SSブログ

今後の予定 [お仕事(講義・講演)]

2月13日(月)

今後の予定。

2月26日(日)第 13 回日本がん・生殖医療学会学術集会(大宮ソニックシティ)15時40分~
シンポジウム「トランスジェンダーと妊孕性温存」
報告「トランスジェンダーと生殖権―これまでの議論の経緯を中心に―」

3月 11日(土)第62回 化粧文化研究者ネットワーク研究会
(株)資生堂汐留ビル1F「PIT」14~16時
講演「歴史の中のジェンダーとセクシュアリティ」
オンライン視聴あり

4月30日(日)『躍動するゲイ・ムーブメント──歴史を語るトリックスターたち』刊行記念トークライブ「歴史をほぐし、編みなおすー運動・文化・経済ー(仮題)」 
14~17時 渋谷・代官山のあたり

5月7日(日)石川武志写真展「MUMBAI HIJRA 」ギャラリートーク
OMシステムギャラリー(旧オリンパスギャラリー:西新宿)14時~


nice!(0)  コメント(0) 

ベトナム高地少数民族の動画(その6) [生活文化・食文化・ファッション文化論]

2月12日(日)

久しぶりに、ベトナム高地少数民族の動画。

(25)A姐さんの様子が、最近「おかしい」。
今日もそうなのだが、山で例の樹木の芯を採取して自宅に戻った後、出直して、年配の女性の畑に行き、菜っ葉を買い付けている。
先日も、年配の男性の家に行き、大量の蜜柑を買い付けた。
https://www.facebook.com/bushcraftsolo1/videos/1997131943817132
そしてそれを市に持っていき売っている。
つまり、仲買行為である。
自分の畑で穫れる物、山で採れるものだけを売るより、売り物は増える。
ただし、1日に運べるのは大きな背負い籠一杯であるという限界はあるが。
そして、自分で市に行くのが体力的に厳しい年配の人にはありがたいことだろう。
どうも、こちら(共助)に比重があるように思える。

もうひとつ「様子がおかしい」のは民族衣装に凝り始めたこと。
どうも新年を迎える晴れの衣装らしい。
民族衣装と言っても、伝統的な、というより現代的にリニューアルされているように思う。
おしゃれをすると、美人さんであることがわかる。
https://www.facebook.com/bushcraftsolo1/videos/1169990500292752

(26)A姐さんの家の3連竈の製作過程。
竈が「掘る」ものであることがよくわかる(6分以降)。
おそらく、日本の古代の竈も同じ造り方で、「竈を掘る」→「かまを掘る」の語源と思われる。
https://www.facebook.com/watch/?v=1026565721258545

(27)焼き畑
急傾斜地に火入れして草を焼き、その後に種を蒔いている。
大規模かつ本格的ではないが、「焼き畑」農耕。
また、畑の畝立てをした後、乾燥したシュロの葉を燃やして、種を蒔いている。
これも「焼き畑」の名残。
東南アジアの山岳地帯は、かつては焼畑農耕が広く行われていたはずだが、現在は痕跡的になっているようだ。
それにしても、このお姐さんも働き者だ。
https://www.facebook.com/KINGKONGAMAZON/videos/487866979934193

(28)以前にも出てきた2階建て連棟式の家に住む女性。
家の前に大きな養魚池を造る。
すべて人力。
池の壁面を竹を編んだもので補強するという発想は日本にはない。
底面の防水はどうするのかと思ったら、河原から石の多い土を人力で運んで敷き詰める。
これで大丈夫なのか?
https://www.facebook.com/watch/?v=674720030962316

(29)「嬢ちゃん」、ヤムイモを掘って、自家菜園の菜っ葉、サラダ菜、インゲン豆、トマトを採取して市へ。
例によって、商品を並べる間もなく、人が集まり、たちまち完売。
美人で働き者、この若さで(この社会では)豊かな農場の経営者。
村の若い男は言い寄らないのか?
それとも、この女系社会では、そういう習慣がないのか?
https://www.facebook.com/KINGKONGAMAZON/videos/530276272410575


(30)お正月もよく働く「嬢ちゃん」。
大根の収穫。
2カ月ほど前に種を蒔いていた。
日本のものに比べると小ぶりだが、完全無農薬栽培。
市でもたちまち売れた。
それにしても、あの大きな葉の用途がわからない。
けっこう需要がある。
お皿の代わりなのか?
https://www.facebook.com/KINGKONGAMAZON/videos/1117100128980903

(31)「嬢ちゃん」が高床の山羊小屋を建てる。
今まで、彼女が建築をする場面はほとんどなかった。
(ほぼ完成している農場を母親から相続したから?)
どうしてどうして、なかなか見事な腕前。
技法的には、釘を使わず竹紐で縛って組み上げるA姐さん(たぶん母親)と、釘を多用するB姐さん(もしかして叔母さん)の中間。
几帳面な性格そのままに、しっかりした構造。
この民族の女性の建築能力の高さを受け継いでいる。
https://www.facebook.com/watch/?v=927334911773732
nice!(0)  コメント(0) 

2月12日(日)パワーポイント完成 [お仕事(講義・講演)]

2月12日(日)

夜中、26日(日)の「第 13 回日本がん・生殖医療学会学術集会(大宮ソニックシティ)、シンポジウム「トランスジェンダーと妊孕性温存」で話す「トランスジェンダーと生殖権―これまでの議論の経緯を中心に―」のパワーポイント完成。

結局、15分の講演でスライド25枚。
なんとかなるだろう。...
nice!(0)  コメント(0) 

「活動家」諸氏の知性が、うらやましい [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

2月11日(土・祝)

このブログを読んでくださっている数少ない方は、お気づきのように、この数日、私は見えない眼と悪い頭を駆使して、「差別を法で規定すること」「差別に罰則を科すこと」について、現行の法律や条例、あるいは法案を分析しながら考えてきた。

結論的に言えば、法律で差別を定義し、違反者に罰則を科すことは、かなり難しい、そうした法案を、今すぐ作ることは(数年かけるならともかく)、現今の政治情勢の中では、客観的に困難ということ。

そうした面倒な作業・考察をすっとばし、「罰則のある差別禁止法を!」と叫ぶ「活動家」諸氏の知性が、ほんとうにうらやましい。

きっと、すでにすべて検討済みなのだろう。
私ごときがとうてい及ぶところではない。
nice!(0)  コメント(0) 

「差別」の法的定義 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

2月11日(土・祝)

一般に「差別」とは、特定の集団に所属する個人や、ある属性を有する個人に対して、その所属や属性を理由にして不当に取り扱う行為とされる。
除外行為や拒否行為など「行為」は差別になるが、「言論」が差別にになるかどうかは、意見が分かれる。

私は、講義で、「差異+マイナスの価値づけ=差別」と教えているので、「言論」だけでも「差別」であると考えるが、そうでない人も多くいる。

「川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例」は「言論(ヘイトスピーチ)」を「差別」としている数少ない条例。

「不当な差別」の定義
「人種、国籍、民族、信条、年齢、性別、性的指向、性自認、出身、障害、その他の事由を理由とする不当な差別をいう」
「差別」の「事由」は列記されているが、「差別」そのものの定義はない。
そして「本邦外出身者」についてのみ「差別的言動」とし、行為だけでなく、「言論(ヘイトスピーチ)」が含まれる。

「罰則」については、「第14条第1項の規定による市長の命令に違反した者は」、50万円以下の罰金と規定する。
14条1項とは、「市長は前条第1項の規定による勧告に従わなかった者が、再び同一理由差別的言動を行い、又は行わせる明らかなおそれがあると認めるに足りる十分な理由があるときは、その者に対し、地域を定めて、この項の規定による命令の日から6月間、同一理由差別的言動を行い、又は行わせてはならない旨を命ずることができる。」
つまり、勧告に従わず、再度、差別的言動を繰り返す場合の市長命令
に従わなかった場合に罰金が科される。
1度の差別的言動では、罰金は科されない。


nice!(0)  コメント(0) 

「LGBT差別禁止法」すぐできるという説 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

2月11日(土・祝)

「LGBT差別禁止法」、すでに実効化しているEU諸国の法制を模倣すれば、すぐできるという説。

たしかに、EU諸国の法制を研究・導入し、日本の法システムに合致するよう修正(骨抜き)と、いろいろな関係法規との調整を、法学者(谷口洋子幸さんしかいない)や衆参両院の法制局の全面協力を受けて、本気でやれば、今国会は無理でも、来年か再来年くらいには法案が国会に上程できるかもしれない。

だけど、自民党がそんなこと本気でやると思う?
根本はそこ。
自民党は、有力な支持団体である(旧)統一教会の教義に反することは、基本、やらない。
nice!(0)  コメント(0) 

「紀元節」の歌 [世相]

2月11日(土・祝)

ネトウヨが紀元節に唄う歌を間違っている(笑)

「見よ東海
nice!(0)  コメント(0) 

「紀元節」 [生活文化・食文化・ファッション文化論]

2月11日(土‣祝)

快晴の「紀元節」。
金の鳶.jpg
金の鳶、すごいな! まるで光線兵器だ。
Twitterで拾った絵。
「大日本史略図絵」とある。
調べたら、「大倉孫兵衛 編、安達吟光 画」で明治38年(1905)の出版。

「紀元節」は、神武天賦の即位が「辛酉年春正月庚辰朔」であるという『日本書紀』の記述をもとに、明治5年(1872)に定められた。
当初は初は1月29日だったが、孝明天皇(明治天皇の父)との関係で、翌年(1873)の2月11日に変更になった。

ちなみに、前近代には、「紀元節」を祝う習俗はない。
完全に、近代(明治国家)が作り上げた概念。
nice!(0)  コメント(0) 

罰則をともなう「LGBT差別禁止法」の困難 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

2月10日(金)

罰則をともなう「LGBT差別禁止法」を提唱する人たちは、いったいどういう法案・条文を考えているのだろう?

そもそもの話、「差別」をどう定義するのだろう?
「LGBT理解増進法」には「差別」という言葉は出てくるが、「差別」の定義はない。

現在の日本の法律で「差別」を法律名称に入れているのは「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(平成二十五年法律第六十五号)」(障害者差別禁止法)だが、「差別」の定義はない。

それくらい法律で「差別」を規定するのは難しいということだ。

第七条(行政機関等における障害を理由とする差別の禁止)に「行政機関等は、その事務又は事業を行うに当たり、障害を理由として障害者でない者と不当な差別的取扱いをすることにより、障害者の権利利益を侵害してはならない。」とある。

そこから導けば、「障害を理由として障害者でない者と不当な差別的取扱いをすること」それにより「障害者の権利利益を侵害」することが「障害者差別」ということになる。
(ただし、「差別」とは「差別的取り扱いをすること」という循環定義ではある)

これを準用して「障害」を「性的指向叉は性自認」に、「障害者」を「〇〇者」に置き換えれば、
「性的指向叉は性自認を理由として〇〇者でない者と不当な差別的取扱いをすること」それにより「〇〇者の権利利益を侵害」すること」となる。

「〇〇者」は「性的少数者」とすればよいように思うが、今度は「性的少数者」を法的に定義しなければならなくなる。
これも、じつに厄介だ。

だから、立憲民主党の「性的指向又は性自認を理由とする差別の解消等の推進に関する法律案(LGBT差別解消法案)」では、「〇〇者」は一切出てこない(その点は「LGBT理解増進法」も同じ)。

ちなみに、この「差別解消法案」は、明らかに「障害者差別禁止法」の条文構成に依拠している。

次に「罰則」についてだが、「障害者差別禁止法」や「LGBT差別解消法案」には「罰則」の条文はあるが、これは秘密保持義務を破ったり、報告義務を怠ったりした者に対する罰則で、「差別」を行った者への罰則ではない。
問題があった者への対処は「助言、指導若しくは勧告」にとどまる。

つまり、法的に「差別」を定義し、差別行為の範囲を規定し、差別を行った者に罰則を科すことは、法理に基づいて法律の条文を設計・構成するという点で、客観的に言ってかなり困難で、手間と時間がかかるということ。

単純に言えば、違反者に刑罰を科すといっても、量刑の相場はどのくらいにするのだ?ということ。
まさか「懲役」ってことはないよね。

そこら辺まで考えて「罰則のある差別禁止法を!」と言っているのだろうか?

nice!(0)  コメント(0) 

「そんな程度で講演しちゃいけないよって人たち」 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

2月10日(金)

北丸雄二[黒ハート][黒ハート]@quitamarco
そんな程度で講演しちゃいけないよって人たちが当事者であるという背景だけで代表のように講演してる。人材がいないのは、人材が育つような風通しの良い情報を享受できる状況が整っていなかったせいだけど、そんな状況では勉強もできてこなかった。よって生半可な知識だけが蔓延する。悪循環。
https://twitter.com/quitamarco/status/1623725001106145280
----------------------

北丸さんが指摘しているように、講演をするだけの知識と見識がない人が講演をしているケースは山ほどある。
良く知らない分野なのに講演を引き受けるのも悪いが、適任でない人に講演を依頼する方も悪い。

とくに地方の場合、適任の人が乏しいという事情がある。
と言って、遠くから適任の人を呼ぶ予算もない。

自戒を込めて言えば、良く知らないことをろくに調べもせずに、人前でしゃべったり、書いたりしてはいけないということ。

講演や執筆で、お金をもらうということは、それなりの質が伴わないといけない。
そこらへんは、職業人としてのプライドの問題。

nice!(0)  コメント(0)