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『デカメロン』5冊を追加購入 [性社会史研究(性風俗雑誌)]

2月9日(木)

昭和戦後混乱期、1947~1955年に刊行された性風俗雑誌『デカメロン』を5冊、追加購入。
これで、現在。古書市場(「日本の古本屋」)に存在するものは、すべて購入。


4号(1巻4号)1947年(昭和22)6月 A5版 64頁 25円 東京ロマンス社
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10号(2巻3号)1948年(昭和23)4月 A5版 64頁 30円 東京ロマンス社
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3巻12号 1949年(昭和24)12月号 A5版 136頁 75円 竹内書房
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5巻4号 1951年(昭和26)4月号 B6版 226頁 70円  全日本出版社
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(巻次逆行後)5巻5号 1955年(昭和30)4月号 B6版 318頁 90円  全日本出版社 
従来、確認されていた最終は5巻4号(1955年3月号)だったが、それを1号更新。
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この5冊だけでも、表紙の雰囲気が三遷していることがわかる。
初期は洋風の美人画、中期(1950年中頃)に漫画チックな絵になり、末期にまた美人画になる。

ちなみに「巻次逆行」というのは、7巻11号(1953年11月号)まで来たのに、次の12月号が突然「3巻7号」になってしまい、その後、8巻1号になるはずの1954年1月号が「4巻1号に」なってしまった「謎」現象のこと(たぶん、私が発見)。
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「下総国府の犬」  [生活文化・食文化・ファッション文化論]

2月9日(木)

古代の犬の従来のイメージを変える、とても興味深い発掘成果。

犬が国府に集められ、放し飼いではなく、管理のもとに飼われていた。


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奈良時代遺跡から発掘の7頭のイヌに血縁関係なし 意味することは?

奈良時代の下総国の国府(現・千葉県市川市)跡から発掘された11頭のイヌのうち、7頭のDNAを調べたところ、毛の色も耳の形も異なるイヌたちだったことが分かった。血縁関係もなかった。この結果が意味することは? 市立市川考古博物館が12日から開催する「遺伝子からみた古代のイヌ」展(会場は市立市川歴史博物館)で紹介する。
奈良時代の犬.jpg
イヌの骨が発掘されたのは、同市北西部にある須和田遺跡。奈良時代の地方行政府があった国府の一部だった地区だ。すり鉢状の穴は、地表部の直径が4・2メートル、深さは2・7メートル。1984年にここから、8世紀後半に埋められたイヌ11頭とウマ、ウシの骨が、ハマグリやカキの貝殻の層に挟まれるように発掘された。同館の山路直充学芸員は「貝の層の状況から、極めて短期間、もしかすると1年の間に埋められたのでは」とみる。

奈良時代の遺跡から、まとまったイヌの骨が発掘されるのは、全国でもあまり例がない。そこで同館は今年度、骨のDNAを分析し、骨格や歯の状況の研究と合わせ、企画展で紹介することにした。

11頭のうち、DNAを抽出できる7頭について、金沢大学と共同研究したところ、この7頭に血縁関係がないことが分かった。耳の形は6頭が立っていたが1頭は垂れ、尻尾も6頭は伸びていたのに対し、1頭は巻いていたとみられる。毛色は、黒く灰色がかった野生型と明るい黄色を特徴とするイエロー型が混在。古くから日本列島にいた縄文時代のイヌの遺伝子を受け継ぎつつ、大陸由来の犬種と長く交雑していた可能性も明らかになった。

犬同士の血縁関係がなかったことから、山路さんは「下総の各地から集められ、放し飼いではなく、交雑しないようにきちんと管理して飼育されていた可能性がある」と指摘する。奈良時代、平城京には諸国から犬が集められており、有力な皇族であった長屋王の邸宅では、犬を飼育する部署「犬司」まで設けられていた。「集めた理由は、平城京に送るためだったのか、それとも、下総の国府の役人が自分のために飼っていたのか。今後、さらに研究を進めたい」

12日から市立市川歴史博物館で始まる企画展では、イヌの骨の形状の分析や歯の健康状況などのほか、同じ穴から発掘されたウマとウシの分析もしている。山路さんは「下総の国で、どのように動物と共生していたか、知ってほしい」と話す。19日には、DNAを分析した金沢大学の覚張隆史助教の「遺伝子からみたイヌの歴史」などの講演も市生涯学習センターで予定。講演会は事前に往復はがきで申し込みが必要。締め切りは10日。入場は無料。(本田大次郎)

『朝日新聞』2023年2月8日 10時45分
https://www.asahi.com/articles/ASR277FQVR27UDCB001.html
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「LGBT理解増進法」の予測 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

2月9日(水)

「LGBT理解増進法」について、「活動家」的には、次の2択になると思う。

①「理解増進法」のようなポンコツな法律でも、何もないよりはマシ。
少なくとも、予算がついて(お金が流れてきて)、いろいろ「事業」ができるから。

②「理解増進法」のようなポンコツな法律ならいらない。
あくまでも実効性のある「差別禁止法」を推進。

私は「活動家」ではないので、はっきり言って、どっちでもいい。
どちらでも、私の生活にはまったく影響ないし。

ただ、議員立法で与野党が合意した修正案を野党が一方的に反故にして、野党案(差別解消法)を提出すのは、国会の慣例としてあり得ないことを知っているので、自民党幹部がその気になったのなら、今国会で「理解増進法」が可決成立する可能性が高いと予測する。

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立民・維新、LGBT法案の速やかな成立で一致

立憲民主党の安住淳、日本維新の会の遠藤敬両国対委員長らは8日、国会内で会談し、超党派議員連盟が国会提出を目指すLGBTなど性的少数者への理解増進を図る法案について、速やかな成立へ後押ししていく方針で一致した。児童手当の所得制限撤廃のための法案を両党で作成し、今国会での成立を目指すことでも合意した。

安住氏はLGBT法案について「自民党を動かすには、まず理解増進法だ。いきなり差別禁止法に行っても、自民が動かないとしようがない。岸田文雄首相にリーダーシップを発揮してほしい」と述べた。

所得制限撤廃法案に関連し、維新の大阪府市政での取り組みに言及して「平等で対等な競争の中で教育できる社会を作るのは、両党の大きな共通の理念になりつつある」と語った。

会談では、維新側の提起により、子供が多い世帯ほど所得税負担が軽減される「N分N乗」について議論していくことも申し合わせた。

『産経新聞』2023/2/8 10:45
https://www.sankei.com/article/20230208-OKXWICTK3VN4NDKNSWEHS4SUMY
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稲田朋美氏、LGBT理解増進法は「サミット前の成立が必要」米人権担当特使と意見交換

超党派の「LGBTに関する課題を考える議員連盟」は8日、国会内で役員会を開き、米国務省でLGBTQI+人権促進担当大使を務めるジェシカ・スターン氏と約1時間、意見交換した。

LGBTなど性的少数者への差別発言で岸田文雄首相の元秘書官、荒井勝喜氏が更迭された問題を機に、2021年5月に法案がまとまりながら国会に提出されなかったLGBT理解増進法案について、政府・与党からも成立に積極的な声が出る事態になっている。

当時、同法案をまとめた議連会長代理で自民党の稲田朋美元防衛相は、会合後の取材に「私は、この法律をG7サミットまでに成立させることが必要と思っている」と、広島サミット前の法案成立の必要性を強調。「議長国でこの法律ができることは、世界に発信できるいい機会だという発言は、特使からもあった」と強調。「特使には法律をつくるに当たっての原則を教えてもらい、励みになった」と述べた。

会合には、自民党、立憲民主党、日本維新の会、共産党の議員らが出席。立民の西村智奈美前幹事長は「立憲は、差別解消法案を提出しており、その成立を目指すのが第一義的」としながらも「1年半前にまとまった(理解増進)法案があり、すべての政党が了としたという事実がある。(成立の可否は)自民党の議論次第だ」と述べ、「差別は許されない」の文言を入れることに根強い反対がある自民党内の意見集約が必要との認識を示した。

稲田氏は、文言の修正について「差別は許されないはだめだが、あってはならないはいいとか、差別の前に『不当な』をつければいいとか…。法的な意味は変わらない。(これまでも)いろんな議論があった。(慎重派の)心配を払拭(ふっしょく)すべくやっていきたい」と主張。「法律ができれば、政府が計画をつくったり調査をしたり、当事者の声を聞く受け皿もできる。大きな1歩になる」と述べ「前回は孤立無援の戦いだったが、今回は官邸、党からも必要性を言ってもらっており、力強い」と語った。

この日の会合では、荒井氏の差別発言についての言及はなかったという。

『日刊スポーツ』2023年2月8日(水) 20:09配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d713e6dd89c7cc195191f2cc7ad74d6c4efaeb7







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2月8日(水)内転筋、腸骨筋、大腰筋が激痛 [日常(通院)]

2月8日(水)

16時、渋谷・桜丘町の「中国気功整体院」へ。
いつものようにY先生の施術を受ける。

両肩と右腕の凝り。
膝下の状態はまずまず。
ところが、膝上内側の状態が良くない。
内転筋(太腿の内側)に加えて、腸骨筋(足の付け根上側)と大腰筋(側腹の上側)のマッサージが激痛。

思い当たるのは、土曜日に約8時間、お行儀良く、足を揃えていた影響。


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「LGBT理解増進法」という通称がおかしい [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

2月8日(水)

「LGBT理解増進法」という通称がおかしい。

この法案を読むと、「LGBT」も、同性愛(者)も、バイセクシュアル(者)も、トランスジェンダーも、一言半句出てこない。
くどいほど何度も出てくるのは、「性的指向及び性自認」という言葉。

つまり、この法律は、「性的指向及び性自認の多様性に関する国民の理解の増進に関する法律」というその名称通り「SOGI多様性理解増進法」と通称すべきなのだ。
SOGI=Sexual Orientation & Gender Identity




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神戸女学院大学へのアクセス [お仕事(講義・講演)]

2月8日(水)

6月に神戸女学院大学に行くことになったので、アクセスを調べてみた。
大阪(梅田)から阪急線に乗り、西宮北口で阪急今津線(宝塚行)に乗り換え、トータル20分と意外に近い。

しかし、最寄りの門戸厄神(もんどやくじん)駅から大学まで「徒歩18分」とある。

しかも、あのあたりの地形から推して、上り坂の可能性が高い。
これだと、西宮北口駅からタクシーに乗ってしまった方が楽かも。

【追記】
関西方面の方、実際に行った方によると、やはりかなの急坂があるとのことで、タクシー利用を勧められた。
足の状態が良ければ、上り坂を18分歩くのも平気だけど、状態が悪いとかなり辛いことになる。
足の状態はその日になってみないとわからないので、アドバイス通り、西宮北口駅からタクシー利用が無難だろう。
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