大相撲秋場所千秋楽、白鵬31度目の優勝、新入幕逸ノ城13勝2敗、十両全勝優勝 [スポーツ]
9月28日(日)
逸ノ城が安美錦を押し出して13勝。
白鵬が勝って14勝1敗で優勝を決めたので、優勝決定戦にはならなかったが・・・。
新入幕で13勝は、15日制になってから47年ぶり3人目。
今日、千秋楽のNHK解説の北の富士さんが自分の記録に逸ノ城が並んだことをとても喜んでいた。
13勝2敗 (翌場所) (最高位)
北の冨士 1964年初場所 東前頭10枚目 敢闘賞 東小結 横綱
陸奥嵐 1967年春場所 東前頭14枚目 優勝次点・敢闘賞 東前頭4枚目 関脇
逸ノ城 2014年秋場所 東前頭10枚目 優勝次点・殊勲賞・敢闘賞
12勝3敗
成 山 1953年秋場所 東前頭17枚目 優勝次点・技能賞 西前頭5枚目 小結
若秩父 1958年秋場所 西前頭18枚目 優勝次点・敢闘賞 西前頭4枚目 関脇
大 鵬 1960年初場所 西前頭13枚目 優勝次点・敢闘賞 東前頭4枚目 横綱
豊 山 1962年初場所 東前頭 9枚目 優勝次点・敢闘賞 東前頭3枚目 大関
禊 鳳 1966年秋場所 西前頭12枚目 優勝次点・敢闘賞 東前頭2枚目 前2
栃乃花 2000年夏場所 東前頭12枚目 敢闘賞・技能賞 西前頭筆頭 小結
白 鵬 2004年夏場所 東前頭16枚目 優勝次点・敢闘賞 東前頭8枚目 横綱
---------------------------------------
十両で西5枚目の栃ノ心が全勝優勝。
これで、春場所幕下優勝(西55枚目7戦全勝)、夏場所幕下優勝(西6枚目7戦全勝)、、名古屋場所十両優勝(東12枚目13勝2敗)に続き、これで4場所連続優勝。
元小結の実力者が大怪我で幕下まで落ちて、その復活途上だから、実力的には当然かもしれないが、それでもすごい。
十両の全勝優勝は、15日制度になってから史上5人目。
幕内の全勝優勝よりずっと難しい。
栃光正之 1955年春場所 (最高位)大関
豊山勝男 1961年九州場所 (最高位)大関
北の富士勝昭 1963年九州場所 (最高位)横綱
把瑠都凱斗 2006年春場所 (最高位)大関
栃ノ心剛 2014年秋場所
北の富士さん、両方に名前が出てくる(すごい!)。
把瑠都が全勝優勝したときには、北の富士さんが個人的に「北の富士賞」を授与したが、今場所の栃ノ心にもあげるのだろうか?
逸ノ城が安美錦を押し出して13勝。
白鵬が勝って14勝1敗で優勝を決めたので、優勝決定戦にはならなかったが・・・。
新入幕で13勝は、15日制になってから47年ぶり3人目。
今日、千秋楽のNHK解説の北の富士さんが自分の記録に逸ノ城が並んだことをとても喜んでいた。
13勝2敗 (翌場所) (最高位)
北の冨士 1964年初場所 東前頭10枚目 敢闘賞 東小結 横綱
陸奥嵐 1967年春場所 東前頭14枚目 優勝次点・敢闘賞 東前頭4枚目 関脇
逸ノ城 2014年秋場所 東前頭10枚目 優勝次点・殊勲賞・敢闘賞
12勝3敗
成 山 1953年秋場所 東前頭17枚目 優勝次点・技能賞 西前頭5枚目 小結
若秩父 1958年秋場所 西前頭18枚目 優勝次点・敢闘賞 西前頭4枚目 関脇
大 鵬 1960年初場所 西前頭13枚目 優勝次点・敢闘賞 東前頭4枚目 横綱
豊 山 1962年初場所 東前頭 9枚目 優勝次点・敢闘賞 東前頭3枚目 大関
禊 鳳 1966年秋場所 西前頭12枚目 優勝次点・敢闘賞 東前頭2枚目 前2
栃乃花 2000年夏場所 東前頭12枚目 敢闘賞・技能賞 西前頭筆頭 小結
白 鵬 2004年夏場所 東前頭16枚目 優勝次点・敢闘賞 東前頭8枚目 横綱
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十両で西5枚目の栃ノ心が全勝優勝。
これで、春場所幕下優勝(西55枚目7戦全勝)、夏場所幕下優勝(西6枚目7戦全勝)、、名古屋場所十両優勝(東12枚目13勝2敗)に続き、これで4場所連続優勝。
元小結の実力者が大怪我で幕下まで落ちて、その復活途上だから、実力的には当然かもしれないが、それでもすごい。
十両の全勝優勝は、15日制度になってから史上5人目。
幕内の全勝優勝よりずっと難しい。
栃光正之 1955年春場所 (最高位)大関
豊山勝男 1961年九州場所 (最高位)大関
北の富士勝昭 1963年九州場所 (最高位)横綱
把瑠都凱斗 2006年春場所 (最高位)大関
栃ノ心剛 2014年秋場所
北の富士さん、両方に名前が出てくる(すごい!)。
把瑠都が全勝優勝したときには、北の富士さんが個人的に「北の富士賞」を授与したが、今場所の栃ノ心にもあげるのだろうか?
御嶽山噴火、山頂付近で心肺停止31人 [地震・火山・地質]
9月28日(日)
「心肺停止」というのは、マスコミにとって実に便利な言葉だ。
医師が死亡を診断しなければ「死亡」とは言えない、という法律的建前を利用して、「死亡」と言い切ることの心理的負担を回避している。
しかし、9月下旬、3000mの高峰の露天に、火山灰に埋もれて心肺停止状態で24時間近く放置された後、蘇生する可能性は限りなくゼロに近いことは、普通の医学知識があれば、わかるはず。
でも、「死者が出ている可能性が高い」とは、マスコミはけっして言わない。
昨夜の段階で、「死者+行方不明の合計10人以上」の条件で「日本の火山災害」の表を作ったのは、状況的にどうも犠牲者が2桁になりそうという見通しがあったから。
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2014-09-27-3
それでも10~20人の間だと思っていた。
でも、この感じだと、見通しを悪い方に修正しないといけない。
現在、「心肺停止」とされている31人は、実質的に「死亡」とカウントしてよいだろう。
他に、まだ見つかっていない「心肺停止」の人がいる可能性がある。
ということで、今回の噴火の犠牲者数は、
「31人 1952(昭和27) 明神礁海底噴火 観測船第5海洋丸遭難、全員殉職」
を上回って、
「43人 1991(平成3) 雲仙普賢岳 火砕流」
に近づいていくと思う。
何度も言うように、この程度の規模の噴火で、なぜこんなに大勢の犠牲者が・・・と思う。
紅葉の季節、好天気の土曜日の昼頃、近年の登山ブームということで、山頂付近に多数の登山者がいたことが被害を大きくしてしまった。
噴火のタイミングが半日ずれていたら、こんな悲惨なのことにはならなかったのに・・・。
「心肺停止」というのは、マスコミにとって実に便利な言葉だ。
医師が死亡を診断しなければ「死亡」とは言えない、という法律的建前を利用して、「死亡」と言い切ることの心理的負担を回避している。
しかし、9月下旬、3000mの高峰の露天に、火山灰に埋もれて心肺停止状態で24時間近く放置された後、蘇生する可能性は限りなくゼロに近いことは、普通の医学知識があれば、わかるはず。
でも、「死者が出ている可能性が高い」とは、マスコミはけっして言わない。
昨夜の段階で、「死者+行方不明の合計10人以上」の条件で「日本の火山災害」の表を作ったのは、状況的にどうも犠牲者が2桁になりそうという見通しがあったから。
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2014-09-27-3
それでも10~20人の間だと思っていた。
でも、この感じだと、見通しを悪い方に修正しないといけない。
現在、「心肺停止」とされている31人は、実質的に「死亡」とカウントしてよいだろう。
他に、まだ見つかっていない「心肺停止」の人がいる可能性がある。
ということで、今回の噴火の犠牲者数は、
「31人 1952(昭和27) 明神礁海底噴火 観測船第5海洋丸遭難、全員殉職」
を上回って、
「43人 1991(平成3) 雲仙普賢岳 火砕流」
に近づいていくと思う。
何度も言うように、この程度の規模の噴火で、なぜこんなに大勢の犠牲者が・・・と思う。
紅葉の季節、好天気の土曜日の昼頃、近年の登山ブームということで、山頂付近に多数の登山者がいたことが被害を大きくしてしまった。
噴火のタイミングが半日ずれていたら、こんな悲惨なのことにはならなかったのに・・・。
「火砕流」の定義 [地震・火山・地質]
9月28日(日)
昨夜からの御嶽山の噴火のテレビ報道で、あきらかに火砕流なのに、「火砕流」と言わず、「噴煙」とか「噴流」とか言って場面が多く、気になっていた。
私の感覚では、火口から噴出した物(火山噴出物)が上(垂直方向)に上がって行ったのが「噴煙」で、上に上がらず地面に沿って横に流れるのものを「火砕流」と言うのだと思う。
昨日の噴火の画像や写真には明らかに地面を這うように広がるものが写っていて、「あっ、火砕流だ」と思った。
火砕流には、500度以上の高温のものも、それほどでもないものもあるが、温度に関係なくどちらも「火砕流」なのだ。
今回の「火砕流」は低温タイプ(だったと思われる。
それでも「喉を焼かれた」という人がいるので、100度くらいはあったはず。
たとえ低温タイプの火砕流であっても、直撃されれば、呼吸困難を起こしてかなりの確率で命はない。
どうもマスコミは、そこらへんの認識が甘いというか、ないような気がする。
高温のものだけが火砕流だと思っているようだ。
(どうやら、記者会見した気象庁の偉い人=宮下誠火山防災官が「火砕流」という言葉を使いたがらず、マスコミはそれに影響されているようだ)
インタビューで「噴煙に巻かれた」と言っている人は、たまたま火砕流の端っこに位置して、直撃されなかっただけなのだ。
ということは、不幸にも火砕流に直撃された人がいると考えないといけない。
今朝になって、火山学者の早川由紀夫先生(群馬大学)がツイッターで、火砕流の定義を書いているのを見つけた。
「マグマが噴出することを噴火という。マグマがそのまま出れば溶岩だ。爆発して引きちぎれれば火山灰や軽石だ。火山灰や軽石は高温のため周囲の空気を暖めて上昇する。噴煙の柱をつくる。これに失敗して、大気中を上昇できない火山灰や軽石がある。それは地表をはって流れる。これが火砕流だ。」
「温度は火砕流の条件ではない。」
私の「火砕流」認識は間違っていなかった。
昨夜からの御嶽山の噴火のテレビ報道で、あきらかに火砕流なのに、「火砕流」と言わず、「噴煙」とか「噴流」とか言って場面が多く、気になっていた。
私の感覚では、火口から噴出した物(火山噴出物)が上(垂直方向)に上がって行ったのが「噴煙」で、上に上がらず地面に沿って横に流れるのものを「火砕流」と言うのだと思う。
昨日の噴火の画像や写真には明らかに地面を這うように広がるものが写っていて、「あっ、火砕流だ」と思った。
火砕流には、500度以上の高温のものも、それほどでもないものもあるが、温度に関係なくどちらも「火砕流」なのだ。
今回の「火砕流」は低温タイプ(だったと思われる。
それでも「喉を焼かれた」という人がいるので、100度くらいはあったはず。
たとえ低温タイプの火砕流であっても、直撃されれば、呼吸困難を起こしてかなりの確率で命はない。
どうもマスコミは、そこらへんの認識が甘いというか、ないような気がする。
高温のものだけが火砕流だと思っているようだ。
(どうやら、記者会見した気象庁の偉い人=宮下誠火山防災官が「火砕流」という言葉を使いたがらず、マスコミはそれに影響されているようだ)
インタビューで「噴煙に巻かれた」と言っている人は、たまたま火砕流の端っこに位置して、直撃されなかっただけなのだ。
ということは、不幸にも火砕流に直撃された人がいると考えないといけない。
今朝になって、火山学者の早川由紀夫先生(群馬大学)がツイッターで、火砕流の定義を書いているのを見つけた。
「マグマが噴出することを噴火という。マグマがそのまま出れば溶岩だ。爆発して引きちぎれれば火山灰や軽石だ。火山灰や軽石は高温のため周囲の空気を暖めて上昇する。噴煙の柱をつくる。これに失敗して、大気中を上昇できない火山灰や軽石がある。それは地表をはって流れる。これが火砕流だ。」
「温度は火砕流の条件ではない。」
私の「火砕流」認識は間違っていなかった。