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「同性婚」訴訟、3地裁の憲法判断の比較 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

12月2日(金)

「同性婚」訴訟、札幌、大阪、東京の3つの地裁判決の憲法判断の比較は『読売新聞』の表(12月1日朝刊掲載)が一番わかりやすいと思う。
読売新聞20221201.jpg
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法務官僚は「戸籍の整合性」にこだわる [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

12月2日(金)

「GID特例法」制定の時、法務官僚が、「戸籍の整合性」にとてもこだわりが強いということを実感した。
具体的に言えば、親の戸籍の紙面に子の性別が変更された記載が残ることを嫌って強制的に分籍させる。
まして、夫が女性に、妻が男性に、父親が女性に、母親が男性になることを許容しない(非婚要件、子なし要件)。

「同性婚」についても同様で、「戸籍の整合性」を損なう(と彼らが考える)法制度は認めないだろう。
具体的には、戸籍に男性と男性、女性と女性が配偶者として記される形態だ。

逆に言えば、「戸籍の整合性」を損わない(と彼らが考える)法制度なら可能性があるということ。
戸籍には触れず、住民票レベルで収まる法制度。

そこに、財産の共有や相続の問題をどう紐づけるかは、制度的にけっこう大変だが(相続の場合、戸籍が必ず出てくる)、具体的に制度設計をしてみる価値はあると思う。
与党、とりわけ公明党あたりに、やってみてほしい。

こういうこと書くと、また叱られるのだが、目標の達成のためには、単一路線ではなく。いろいろ考えてみることも必要だと思う。
終着点は同じなのだから。


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東京地裁判決の評価 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

12月1日(木)

昨日の東京地裁判決の評価で、「違憲状態」の判断に喜ぶ当事者が多く見られるが、一方で「(24条)第1項における「婚姻」は異性間の婚姻のみを指し、同性間の婚姻を含むものではない」と、24条1項に「同性婚」が含まれる(保障される)という説を完全に否定していることを読み落としている人が多いのが気になる。

鈴木賢教授がTwitterで「(憲法上)家族権はあるが、婚姻権はないという判断」と評価している通り。

判決文まで丁寧に読む人は少ないので、例によって、マスメディアのミスリードに依るものだと思う。
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司法が考えている「落としどころ」は「準婚姻」制度の制定 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

11月30日(水)

東京地裁判決で、「同性愛者がパートナーと家族になる法制度が存在しないことは重大な脅威」と述べていることは、立法府に「法制度が存在しない」ことの解消、つまり「同性愛者がパートナーと家族になる法制度」の制定を促しているとみることができる。

しかし、それは異性間の婚姻と同等の「同性婚」ではない、という点が重要なポイント。

判決骨子で「(24条)第1項における「婚姻」は異性間の婚姻のみを指し、同性間の婚姻を含むものではないと認めるのが相当」としているので、「同性愛者がパートナーと家族になる法制度」として「同性婚」は想定されていない。

その点で、6月の大阪地裁判決に出てくる「婚姻に準じる(類似の)制度」と同じものを想定しているように思う。

どうやら、そこらへんに日本の司法が考えている「落としどころ」があるように思える。
つまりは、「婚姻」ではない「準婚姻」制度の制定である。

具体的には国レベルでの同性パートナーシップ法の制定だろう。
国の法律なら、自治体の条例と違い、民法や税法を改正して紐づければ、フランスの「パックス(PACS:民事連帯契約)」のような形で、財産の共有や相続などさまざまな「実」を取ることが可能になる。
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同性婚訴訟、東京地裁判決 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

11月30日(水)

同性婚訴訟、東京地裁判決。
原告の請求を棄却。

池原桃子裁判長は「憲法24条2項」に言及。
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憲法24条2項 配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。
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「同性愛者がパートナーと家族になる法制度が存在しないことは、重大な脅威で、個人の尊厳に照らして合理的な理由があるとは言えない」とし、憲法24条に違反する状態(違憲状態)との判断。

「違憲状態」を引き出したのは、実質的な勝訴と言える。
さらに「同性愛者がパートナーと家族になる法制度が存在しないことは重大な脅威」という文言は、立法府に「法制度が存在しない」ことの解消、「同性愛者がパートナーと家族になる法制度」の制定を促しているとみることができる。

それなら、はっきり「違憲」と判断すべきでは?と思うが、その点については、「国会が同性婚を認める立法措置を怠ったとは言えない」「どのような法制度を構築するかは立法裁量に委ねられているため、婚姻に関する民法等の諸規定が憲法に違反するものではない」とした。
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同性婚認める法制度ないのは「違憲状態」 東京地裁判決

同性婚を認めていない現行制度は憲法に反するとして、同性同士の婚姻届が受理されなかった男女9人が国に1人当たり100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は30日、憲法24条に違反する状態と判断した。池原桃子裁判長は「同性愛者がパートナーと家族になる法制度が存在しないことは、個人の尊厳に照らして合理的な理由があるとは言えない」と述べた。一方で、国会が同性婚を認める立法措置を怠ったとは言えないとして、賠償請求は棄却した。

全国5地裁に起こされた同種訴訟で3件目の地裁判決。2021年3月の札幌地裁判決は「違憲」、今年6月の大阪地裁判決は「合憲」としており、司法判断が分かれている。

『毎日新聞』 2022/11/30 14:48(最終更新 11/30 15:05) 568文字
https://mainichi.jp/articles/20221130/k00/00m/040/143000c
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家族になる制度がないのは「違憲状態」 同性婚訴訟、結論は「合憲」

同性同士の結婚を認めていない民法や戸籍法の規定は憲法に違反するとして、全国の同性カップルらが国を訴えた一連の訴訟で30日、東京地裁の判決があった。池原桃子裁判長は、結論としては「合憲」としたが、同性カップルが家族になる法制度がない現状は「同性愛者への重大な脅威、侵害であり、憲法24条の2項に違反する状態にある」と言及した。賠償請求は棄却した。

同種訴訟は札幌、東京、名古屋、大阪、福岡の5地裁で計6件起こされ、判決は今回で3件目。先行した札幌地裁は「違憲」、大阪地裁は「合憲」と判断が分かれていた。

今回の東京訴訟の原告は、東京都などに住む30~60代の男女8人。

原告らは、婚姻を異性間に限っている民法や戸籍法の規定が、「法の下の平等」を定めた憲法14条や、「婚姻の自由」を保障した憲法24条に違反していると主張。国が立法措置を講じていないことに対する慰謝料の支払いを求めていた。

札幌は「違憲」、大阪は「合憲」
昨年3月の札幌地裁判決は、同性カップルは「婚姻で生じる法的効果の一部ですら享受できない」とし、憲法14条に照らして「合理的根拠を欠き、違憲」と判断した。

一方、今年6月の大阪地裁判決は、異性カップルとの不平等は、契約や遺言などを使うことで「相当程度、解消・緩和されつつある」と指摘。同性婚は「議論の過程にある」とも述べて、現行法は合憲との判断を示していた。(田中恭太)

『朝日新聞』2022年11月30日 14時35分
https://www.asahi.com/articles/ASQCZ35VMQCTUTIL02M.html

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11月27日(日)「ワールド・クィアショート・ショウケース」 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

11月27日(日)

3+6時間、寝たけど、まだ昨日の疲れが残っている。

でも、東海林毅監督の「ワールド・クィアショート・ショウケース」(世界のクィア・ショートフィルム集、代官山「アマランスラウンジ」)は、見逃せないので、頑張って行く。
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アメリカ中間選挙、性的マイノリティ候補が躍進 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

11月9日(木)

アメリカ中間選挙、モンタナ州、ミネソタ州、ニューハンプシャー州で初のトランスジェンダー州議会議員が選出される。
モンタナ州 Zooey Zephy(民主党)transgender women
ミネソタ州 Leigh Finke(民主党)transgender women
ミネソタ州 Alicia Kozlowski(民主党)nonbinary member
ニューハンプシャー州 James Roesener(民主党)transgender man

また、マンチェスター州では、Maura Healeyがオープンリィ・レズビアンとしては初めての州知事に当選
https://thehill.com/homenews/state-watch/3727362-lgbtq-candidates-have-historic-night-in-rainbow-wave/?fbclid=IwAR1qvuYCLvOTPjJVXteYZCihio4RzW9Bs0sBWdwkf8fmzWN83jTLbvVPMf8


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同性パートナーシップ制度、名古屋市が導入へ。残る政令指定都市は2つ [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

11月9日(水)

「やるやる詐欺」状態だった名古屋市がついに年内導入。
これで20政令都市で、残るは神戸市と仙台市だけに。

性的マイノリティの人権に、いちばん鈍感な政令市はどっち?の一騎討ち状態に。

仙台市vs神戸市で、トトカルチョをやりたい。
私は神戸市に100万ジンバブエドル!

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青森放送ラジオ番組「カエレナイ街から ~翔子さんと実穂さんと私たち~」、日本民間放送連盟グランプリ受賞 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

11月9日(水)

青森放送のラジオ番組「カエレナイ街から ~翔子さんと実穂さんと私たち~」が2022年日本民間放送連盟賞グランプリを受賞。

岡田実穂さん、宇佐美翔子さん、おめでとうございます。
翔子さんの最期の頑張りが報われて、ほんとうに良かった。

私も、3月の民放連の研修講演で、同性パートナの困難について(たしか翔子さんの名前も挙げて)強調してきたけど、少しはお役に立てたのかも。
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「もっと話、聞いておけばよかった」後悔を繰り返すばかり [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

11月5日(土)

新宿二丁目の老舗ゲイバー「九州男」の店主「まっちゃん」こと、増田逸男さんが亡くなった。74歳。
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/243955

私が入れるような店ではないので、面識はないが・・・(合掌)
「二丁目」も世代交代期か。
誰か(研究者)、インタビューをとっていたのだろうか?.
たぶん、とっていないだろうな。
「もっと話、聞いておけばよかった」,何度、後悔を繰り返すのだろう。

で、思ったこと。
歴史や文化への認識が欠落している日本のLGBT業界には「先達の話を聞いておく」という認識がそもそも乏しい。
その点、「たとえ30分の動画インタビューでもいいから話を残しておくべき」という欧米のコミュニティとは意識が大きく異なる。

中には、「聞いておく、残しておく」という意識がある人もいるのだが、残念ながら、そこには時間も人手も資金も回らない。

本当は、学術資料として使えるインタビューを取っておくべきなのだが、LGBT業界と専門家との連携がうまくいっていないので、ほとんど難しい状態。

そんな状況下でも、Lだけは、かなり精力的に「語り」を残す意識でやっているし、それをまとめた書籍もだしていて、すばらしいことだと思う。。
だから、昨年亡くなった宇佐美翔子さんの語りなども、それなりに残せた。

Tは、00年代半ばまでは、学術的なインタビュー調査をやったが、もう15年以上やっていない。
キャンディ・ミルキィさんの「語り」は、一応、動画に収めることができたが、まだ不十分。
宮崎留美子先生など、インタビューをとりたい方はいるのだが、資金は私が出すとしても、人手がまったくない。
たぶん、このまま誰もやらないだろう。

「語り」を残すことをほとんどやってこなかったのがG。
「洋ちゃん」が亡くなった時、長谷川さんが亡くなった時、そのことを痛切に残念に思った。
だからこそ、今年度中に刊行されるはずの、石田仁さんたち編集の南定四郎さんなどのインタビュー集は貴重。

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