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中高年の「セックスレス」って、そんなに問題なのか? [現代の性(一般)]

12月1日(日)

「日本性科学会」の症例研究会のテーマが「中高年のセックスレス」という話を読んで思ったこと。

10月の「性科学セミナー」(鹿児島市)でも思ったことだけど、セクソロジー(性科学)の人たちって、なぜ「セックレス」をこんなに問題視するのだろう?

若い人たちがセックスしたいのにできないというのは、なにが障壁になっているかを明らかにし、それを除く方策を考えることも有益かもしれない。

しかし、中高年(40〜60代)の「セックスレス」って、そんなに問題なのだろうか。
大人なんだから、セックスしたい人はすればいいし、したくない人はしなくていいと思う。
まるで「病」のように扱うのは、余計なお世話だと思う。

一生涯、セックスし続けなければいけないというのは、「お褥(しとね)下がり」という言葉(慣習)があった日本の文化に明らかに反していると思う。

知命(50歳)、還暦(60歳)を超えても「セックスしなくちゃ、セックスしなくちゃ」と性欲を剥き出しにするより、「すべきことはした、見るべきものは見た、あとは往生を願うばかり」の方が、よほど平穏な老後を送れると思う。

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「上野千鶴子さん×かがみすと」問題 [現代の性(一般)]

12月1日(日)

「上野千鶴子さん×かがみすと」企画の「上野千鶴子さんに質問『ベッドの上では男が求める女を演じてしまう』」という記事の中で、上野千鶴子さんは、次のように語っている。
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私がセックスワークや少女売春になぜ賛成できないかというと、「そのセックス、やってて楽しいの?あなたにとって何なの?」って思っちゃうからなのよ。
自分の肉体と精神をどぶに捨てるようなことはしないほうがいいと思う。自分を粗末に扱わない男を選んでほしい、だってそっちの方が絶対セックスのクオリティが高いもん。

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「そのセックス」の「その」は、日本語の文章として直前に例示されている「セックスワークや少女売春」と読むのは、ごく自然だと思う。
というか、それ以外には読めないだろう。
そして「そのセックス」について「自分の肉体と精神をどぶに捨てるようなこと」という評価が出てくるわけで、その結果、「セックスワークや少女売春」は「自分の肉体と精神をどぶに捨てるようなこと」と読まれてしまうのは、(直接的には書いてないにしても)仕方がないと思う。
私は、「少女売春」はともかく「セックスワーク」に対する上野さんの言説としては、特に驚かない。
むしろ、上野さんの本音だと思う。
この発言について「職業差別や侮蔑につながる表現」という批判がセックスワークの当事者や支援者からあがったのは当然だ。
それに対して編集者は正面から応じていない。
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セックスワークを侮蔑する流れでの発言ではなかったので、反論しようがない、というのが私の意見です
https://mirror.asahi.com/article/12921259?fbclid=IwAR1tBOHnuo7FpsWo3MqugZsXeyq1iTQS8TOQeyQKL6HhF6Pm7fO82pXMAXY
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文脈をすり替え、あえて不自然な読み取りをすることで、お門違いな批判としてスルーしようとしている。
それは、むしろ上野さんの本意ではないだろう。

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『週刊現代』2019年11月2・9日合併号、特集「巨乳の心理学」 [現代の性(一般)]

10月31日(木)

『週刊現代』(講談社)2019年11月2・9日合併号の巻末特集「巨乳の心理学」。
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↑ 巻末特集の内扉の上部。
下3分の2は乳房のアップ写真なので、ここには載せられない。
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↑ 表紙を見ると、死期が遠くない高齢男性が読者層であることがわかる。

自分が仕事としてかかわった記事だけど、あまりに内容が低劣で、紹介する気にならなかった。

私のコメントは下記。
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明治大学非常勤講師で、性社会・文化史を研究する三橋順子さんが乳房への興味の変遷を解説する。
「江戸時代の春画がでは大半が着衣性交です。胸を露出したものは少ない。性器や顔や髪を微に入り細を穿って精緻に描くような情熱が、乳房にはありません。かつての日本人は、乳房に強い関心を持たなかったのです。
 ’80年代初頭まで、電車や公園内で母親が授乳する光景は日常的に見られました。公共の場での授乳が消滅したのは、社会全体で乳房が性的な対象として見られるようになったからです」

あと、3つある短いコラムの1つ「乳房は”圏外”だった」も、私のネタ。
「江戸時代の性生活における技法に関する書籍には『男性期』『女性器』の9段階に分けられたランキングはあるが、『乳房』に関してのランキングはなかった」

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科研費申請のメンバーを辞退 [現代の性(一般)]

10月20日(日)

某セクシュアリティ系研究会の科研費申請のメンバーに加わることを辞退する。

私は、科研費申請に必要な研究者番号を持っていないし、私の研究業績は、題名からしていかにも怪しいものばかりなので、申請に加わっても、審査の段階でマイナスにこそなれ、プラスにはならない。

それと、お金(助成)が絡む共同研究は、いろいろ制約が多く、気ままで書類仕事が苦手な私には不向きなことは、先月、某企業財団系の共同研究グループでのトラブル(ようやく離脱)で、よくよくわかったので。

ちゃんとした大学の、ちゃんとした先生たちと横並びというのは、やはり無理だと、自分で思う。野良は野良なりの道を行く。

いろいろお世話になっている主宰の先生にはたいへん申し訳なく思うが、我を通させていただいた。

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第39回日本性科学会学術集会(鹿児島市)のご案内 [現代の性(一般)]

8月27日(火)

「第39回日本性科学会学術集会:新時代の性科学を模索するー明治維新ゆかりの地にてー」は、10月6日(日)、鹿児島市医師会館 で開催されます。
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http://jsss39.umin.jp/

私は、シンポジウム2「歴史の中のLGBT」で「日本史の中のLGBT(のような人たち)」というお話をいたします。

ご関心のある方のご参加をお待ちしています。

予稿集(校正中)の表紙。
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フィリピンのスラム街のレポート [現代の性(一般)]

7月31日(水)

フィリピン・マニラ市郊外ののスラム・トンド地区の「スモーキーマウンテン」にホームステイしていた学生(男子3年)のレポートが秀逸。
とくに、同地区の女性たちの売春事情の具体的な聞き取りは、読みごたえがある。

大人の男性3人(内、1人は筆者の学生)が、ごみの山で一日、スカベンジャー(金目になるゴミ拾い)をして得られる収入が約200フィリピンペソ(約400円)。
それに対して、少女売春は1日(10時間労働)で1人150フィリピンペソ(約300円)。大人の男性1人あたりの2.2倍だ。
家計収入を女の子のセックスワークに依存しなければならない社会構造がある。

レポートは文句なしのA+評価なのだけど、世界のスラム街を泊まり歩いている学生なので、出席があまり良くない。

私の講義など聞くより、ずっと貴重な体験をしているわけだから、出席の悪さには目を瞑って評価する。

ところで、このレポートには書いてないが、こうした極貧な環境に育つ男の子は、男の子ではほとんど稼げないが、女の子になればそれなりに稼げる。
だから、小柄でかわいい顔で生まれた男児は、親が女の子になることを勧める。

25年前に甲府のショーパブで働く、ニューハーフ・フィチピーナに聞いたことがある。

経済的な事情や社会的な構造が性別移行に作用すること、こうした事例から、ちゃんと理論化したいと思っている。



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「#KuToo」の記事の記事(『福島民友新聞』2019年6月27日掲載) [現代の性(一般)]

7月5日(金)

『福島民友新聞』2019年6月27日掲載の「#KuToo」の記事。
福島民友20190627 - コピー.jpg
福島在住のYさんがわざわざ郵送してくださった(感謝)。

気合が入った良記事。
来期の講義で使おう。


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#Kutoo [現代の性(一般)]

6月7日(金)

私が大学の講義「衣服とジェンダー&セクシュアリティ―身体と装いの間―」で学生に見せる画像。
纏足1.jpg
左が前近代中国の身体変工「纏足」のX線写真、右が現在のハイヒール。

両者のシルエットの驚くほどの類似から、その機能(女性の運動性の制約)の類似が推測できる。

脱げない纏足に対して、ハイヒールは脱げるという違いはあるけど、ハイヒールの着用で足の骨に変形をきたすのは纏足と同じ。

ハイヒールを履きたい人は履けばいいけど、履きたくない人に職権で強制するのはあきらかな人権侵害。
#Kutoo
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職場でハイヒール強制「業務上必要なら」 厚労相が容認

民間企業などで、足に負担のかかるハイヒールやパンプスを履くことを女性に事実上強制している職場があることについて、根本匠厚生労働相は5日の衆院厚労委員会で「業務上必要かつ相当な範囲」であれば容認する姿勢を示した。ネット上では、職場でのハイヒールなどの着用強制に反対する声が広がり、3日には厚労省に約1万8800人の署名が提出されている。

立憲民主党の尾辻かな子氏が着用義務づけの必要性をただしたのに対し、根本氏は「女性にハイヒールやパンプスの着用を指示する、義務づける。これは社会通念に照らして業務上必要かつ相当な範囲かと、このへんなんだろうと思う」と述べた。一方で、「けがした労働者に必要もなく着用を強制する場合などはパワーハラスメントに該当しうる」とも述べた。高階恵美子厚労副大臣は「強制されるものではない」と答弁した。

職場でのハイヒールの着用をめぐっては、俳優の石川優実さん(32)が3日、「強制反対」に賛同する署名を厚労省に提出。飲食店やホテルなどで接客を担当する人が着用を強制されている場合が多いといい、強制を禁止する通達を企業に出すよう求めている。(村上晃一)

『朝日新聞』2019年6月5日20時34分
https://www.asahi.com/articles/ASM6566MNM65ULFA04B.html


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コメント票から(痴漢概念の国際的通用性&「ひかがみ」) [現代の性(一般)]

5月20日(月)

前回の講義「セクシュアリティ論の基礎」で、「痴漢という概念は英語に直訳できません。なぜなら英語にはその概念がないから」という話をした。

そうしたら、短期間だが中東地域に住んでいたことがある女子学生さんがコメント票で、
「バスの後部座席で隣の男性が私の体を触ってきたとき、「痴漢」さらたという感覚だったのに、英語でなんと表現するかわかりませんでした。結局、運転手さんには『私の意思に反して体を触られた』と伝えたら『性犯罪だ!』と大騒動になりました」
と体験を語ってくれた。

痴漢に遭ったのは不幸なことだが、こういう実話を教えてくれるのは、ほんとうにありがたい。

このことをFacebookに書いたら、性科学の先生(英語は抜群に堪能)から、
「gropingやFrotteuristic Disorder(窃触症)とchikan(痴漢)概念の違いについて考えたことがなかった」というコメントをいただいた。

Frotteurism(窃触症)とはかなり重なると思うが、chikan(痴漢)概念の方がやや広いように思う。
そこで、英語圏でFrotteuristic DisorderもしくはFrotteurismという用語はどの程度の認知度なのでしょうか?とお尋ねしたら、
「gropingと違って精神医学の専門用語なので、日本人が「窃触症」という言葉を知らないのと同じ…だと思います」
というお返事だった

gropingについては、別の学生さんから「近いのはgropingかも」というコメントがあったので、ここらへんが一般的なのかも。

さらに別の学生さんから、
「アメリカ人女性、カナダ人男性、アイルランド人の男性と会話したとき、「痴漢」についての説明にとても困りました。でも韓国人の女性には、すぐに通じました」
というコメント(証言)があった。


また、前回の講義「セクシュアリティ論の基礎」で、身体部位へのフェティシズムの話をした。

そうしたら「私、ひかがみが好きです」という学生(女子)がいて驚く。
部位が好きなことに驚いたのではなく、今時の若い人が「ひかがみ」という言葉を知っていたことに。

皆さん、身体のどの部位だかわかりますか?
ちなみに、漢字だと「膕」(にくづきに国の旧字体)と書く。

答えは、膝の裏のくぼみのこと。

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アラバマ州で、全米で最も厳しい中絶禁止法案が可決  [現代の性(一般)]

5月15日(水)

妊娠何週目かを問わず、レイプや近親相姦による妊娠でも中絶は認めないというのは、あまりに女性の人権を無視している。

「性と人権」という点で、アメリカ南部のいくつかの州は、お話にならないような後進地帯であることが、よくわかる。

しかも、今後の連邦最高裁の判断によっては、妊娠中絶の禁止がアメリカ全体に適用される可能性もあるという。

アメリカは、いったいどこまで逆行するのだろう。

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全米で最も厳しい中絶禁止の州法案が可決 アラバマ州

米アラバマ州議会上院は14日、人工妊娠中絶を全面的に禁止する州法案を、賛成25、反対6で可決した。妊娠何週目かを問わず、レイプや近親相姦による妊娠でも中絶は認められないため、成立すれば全米で最も厳しい中絶禁止法となる。

州法案は、ケイ・アイヴィー州知事(共和党)が署名すれば成立する。知事は中絶を強く反対しているとみられる。
先月30日に同州議会下院で賛成74、反対3で可決されたこの州法案では、母体保護の目的でのみ例外的に中絶が認められる。
今年に入り全米50州のうち16州で、中絶権を制限する州法案が提出され、複数の州で可決されている。

中絶反対派は、たとえこうした州法が下級審で違憲と判断されても、連邦最高裁まで争う構えだ。連邦最高裁が人工中絶を女性の権利として認めた1973年の「ロー対ウェイド」判決を覆すことを、最終的な目的としている。

ドナルド・トランプ大統領による最高裁判事2人の指名によって、連邦最高裁の構成は保守派優勢に傾いている。そのため中絶反対派はこの機を捉えて、人工中絶を全米で違法にする最高裁判決を求めていく見通し。

中絶反対派のクライド・チャンブリス州上院議員(共和党)は、中絶を合法化した1973年の「ロー対ウェイド」判決に対抗する方針
全米女性機構(NOW)は、アラバマ州の法案は「違憲」であり、「選挙に向けて、中絶反対候補への支援を集めるのが目的なのは見え見え」だと批判している。
全米家族計画連盟(PPFA)のステイシー・フォックス氏は声明で、「アラバマ州と全米の女性にとって暗澹(あんたん)たる日」だとコメントした。フォックス氏はアラバマ州の議員は「賛成票を投じたことを永遠に非難されながら生きていくことになるし、この事態が誰の責任なのか全ての女性に知らしめていく」と述べた。

アラバマ州議員の主張
州議会上院のテリー・コリンズ議員(共和党)は、「我々の法案は、子宮の中にいる胎児は人間だと認定している」と述べた。
同じく中絶反対派のクライド・チャンブリス議員(共和党)は、法案が成立すればそれをもとに、中絶を合法化した「『ロー対ウェイド』判決の是非について最高裁に直接判断を求める」ことができるようになると述べた。
一方、民主党のボビー・シングルトン議員は、この法案は「医師を有罪にする」もので、「女性に向かって、あなたたちの体はこう使えと男が命令」できるようにするものだと批判した。
法案審議に先立ち、ロジャー・スミザーマン議員(民主党)は、「近親相姦とレイプによって妊娠した12歳の少女に、(出産する)ほかにどうしようもないと告げるに等しい」と主張していた。

法案の内容
アメリカでは昨年から、オハイオ、ミシシッピー、ケンタッキー、アイオワ、ノースダコタ、ジョージアの各州で、胎児の心拍が確認できるようになった時点で中絶を禁止とする厳しい中絶禁止法が次々と成立している。胎児の心拍が確認できるのは一般的に妊娠6週目ごろとされる。

今回アラバマ州で可決された法案は妊娠中のどの時期でも人工中絶を禁止する、これまでで最も厳しい内容だ。時期を問わず妊娠を中絶すれば、最も重い重罪となる可能性がある。
医師が中絶手術を試みた場合は禁錮10年、実際に中絶手術を行なった場合は禁錮99年の量刑が言い渡される可能性がある。
中絶手術を受けた女性は刑事責任を問われないという。
一方、母体への深刻な危険が生じた場合には、中絶が認められるという。
法案は、旧ソ連の「スターリンの強制収容所やカンボジア(ポル・ポト政権)のキリング・フィールド」が殺した人数より多くの胎児が、人工中絶で殺されたと書いている。

「BBCニュース」2019年05月15日
https://www.bbc.com/japanese/48277708?fbclid=IwAR2ug1zgcS0eAJdzjYCwpEoYdlMOAtA8Lx0JpipilOowl7tc0e47Bde8gP4
(英語記事 Alabama passes bill banning abortion)

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