SSブログ

校閲に対応できないと、出版はできない [世相]

12月7日(木)

まともな出版社から本を出した人なら経験することだが、原稿がゲラになった段階(初校と再校の間くらい)で校閲が入る。

校閲者は編集者とは別で、記述の事実関係が正しいか、論理に矛盾がないかをチェックする人、社内に校閲担当の人がいる場合もあるが、外部の専門の校閲者に依頼(外注)する場合も多い。

私のように、著者がいい加減な人だと、校閲者の書き込みや付箋がどっさり付いてきて、その対応に追われることになる。

けっこう厳しいし、校閲にちゃんと対応できなければ本は出版できない。

つまり、優れた校閲者がついてくれれば、本の質(信頼度)はぐっと上がる。

おそらく、出版中止になったKADKAWAのヘイト本、膨大な量の校閲が付いたのだと思う。
不適切な調査方法、典拠が怪しいデータや引用、デマに近い言説、倫理(人権)的に問題がある記述etc、すべて校閲のチェックが付く。

訳書の場合、誤訳以外は、原著者が対応して訂正すればともかく、それをしない場合は、膨大な校閲者註を残した状態で出版するか、出版を中止するかのどちらかになる。

前者はあまりにみっともない。
結局、KADKAWAは後者を選んだということだろう。
nice!(0)  コメント(0) 

駿河台「山の上ホテル」 [世相]

10月24日(火)

駿河台の「山の上ホテル」が、」来年2月で営業停止に。

物書きなら、一度は「山の上ホテル」で編集者と打ち合わせするのがあこがれ。


一度だけだけど、食べた天婦羅、おいしかったなぁ。

老朽化に加えて、周囲をすっかり明治大学に囲まれてしまっている。
逆に、明治大学としては、あそこ欲しいだろうな(とても高いけど)。

------------------------------------
「山の上ホテル」全館休業へ 老朽化に対応、24年2月13日から

東京・神田の駿河台にあり、著名な作家たちに愛されてきた「山の上ホテル」(東京都千代田区)が2024年2月13日から全館休業することになった。同ホテルが23日、ホームページで公表した。建物の老朽化への対応を検討するためで、休業期間は「当面の間」としている。

同ホテルは1954年に開業。丘の上にたたずむアールデコ建築の洋館で、池波正太郎や常盤新平、山口瞳ら、数々の作家たちが定宿にした。

『毎日新聞』 2023/10/23 19:27(最終更新 10/23 20:23) English version 386文字
https://mainichi.jp/articles/20231023/k00/00m/020/282000c?fbclid=IwAR2-MTOwMvgAX1ucLgTKarWYxGlyw1rPyA8zFn_C_5givh3EOHnOebuFzK8
nice!(0)  コメント(0) 

京都の宿泊費、高騰 [世相]

9月20日(水)

11月18日(土)に京都に行くのだけど、定宿の「ヴィアイン京都室町四条」がなんと23500円(1人1泊)。
他は軒並み25000円以上で、多くは3万円超。

紅葉の季節の土曜日で最高価格帯。
3年前は、土曜日でも7500円くらいだったから、3倍。

泊まらずに。最終の新幹線(21時38分発)で帰ろうかと思う。
でも、それだと帰宅は0時。
体力的にきつい。

猫ちゃんに「そういう無理をすると、また壊れるから、泊まってらっちゃい」と言われる。

【追記】
京都の宿泊費の件、呼んでくださる方が気を遣ってくださり、解決。

それにしても、京都で研究会とか、気軽にできなくなるご時世なんだな。
東京のホテルの値段も、高騰しているから、東京で開催だと、今度は関西の人が困る。
nice!(0)  コメント(0) 

「夢の大台」(金1g=10000円)到達だが・・・ [世相]

8月29日(火)

金地金(小売値)、ついに1g=1万円の「夢の大台」に到達(1万1円)。
金相場20230829.jpg
「夢の大台」だが、円安が大きな要因で、あまり喜べない。。
nice!(0)  コメント(0) 

12年前の放射性物質汚染、もう誰も関心がない [世相]

8月29日(火)

もう皆、忘れていると思うが・・・。

12年前の春、東京を含む関東地方には、福島第一原発の水素爆発で、発生した放射性物質を大量に含む雲から、大量の放射性物質が降り注いだ。

結果、あちこちの道路脇でヨウ素131(半減期8.1日)がプッチン、プッチン(放射性物質が崩壊して放射線が出る擬音)、そっちの草むらでセシウム134(半減期2.7年)がプッチンという状態になり、空間線量も平常時の倍近くになった。

放射能雲が千葉県北西部方面から東京東部に入ったので、東京は東部ほど土壌汚染がひどかった(足立区など)。
荒川水系の水道水には、放射性物質が混じり、それを多くの人が飲料水として飲むことになった。
(ウチは多摩川水系なので、汚染はさほどでもなかったが)

12年経った今でも、東京東部の公園の土を数センチ掘れば、半減期が長いセシウム137(半減期30.1年)が出てくるはずだ。

で、放射線被曝の影響で癌の発生が増え、平均寿命が5%ほど縮むという説もあった。

あれ、結局、どうなったのだろう?
癌、顕著に増えたのだろうか?(高齢化の進行で一定のペースで増えるはずだが、それ以上に)
平均寿命の短命化現象は起こったのだろうか?

もう誰も関心がない。

nice!(0)  コメント(0) 

一ツ橋「学士会館」フレンチレストラン「Latin(ラタン)」が閉店 [世相]

8月5日(土)

一ツ橋「学士会館」のフレンチレストラン「Latin(ラタン)」が8月31日で閉店とのこと。
latin_slider1.jpg
大学院生の頃、山中裕先生の『御堂関白記』(藤原道長の日記)の講読会が「学士会館」であり、その後、ここで食事したことがある。

貧しい院生で、ちゃんとした洋食を食べる機会も少なく、しかも偉い先生と同じテーブルで緊張した記憶がある。

あれは何年前? 40年前か・・・。
nice!(0)  コメント(0) 

ヘイトスピーチは人を殺す [世相]

7月13日(水)

タレントのryuchellさんの件、驚いた。
自分よりよりずっとずっと若い人が、自ら命を絶つのはほんとうに悲しい(合掌)。

ヘイトスピーチに殺されたも同然。
日本Twitter社は、ヘイトスピーチへの対処が甘すぎる。
ヘイトスピーチが人を殺すということ、ヘイターたちに場を提供することの意味をもっと自覚すべきだ。


nice!(0)  コメント(0) 

原発処理水問題 [世相]

7月5日(水)

原発処理水問題、麻生閣下か二階さんあたりが、コップでガブ飲みして、

「ああ、うまい! ほのかにトリチウムの味がして、うまい」

と、パフォーマンスすれば、いいと思う。

余命が10%縮んでも大差ない。

あるいは、処理水を湧かして、「ラジウム温泉」に対抗して「トリチウム温泉」と称し、「余命が10%延びる」と宣伝すれば、入りに来るお爺さん、お婆さん、けっこう、いると思う。
nice!(0)  コメント(0) 

右派の動向 [世相]

7月4日(火)

講義の後、神保町のカフェで、右派の動向に詳しいライターさんと面談。

「理解増進法」について自民党の稲田・古屋・新藤衆議院議員を「三悪党」として糾弾しているのは○○党のシンパ。
安倍元首相の「ご意向」を笠に着る「安倍イタコ芸」の連中も困ったもの。

まったく同感。
nice!(0)  コメント(0) 

度量衡の統一は重要 [世相]

6月23日(金)

例のタイタニック見物の潜水艇、水深4000フィート(約1219m)の耐性で設計されているのに、4000メートルまで潜れると思って、壊れたという話。

で、Twitterで「ヤード・ポンド法を滅ぼせ!」という言説が流れている。

1インチ≒2.5cmというのは、ヒールの高さで覚えた。
1ハロン≒200m、1マイル≒1600mというのは競馬で覚えた。
あとは、ほとんど知らない。

1尺(天平尺)≒29.6cmは、古代史の研究で覚えた。
1尺(曲尺・かねじゃく)≒30.3cmはどこで覚えたのだろう?
日本人の生活常識?
でも、1尺(鯨尺)≒37.88cmは、和裁をしない(できない)ので覚えていない。

ともかく、度量衡の統一は重要。

ちなみに、長さは
1インチ(in)=2.54 cm
フィート(ft)=12 インチ= 30.48 cm
ヤード (yd)=3 フィート=0.9144 m
であり、重さは
1オンス (ounce)≒28.35 g
1ポンド (pound)=16 オンス≒453.6g
である。
12進法や16進法が入り交じり、これで不便しない(ちゃんと換算できる)英・米人は、さすがに頭が良い。

江戸時代の日本人も。
1里=36町 1町=60間 1間=6尺
1両=4分=16朱≒4000文
みたいなことをしていたので、他人事ではない。
電卓をプレゼントしたくなる。


nice!(0)  コメント(0)