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スーダン、女性器切除を禁止 [現代の性(一般)]

5月11日(月)
女性器切除(FGM=female genital mutilation)の習俗は、アフリカ・ナイル川沿岸地方に濃く分布する。

その中心国であるスーダンがFGMの禁止を法制化したことは、前進であることは間違いない。
しかし、法律で禁止してもなかなか止まないのがこうした習俗の困ったところ。

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スーダン、女性器切除禁止へ 長い闘いにようやく終止符

【5月10日 AFP】スーダン暫定政府が、同国で古くから慣習とされてきた女性器切除(FGM)を禁止した。この刑事法改正によって、女性器切除術を行った者には最長3年の禁錮刑と罰金が科されることになる。

重要な分岐点となった今回の動きは、強権支配を続けてきたオマル・ハッサン・アハメド・バシル(Omar Hassan Ahmed al-Bashir)前大統領が約1年前に軍のクーデターで解任されて以来、行われてきた改革の一環だ。バシル氏の失脚につながった大規模デモでは、女性たちが主導的な役割を果たした。

女性器切除禁止を受け、女性人権活動家のザイナブ・バドレッディン(Zeinab Badreddin)さんは、「スーダンの女性たちにとって非常に重要な一歩であり、長い道のりだったことを示している」と語った。

■鮮明なトラウマ体験、問題は術後も
女性器切除は、廃止を求める人権運動の高まりに反して、アフリカや中東、アジアの一部地域で今も広く行われている。

現在は4人の子どもの母親である40代のハカム・イブラヒム(Hakam Ibrahim)さんが、スーダンの大半の少女たち同様、おぞましいと非難される女性器切除の犠牲になったのは、7歳の時だった。イブラヒムさんは儀式を受けた時のトラウマ的な体験を鮮明に覚えている。

首都ハルツームのその地区の女性たちはイブラヒムさんの儀式の前夜、染料を使ってイブラヒムさんの両手にタトゥーを施しながら、歌ったり泣いたりしていた。

当日、イブラヒムさんは小さな部屋に連れて行かれた。そこには白い服を着た女性がいて、イブラヒムさんの外性器を切除する手術を行った。「ベッドに寝かされ、全身に耐え難い痛みが走った」「痛みは1週間ずっと続いた」

この慣習は長年、特に地方の集落で、少女の「通過儀礼」とみなされたり、貞操を守る方法と考えられたりしてきた。国連(UN)によると、スーダンでは少女10人中9人近くが、女性器切除の犠牲になっている。

最も乱暴な方法では陰唇からクリトリスまで切除され、膣口は縫合して閉じられる。施術は不衛生な環境下で麻酔なしで行われることが多く、嚢胞(のうほう)や感染症が生じることも少なくない。また施術を受けた女性たちは後に性交痛に悩まされたり、出産時に合併症にかかったりもする。

■人権侵害
人権団体は長年、女性器切除は多くの身体的、心理的、性的問題を引き起こし、最悪の場合は死さえもたらす野蛮な行為だとして強く非難してきた。

スーダンでは2015年に女性器切除反対派が禁止寸前にまで持ち込み、議会で禁止法案が審議された。だが、一部のイスラム教指導者の圧力に屈したバシル前大統領が法案を握りつぶした。

とはいえ多くの宗教指導者らは、長年にわたり女性器切除に反対の声を上げている。人権活動家のシェリーン・アブバクル(Sherine Abu Bakr)さん(28)は「FGMを犯罪とみなすことは、信仰と矛盾しない。女性の割礼を認める(宗教的な)記述はない」と話す。

スーダンのFGM撲滅運動「サリーマ(Salima)」のマナル・アブデル・ハリム(Manal Abdel Halim)さんは「法改正を非常に喜んでいるが、法律だけでは十分でない」と話し、「地域社会の認識を高める運動をさらに行う必要がある」と続けた。

バドレッディンさんは、女性たちに施術を勧めて圧力をかける親族にまで刑罰の対象を拡大すべきだと主張している。

イブラヒムさんも同意見で、「法改正によって、少女たちの体を生まれたままの良好な状態に保つべきだと人々が気付くことを願っている」と話した。

AFP 2020年5月10日 15:02 発信地:ハルツーム/スーダン [ スーダン 中東・北アフリカ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3282307?cx_part=top_topstory&cx_position=2&fbclid=IwAR3JrnhfahjAmfBXwMT4a4s1Wc4AE2Ys23-ut2IjVKQ-MDODphzXLNS0Ya4
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JAL、CAパンプス履かなくてOK 「#KuToo」の成果 [現代の性(一般)]

3月25日(水)

「#KuToo」の成果。
これが転換点になって、企業意識が変わってほしい。

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JAL、CAパンプス履かなくてOK 「#KuToo」広がり影響か
JAL.jpg
日本航空の職員らが4月から着用を始める新制服。パンツスタイルを採り入れたほか、パンプスの着用規定も撤廃する=2019年7月、東京都大田区

日本航空が4月から女性客室乗務員(CA)らの靴の規定を見直すことが23日、明らかになった。これまでは3~4センチのヒールのあるパンプス(足の甲があいた靴)を着用するルールだったが、4月からは高さ0センチでも可能とし、ローファーなども認める。職場でのパンプス着用強制の撤廃を訴える「#KuToo」運動の広がりが影響したとみられる。

同社は4月からCAや地上職員の制服を刷新するのにあわせ、靴に関する規定も見直す。これまで同社の制服規定では、女性CAの靴は「黒のパンプスでヒールの高さ3~4センチ、ヒールの幅4センチ程度」などと定められていた。見直し後はヒールの高さは0~4センチとし、パンプス指定も撤廃する。「色は黒で、プレーンなもの」であれば、ローファーやドライビングシューズなども可能になるという。同社広報担当者は「社員から要望があったと聞いている。ジェンダー平等や社員の安全・健康面に配慮した」と話す。

職場でのパンプス着用強制をめぐっては昨年、俳優の石川優実さんが疑問の声をあげ、「#KuToo」運動として広がった。

共産党の小池晃書記局長は23日の参院予算委員会で、日航の規定見直しについて取り上げ、「JALの素早い対応に敬意を表したい」と話した。(栗林史子)

『朝日新聞』2020年3月24日 5時00分
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14413882.htm
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「CANMAKE」のCM [現代の性(一般)]

1月26日(日)

1月から提供開始の「CANMAKE」のCM。
キャッチコピーが「女の子って楽しい!」から「カワイイ!に出会える」に変わった。
キャンメイク.jpg
「女の子って楽しい!」の時は、「そう思えるのは今だけだよ」と呪いの言葉を吐きたくなったものだが、今回の「カワイイ!に出会える」はイメージモデルの小芝風香がとてもカワイイ(というか美しい)ので説得力がある。
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有名ミスコンで黒人女性が大活躍 [現代の性(一般)]

12月24日(火)

「ミス・ユニバース」で南アフリカ代表が、「ミス・ワールド」でジャマイカ代表が優勝するなど、有名ミスコンで黒人女性が好成績をあげているという記事。
朝日新聞20191217夕刊 (3).jpg

実は、Trans-womanのミスコン「Miss International Queen」も2019年はアメリカ黒人系のJazell Barbie Royaleさんが優勝した。
Miss International Queen2019 優勝はアメリカのJazell Barbie Royaleさん。2位タイ、3位中国.jpg
Miss International Queen2019
優勝はアメリカのJazell Barbie Royaleさん。2位は地元タイ(左)、3位は中国(右)が初入賞。

白人系ベースの「美の基準」は、もう過去のものになりつつある。

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有名ミスコン、黒人が独占 美の評価基準、変化か
世界的に有名な五つのミスコンテストで昨年から今年にかけ、いずれも黒人の女性がトップに輝いた。米メディアによると、全員が黒人女性となるのは史上初めて。女性の魅力を評価する基準が変わりつつあると指摘する声もある。

8日に米アトランタで開催された「ミス・ユニバース」に南アフリカ代表が選出されたのに続き、14日にロンドンで開かれた「ミス・ワールド」にジャマイカ代表が選ばれた。昨年9月の「ミス・アメリカ」、4月の「ミス・ティーンUSA」、5月の「ミス・USA」でも黒人女性が選出された。

CNNによると、こうしたミスコンは1920年代に開始。黒人女性は当初、参加することすら許されていなかった。

米紙ニューヨーク・タイムズはミスコンを「数十年にわたり、人種差別や人種的隔離、ジェンダー的ステレオタイプに悩まされてきた」と指摘。立て続けに黒人女性が選ばれた今年を「分水嶺(ぶんすいれい)」と評した。

コーネル大のノリウェ・ルックス教授(アフリカ研究)は朝日新聞の取材に「黒人であることが美しさの基準から外れていた業界に、広く影響を与えるかもしれない」と語った。

ミス・ワールドに輝いたトニーアン・シンさん(23)はインスタグラムに「世界中の少女たちへ。あなたには夢を成し遂げるだけの価値も能力もあると知ってほしい」と投稿した。(ニューヨーク=藤原学思)8日に米アトランタで開催された「ミス・ユニバース」に南アフリカ代表が選出されたのに続き…
『朝日新聞』2019年12月17日16時30分
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中高年の「セックスレス」って、そんなに問題なのか? [現代の性(一般)]

12月1日(日)

「日本性科学会」の症例研究会のテーマが「中高年のセックスレス」という話を読んで思ったこと。

10月の「性科学セミナー」(鹿児島市)でも思ったことだけど、セクソロジー(性科学)の人たちって、なぜ「セックレス」をこんなに問題視するのだろう?

若い人たちがセックスしたいのにできないというのは、なにが障壁になっているかを明らかにし、それを除く方策を考えることも有益かもしれない。

しかし、中高年(40〜60代)の「セックスレス」って、そんなに問題なのだろうか。
大人なんだから、セックスしたい人はすればいいし、したくない人はしなくていいと思う。
まるで「病」のように扱うのは、余計なお世話だと思う。

一生涯、セックスし続けなければいけないというのは、「お褥(しとね)下がり」という言葉(慣習)があった日本の文化に明らかに反していると思う。

知命(50歳)、還暦(60歳)を超えても「セックスしなくちゃ、セックスしなくちゃ」と性欲を剥き出しにするより、「すべきことはした、見るべきものは見た、あとは往生を願うばかり」の方が、よほど平穏な老後を送れると思う。

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「上野千鶴子さん×かがみすと」問題 [現代の性(一般)]

12月1日(日)

「上野千鶴子さん×かがみすと」企画の「上野千鶴子さんに質問『ベッドの上では男が求める女を演じてしまう』」という記事の中で、上野千鶴子さんは、次のように語っている。
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私がセックスワークや少女売春になぜ賛成できないかというと、「そのセックス、やってて楽しいの?あなたにとって何なの?」って思っちゃうからなのよ。
自分の肉体と精神をどぶに捨てるようなことはしないほうがいいと思う。自分を粗末に扱わない男を選んでほしい、だってそっちの方が絶対セックスのクオリティが高いもん。

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「そのセックス」の「その」は、日本語の文章として直前に例示されている「セックスワークや少女売春」と読むのは、ごく自然だと思う。
というか、それ以外には読めないだろう。
そして「そのセックス」について「自分の肉体と精神をどぶに捨てるようなこと」という評価が出てくるわけで、その結果、「セックスワークや少女売春」は「自分の肉体と精神をどぶに捨てるようなこと」と読まれてしまうのは、(直接的には書いてないにしても)仕方がないと思う。
私は、「少女売春」はともかく「セックスワーク」に対する上野さんの言説としては、特に驚かない。
むしろ、上野さんの本音だと思う。
この発言について「職業差別や侮蔑につながる表現」という批判がセックスワークの当事者や支援者からあがったのは当然だ。
それに対して編集者は正面から応じていない。
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セックスワークを侮蔑する流れでの発言ではなかったので、反論しようがない、というのが私の意見です
https://mirror.asahi.com/article/12921259?fbclid=IwAR1tBOHnuo7FpsWo3MqugZsXeyq1iTQS8TOQeyQKL6HhF6Pm7fO82pXMAXY
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文脈をすり替え、あえて不自然な読み取りをすることで、お門違いな批判としてスルーしようとしている。
それは、むしろ上野さんの本意ではないだろう。

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『週刊現代』2019年11月2・9日合併号、特集「巨乳の心理学」 [現代の性(一般)]

10月31日(木)

『週刊現代』(講談社)2019年11月2・9日合併号の巻末特集「巨乳の心理学」。
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↑ 巻末特集の内扉の上部。
下3分の2は乳房のアップ写真なので、ここには載せられない。
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↑ 表紙を見ると、死期が遠くない高齢男性が読者層であることがわかる。

自分が仕事としてかかわった記事だけど、あまりに内容が低劣で、紹介する気にならなかった。

私のコメントは下記。
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明治大学非常勤講師で、性社会・文化史を研究する三橋順子さんが乳房への興味の変遷を解説する。
「江戸時代の春画がでは大半が着衣性交です。胸を露出したものは少ない。性器や顔や髪を微に入り細を穿って精緻に描くような情熱が、乳房にはありません。かつての日本人は、乳房に強い関心を持たなかったのです。
 ’80年代初頭まで、電車や公園内で母親が授乳する光景は日常的に見られました。公共の場での授乳が消滅したのは、社会全体で乳房が性的な対象として見られるようになったからです」

あと、3つある短いコラムの1つ「乳房は”圏外”だった」も、私のネタ。
「江戸時代の性生活における技法に関する書籍には『男性期』『女性器』の9段階に分けられたランキングはあるが、『乳房』に関してのランキングはなかった」

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科研費申請のメンバーを辞退 [現代の性(一般)]

10月20日(日)

某セクシュアリティ系研究会の科研費申請のメンバーに加わることを辞退する。

私は、科研費申請に必要な研究者番号を持っていないし、私の研究業績は、題名からしていかにも怪しいものばかりなので、申請に加わっても、審査の段階でマイナスにこそなれ、プラスにはならない。

それと、お金(助成)が絡む共同研究は、いろいろ制約が多く、気ままで書類仕事が苦手な私には不向きなことは、先月、某企業財団系の共同研究グループでのトラブル(ようやく離脱)で、よくよくわかったので。

ちゃんとした大学の、ちゃんとした先生たちと横並びというのは、やはり無理だと、自分で思う。野良は野良なりの道を行く。

いろいろお世話になっている主宰の先生にはたいへん申し訳なく思うが、我を通させていただいた。

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第39回日本性科学会学術集会(鹿児島市)のご案内 [現代の性(一般)]

8月27日(火)

「第39回日本性科学会学術集会:新時代の性科学を模索するー明治維新ゆかりの地にてー」は、10月6日(日)、鹿児島市医師会館 で開催されます。
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http://jsss39.umin.jp/

私は、シンポジウム2「歴史の中のLGBT」で「日本史の中のLGBT(のような人たち)」というお話をいたします。

ご関心のある方のご参加をお待ちしています。

予稿集(校正中)の表紙。
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フィリピンのスラム街のレポート [現代の性(一般)]

7月31日(水)

フィリピン・マニラ市郊外ののスラム・トンド地区の「スモーキーマウンテン」にホームステイしていた学生(男子3年)のレポートが秀逸。
とくに、同地区の女性たちの売春事情の具体的な聞き取りは、読みごたえがある。

大人の男性3人(内、1人は筆者の学生)が、ごみの山で一日、スカベンジャー(金目になるゴミ拾い)をして得られる収入が約200フィリピンペソ(約400円)。
それに対して、少女売春は1日(10時間労働)で1人150フィリピンペソ(約300円)。大人の男性1人あたりの2.2倍だ。
家計収入を女の子のセックスワークに依存しなければならない社会構造がある。

レポートは文句なしのA+評価なのだけど、世界のスラム街を泊まり歩いている学生なので、出席があまり良くない。

私の講義など聞くより、ずっと貴重な体験をしているわけだから、出席の悪さには目を瞑って評価する。

ところで、このレポートには書いてないが、こうした極貧な環境に育つ男の子は、男の子ではほとんど稼げないが、女の子になればそれなりに稼げる。
だから、小柄でかわいい顔で生まれた男児は、親が女の子になることを勧める。

25年前に甲府のショーパブで働く、ニューハーフ・フィチピーナに聞いたことがある。

経済的な事情や社会的な構造が性別移行に作用すること、こうした事例から、ちゃんと理論化したいと思っている。



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