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gender=gender identityではない [現代の性(性別越境・性別移行)]

9月21日(水)

某大手テレビ局の番組考査部から、「最近、『ジェンダー』という言葉を『ジェンダー・アイデンティティ』の意味で使う当事者を見かけたが、その用法は正しいか?」という質問が来た。
「正しくない。ほぼ誤用です。メディアは誤用を広めないでください」と答えた。

広い意味でgenderには、gender identity(性同一性), gender role(性役割), gender expression(性別表現),イメージ化された身体などが含まれるが、それをgender identityで代表させてしまうのは、とても乱暴な話。

どうしてこんなことになるかというと、gender identity(性同一性)を過剰に重視し、, gender role(性役割), やgender expression(性別表現)を軽視する、一部、NPOの研修などで醸成される世の中の誤った風潮がある。

その結果、DQの姐さんに「性自認が男なのに、なんで女装しているのですか?」などという馬鹿な質問をすることになる。

gender identityとgender expressionは別次元もの(必ずしも連動しない)ということがわかっていない。


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