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ふと、思ったこと。閣法でやるかも。 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

2月18日(土)

昨日の動き、とくにLGBT担当の首相補佐官の任命を見ていて、ふと思ったこと。

1950年代、「売春等処罰法案」が、議員立法で提出されたが、廃案、継続審議を繰り返し成立しなかった。
そこに内閣が(閣法として)「売春防止法案」を提出すると、あっさり可決・成立した。

今回の「LGBT理解増進法案」も、そんな決着になるかもしれない。

しかし、与野党が合意した議員立法法案を、閣法にすり替えるとなると、行政府による国会(立法府)軽視という批判は免れない。
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「LGBT理解増進法・与野党合意修正案」についての再修正提言 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

2月18日(土)

2021年6月30日に、衆議院第2議員会館で稲田朋美衆議院議員にお会いして、「LGBT理解増進法・与野党合意修正案」について、私が申し上げたことは、次の2点。

① 与野党修正案の「性自認」を自民党案の「性同一性」に戻す。
② その上で、定義をし直す。具体的には、
 「性同一性」とは、自己の属する性別についての持続的な確信をいう。

以下、稲田先生にお渡しした文書
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「性的指向及び性自認の多様性に関する国民の理解の増進に関する法律」案についてのご提案
2021.06.30
明治大学文学部非常勤講師 三橋順子(性社会文化史)

1 法律名称、法文中の「性自認」を「性同一性」に直す
・ gender identityの学術的な訳語としては、精神医学、心理学の分野で「性同一性」が使われてきており(日本語文献の初出1973年)、定義もしっかりしている。
・ それに対して「性自認」(日本語文献の初出1979年)は定義が甘く、gender identityの重要な要素である「時間的な継続性」が表現されてなく、誤解をまねく余地がある(実際に招いている)。
・ 世界のトランスジェンダーが嫌っている(止めてくれ!)のは、gender identity disorder(性同一性障害)の「disorder(障害)」の部分であり、gender identity(性同一性)の部分ではない。
・ その点、「性同一性」が「当事者に嫌われている」という「活動家」の言説は誤り。

2 第2条2項の「性自認」の定義
・ 現在の法文は「性自認」の定義がまったくの循環定義になっていて意味をなしていない。国語的にも劣悪。
・ 法文にある「性自認」「性同一性」「自己の属する性別についての認識」は、すべてgender identityの意味なので、置き換えると、以下のようになってしまう。
「gender identity」とは、gender identityに関するgender identityの有無又は程度に係る認識をいう。
・ 「性自認」を「性同一性」に置き換えたうえで、下記のように定義し直すことが望ましい。
この法律において「性同一性」とは、自己の属する性別についての持続的な確信をいう。
・ 「持続的な確信」という文言は、「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律(平成十五年法律第百十一号)」の第2条(定義)に「心理的には、それとは別の性別であるとの持続的な確信」と使われているので、法律間の整合性もとれる。
・ 「持続的な確信」を解説すれば、「時間的な継続性をもった安定的な意識」となる。これなら「一時しのぎ的に使われる」という「性自認」についての誤解(言い掛かり)が防げる。

以上、僭越ながら、トランスジェンダーの社会問題に長く(26年)たずさわってきた研究者としての見地から、ご提案いたしました。
ご参照いただけましたら、たいへん幸いに思います




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岸田首相、LGBT関連団体と面会 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

2月18日(土)
岸田首相と松中権さん2.jpg
おおっ、権さん、かっこいい!。
政府要人って感じだ。

それはともかく、LGBT担当の首相補佐官を置くことになったのは、大きな前進。
LGBT担当の首相補佐官になった森まさこさん(58歳)は、参議院福島選挙区、当選3回、安倍派で、元・法務大臣。
女性活躍担当と兼任になる。

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岸田首相「心からおわび」 LGBT関連団体と面会 森雅子首相補佐官をLGBT担当に任命

岸田文雄首相は17日、首相官邸で性的少数者(LGBT)の関連団体などと面会した。首相秘書官だった荒井勝喜氏の同性婚を巡る差別発言について「極めて不適切なものであり、多くの皆様方に不快な思いをさせたことに心からおわびを申し上げたい」と陳謝した。

首相は同日、森雅子首相補佐官をLGBTへの理解を進めるための担当に任命した。

面会では首相が同性婚の導入を「社会が変わってしまう課題だ」と発言したことについて質問が出た。首相は「法律、制度が変わるという意味で使った。制度については議論していく必要があるといった趣旨で申し上げた」と話した。

LGBTの情報発信拠点「プライドハウス東京」や市民団体「LGBT法連合会」、認定NPO法人「ReBit(リビット)」の関係者が出席した。首相は「多様性が尊重され、人権や尊厳を大切にする社会を目指すべく努力していかなければならない」と語った。

『日本経済新聞』2023年2月17日 17:30
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA176H60X10C23A2000000/

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身近な特殊詐欺被害 [世相]

2月17日(金)

美容院の先生に聞いた話。

どこそこのおばあさんが、訪ねてきた男に200万円を渡してしまった。
どこそこのおばあさんは、銀行員を名乗る男にキャッシュカードを渡して、100万円を引き出された。
暗証番号は、カードにマジックインクで書いてあったとのこと。

富裕な高齢者が多く住む目黒区は、特殊詐欺の格好の標的で、被害が多い。
まさに「身近な特殊詐欺被害」。

で、もう1つ、美容院がある裏路地のお宅が標的になった。
その家のおじいさんは、賢明にも詐欺であることに気づき、警察に通報。
そして、気づかぬふりで、警察と協力して受け子を捕まえることに。

女性刑事が、美容院の待合を「張り込みに使わせてほしい」というので協力。
数時間後、女性刑事が店外にダッシュ。
同時に、美容院の先生とカラーリングの途中のお客も後を追う。

路地のあちこちに潜んでいた刑事6、7人が標的の家を訪ねてきた男(受け子)を取り囲み、逮捕。
身なりの良い30代の男で、やはり銀行員を装っていたとのこと。

先生「いやぁ、本物の捕り物、間近で見ちゃったわよ」
昨年10月のことらしい。

話を聞くたびに思うのだけど、あの界隈、大金を家に置いておく人が結構多い。
「どこそこの家は金庫に1億円、置いてあるんだって」なんて噂話が美容院で流れるのだから、特殊詐欺や強盗の格好の標的だ。

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2月17日(金)久しぶりに外出 [日常(髪・爪・肌・ファッション)]

2月17日(金)

13時半、家を出る。
東急東横線で祐天寺駅へ。
歩いて5分ほどの目黒税務署へ。
確定申告の書類をもらう。

学芸大学駅に戻り、銀行へ。
西口の「天や」で昼食。
トリオスター天丼(720円)

14時40分、目黒区鷹番の、行きつけの美容院へ。
ドアを開けて「こんにちは~ぁ」と入ったけど、誰もいない。
仕方がないので椅子に座って店番。

15分ほどして、先生が「あら、いらっしゃい。すいませんね」と帰ってきて、カラーリング(白髪染め)をしてもらう。
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トルコ大使館宛に送金 [日常]

2月17日(金)

銀行に行ったついでに、トルコ大使館宛に、少し送金してきた。

1999年の大地震(イズミット地震、M7.6)の時には、大使館(神宮前)に行って募金箱にお金を入れてきた。
あれは、夜の新宿の街で出会った、怪しいトルコ人絨毯売りのおじさんに「あなたは、トルコでは美人だ!」と太鼓判を押されたお礼のつもりだった。

トルコは伝統的に親日国。
昔むかし、中央アジアの大草原で兄と弟が西と東に向けて歩き出した。
西に向かった兄がトルコ人の先祖になり、東に向かった弟が日本人の先祖になったという話があるくらい。
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スペイン、性別変更の年齢要件を緩和 [現代の性(性別越境・性別移行)]

2月17日(金)

スペインが、性別変更の年齢要件を緩和。
14~16歳についても保護者の同意があれば、12~14歳は司法上の承認が得られれば、それぞれ性別変更を認める。

日本では、現行の成人要件(18歳以上)を維持すべきだと、私は考える。

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性別変更、16歳から自由に スペインで法案可決

【パリ共同】スペイン下院は16日、性別変更を未成年の16歳から保護者の同意や医師の診断書の必要なく行政上の申告で自由に行えるようにする法案を最終可決した。同国メディアが伝えた。

フランスメディアによると、欧州ではデンマークなどが性別の自己決定権を認めている。ただ英スコットランド議会が昨年12月、同様の法案を可決したのに対し、英中央政府が今年1月、拒否権を発動して法案成立を阻むなどさまざまな意見がある。

スペインメディアによると法案は14~16歳についても保護者の同意があれば、12~14歳は司法上の承認が得られれば、それぞれ性別変更を認める。

『東京新聞』2023年2月17日 10時04分 (共同通信)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/231672
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