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広畑りかさんの写真集 [現代の性(性別越境・性別移行)]

5月1日(日)

モデル&女優の広畑りかさんの写真集『「広畑りかと旅行なう。」に使っていいよ!』(LD&K、2022年4月)が届いた。
IMG_0988.JPG
写真は、さすがにきれいだが、あえて難を言うと、後半の温泉入浴シーンの構成がやや単調か。
いったん、温泉から出て、浴衣にでも着替えて、もう一度、脱いで入る、つまり、着衣(洋服)→入浴→着衣(浴衣)→入浴のようなパターンにすれば、単調にならず、かつ彼女の魅力がより際立ったと思う。

まあ、1日の撮りおろし(日光)のようだから、時間的にタイトだったのかも。
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カナダ、トランスジェンダー+ノンバイナリーで0.33% [現代の性(性別越境・性別移行)]

4月29日(金・祝)

トランスジェンダーとノンバイナリーを回答選択肢にしたカナダの国勢調査の結果、とても興味深く、かつ重要。
カナダ国勢調査.jpg
トランスジェンダーとノンバイナリー(transgender and non-binary peopleが全人口の0.33%)という結果。

その内訳は、ノンバイナリー41%、Trans-woman31%、Trans-man28%。

つまり、トランスジェンダーは全体の0.19%。
私が日頃、講義で言っている「トランスジェンダー0.2%」説にとても近い。

ただし、Trans-womanとTrans-manの比率は、1:0.9で、Trans-womanが少し多い。
Trans-manがかなり多い?と言われている日本とは状況が異なるのかも。


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「Trans-womanは選挙(圧倒的に)強い」説、また1例 [現代の性(性別越境・性別移行)]

4月26日(火)

愛媛県松山市議会選挙(定数43)で、Trans-womanの渡邉啓之さん(49)が、5169票を獲得し、4位で初当選。

おめでとうございます。

私の「Trans-woman、選挙(圧倒的に)強い」説、また1例。

【トランスジェンダーの地方議員】
(現職)
渕上綾子(北海道議:立憲民主党)Tw
上川あや(東京都世田谷区議:無所属:5選)Tw
細田智也(埼玉県入間市議:国民民主党:再選)Tm
赤坂マリア(京都府亀岡市議:無所属)Tw
依田花蓮 (東京都新宿区議:無所属)Tw
高月真名(東京都新宿区議:共産党)Tw
渡辺啓之(愛媛県松山市議:無所属)Tw

(元職)
保坂 いづみ(北海道根室市議:無所属)Tw
根室市長選挙に立候補のため失職(落選)。



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イギリス政府の転向療法禁止法案、トランスジェンダーの人を対象に含めず [現代の性(性別越境・性別移行)]

4月10日(日)

結局、
「人権は守られなければならない(ただし、トランスジェンダーは除く)」
「転向療法は禁止する(ただし、トランスジェンダーは除く)」
のパターン。

ダブルスタンダードは止めて欲しい。
コンバージョン・セラピーを望んでいるトランスジェンダーなんて、誰もいない。
当事者が望んでいないものを強いるのは人権抑圧であり暴力だ。
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イギリス政府の転向療法禁止法案、トランスジェンダーの人を対象に含めず

イギリス政府は3月31日、イングランドとウェールズで同性愛者やバイセクシュアル(両性愛者)の人々に対する「転向療法」を禁止する法案を発表した。ただし、トランスジェンダー(出生時の身体的性別と性自認が異なる人)は含めないとしている。

政府は当初、転向療法の禁止そのものを全面的に中止すると発表したが、数時間後に方針を転換した。非合法の転向療法を規制する方法を模索するとしているが、この発表に、性的マイノリティ―(LGBT)の権利団体や議員らからは批判の声が上がった。

国民保健サービス(NHS)イングランドによると、転向療法とは性的指向やジェンダー・アイデンティティーを変更しようとするもの。

しかしNHSイングランドや心理学団体などは、あらゆる転向療法は「非倫理的であり、有害な可能性がある」と警告している。

政府関係者によると、今回の転向療法禁止は、次の議会開会式の女王演説に盛り込まれる予定だという。

新法案では、人の性的指向を変えようとする行為は違法となるが、ジェンダー・アイデンティティーについてはこの限りではない。

転向療法の禁止項目にジェンダー・アイデンティティーを含めないこの法案に、慈善団体や議員からは批判の声が上がっている。

権利団体「レインボー・プロジェクト」は、トランスジェンダーの人を対象に含めない法案は「本当の禁止法案ではない」と指摘。最大野党・労働党のナディア・ウィットム下院議員は、「この法案は不十分だ」とした上で、「LGB(同性愛と両性愛)とT(トランスジェンダー)は一体なのに、保守党は我々の味方ではない」と述べた。

転向療法の被害者で、「 #BanConversionTherapy(転向療法を禁止せよ)」連合の会長を務めるジェイン・オザンさんはBBCのラジオ番組で、ボリス・ジョンソン首相がLGBTの人々を見捨てたと批判した。その上で、トランスジェンダーの人への転向療法が禁止対象に含まれないのは「全く馬鹿げている」と述べた。

転向療法の禁止をめぐっては、トランスジェンダーに批判的な団体などが、トランスジェンダーの人を含めないよう求める活動していた。

ウェールズ政府は「受け入れられない」と反発
ウェールズ自治政府はイギリス政府の方針を「受け入れられない」と反発。トランスジェンダーの人々への転向療法を禁止できないか、法律家の助言を受けることにしたと発表した。

自治政府のソーシャルパートナーシップ担当次官で、自分は同性愛者だと公表しているハナ・ブライジン氏は、イギリス政府の「部分的Uターン」は「信頼を裏切る、残念で恥知らずの行為だ」と述べた。

ブライジン氏は、イギリス政府は当初、「性的指向かトランスジェンダーかは関係なく、すべての人が守られる」法案になると話していたと指摘。

だが、「3月31日のトランスジェンダー可視化の日に、ジョンソン首相は私たちのコミュニティーの一部を守らないという選択をした」と批判した。

権利団体「トランス・メシア・ウオッチ」のジェイン・フェイ氏はBBCの取材に対し、「がっかりした。驚きはしなかったが、コミュニティーのことが本当に不安だ」と語った。

フェイさんによると、トランスジェンダーの人々の間では、転向療法が広く使われているという。しかし、「これは療法でも、対話でもなく、虐待であり、拷問の一種だ」と、フェイさんは指摘した。

信教の自由をめぐる議論も
政府報道官は当初、転向療法の禁止そのものが廃案となり、既存の法律やその他の施策で禁止の道を模索していくことになると述べていた。

これには慈善団体のほか、保守党の性的少数者団体も「ショックで失望した」と述べ、首相に書簡で抗議するとしていた。

一方、キリスト教徒協会のサイモン・カルヴァート副会長は、転向療法の禁止は欧州人権条約や信教の自由を侵害するものだと主張し、全面廃案を歓迎していた。しかし政府が廃案方針を転換すると、「性的指向について福音派が何を信じるかを嫌い、福音派を罰しようとする勢力に、政府は屈服してしまった」として、「失望」を表明した。

3500の教会を代表するという福音派同盟などのグループも、転向療法の禁止は信教の自由を侵害すると指摘した。

しかし、多くの宗教指導者はこの禁止を支持している。

イギリス政府の対応は
トランスジェンダーの人の生活に関わる政策は、民間でも政治の場でも常に激しい議論の的になっている。そのため、イギリス政府の方針転換で事態が収拾する可能性は低い。

2017年にイギリス政府が行ったLGBT調査では、トランスジェンダーの人が転向療法を勧められる頻度は、同性愛や両性愛の人々の2倍に上ることが明らかになった。

10万8000人以上が参加したこの調査の結果、当時のテリーザ・メイ政権は2018年、転向療法を禁止する方針を示した。

この方針はジョンソン政権にも引き継がれた。2020年7月に同首相は、転向療法は「全く忌まわしいものだ」、「イギリスに存在して良いものではない」と発言している。

2021年5月のイギリス議会の開会式では、転向療法禁止の措置を「推進する」という文言が女王の演説にあらためて盛り込まれた。

女性・平等相を兼任するリズ・トラス外相はこの演説の後、「世界でLGBTの権利を主導する立場として、イギリス政府は常に、転向療法の根絶に努めてきた」と話した。

しかし一方で、「市民や重要な関係者の意見」を聴取した上でなければ、禁止には至らないと述べていた。

「BBC]ニュース」2022年4月3日
https://www.bbc.com/japanese/60964297
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今秋、渋谷区立松濤美術館で企画展「装いの力―異性装の日本史―」開催 [現代の性(性別越境・性別移行)]

4月1日(金)

今秋(9月3日~10月30日)、東京・渋谷区立松濤美術館で企画展「装いの力―異性装の日本史―」が開催されます。
https://shoto-museum.jp/exhibitions/197iseisou/

古代から現代まで異性装(女装・男装)の歴史をメインにした企画展は、日本初(世界でも稀)です。
公立の美術館でこうしたテーマの企画が実現するとは、まさに夢のようですが、エイプリル・フールではありません。

展示以外にも、講演、公開対談、イベントを準備中ですので、情報が解禁され次第、またお知らせします。
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国際トランスジェンダー可視化の日 [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月31日(木)

今日、3月31日 は「国際トランスジェンダー可視化の日 International Transgender Day of Visibility」。
と言っても、「隠居」の私は何もしないのだが。

ところで、先日、インタビューの依頼があった北海道放送、私の講義風景や街を歩いているシーンも撮りたいとのこと。

別に撮ってもいいのだけど、足が痛い高齢トランスジェンダーがよろよろ歩いている画像、珍しいかぁ?
と思うのは東京の感覚で、地方だと、トランスジェンダーが普通に働いていたり、街を歩いていることから、認識を始めないといけないのかもしれない。

でも、私の故郷・秩父は北関東の小さな街(人口6万人)だけど、お墓参りに帰った時には、街で買い物をするし、馴染みの喫茶店にも行く。
先日もタクシー運転手や、蕎麦屋のおばさんとけっこう長話していた。

さらに言えば、1990年代後半から00年代前半まで、トランスジェンダーの仲間たちと、全国各地を旅行したけど、嫌な思いはほとんどしなかった。

そんな思い出からしても、トランスジェンダーの社会認知度が、地方でそんなに低いという実感がどうも乏しい。
まあ、そういう人は「都会から来る人で、地元にはいない」という認識はあるだろうが。
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戸籍名変更の問題 [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月31日(木)
最近、戸籍名変更の問題を目にするが・・・。

(永年使用ではなく)性同一性障害を主な理由にする戸籍名の変更(しかも中性的な名前ではない)が最初に認められたのは1998年の静岡家裁の審判。

それまでは「永年使用10年」が基準だったのが、3年程度の使用実績で通るようになった。

私は「(性同一性障害による)名前の変更マニュアル」を作って、自助グループの集会で配布した。
もう23~24年前の話で、今になって問題化するのは、かなり意外。

家庭裁判所の審判結果は、判例にはならず、個々の家裁(審判官)の判断に委ねられるとはいえ、はっきり言って逆行(バックラッシュ)だと思う。

【追記】ある友人は、1999年4月に2年間の使用&フルタイム生活のみ」で、東京家裁で通ったとのこと。
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トランスジェンダーが望みの性別で健康に生きるための医療を [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月28日(月)

知人のTrans-manさん、頭痛が続くと思ったら、血圧が255-150で、MRIを撮ったら脳内出血(脳出血)とのこと。

幸い、脳出血は軽微で、ICUから一般病棟に移ったとのことだが、まだ30歳前後なのに、この病態は普通じゃない。

高単位の男性ホルモンを長期間投与するTrans-manについては、もう20年以上前から循環器ー血管系への負荷(悪影響)が指摘されてきたが、臨床データが十分になく、いまだに「人体実験」状態。

そうした疑念が、彼の身体にあらわれてしまったのではないか?と思うと、かなりショック。

早い回復を祈るとともに、男性ホルモンの継続投与の危険性をちゃんと見直すべきだと思う。
性別移行のため(だけ)の医療ではなく、トランスジェンダーが望みの性別で健康に生きるための医療であって欲しい。


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(解説)「東南アジアの 伝統的・土着的な サード・ジェンダー文化」 [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月27日(日)

ベトナム映画「フウン姉さんの最後の旅路」の上映の後、私が「東南アジアの 伝統的・土着的な サード・ジェンダー文化」と題して1時間ほどの解説をした。
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女装の芸能者が、祭礼や市など人が多く集まる場所(ほとんど野外空間)に出向いて、芸能(歌・踊り)を披露して生計を立てるという点では、インドのヒジュラと似ている点が多い。

ただし、ヒジュラはテリトリーがあり、フウン姉さんの一座のように漂泊集団ではない。

村々を巡回する漂泊の女装芸能集団という形態は、朝鮮王朝の男寺党(ナムサダン)に似ている。

ただし、男寺党で重要な収入源だった女装の少年(ピリ)の男色売春のようなセックスワークは、フウン姉さんの一座では認められない(もともとあったが、規制されている可能性はある)。

形態的に完全に一致するわけではないが、アジアに広く存在した伝統的・土着的な、芸能の要素が強いサード・ジェンダー文化の形態であり、ベトナムにおけるその最後の姿と見るべきだと思う。

現在、アジアのサード・ジェンダー文化は、それを支えてきた伝統社会の変容(近代化)とインターネットの普及による「性のグローバリゼーション」(西欧現代文化の文脈への読み替え)によって、本来の形を失いつつあり、危機に瀕している。

フウン姉さんの一座の苦境も、広く観れば、その一つの現れである。

伝統的・土着的なサード・ジェンダー文化の側からすれば、ゲイ、レズビアン、トランスジェンダーといった概念や「LGBT」という枠組みも、西欧現代文化の文脈であり、「性のグローバリゼーション」の一環である。
その押し付け的な適用は、固有の文化へ変容を迫る抑圧となる。

現在、多くのアジア諸国では、伝統的・土着的なサード・ジェンダー文化に、欧米由来のLGBT概念が「接ぎ木」される形になっている。
しかし、必ずしも「接ぎ木」はうまくいっていない。

たとえば、インドネシアの南スラウェシでは、伝統的な社会・文化(イスラム教)が、近年流入してきた「LGBT」概念に対して西欧思想とみなし強い警戒と反発を抱いている。
その巻き添えで、従来、サード・ジェンダーとして社会に包摂されていたワリア(女性的男性)の人々の社会的状況が急激に悪化してしまった。
「接ぎ木」はまったくうまくいっていない。

【参照】伊藤眞「LGBTとワリアのはざま―南スラウェシにおけるワリアスポーツ芸能大会中止事件から」(『社会人類学年報』45、2019年)

では、日本はどうなのか?
「接ぎ木」は必要なのか? 必要でないのか?
2015年以降の日本の「LGBT」運動は、伝統的・土着的なコミュニティと、うまく「接ぎ木」(接続)できたのか?
もう一度、考えてみる必要があると思う。

IMG_0361.JPG
Edoさん、いつものことながら、ありがとうございました。

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3月27日(日)「フウン姉さんの最後の旅路」上映会 [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月27日(日)

代官山「アマランスラウンジ」で、ベトナム映画「フウン姉さんの最後の旅路」(2014年)の上映会。
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フウン姉さんを座長に、ベトナム南~中部の街を巡って興行する女装の芸能者集団を、女性監督が1年にわたって同行取材・撮影したドキュメンタリー。
実に豊かな内容をもつ、教えられるところの多い作品だった。

女装の芸能者集団と言っても、体質的にかなり女性的なフウン姉さん(顔貌や喉仏が見えないことなどからDSDsかもしれない)や、舞台だけで女装するかなり男性的な座員、日頃から女性の服装のTrans-woman的な座員など、かなり多様。

それは、アジアの伝統的・土着的な「性」の形態(ジェンダー&セクシュアリティの在り様)であり、彼女たちにゲイか、トランスジェンダーかという欧米由来の概念をかぶせることは、有効ではないように思った。

主人公の座長フウン姉さんは、亥年(1971年)の生まれ。
撮影時には40歳だった。
私より16歳も年下だ。

しかし、1年間のドキュメンタリー映像の後半になると、横になっているシーンが増える。
インタビューに答えるのもハンモックに横たわった姿勢でだし、一座の仲間との打ち上げでも横になって弟子に身体を揉ませている。
仕事の疲労ではなく、あきらかに体調に異変が起こっていることを感じた。
お酒の飲み方からして、肝機能障害か?と思ったのだが・・・。

「最後の旅路」という題名は、ベトナム社会の近代化の中で、状況的に旅回り興行が続けられなくなったのだろうと、映画を観るまで私は思っていた。
それもあるのだが、現実はもっと悲しい結末だった。

旅回りの小屋の中に仏像を祀り祈りを欠かさず、時には寺院を訪れて僧尼と語り(おそらく喜捨もしている)、「出家したい」と言っていた熱心な仏教信者だったフウン姉さん、きっと仏の御許に行けたと思う(合掌)。



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