マタタビはネコの蚊よけ 反応する主成分特定 [日常(花・街・山・猫・蝶)]
12月21日(木)
マタタビの研究をしていたら、見知らぬ猫が、研究室を訪ねてきたらしい。
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マタタビはネコの蚊よけ 反応する主成分特定―岩手大・名大
ネコが好んで反応するマタタビの主成分を特定し、蚊を寄せ付けない効果があることを確認したと、岩手大の宮崎雅雄教授や名古屋大の西川俊夫教授らが発表した。茂みに隠れて獲物を狙うネコ科動物が蚊から身を守るため、マタタビを利用するよう進化した可能性があるという。論文は21日、米科学誌サイエンス・アドバンシズに掲載された。
マタタビはキウイフルーツと同じマタタビ科のつる性樹木。ハーブとして使われるシソ科の草「キャットニップ(イヌハッカ)」と同様に、ネコ科動物が好むことが昔から知られる。キャットニップの場合、ネコが反応する主成分は防虫作用がある化学物質「ネペタラクトン」と解明されているが、マタタビの場合は似た物質「ネペタラクトール」の方が多く、強く反応することが精密な分析やネコの実験で分かった。
ネコがマタタビの葉に顔や頭をこすり付け、ネペタラクトールが付着すると、幸福感や鎮痛効果をもたらす神経伝達物質「ベータ・エンドルフィン」の血中濃度が上昇することが判明。ヒトスジシマカに刺されにくくなることも実験で確認した。
「時事通信」2021年01月21日09時46分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021012100422&g=soc&fbclid=IwAR0kFo-4xdJPLQHxqwudZ_87ihmwyzybi_VKiH9kxktDpQILiN3pjdIZ1ys
マタタビの研究をしていたら、見知らぬ猫が、研究室を訪ねてきたらしい。
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マタタビはネコの蚊よけ 反応する主成分特定―岩手大・名大
ネコが好んで反応するマタタビの主成分を特定し、蚊を寄せ付けない効果があることを確認したと、岩手大の宮崎雅雄教授や名古屋大の西川俊夫教授らが発表した。茂みに隠れて獲物を狙うネコ科動物が蚊から身を守るため、マタタビを利用するよう進化した可能性があるという。論文は21日、米科学誌サイエンス・アドバンシズに掲載された。
マタタビはキウイフルーツと同じマタタビ科のつる性樹木。ハーブとして使われるシソ科の草「キャットニップ(イヌハッカ)」と同様に、ネコ科動物が好むことが昔から知られる。キャットニップの場合、ネコが反応する主成分は防虫作用がある化学物質「ネペタラクトン」と解明されているが、マタタビの場合は似た物質「ネペタラクトール」の方が多く、強く反応することが精密な分析やネコの実験で分かった。
ネコがマタタビの葉に顔や頭をこすり付け、ネペタラクトールが付着すると、幸福感や鎮痛効果をもたらす神経伝達物質「ベータ・エンドルフィン」の血中濃度が上昇することが判明。ヒトスジシマカに刺されにくくなることも実験で確認した。
「時事通信」2021年01月21日09時46分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021012100422&g=soc&fbclid=IwAR0kFo-4xdJPLQHxqwudZ_87ihmwyzybi_VKiH9kxktDpQILiN3pjdIZ1ys
私が馴染んだ渋谷がどんどん消えていく [日常(花・街・山・猫・蝶)]
世界猫遺産に登録決定! [日常(花・街・山・猫・蝶)]
10月19日(月)
「ナスカの地上絵」の新発見の「猫」。

世界猫遺産に登録決定!
モデルは、この地域に住むアンデスネコらしい。

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南米ナスカの地上絵に巨大ネコ 2000年前に作成か
巨大な地上絵で有名な南米ペルーのナスカで、のんびり横たわっているように見える巨大なネコの地上絵が見つかった。
約2000年前に作成されたとみられるネコの絵は、ナスカの高原に描かれた他の動物の絵と同じように、地表の暗い色の岩を線状に取り除き、明るい色の岩を露出させることで描かれたものとみられる。
ネコが描かれた丘に登ると、他の様々な地上絵が良く見えるようになっている。
ペルー文化省は声明で、「自然の浸食作用を受けやすい急斜面に描かれているため、この絵はこれまでほとんど見えず、消えそうになっていた」と説明した。今月半ばに、清掃と保全作業を済ませたという。
文化省で地上絵保護を担当するジョニー・イスラ氏はスペインのEFE通信に対し、ネコの絵はナスカ文明より早い時期に描かれたものだと話した。ほとんどの地上絵はアンデス文明でナスカ文化が栄えた紀元200~700年の間に作成されたが、ネコの絵は紀元前500年から紀元200年の間に続いたパラカス後期のものだという。
「これは図像を比べることで分かる。たとえば、パラカス時代の織物には、様々な地上絵とよく似た鳥やネコや人間の模様がある」
「BBCニュース」2020年10月19日
https://www.bbc.com/japanese/54594970
「ナスカの地上絵」の新発見の「猫」。

世界猫遺産に登録決定!
モデルは、この地域に住むアンデスネコらしい。

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南米ナスカの地上絵に巨大ネコ 2000年前に作成か
巨大な地上絵で有名な南米ペルーのナスカで、のんびり横たわっているように見える巨大なネコの地上絵が見つかった。
約2000年前に作成されたとみられるネコの絵は、ナスカの高原に描かれた他の動物の絵と同じように、地表の暗い色の岩を線状に取り除き、明るい色の岩を露出させることで描かれたものとみられる。
ネコが描かれた丘に登ると、他の様々な地上絵が良く見えるようになっている。
ペルー文化省は声明で、「自然の浸食作用を受けやすい急斜面に描かれているため、この絵はこれまでほとんど見えず、消えそうになっていた」と説明した。今月半ばに、清掃と保全作業を済ませたという。
文化省で地上絵保護を担当するジョニー・イスラ氏はスペインのEFE通信に対し、ネコの絵はナスカ文明より早い時期に描かれたものだと話した。ほとんどの地上絵はアンデス文明でナスカ文化が栄えた紀元200~700年の間に作成されたが、ネコの絵は紀元前500年から紀元200年の間に続いたパラカス後期のものだという。
「これは図像を比べることで分かる。たとえば、パラカス時代の織物には、様々な地上絵とよく似た鳥やネコや人間の模様がある」
「BBCニュース」2020年10月19日
https://www.bbc.com/japanese/54594970
古墳時代の土器片に猫の肉球跡? [日常(花・街・山・猫・蝶)]
9月29日(火)
仏教が渡来した時、経典を鼠から守るために猫は日本にやってきた、という俗説(史料的な証拠はない)より、早くに猫は日本列島にいた物証。
今回の須恵器は古墳時代後期(6~7世紀)のものだが、過去にも、同時代の足跡がある須恵器が発見されている。
また、壱岐島の弥生時代中期(紀元前2世紀~紀元1世紀)の遺跡でも、肉球跡のある土器が出土している。
須恵器工房で焼成前の生乾きの須恵器の上を、猫がテチテチ歩いている姿を想像。
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古墳時代の土器片に猫の肉球跡? 福井県で展示、土器を乾燥中に踏んだか

ネコとされる生き物の足跡が付いた須恵器=福井県美浜町歴史文化館
ネコと日本人が歩んできた歴史を紹介する福井県の美浜町歴史文化館の企画展「ネコ踏んじゃった!?」がこのほど、同館で始まった。町内で見つかったネコとみられる動物の足跡付きの須恵器片を初めて公開している。足跡付きの土器片では最古級の古墳時代後期(6~7世紀)のもので、同館学芸員は「国内でのネコの生息時期を知る上で貴重な史料」と話している。11月29日まで。
須恵器片は2018年10~12月、興道寺廃寺跡周辺の発掘調査で見つかった。円墳の周溝から土器片約10点が出土し、そのうちの一つの須恵器杯に大きさ約2センチのくぼみを確認。形状がネコの肉球に似ているほか、爪の跡がなく、歩く時に爪を隠す特徴があるネコの足跡と推測。屋外で乾燥させていた時に踏まれたとみられる。
同館の松葉竜司副館長によると、ネコとされる生き物の足跡がついた土器は国内に3点見つかっている。そのうち、同様の足跡が付いた古墳時代の須恵器は、07年に兵庫県姫路市の古墳で見つかったものしかないという。
松葉副館長は「近年の発掘調査で国内のネコの生息時期は弥生時代中期(紀元前2世紀~紀元1世紀)にさかのぼるといわれているが、十数年ほど前までは奈良時代(8世紀)以降とするのが定説だった。8世紀以前のネコに関する国内の史料は少なく貴重」と話す。
企画展では、美浜町と姫路市で見つかった足跡付きの須恵器のほか、日本のネコの伝来を探るパネルなど約40点を展示。放し飼いのネコの盗難や売買を禁ずることを示す若狭の地誌の写真やイヌをかたどった古墳時代の土製品なども並べている。月曜休館。
『福井新聞』2020年9月29日 午前7時00分
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1174020?fbclid=IwAR1cmx8FU8LPh4HdIz7KTqJZ6e66bmYoNa6pFpYbejvpm905o-84KS4zRIA
仏教が渡来した時、経典を鼠から守るために猫は日本にやってきた、という俗説(史料的な証拠はない)より、早くに猫は日本列島にいた物証。
今回の須恵器は古墳時代後期(6~7世紀)のものだが、過去にも、同時代の足跡がある須恵器が発見されている。
また、壱岐島の弥生時代中期(紀元前2世紀~紀元1世紀)の遺跡でも、肉球跡のある土器が出土している。
須恵器工房で焼成前の生乾きの須恵器の上を、猫がテチテチ歩いている姿を想像。
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古墳時代の土器片に猫の肉球跡? 福井県で展示、土器を乾燥中に踏んだか

ネコとされる生き物の足跡が付いた須恵器=福井県美浜町歴史文化館
ネコと日本人が歩んできた歴史を紹介する福井県の美浜町歴史文化館の企画展「ネコ踏んじゃった!?」がこのほど、同館で始まった。町内で見つかったネコとみられる動物の足跡付きの須恵器片を初めて公開している。足跡付きの土器片では最古級の古墳時代後期(6~7世紀)のもので、同館学芸員は「国内でのネコの生息時期を知る上で貴重な史料」と話している。11月29日まで。
須恵器片は2018年10~12月、興道寺廃寺跡周辺の発掘調査で見つかった。円墳の周溝から土器片約10点が出土し、そのうちの一つの須恵器杯に大きさ約2センチのくぼみを確認。形状がネコの肉球に似ているほか、爪の跡がなく、歩く時に爪を隠す特徴があるネコの足跡と推測。屋外で乾燥させていた時に踏まれたとみられる。
同館の松葉竜司副館長によると、ネコとされる生き物の足跡がついた土器は国内に3点見つかっている。そのうち、同様の足跡が付いた古墳時代の須恵器は、07年に兵庫県姫路市の古墳で見つかったものしかないという。
松葉副館長は「近年の発掘調査で国内のネコの生息時期は弥生時代中期(紀元前2世紀~紀元1世紀)にさかのぼるといわれているが、十数年ほど前までは奈良時代(8世紀)以降とするのが定説だった。8世紀以前のネコに関する国内の史料は少なく貴重」と話す。
企画展では、美浜町と姫路市で見つかった足跡付きの須恵器のほか、日本のネコの伝来を探るパネルなど約40点を展示。放し飼いのネコの盗難や売買を禁ずることを示す若狭の地誌の写真やイヌをかたどった古墳時代の土製品なども並べている。月曜休館。
『福井新聞』2020年9月29日 午前7時00分
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1174020?fbclid=IwAR1cmx8FU8LPh4HdIz7KTqJZ6e66bmYoNa6pFpYbejvpm905o-84KS4zRIA
白い曼殊沙華 [日常(花・街・山・猫・蝶)]
9月25日(金)
自宅から駅に行く途中の道端に咲いているシロバナマンジュシャゲ(白い彼岸花。コヒガンバナとショウキズイセンの交雑種)。


↑ 2枚とも23日撮影
毎年、楽しみにしていたのだが、一昨秋、心無い人(彼岸花を嫌う人)に根(球根)から掘られてしまい、昨秋は咲かなかった。
「今年はどうだろう?」と思っていたら、21日に、少し違う場所に蕾があるのを見つけた。

↑ 21日撮影
23日にきれいに咲いてくれた(1・3枚目)。
よかった、よかった。
1株だけでなく、ちょっとした群落になっているので、もう大丈夫だろう。


↑ 2枚とも24日撮影
【おまけ】自宅庭の赤いマンジュシャゲも咲き始めた(26日撮影)。
自宅から駅に行く途中の道端に咲いているシロバナマンジュシャゲ(白い彼岸花。コヒガンバナとショウキズイセンの交雑種)。
↑ 2枚とも23日撮影
毎年、楽しみにしていたのだが、一昨秋、心無い人(彼岸花を嫌う人)に根(球根)から掘られてしまい、昨秋は咲かなかった。
「今年はどうだろう?」と思っていたら、21日に、少し違う場所に蕾があるのを見つけた。
↑ 21日撮影
23日にきれいに咲いてくれた(1・3枚目)。
よかった、よかった。
1株だけでなく、ちょっとした群落になっているので、もう大丈夫だろう。
↑ 2枚とも24日撮影
【おまけ】自宅庭の赤いマンジュシャゲも咲き始めた(26日撮影)。