どの政党が「差別禁止法」案を国会に提出するのだろう? [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]
2月15日(水)
仮にどこかの誰かが「LGBT差別禁止法」案を作ったとして、どの政党が国会に提出するのだろう?
議案提出権は、衆議院では20人以上 、参議院では10人以上が規定。
(これ知らない人、多い気がする)
自民党が「差別禁止法」を出すはずはないし、与党の公明党、野党の立憲民主党、日本維新の会(以上、衆・参両院)、国民民主党、共産党(以上、参院のみ)は「理解増進法(与野党合意案)」を推進する立場。
衆・参各1議席の社会民主党には、議案提出権はない。
つまり、「差別禁止法」案を国会に提出してくれる政党は、現状ではない。
法律を作りたいのなら、せめて(野党でも)議案提出権がある政党を頼るべき。
そこらへんの現実感が、なぜないのだろう?
仮にどこかの誰かが「LGBT差別禁止法」案を作ったとして、どの政党が国会に提出するのだろう?
議案提出権は、衆議院では20人以上 、参議院では10人以上が規定。
(これ知らない人、多い気がする)
自民党が「差別禁止法」を出すはずはないし、与党の公明党、野党の立憲民主党、日本維新の会(以上、衆・参両院)、国民民主党、共産党(以上、参院のみ)は「理解増進法(与野党合意案)」を推進する立場。
衆・参各1議席の社会民主党には、議案提出権はない。
つまり、「差別禁止法」案を国会に提出してくれる政党は、現状ではない。
法律を作りたいのなら、せめて(野党でも)議案提出権がある政党を頼るべき。
そこらへんの現実感が、なぜないのだろう?
(メモ)性的指向・性自認についての条例 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]
2月15日(水)
地方自治体の差別禁止条例を調査・比較。
包括的な差別禁止条例としては、三重県の「差別を解消し、人権が尊重される三重をつくる条例」(2022年5月)が「不当な差別」と「人権侵害行為」を定義していて、よくできている。
包括的な差別禁止法(理念法)を作る場合の雛型になると思う。
------------------------------------
東京都「オリンピック憲章にうたわれる人権尊重の理念の実現を目指す条例」(2018年10月)
第三条 都は、性自認(自己の性別についての認識のことをいう。以下同じ。)及び性的指向(自己の恋愛又は性愛の対象となる性別についての指向のことをいう。以下同じ。)を理由とする不当な差別の解消(以下「差別解消」という。)並びに性自認及び性的指向に関する啓発等の推進を図るものとする。
茨城県「男女共同参画推進条例」(2019年4月一部改正)
(追加された規定)
第19条(性別による権利侵害の禁止)
3 何人も,性的指向(自己の恋愛又は性愛の対象となる性別についての指向のことをいう。以下同じ。)及び性自認(自己の性別についての認識のことをいう。以下同じ。)を理由とする不当な差別的取扱いを行ってはならない。
第20条(情報提供等) 県は,セクシュアル・ハラスメント及び配偶者等に対する暴力的行為の防止並びに性的指向及び性自認を理由とする不当な差別的取扱いの解消を図るため,必要な情報の提供,啓発及び相談体制の整備を行うものとする。
三重県「性の多様性を認め合い、誰もが安心して暮らせる三重県づくり条例」(2021年4月)
第二条(定義) この条例において、次の各号において掲げる意義は、当該各号に定めるところによる。
性的指向 自己の恋愛又は性的な関心の対象となる性別についての指向をいう。
性自認 自己の性別についての認識をいう。
第三条(基本理念) 性の多様性に関する施策は、性的指向及び性自認にかかわらず、全ての人の人権が尊重されるとともに、社会のあらゆる分野の活動に参画でき、一人ひとりが個性及び能力を発揮することができ、並びに多様な生き方を選択できることを旨として、推進されなければならない。
第四条(基本理念) 何人も、性的指向又は性自認を理由とする不当な差別的取扱いをしてはならず、及び性的指向又は性自認の表明に関して、強制し、禁止し、又は本人の意に反して、正当な理由なく暴露をしてはならない。
三重県「差別を解消し、人権が尊重される三重をつくる条例」(2022年5月)
第二条 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
一 人種等の属性 人種、皮膚の色、国籍、民族、言語、宗教、政治的意見その他の意見、年齢、性別、性的指向、性自認、障がい、感染症等の疾病、職業、社会的身分、被差別部落の出身であることその他の属性をいう。
二 不当な差別 人種等の属性を理由とする不当な区別、排除又は制限であって、あらゆる分野において、権利利益を認識し、享有し、又は行使することを妨げ、又は害する目的又は効果を有するものをいう。
三 人権侵害行為 不当な差別、いじめ、虐待、プライバシーの侵害、誹謗(ひ ぼ う)中傷その他の他人の権利利益を侵害する行為(インターネットを通じて行われるものを含む。)をいう。
四 人権問題 人権侵害行為その他の人権に関する問題をいう。
第四条 何人も、不当な差別をはじめとする人権侵害行為をしてはならない。
2 何人も、共通の人種等の属性を有する不特定多数の者に対して当該人種等の属性を理由として人権侵害行為をすることを助長し、又は誘発する目的で、当該不特定多数の者が当該人種等の属性を有することを容易に識別することを可能とする情報を公然と摘示する行為をしてはならない。
秋田県「多様性に満ちた社会づくり基本条例」(2022年4月)
第三条 何人も、他人に対して、人種、信条、性別、性的指向(恋愛又は性的な関心の対象となる性別についての指向をいう。)、性自認(自己の性別についての認識をいう。)、社会的身分、門地、職業、年齢、心身の機能の障害、病歴その他の事由を理由として、差別することその他の権利利益を侵害する行為をしてはならない。
埼玉県「性の多様性を尊重した社会づくり条例」(2022年7月)
第2条(定義)
この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。
一 性的指向 自己の恋愛又は性的な関心の対象となる性別についての指向をいう。
二 性自認 自己の性別についての認識をいう。
三 パート ナーシップ・ファミリーシップ 互いを人生のパートナー又は家族として尊重し、継続的に協力し合う関係をいう。
第4条(差別的取扱い等の禁止)
1 何人も、性的指向又は性自認を理由とする不当な差別的取扱いをしてはならない。
2 何人も、性的指向又は性自認の表明に関して、強制し、又は禁止してはならない。
3 何人も、正当な理由なくアウティング(性的指向又は性自認に関して本人の意に反して本人が秘密にしていることを明かすことをいう。)をしてはならない。
川崎市「差別のない人権尊重のまちづくり条例」(2019年12月)
第2条(定義)
この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
(1) 不当な差別 人種、国籍、民族、信条、年齢、性別、性的指向、性自認、 出身、障害その他の事由を理由とする不当な差別をいう。
地方自治体の差別禁止条例を調査・比較。
包括的な差別禁止条例としては、三重県の「差別を解消し、人権が尊重される三重をつくる条例」(2022年5月)が「不当な差別」と「人権侵害行為」を定義していて、よくできている。
包括的な差別禁止法(理念法)を作る場合の雛型になると思う。
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東京都「オリンピック憲章にうたわれる人権尊重の理念の実現を目指す条例」(2018年10月)
第三条 都は、性自認(自己の性別についての認識のことをいう。以下同じ。)及び性的指向(自己の恋愛又は性愛の対象となる性別についての指向のことをいう。以下同じ。)を理由とする不当な差別の解消(以下「差別解消」という。)並びに性自認及び性的指向に関する啓発等の推進を図るものとする。
茨城県「男女共同参画推進条例」(2019年4月一部改正)
(追加された規定)
第19条(性別による権利侵害の禁止)
3 何人も,性的指向(自己の恋愛又は性愛の対象となる性別についての指向のことをいう。以下同じ。)及び性自認(自己の性別についての認識のことをいう。以下同じ。)を理由とする不当な差別的取扱いを行ってはならない。
第20条(情報提供等) 県は,セクシュアル・ハラスメント及び配偶者等に対する暴力的行為の防止並びに性的指向及び性自認を理由とする不当な差別的取扱いの解消を図るため,必要な情報の提供,啓発及び相談体制の整備を行うものとする。
三重県「性の多様性を認め合い、誰もが安心して暮らせる三重県づくり条例」(2021年4月)
第二条(定義) この条例において、次の各号において掲げる意義は、当該各号に定めるところによる。
性的指向 自己の恋愛又は性的な関心の対象となる性別についての指向をいう。
性自認 自己の性別についての認識をいう。
第三条(基本理念) 性の多様性に関する施策は、性的指向及び性自認にかかわらず、全ての人の人権が尊重されるとともに、社会のあらゆる分野の活動に参画でき、一人ひとりが個性及び能力を発揮することができ、並びに多様な生き方を選択できることを旨として、推進されなければならない。
第四条(基本理念) 何人も、性的指向又は性自認を理由とする不当な差別的取扱いをしてはならず、及び性的指向又は性自認の表明に関して、強制し、禁止し、又は本人の意に反して、正当な理由なく暴露をしてはならない。
三重県「差別を解消し、人権が尊重される三重をつくる条例」(2022年5月)
第二条 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
一 人種等の属性 人種、皮膚の色、国籍、民族、言語、宗教、政治的意見その他の意見、年齢、性別、性的指向、性自認、障がい、感染症等の疾病、職業、社会的身分、被差別部落の出身であることその他の属性をいう。
二 不当な差別 人種等の属性を理由とする不当な区別、排除又は制限であって、あらゆる分野において、権利利益を認識し、享有し、又は行使することを妨げ、又は害する目的又は効果を有するものをいう。
三 人権侵害行為 不当な差別、いじめ、虐待、プライバシーの侵害、誹謗(ひ ぼ う)中傷その他の他人の権利利益を侵害する行為(インターネットを通じて行われるものを含む。)をいう。
四 人権問題 人権侵害行為その他の人権に関する問題をいう。
第四条 何人も、不当な差別をはじめとする人権侵害行為をしてはならない。
2 何人も、共通の人種等の属性を有する不特定多数の者に対して当該人種等の属性を理由として人権侵害行為をすることを助長し、又は誘発する目的で、当該不特定多数の者が当該人種等の属性を有することを容易に識別することを可能とする情報を公然と摘示する行為をしてはならない。
秋田県「多様性に満ちた社会づくり基本条例」(2022年4月)
第三条 何人も、他人に対して、人種、信条、性別、性的指向(恋愛又は性的な関心の対象となる性別についての指向をいう。)、性自認(自己の性別についての認識をいう。)、社会的身分、門地、職業、年齢、心身の機能の障害、病歴その他の事由を理由として、差別することその他の権利利益を侵害する行為をしてはならない。
埼玉県「性の多様性を尊重した社会づくり条例」(2022年7月)
第2条(定義)
この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。
一 性的指向 自己の恋愛又は性的な関心の対象となる性別についての指向をいう。
二 性自認 自己の性別についての認識をいう。
三 パート ナーシップ・ファミリーシップ 互いを人生のパートナー又は家族として尊重し、継続的に協力し合う関係をいう。
第4条(差別的取扱い等の禁止)
1 何人も、性的指向又は性自認を理由とする不当な差別的取扱いをしてはならない。
2 何人も、性的指向又は性自認の表明に関して、強制し、又は禁止してはならない。
3 何人も、正当な理由なくアウティング(性的指向又は性自認に関して本人の意に反して本人が秘密にしていることを明かすことをいう。)をしてはならない。
川崎市「差別のない人権尊重のまちづくり条例」(2019年12月)
第2条(定義)
この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
(1) 不当な差別 人種、国籍、民族、信条、年齢、性別、性的指向、性自認、 出身、障害その他の事由を理由とする不当な差別をいう。
柱構造ではなく壁構造 [地震・火山・地質]
2月15日(水)
トルコ南東部大地震(M7.8)が発生した時、「これは大きな被害になる」と直感したのは、若い頃、中央アジア(シルクロード)を旅行して、ユーラシア大陸の中央部の広大な×燥地帯における、家の建て方をこの目見て知っているから。
家の壁の材料は、基本「土」。
水で粘土状にした土を木枠に詰めて、地面に伏せる。
枠をとると、30×15×12cmほどの直方体ができる。
その作業を繰り返し、よく乾燥させる。
こうして「日干し煉瓦」ができる。
ヨーロッパの煉瓦のように焼かない。
雨が少ないから、それで十分に役に立つ。
そもそも焼成に必要な木材に乏しい。
家の壁は、その日干し煉瓦を積み上げていく。
適当に隙間を開けたりして、なかなか見事な造形もある。
煉瓦と煉瓦の接着剤は、やはり水に溶いた粘土。
漆喰やコンクリートは、よほど裕福な人でないと使わない。
木材の柱はない。
鉄筋に相当するようなものもない。
だから、地震で崩れれば、土の山に戻る。
さすがに近代化した現代では、もうすこしマシな建築方式になっていると思うが、煉瓦を積み上げていくという基本的な考え方は変わっていないと思う。
現地の倒壊したビルの映像をみると、やはり鉄筋や鉄骨に相当するものがとても少ないことがわかる。
日本の建築は、伝統的に柱で家を支える柱構造で、極端に言えば、壁がなくても家は建つ。
それは現代のビル建築の鉄骨構造にも継承されている。
あの地域の建築は、柱で支えるのではなく、壁で支える壁構造なのだ。
トルコ南東部大地震(M7.8)が発生した時、「これは大きな被害になる」と直感したのは、若い頃、中央アジア(シルクロード)を旅行して、ユーラシア大陸の中央部の広大な×燥地帯における、家の建て方をこの目見て知っているから。
家の壁の材料は、基本「土」。
水で粘土状にした土を木枠に詰めて、地面に伏せる。
枠をとると、30×15×12cmほどの直方体ができる。
その作業を繰り返し、よく乾燥させる。
こうして「日干し煉瓦」ができる。
ヨーロッパの煉瓦のように焼かない。
雨が少ないから、それで十分に役に立つ。
そもそも焼成に必要な木材に乏しい。
家の壁は、その日干し煉瓦を積み上げていく。
適当に隙間を開けたりして、なかなか見事な造形もある。
煉瓦と煉瓦の接着剤は、やはり水に溶いた粘土。
漆喰やコンクリートは、よほど裕福な人でないと使わない。
木材の柱はない。
鉄筋に相当するようなものもない。
だから、地震で崩れれば、土の山に戻る。
さすがに近代化した現代では、もうすこしマシな建築方式になっていると思うが、煉瓦を積み上げていくという基本的な考え方は変わっていないと思う。
現地の倒壊したビルの映像をみると、やはり鉄筋や鉄骨に相当するものがとても少ないことがわかる。
日本の建築は、伝統的に柱で家を支える柱構造で、極端に言えば、壁がなくても家は建つ。
それは現代のビル建築の鉄骨構造にも継承されている。
あの地域の建築は、柱で支えるのではなく、壁で支える壁構造なのだ。
トルコ南東部大地震の断層 [地震・火山・地質]
2月15日(木)
トルコ南東部大地震で、地表に露出した断層。
横ずれで、変位3.3mとのこと。
地震学が「趣味」で地震断層の写真をけっこう見ている私でも「うは~ぁ!」と思うほどすごい。
垂直方向のずれがほとんどないので、濃尾大地震の根尾谷断層の写真に比べれば地味だが、道路のラインをたどると衝撃的。
この動画(地震前後のアメリカの衛星画像を組み合わせ)も、すごい。
https://twitter.com/roaneatan/status/1623999529136836608
この高度からの撮影でも、地震断層に伴う、横ずれの変位(3~4m)がはっきりわかる。
トルコ付近のプレート。
巨大なユーラシアプレートとアフリカプレートの間に、エーゲ、アナトリア、アラビアなどの小さいプレートが接していて、その間の断層帯で地震が起こる。
トルコ南東部大地震で、地表に露出した断層。
横ずれで、変位3.3mとのこと。
地震学が「趣味」で地震断層の写真をけっこう見ている私でも「うは~ぁ!」と思うほどすごい。
垂直方向のずれがほとんどないので、濃尾大地震の根尾谷断層の写真に比べれば地味だが、道路のラインをたどると衝撃的。
この動画(地震前後のアメリカの衛星画像を組み合わせ)も、すごい。
https://twitter.com/roaneatan/status/1623999529136836608
この高度からの撮影でも、地震断層に伴う、横ずれの変位(3~4m)がはっきりわかる。
トルコ付近のプレート。
巨大なユーラシアプレートとアフリカプレートの間に、エーゲ、アナトリア、アラビアなどの小さいプレートが接していて、その間の断層帯で地震が起こる。
1月の死亡数、北九州市、仙台市などで激増 [世相(新型コロナ肺炎関連)]
与党・公明党ベースで良いと思ってい る [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]
2月14日(火)
私、公明党の支持者ではないが、今回の「LGBT法案」については、与党・公明党ベースで良いと思っている。
画像は『公明新聞』2023年2月11日
-------------------------------------
公明・山口代表「LGBT法案の成立目指す」 関連施設視察
公明党の山口那津男代表は10日、LGBTQなど性的少数者に関する情報発信施設「プライドハウス東京レガシー」(東京都新宿区)を視察した。山口氏は視察後、記者団に「LGBTの方々の理解を増進する法案が超党派で作られている。今国会で法案を成立させたいと強く実感した」と述べ、今国会で議員立法「LGBT理解増進法案」の成立を目指す考えを改めて強調した。
山口氏は、元首相秘書官の差別発言を受けて岸田文雄首相に当事者の意見を聞くことを提案するとともに、自身も当事者と会う考えを示していた。
視察では山口氏と約15人のLGBTQの当事者らが意見を交わした。当事者からは「いろいろな場面で自分のセクシュアリティー(性的指向や性自認)に傷ついてきた。多くの人にこれ以上同じような思いをしてほしくない。『理解をします』だけではなく、明確に差別を禁止する法律を強く求めている」といった意見が出た。山口氏は「国民がいろいろな人々の生き方を認め合う社会の土壌を作ることが一番大事だ。理解増進法をしっかり作りたい」と応じた。
理解増進法案を巡っては、自民党内の一部に「差別は許されない」という文言の修正を求める声がある。山口氏は文言修正について記者団に「合意の趣旨を貫けるのであれば一つ一つの文言については柔軟に対応してよい」との認識を示した。
また、当事者らが岸田首相の施設への訪問を希望していることを受け、山口氏は「電話なりメールなりで、あるいは直接お会いするなり、機会があれば何度でも(施設を訪れるよう)お伝えしたい」とも述べた。【畠山嵩】
『毎日新聞 』2023/2/10 16:57(最終更新 2/10 16:57) 661文字
https://mainichi.jp/articles/20230210/k00/00m/010/238000c
私、公明党の支持者ではないが、今回の「LGBT法案」については、与党・公明党ベースで良いと思っている。
画像は『公明新聞』2023年2月11日
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公明・山口代表「LGBT法案の成立目指す」 関連施設視察
公明党の山口那津男代表は10日、LGBTQなど性的少数者に関する情報発信施設「プライドハウス東京レガシー」(東京都新宿区)を視察した。山口氏は視察後、記者団に「LGBTの方々の理解を増進する法案が超党派で作られている。今国会で法案を成立させたいと強く実感した」と述べ、今国会で議員立法「LGBT理解増進法案」の成立を目指す考えを改めて強調した。
山口氏は、元首相秘書官の差別発言を受けて岸田文雄首相に当事者の意見を聞くことを提案するとともに、自身も当事者と会う考えを示していた。
視察では山口氏と約15人のLGBTQの当事者らが意見を交わした。当事者からは「いろいろな場面で自分のセクシュアリティー(性的指向や性自認)に傷ついてきた。多くの人にこれ以上同じような思いをしてほしくない。『理解をします』だけではなく、明確に差別を禁止する法律を強く求めている」といった意見が出た。山口氏は「国民がいろいろな人々の生き方を認め合う社会の土壌を作ることが一番大事だ。理解増進法をしっかり作りたい」と応じた。
理解増進法案を巡っては、自民党内の一部に「差別は許されない」という文言の修正を求める声がある。山口氏は文言修正について記者団に「合意の趣旨を貫けるのであれば一つ一つの文言については柔軟に対応してよい」との認識を示した。
また、当事者らが岸田首相の施設への訪問を希望していることを受け、山口氏は「電話なりメールなりで、あるいは直接お会いするなり、機会があれば何度でも(施設を訪れるよう)お伝えしたい」とも述べた。【畠山嵩】
『毎日新聞 』2023/2/10 16:57(最終更新 2/10 16:57) 661文字
https://mainichi.jp/articles/20230210/k00/00m/010/238000c
今の政治情勢では、包括的な「差別禁止法」実現は困難 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]
2月14日(火)
LGBTのみが対象でない、包括的な(人種、国籍、民族、信条、年齢、性別、性的指向、性同一性、
出身、障害その他の事由)「差別禁止法」の制定には基本的に賛成だが、「差別」の定義をどう規定するか、なにを「差別」として禁止するか、という点で、法案化のハードルは高い。
今の政治情勢では、包括的な「差別禁止法」実現は困難。
次善の策として、今は「理解増進法(与野党合意案)」の成立を期すべきだと思う。
あと、登壇者の画像を見て、「ああ、なるほどねぇ」という感想。
写真にうっている限りだけど、「大手NPO」の代表が見当たらない。
理想論ばかりで実質がない社民党系の主張に着いていっても、お金にはつながらないこと、よくわかっている。.
--------------------------------------
「理解増進ではなく差別禁止法を」 LGBTQ当事者団体が声明
「理解増進法ではなく差別禁止を」とLGBTQなど性的少数者について法整備を求める集会の主催者や登壇者ら=東京都千代田区の参院議員会館で2023年2月14日午後5時39分、藤沢美由紀撮影
LGBTQなど性的少数者や同性婚に関する元首相秘書官の差別発言を受け、当事者らの団体による集会が14日、参院議員会館で開かれた。自民党内には「LGBT理解増進法案」の今国会での成立に前向きな意見もあるが、スピーチした当事者らは内容が求めているものではないと相次いで指摘。「理解増進法ではなく差別禁止法の制定を求める」とする共同声明を発表した。
◇「愛する人といること、なぜばかに」
超党派の議連がまとめた理解増進法案は実質的に差別を禁止する規定のない理念法だが、2021年、「差別は許されない」という文言などを問題視した自民党の保守系議員の反対で国会提出が見送られた。元秘書官の差別発言に対する批判が強まる中、首相は今月6日に法整備の準備を指示。再び注目が集まっている。
差別禁止や同性婚の実現などの法整備を求めるオンライン署名キャンペーンを立ち上げた松岡宗嗣さんは、当事者やその家族らから寄せられたメッセージを読み上げ、「当事者は差別を受け、困難に直面している。理解増進法でお茶を濁してごまかさないでほしい」と話した。
同性のパートナーをがんで失った岡田実穂さんは、法的な家族でないために病院から緊急時の連絡が来ないかもしれないという不安にさいなまれた闘病時の経験を振り返りながら、差別発言について「私がレズビアンであること、愛する人とともにいることを、なぜばかにされないといけないのか。どれだけ(法整備を)待てばいいのか。私にはもう遅いけれど、一人でも多くの人に希望を持たせてほしい」と訴えた。
◇差別との決別「国として宣言を」
集会では、少数者として複数の立場にある当事者も登壇した。ろう者でトランスジェンダー男性のモンキー高野さんは「ろう者は(LGBTQに関する)情報を入手するのに厚い壁があり、相談する場所も少なく、悩んで自殺する人もいる。パートナーと長く一緒にいて幸せだが、家族として認めてほしい」と手話で訴えた。
在日朝鮮人の性的少数者による交流会で事務局スタッフを務めるという登壇者は「どちらの立場でも四方八方からヘイトスピーチを向けられ、自分の存在を根底から否定されている。あらゆる人々の人権が尊重される法制度が急務だ」と話した。
共同声明では、「まず国として『差別との決別』を宣言した上で取り組むのが正しい順序ではないか」と指摘。「すべての人間の公平な取り扱いを前提に、不当な取り扱いを禁止する立法こそがふさわしい」と訴えた。【藤沢美由紀】
『毎日新聞』2023年2月14日(火) 20:02配信
LGBTのみが対象でない、包括的な(人種、国籍、民族、信条、年齢、性別、性的指向、性同一性、
出身、障害その他の事由)「差別禁止法」の制定には基本的に賛成だが、「差別」の定義をどう規定するか、なにを「差別」として禁止するか、という点で、法案化のハードルは高い。
今の政治情勢では、包括的な「差別禁止法」実現は困難。
次善の策として、今は「理解増進法(与野党合意案)」の成立を期すべきだと思う。
あと、登壇者の画像を見て、「ああ、なるほどねぇ」という感想。
写真にうっている限りだけど、「大手NPO」の代表が見当たらない。
理想論ばかりで実質がない社民党系の主張に着いていっても、お金にはつながらないこと、よくわかっている。.
--------------------------------------
「理解増進ではなく差別禁止法を」 LGBTQ当事者団体が声明
「理解増進法ではなく差別禁止を」とLGBTQなど性的少数者について法整備を求める集会の主催者や登壇者ら=東京都千代田区の参院議員会館で2023年2月14日午後5時39分、藤沢美由紀撮影
LGBTQなど性的少数者や同性婚に関する元首相秘書官の差別発言を受け、当事者らの団体による集会が14日、参院議員会館で開かれた。自民党内には「LGBT理解増進法案」の今国会での成立に前向きな意見もあるが、スピーチした当事者らは内容が求めているものではないと相次いで指摘。「理解増進法ではなく差別禁止法の制定を求める」とする共同声明を発表した。
◇「愛する人といること、なぜばかに」
超党派の議連がまとめた理解増進法案は実質的に差別を禁止する規定のない理念法だが、2021年、「差別は許されない」という文言などを問題視した自民党の保守系議員の反対で国会提出が見送られた。元秘書官の差別発言に対する批判が強まる中、首相は今月6日に法整備の準備を指示。再び注目が集まっている。
差別禁止や同性婚の実現などの法整備を求めるオンライン署名キャンペーンを立ち上げた松岡宗嗣さんは、当事者やその家族らから寄せられたメッセージを読み上げ、「当事者は差別を受け、困難に直面している。理解増進法でお茶を濁してごまかさないでほしい」と話した。
同性のパートナーをがんで失った岡田実穂さんは、法的な家族でないために病院から緊急時の連絡が来ないかもしれないという不安にさいなまれた闘病時の経験を振り返りながら、差別発言について「私がレズビアンであること、愛する人とともにいることを、なぜばかにされないといけないのか。どれだけ(法整備を)待てばいいのか。私にはもう遅いけれど、一人でも多くの人に希望を持たせてほしい」と訴えた。
◇差別との決別「国として宣言を」
集会では、少数者として複数の立場にある当事者も登壇した。ろう者でトランスジェンダー男性のモンキー高野さんは「ろう者は(LGBTQに関する)情報を入手するのに厚い壁があり、相談する場所も少なく、悩んで自殺する人もいる。パートナーと長く一緒にいて幸せだが、家族として認めてほしい」と手話で訴えた。
在日朝鮮人の性的少数者による交流会で事務局スタッフを務めるという登壇者は「どちらの立場でも四方八方からヘイトスピーチを向けられ、自分の存在を根底から否定されている。あらゆる人々の人権が尊重される法制度が急務だ」と話した。
共同声明では、「まず国として『差別との決別』を宣言した上で取り組むのが正しい順序ではないか」と指摘。「すべての人間の公平な取り扱いを前提に、不当な取り扱いを禁止する立法こそがふさわしい」と訴えた。【藤沢美由紀】
『毎日新聞』2023年2月14日(火) 20:02配信
自分が告発される立場になる可能性 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]
2月14日(火)
「罰則のある差別禁止法を!」と主張する人たちは、自分が告発される立場になるとはまったく考えていないと思う。
しかし、ほんとうにそうなのか?
私が「ジェンダー・アイデンティティは当人にとっては重要であっても、社会的性別の認定においては万能(絶対)ではない」と言ったら「トランス差別だ!」「トランスヘイターだ!」と言う人がいるわけ。
それで告発されて、有罪→懲役というシステムには、やはり慎重にならざるを得ない。
これまでも述べてきたように、なにが「差別」で、なにを禁止すべきなのか?は。とても微妙な部分がある。
そこを、すっ飛ばすのは、やはりまずいと思う。
「罰則のある差別禁止法を!」と主張する人たちは、自分が告発される立場になるとはまったく考えていないと思う。
しかし、ほんとうにそうなのか?
私が「ジェンダー・アイデンティティは当人にとっては重要であっても、社会的性別の認定においては万能(絶対)ではない」と言ったら「トランス差別だ!」「トランスヘイターだ!」と言う人がいるわけ。
それで告発されて、有罪→懲役というシステムには、やはり慎重にならざるを得ない。
これまでも述べてきたように、なにが「差別」で、なにを禁止すべきなのか?は。とても微妙な部分がある。
そこを、すっ飛ばすのは、やはりまずいと思う。
同性婚制度 認める方がよい 64.0% [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]
2月13日(月)
「共同通信」同性婚についての世論調査。
ダブルスコア以上の大差。
国民の認識は、もうはっきりしている。
同性婚制度
認める方がよい 64.0%
認めない方がよい 24.9%
年代別では若年層(30代以下)で81.3%が賛成。
高年層(60代以上)の賛成は51.4%。
------------------------------------------
同性婚導入、賛成64% 内閣支持横ばい、共同調査
共同通信社は11~13日、同性婚を巡る元首相秘書官の差別発言を受け、全国緊急電話世論調査を実施した。同性婚を認める方がよいとの回答は64・0%で、認めない方がよいの24・9%を大きく上回った。岸田文雄首相の同性婚導入に関する「家族観や価値観、社会が変わってしまう課題だ」との国会答弁について「適切でない」との答えが57・7%だった。児童手当について、所得制限を撤廃して高収入の世帯に支給することには反対が51・9%で、賛成の43・8%を上回った。
LGBTなど性的少数者への理解増進法が必要だとの答えは64・3%に上った。岸田内閣の支持率は33・6%で、1月下旬の前回調査から0・2ポイント増と横ばい。不支持率は2・2ポイント減の47・7%だった。
同性婚に関し、年代別では若年層(30代以下)で81・3%が賛成したのに対し、高年層(60代以上)の賛成は51・4%にとどまった。
回答は固定電話424人、携帯電話636人。
『東京新聞』2023年2月13日 17時32分 (共同通信)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/230937
「共同通信」同性婚についての世論調査。
ダブルスコア以上の大差。
国民の認識は、もうはっきりしている。
同性婚制度
認める方がよい 64.0%
認めない方がよい 24.9%
年代別では若年層(30代以下)で81.3%が賛成。
高年層(60代以上)の賛成は51.4%。
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同性婚導入、賛成64% 内閣支持横ばい、共同調査
共同通信社は11~13日、同性婚を巡る元首相秘書官の差別発言を受け、全国緊急電話世論調査を実施した。同性婚を認める方がよいとの回答は64・0%で、認めない方がよいの24・9%を大きく上回った。岸田文雄首相の同性婚導入に関する「家族観や価値観、社会が変わってしまう課題だ」との国会答弁について「適切でない」との答えが57・7%だった。児童手当について、所得制限を撤廃して高収入の世帯に支給することには反対が51・9%で、賛成の43・8%を上回った。
LGBTなど性的少数者への理解増進法が必要だとの答えは64・3%に上った。岸田内閣の支持率は33・6%で、1月下旬の前回調査から0・2ポイント増と横ばい。不支持率は2・2ポイント減の47・7%だった。
同性婚に関し、年代別では若年層(30代以下)で81・3%が賛成したのに対し、高年層(60代以上)の賛成は51・4%にとどまった。
回答は固定電話424人、携帯電話636人。
『東京新聞』2023年2月13日 17時32分 (共同通信)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/230937