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性欲研究会(2014年第4回)「東京合宿」(1日目の2:「夜の銀座」巡見1「銀座ライオン」) [性社会史研究(一般)]

(続き)
「性慾研究会」で欠席者の原稿を読み上げる16時頃から、雷鳴が聞こえ、窓の外は激しい雨に。
17時15分、「帝国書院ビル」を出て、タクシーを拾おうとするが、大雨で需要が急増しなかなか拾えない。
15分ほど、雨宿りを兼ねて待機。

ようやくタクシーが拾えて、水道橋駅東口の「東急ステイ水道橋」へ。
17時45分、チェックイン。
化粧を直して、18時15分、再集合。
都営地下鉄三田線水道橋駅(大手町駅乗換)東京メトロ丸ノ内線で銀座へ。
地上に出ると、幸いほとんど雨は上がっていた。

「夜の銀座」巡見(1)を開始。
中央通りを南に歩く。
P1120072 (2).JPG
↑ 銀座五丁目交差点、「松坂屋」の巨大なビルが消えていて、見慣れぬ景色になっていた。
目的地の「銀座ライオン」の建物の側面が見えている。
新橋方向から歩いてくる白地に藍で菊模様の着物のYUKOさんと合流(100mくらい向うから判った)。
P1120074 (3).jpg
19時、懇親会。
「銀座ライオン」は、1899年(明治32)創業の現存する日本最古のビアホールとのこと。
ここで、研究会メンバーの澁谷知美さん、とゲストの谷口洋幸さん(国際人権法)が合流。
さすがにビールの種類は豊富。
11人のメンバーで2時間ほど歓談。

YUKOさんがなぜここにいるかは、現在、原稿集め中で来春刊行予定の『ふたたび性欲の研究』(平凡社)の表紙に画像を提供してもらうことになったから。
編集者から言われた表紙画像の条件は、①カラーであること、②著作権の問題がないこと、③お金がかからないこと、④人目を引くこと、⑤男性がエロ本だと勘違いして買ってしまうようなエロいこと。
今回の本の内容に関わってくる昭和期の「遊郭」「赤線」の女性の写真は数こそ少ないが残されている。
しかし、当然のことながらモノクロ写真でカラーではない。
また、著作権、肖像権の問題が引っかかる。
ということで、条件を全部クリアできる画像として、YUKOさんと私が撮影してきた「赤線女性の(イメージの)カラーによる再現写真」や、彼女が撮り続けている「着物のエロス」をテーマにした作品の提供をお願いした。
ということで、井上先生以下のメンバーに引き合わせ。

(参加者)井上章一、斎藤光、古川誠、光石亜由美、澁谷知美、松田さおり、石田仁、鹿野由行、三橋順子。
ゲスト:谷口洋幸、 YUKO(表紙モデル&画像提供)。
21時、お開き。
P1120076 (3).jpg
↑ 「道行き」風のつもりの井上先生。
P1120081 (2).jpg
↑ 全員で記念撮影。
(続く)

9月10日(水)性欲研究会(2014年第4回)「東京合宿」(1日目の1:研究会) [性社会史研究(一般)]

9月10日(水)   曇りのち雨  東京  26.9度  湿度69%(15時)
8時、起床。
12時、自由が丘「産経学園」で「春日権現験記絵」の講義を終えて、東急東横線(渋谷駅乗換)東京メトロ半蔵門線で神保町駅へ。
改札口で井上章一先生と出会ったので同伴出勤、もとい、いっしょに神保町3丁目の「平凡社」へ。
昼食は時間が無かったので、コンビニで買ったお握り2個。
13時10分、「性慾研究会・東京合宿」の研究会開会。
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「性慾研究会(2014年第4回・東京合宿)  神田神保町「平凡社」会議室
(書籍編集)「『ふたたび性欲の研究』の進行状況の把握」(進行:三橋順子)
(原稿報告)「オロフ・エリクソン・ウィルマンに井上筑後守政重がときめいた日のこと」(井上章一)
(原稿報告)「田村泰次郎の新宿―戦前・前後、ふたつの新宿をめぐって―」(古川 誠)
(原稿報告)「梶山季之『京城・昭和十一年』―京城の歓楽街を歩く―」(光石亜由美)
(原稿報告)「群馬県達磨屋の営業と出歩く酌婦」(眞杉侑里・代読:三橋)
(原稿報告)「吾妻新の新しいサディズム論―現代SM観のルーツとして―(仮題)」(河原梓水・代読:三橋)
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17時15分、閉会。
今日の出席者、井上章一、斎藤光、古川誠、光石亜由美、松田さおり、石田仁、鹿野由行、三橋順子(8名)。
赤岩なほみ(編集)。
編集担当としては、予定した原稿のほとんどが入る目途が(一応)ついたので、一安心。
むしろ、予定頁数をオーバーしそうな予感。
次回は、12月14日(日)に京都で開催予定。
(続く)