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『女装と日本人』の英訳出版企画 [お仕事(執筆)]

9月1日(木)

なんと、14年前に出した『女装と日本人』(講談社現代新書、2008年)の英訳出版の話が来た。

とても驚いている。

サイトを見た限りでは、かなり実績がある出版社のようで、費用は科研費を使うらしい。

しかし、14年前の本が、今さらどうして?と思うわけだが、北丸兄さんの言によると「英米のクイアスタデイにとっては欠落を埋める必要な知見」ということで、なるほど・・・と思う。

英訳出版の候補になったのは「複数の委員の推薦」とのことで、どなた様か知らないが、ありがたいことだと思う。


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巻頭大震災前後の東京の遊廓 [性社会史研究(遊廓・赤線・街娼)]

9月1日(木)

関東大震災から99年。

警視庁の統計書によると、1923年9月1日に発生した関東大震災を挟む。遊廓の状況は下記の通り(ことぶき氏調べ)

新吉原遊郭 1922年末 1923年末
 貸座敷  300軒   189軒
 引手茶屋 42軒    3軒
 娼妓   2480人  1166人

洲崎遊廓 1922年末 1923年末
 貸座敷  302軒   89軒
 引手茶屋 23軒    5軒
 娼妓   2214人  650人

地盤が悪い下町の新吉原・洲崎遊郭は地震動による倒壊と、その後の火災で壊滅的な被害を受けた。
特に湾岸の洲崎遊郭の被害は大きかった。

それに対して地盤が良い新宿遊廓の損害は軽微で、貸座敷の数は53軒のまま、娼妓ぼ数は451人から572人へと大きく増えている。

震災後、新宿遊廓が、東都の遊客を一手に引き受け大繁盛し、昭和初期のモダン遊廓「新宿」の繁栄の基礎を作ったことがよくわかる。

とは言うものの、大震災による壊滅からわずか4か月後に、189軒が復活している新吉原の再生力も恐ろしい。
それだけの需要があったということで、どんな大災害・戦災があっても、買春男性の行動様式は変らないということ。




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