを担いで、バイクで市に行く。
オレンジがよく売れた。
代金で、苗を買い、畑に植える。
いつも傍にいる黒犬(バイクに乗って市にもついていく)が唯一の友。
https://www.facebook.com/100083281480272/videos/1194605374804959/

(メモ)
従来、婚姻の形態は、家産が女系に継承される母系制社会から、男系に継承される父系性社会の移行にともない、通い婚→妻方同居婚→夫方同居婚と「進化」するとされてきた。
その際、通い婚は夫婦関係が安定するにつれて、妻方同居婚に移行するイメージで語られてきた。
しかし、女系制社会が継続する場合、通い婚が妻方同居に移行しない、別居のままの形態もあるのではないか?
その場合、「別居婚」という婚姻形態として捉える必要があるのだろうか?
すべての民族に、婚姻という形態があるとする考え方は妥当なのだろうか?
【参考文献】要コピー
Thanh Phan,(新江利彦 訳)「越南における母系制度と相続:チャム族とエデ族の事例比較」(ベトナム社会文化研究会 編『 ベトナムの社会と文化』3 、 2001年、 p.158~181、風響社)
山田 直子「ミナンカバウ母系制村落社会における婚姻と家族 : ナガリ・ティゴ・コト村住民のライフヒストリーから」
(『比較家族史研究 』27、特集 東南アジアにおける家族の変容、 比較家族史学会 、2012年度、 p.27-52)
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