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茶園敏美著『パンパンとは誰なのか』書評会のご案内 [性社会史研究(遊廓・赤線・街娼)]

11月27日(木)
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http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2014-09-25-1
友人の茶園敏美さんの新著『パンパンとは誰なのか ―キャッチという占領期の性暴力とGIとの親密性―』(2014年9月、インパクト出版)の書評会(主催:京都セックスワークセミナー)が、12月7日(日)14時から、京都市の「堺町画廊」(堺町通御池下ル)で開催されます。

私もコメンテーターとして30分ほどお話する予定です。
師走のお忙しい時期とは存じますが、占領期の女性史、セクシュアリティの歴史に関心がお有りの方の、ご来場をお待ちしています。

【日時】
2014年12月7日(日) 14時~   (13時30分、開場)

【会場】
京都市中京区堺町通御池下ル「堺町画廊」(075-213-3636 13時以降)

【報告者】
茶園敏美(京都大学アジア研究教育ユニット研究員)

【コメンテーター】
西川祐子(元・京都文教大学教授:文学、女性史)
三橋順子(都留文科大学非常勤講師:性社会・文化史)
深田 卓(インパクト出版代表:編集者)

【司会】
田中雅一(京都大学人文科学研究所教授:文化人類学)

【主催】
京都セックスワークセミナー
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阿蘇山中岳が小噴火 [地震・火山・地質]

11月27日(金)
25日に始まった阿蘇山中岳(熊本県)の噴火は、その後も断続的に続き、噴煙だけでない、噴石も飛ばしている。
噴石が確認されたのは1995年以来19年ぶり。
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↑ 噴煙を上げる熊本県・阿蘇山の中岳第1火口=26日16時11分、ヘリから(共同)

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↑ 「草千里」の固定カメラ(11月26日07時13分)

本気で噴火(破局的巨大噴火)すれば、たった数日で九州のほぼ全域を焼き尽くし噴出物で覆うことができる(当然、数100万単位の犠牲者が出る)世界最大のカルデラをもつ活火山・阿蘇山にしてみれば、ちょっと咳をした程度なのだが。

本格的な噴火につながることはないと思うが、山体膨張の行方が気になる。

【追記(27日)】
噴煙が一時約1500mの高さに。
中岳の標高は1506mなので、噴煙の到達高度は約3000mということ。
また、噴出物の分析からマグマ爆発であることが確定的になった。
阿蘇中岳のマグマ爆発は1993年2月以来、21年ぶり。
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阿蘇山噴煙、一時1000メートル 噴石も確認
熊本県・阿蘇山の中岳第1火口で25~26日、断続的な噴火が続いた。福岡管区気象台が26日、発表した。噴煙は最高で高さ約千メートルに達し、噴石も1995年以降初めて確認された。気象台は、噴火は小規模だが繰り返し起こる恐れがあるとして、警戒を呼びかけている。

気象台によると、噴石は26日午前5時5分ごろ、火口内で高さ約100メートルまで飛んだのが確認された。火口で高温の噴出物が炎のように見える火炎現象も起き、火山灰は約40キロ離れた大分県豊後大野市や宮崎県五ケ瀬町でも降った。

阿蘇山の噴火警戒レベルは昨年9月以来、1(平常)と2(火口周辺規制)を行き来しており、最近では今年8月に2に引き上げられた。GPS観測で山体にわずかな変動が見られることなどから、気象台はマグマが噴火に関わっている可能性があるとみている。ただ、噴石が1キロ以上飛ぶような状態ではないとして、レベル3(入山規制)への引き上げは検討していないという。(野中正治)
『朝日新聞』2014年11月26日21時11分
http://www.asahi.com/articles/ASGCV42N2GCVTIPE00J.html
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阿蘇で21年ぶりマグマ噴火、噴煙1500m
福岡管区気象台は27日、熊本県の阿蘇中岳第1火口で再び小規模な噴火が起き、噴煙が一時高さ約1500メートルに達したと発表した。

相次ぐ噴火について、同気象台はマグマが直接地上に放出されるマグマ噴火と確認。今後も噴火を繰り返すとみられ、火口から半径約1キロの範囲で大きな噴石の飛散への警戒を呼びかけている。

同気象台によると、同火口でマグマ噴火を確認したのは1993年2月以来、21年ぶり。

27日には火口から約500メートル南にある避難壕ごう付近で火山灰が約7センチ堆積。地元の阿蘇市のほか、約50キロ離れた熊本市西部や宮崎県五ヶ瀬町など広範囲で降灰が確認された。熊本空港では羽田や伊丹などを結ぶ少なくとも62の発着便が欠航し、農作物被害も懸念され始めた。

同気象台は「過去の事例から噴火は1年以上続く可能性がある。ただ、マグマ供給量は少ないとみられ、小規模で収まるだろう」と分析。噴火警戒レベル2(火口周辺規制)の引き上げは検討していないという。

『読売新聞』2014年11月27日 20時57分

第47回衆議院総選挙2014(序盤情勢)議席予想 [政治・選挙]

11月27日(木)
安倍首相の「アベノミクス失敗隠蔽&延命解散」で衆議院は任期4年を半ば残して解散、師走の総選挙(12月2日公示、14日投票)となった。
前回、第46回総選挙2012の大勝利で、小選挙区のほとんどすべての候補者が揃っている与党自民+公明党に対して、選挙準備が整っていなかった野党は、候補者の擁立もままならず大苦戦。
与党自民+公明党は350議席以上をうかがい、第21回総選挙1942で大政翼賛会が獲得した381議席に次ぐ、大勝利が予想された。

しかし、その後、野党の候補者擁立と選挙区調整が急速に進み、少し情勢が変わってきた。

そこで、ほぼ候補者が揃った段階で、各選挙区ごとの情勢を分析して、それを積み上げて現在の獲得議席数を予測してみた。
前提として、争点に乏しい身勝手解散なので、投票率を史上最低は大きく更新する53%と推定した。
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      現有    予想 (小選挙区:比例区) 増減
自 民 295 → 281 (211:70)     -14議席
民 主  62 →  80 (40:35)      +18議席
維 新  42 →  43 (15:28)      + 1議席
公 明  31 →  36 (9:27)       + 5議席
次世代  20 →   5 (3:2)       -15議席
共 産   8 →  17 (0:17)       + 9議席
生 活   5 →   2 (2:0)        - 3議席
社 民   2 →   2 (1:1)        ± 0議席
無所属  14 →   9 (9:0)        - 5議席
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合  計 479 → 475
※現在は定数480の欠員1、 改選後は「0増5減」により定数475。

自民党は、安定した戦い。
北海道、神奈川、愛知などでいくつかの小さ選挙区で取りこぼする可能性があるが、比例区は圧倒的に優勢で、全体で14議席減程度にとどまり、大勢に影響はない。

民主党は、前回大敗の傷が癒えず地方組織が壊滅している所も多く、大きな失地回復は望めない。
北海道、埼玉、東京、神奈川、愛知などのいくつかの選挙区で、選挙区協力が効果を上げて奪還できる選挙区があるものの、西日本はまったくの不振。
小選挙区の候補者を減らしたことで、比例区も伸びず、全体で18議席程度を回復するだけ。

維新の会は、小選挙区では地盤の大阪府以外では、神奈川8区、東京15区など数議席に止まりそう。
比例区もブームが去り、解党したみんなの党の票を吸収したとしても、前回並には届かない。
それでも、選挙区調整の成果で現有議席に1議席ほど上乗せすると予想。

公明党は候補を立てた9つの小選挙区を全勝した上に、低投票率を利して比例区で議席を伸ばし、現有議席に5議席ほどを上積みしそう。

次世代の党は、小選挙区は幹部がいる広島3、熊本4、大阪13だけ、比例区も党名が浸透せず、地盤の東京に加えて南関東がやっと。
合わせて5議席しか目途が立たず、現有議席を大きく減らしそう。

共産党は、小選挙区での当選は難しそうだが、ほぼ全選挙区に立てた候補が着実に票を集め、かつ低投票率も有利に働き、ほとんどの比例区で1議席を上乗せして、現有議席を倍増して17議席に躍進。

生活の党は、小選挙区(岩手4、沖縄3)だけで、比例区の獲得は困難で、2議席。
社民党は小選挙区(沖縄2)と比例九州の2議席のみ。
無所属は、山形3、茨城7、埼玉11、山梨2、兵庫12、広島6、鹿児島3に、旧みんなの党の幹部の栃木2、神奈川4を加えた9議席。

【27日23時】みんなの党の解党、選挙区調整による政党移動を踏まえて現有議席を訂正。
結局、与党圧倒的多数の1強多弱状況に変化はなく、700億円もの国費(税金)を使って、アベノミスク&安倍政権を延命させるだけの結果に終わりそう。
【28日23時】比例区の情勢分析を再考して、獲得予想議席を訂正。

各選挙区の予想一覧は、公示後にアップします。

11月26日(水)悪天候 [日常]

11月26日(水)  雨   東京  9.7度  湿度90%(15時)

10時、起床。
朝食は、ダークチェリーパイとコーヒー。
シャワーを浴びて髪と身体を洗う。
髪はよくブローして、あんこを入れて頭頂部で結び、シュシュを巻く。
化粧と身支度。
グレーの地に黒の唐草模様のチュニック(長袖)、黒のブーツカットパンツ、黒網の膝下ストッキング、黒のショートブーツ、焦茶のトートバッグ。
黄色いニットのポンチョ。

12時半、家を出る。
外は冷たい雨に加えて、ときどき傘が煽られるような強い風が吹く悪天候。
東京の最高気温は、今シーズン初めて10度に達せず9.7度。
駅前で買い物と雑用を済まして、東急東横線で学芸大学駅に移動。
昼食は西口駅前の「てんや」へ。

牡蛎天丼(830円)を注文。

東口の「恭文堂書店」で本を買う。
原 武史『思索の源泉としての鉄道』 (講談社現代新書、2014年10月)
磯田道史『天災から日本史を読みなおす -先人に学ぶ防災』(中公新書 2014年11月)

銀行に寄った後、「仕事部屋」へ。
郵便物の整理、宅急便(佐川)の受け取り。
群馬着物復興委員会の「チャリティー」に出す着物と帯を宅急便(クロネコ)で発送。

少し疲れてベッドに横になり、本を読む。
だいぶ以前に買った月岡朝太郎『昭和史の花魁』(日刊プロスポーツ新聞社、1971年12月)を読む。
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東京の北東、「千住遊廓」(戦後は「赤線」千住柳町)を舞台に、18歳の時に新潟県南蒲原郡の山奥から売られてきて、花魁から妓楼を仕切る「おばさん」にまで「出世」した女性を主人公にした実録風小説。
年代は、大正15年(1925)から「赤線」廃止の1958年まで。
著者は若い頃(昭和2~3年)、千住遊廓で「仲ドン」(下働きの男性)をしていたというだけあって、昭和戦前期の「廓」の描写はなかなかリアル。
ただ、小説としては筋書きが平凡でセンスがない。

17時、再外出。
冷たい雨は止む気配がなく、身体が冷える。
自宅最寄り駅前の「ドトール」で休憩。
18時半、帰宅。

夕食は、寒いので鶏鍋。
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お風呂に入って温まる。
夜中、衆議院選挙(序盤)の予想作業。
295ある小選挙区をすべてチェックし、比例区の獲得議席も予想。
疲労困憊。
就寝、6時。