夜中になって、やっと体調回復 [お仕事(講義・講演)]
9月21日(水)
夜中になって、やっと体調回復。
10月9日の松濤美術館の公開対談「Drag Queen in Japan ~異性を装うとは何か? 」の進行予定とPP資料、とりあえず出来た。
夜中になって、やっと体調回復。
10月9日の松濤美術館の公開対談「Drag Queen in Japan ~異性を装うとは何か? 」の進行予定とPP資料、とりあえず出来た。
9月21日(水)体調不良 [日常]
9月21日(水)
お彼岸なので、お墓参りに秩父へ行こうと、早起きしたのだが、どうにも体調が優れず(低体温)断念。
7年前の誕生日、91歳の亡父に「お前も60になったのだから、無理をしてはいけない」と言われたことを思い出し、許してもらう。
結局、夕方まで、ほとんど寝ていた。
お彼岸なので、お墓参りに秩父へ行こうと、早起きしたのだが、どうにも体調が優れず(低体温)断念。
7年前の誕生日、91歳の亡父に「お前も60になったのだから、無理をしてはいけない」と言われたことを思い出し、許してもらう。
結局、夕方まで、ほとんど寝ていた。
gender=gender identityではない [現代の性(性別越境・性別移行)]
9月21日(水)
某大手テレビ局の番組考査部から、「最近、『ジェンダー』という言葉を『ジェンダー・アイデンティティ』の意味で使う当事者を見かけたが、その用法は正しいか?」という質問が来た。
「正しくない。ほぼ誤用です。メディアは誤用を広めないでください」と答えた。
広い意味でgenderには、gender identity(性同一性), gender role(性役割), gender expression(性別表現),イメージ化された身体などが含まれるが、それをgender identityで代表させてしまうのは、とても乱暴な話。
どうしてこんなことになるかというと、gender identity(性同一性)を過剰に重視し、, gender role(性役割), やgender expression(性別表現)を軽視する、一部、NPOの研修などで醸成される世の中の誤った風潮がある。
その結果、DQの姐さんに「性自認が男なのに、なんで女装しているのですか?」などという馬鹿な質問をすることになる。
gender identityとgender expressionは別次元もの(必ずしも連動しない)ということがわかっていない。
某大手テレビ局の番組考査部から、「最近、『ジェンダー』という言葉を『ジェンダー・アイデンティティ』の意味で使う当事者を見かけたが、その用法は正しいか?」という質問が来た。
「正しくない。ほぼ誤用です。メディアは誤用を広めないでください」と答えた。
広い意味でgenderには、gender identity(性同一性), gender role(性役割), gender expression(性別表現),イメージ化された身体などが含まれるが、それをgender identityで代表させてしまうのは、とても乱暴な話。
どうしてこんなことになるかというと、gender identity(性同一性)を過剰に重視し、, gender role(性役割), やgender expression(性別表現)を軽視する、一部、NPOの研修などで醸成される世の中の誤った風潮がある。
その結果、DQの姐さんに「性自認が男なのに、なんで女装しているのですか?」などという馬鹿な質問をすることになる。
gender identityとgender expressionは別次元もの(必ずしも連動しない)ということがわかっていない。
黒留コスプレ [着物]
9月20日(火)
「金沢プライドウィーク 2022」で、ドラァグ・クイーンの人たちが、加賀友禅の黒留袖(既婚女性の第一礼装)を着ている。
この20年くらい、かなりの着物好きでも黒留袖を着る機会は、ほとんどないと思う。
結婚式の母親くらいで、それもだいたいは貸衣装。
そうでなければ、古着市場に良い品がたくさんある。
自前で黒留を新調する人は、もうほとんどいないと思う。
私も色留(既婚女性の第二礼装)は持っているし、着たこともあるけど、黒留はない、いや、芸者さんのコスプレをしたとき。1度だけ。
需要がなくなった伝統産業って、ほんとうに大変だと思う。
それにしても、なぜ加賀友禅ではなく、黒留コスプレにしたのだろう?
「金沢プライドウィーク 2022」で、ドラァグ・クイーンの人たちが、加賀友禅の黒留袖(既婚女性の第一礼装)を着ている。
この20年くらい、かなりの着物好きでも黒留袖を着る機会は、ほとんどないと思う。
結婚式の母親くらいで、それもだいたいは貸衣装。
そうでなければ、古着市場に良い品がたくさんある。
自前で黒留を新調する人は、もうほとんどいないと思う。
私も色留(既婚女性の第二礼装)は持っているし、着たこともあるけど、黒留はない、いや、芸者さんのコスプレをしたとき。1度だけ。
需要がなくなった伝統産業って、ほんとうに大変だと思う。
それにしても、なぜ加賀友禅ではなく、黒留コスプレにしたのだろう?
ここにも円安の影響 [現代の性(性別越境・性別移行)]
9月20日(火)
「身体の移行と社会における性別認識 ―身体の自己決定と社会適応」というテーマのPP資料を作っていて、いろいろ解説した後で「最後の問題は、費用」という話になる。
男性→女性の場合、髭・体毛の脱毛処理、顔面女性化形成(FFS)、豊胸手術(BAS)、性別再指定手術(SRS)とフルにやるとして、以前は約500万円と試算していた。
しかし、円安がここまで進むと、500万では心もとない。
で、500~600万円という表記にした。
「身体の移行と社会における性別認識 ―身体の自己決定と社会適応」というテーマのPP資料を作っていて、いろいろ解説した後で「最後の問題は、費用」という話になる。
男性→女性の場合、髭・体毛の脱毛処理、顔面女性化形成(FFS)、豊胸手術(BAS)、性別再指定手術(SRS)とフルにやるとして、以前は約500万円と試算していた。
しかし、円安がここまで進むと、500万では心もとない。
で、500~600万円という表記にした。
9月19日(月・祝)ゲスト講義のPP資料2つ作った [お仕事(講義・講演)]
9月19日(月・祝)
夜中、頑張って、4時間半かけて、10月に3つあるゲスト講義のPP資料を2つ作った。
疲れた。寝よう。
就寝、5時半。
夜中、頑張って、4時間半かけて、10月に3つあるゲスト講義のPP資料を2つ作った。
疲れた。寝よう。
就寝、5時半。
東京都が導入すると・・・ [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]
9月19日(月・祝)
必要あって(後期のゲスト講義)試算したら、11月に東京都が同性パートナーシップを導入すると、対象人口が一気に900万人増えて、日本の全人口の62%に達するはず。
必要あって(後期のゲスト講義)試算したら、11月に東京都が同性パートナーシップを導入すると、対象人口が一気に900万人増えて、日本の全人口の62%に達するはず。
Twitterからの撤退を考える [現代の性(性別越境・性別移行)]
9月19日(月・祝)
先日、親しい研究者(社会学者)がTwitterから撤退した。
私もそろそろ潮時かなと思い始めている。
情報収集には、たしかに便利だが、それ以上に、人の悪意に接するのが辛い。
とりわけこの数年は、ますます強まるトランスジェンダーへの執拗な悪意を回避するのに疲れ果てた。
鍵アカにして、少しはマシにになったが、トランスジェンダーを社会的に排除しようとするヘイターたちの悪意は果てることはない。
そうしたヘイターとの接点であるTwitterを止めたところで、Trans-womanとしての私の日常生活にはほとんど影響はない。
むしろ精神衛生的にはその方が良いだろう。
もう少し考えて、決めよう。
今年中に一応の結論を出すつもり。
先日、親しい研究者(社会学者)がTwitterから撤退した。
私もそろそろ潮時かなと思い始めている。
情報収集には、たしかに便利だが、それ以上に、人の悪意に接するのが辛い。
とりわけこの数年は、ますます強まるトランスジェンダーへの執拗な悪意を回避するのに疲れ果てた。
鍵アカにして、少しはマシにになったが、トランスジェンダーを社会的に排除しようとするヘイターたちの悪意は果てることはない。
そうしたヘイターとの接点であるTwitterを止めたところで、Trans-womanとしての私の日常生活にはほとんど影響はない。
むしろ精神衛生的にはその方が良いだろう。
もう少し考えて、決めよう。
今年中に一応の結論を出すつもり。
一種の都市経済論として [現代の性(性別越境・性別移行)]
9月19日(月・祝)
昔(00年代)、分析したことを思い出して書く。
1990年代のニューハーフ系のお店の分布。
東京、大阪・神戸、名古屋、札幌、福岡、仙台。
ほぼ人口が多い大都市だが、横浜・川崎と京都は少ない。
札幌、福岡、仙台は人口規模に比べて多い。
次いで、首都圏の中都市、八王子、大宮、土浦、甲府、高崎などで、フィリピーナが多い。
立地の限界は、だいたい人口40万人以上。
熊本、高松、金沢市など。
秋田市あたりは、ちょっと無理。
それに対してゲイ系のお店は人口20万人規模でも立地する。
さらに、アマチュア女装系の店は、人口100~150万人規模でも難しい。
福岡市はできて潰れ、仙台市はできそうでできなかった。
結局、東京、大阪、名古屋の三大都市だけ。
横浜市はここでも埒外。
都市の人口規模と「盛り場」の立地、さらにその中での性的マイノリティ系の店の立地(店を支える人口規模)という一種の都市経済論として、成り立つと思う。
それなりに資料に基づいているし。
でも、論文化はしなかった。
どこも載せてくれないから(笑)
昔(00年代)、分析したことを思い出して書く。
1990年代のニューハーフ系のお店の分布。
東京、大阪・神戸、名古屋、札幌、福岡、仙台。
ほぼ人口が多い大都市だが、横浜・川崎と京都は少ない。
札幌、福岡、仙台は人口規模に比べて多い。
次いで、首都圏の中都市、八王子、大宮、土浦、甲府、高崎などで、フィリピーナが多い。
立地の限界は、だいたい人口40万人以上。
熊本、高松、金沢市など。
秋田市あたりは、ちょっと無理。
それに対してゲイ系のお店は人口20万人規模でも立地する。
さらに、アマチュア女装系の店は、人口100~150万人規模でも難しい。
福岡市はできて潰れ、仙台市はできそうでできなかった。
結局、東京、大阪、名古屋の三大都市だけ。
横浜市はここでも埒外。
都市の人口規模と「盛り場」の立地、さらにその中での性的マイノリティ系の店の立地(店を支える人口規模)という一種の都市経済論として、成り立つと思う。
それなりに資料に基づいているし。
でも、論文化はしなかった。
どこも載せてくれないから(笑)