「嫌悪」について

11月８日（月）

ちょっと勉強してメモ。

針間克己「トランスジェンダーをめぐって」
『こころの科学　220号、特別企画：嫌悪――ネガティブ感情はなぜ生じるのか」（日本評論社、2021年11月）

嫌悪（disgust）の種類（Paul Rozinのモデル）
①中核嫌悪（core disgust）
　嫌悪の中核をなす。たとえば、毒による汚染からの防衛。
②動物性嫌悪（animal nature disgust）
　人間が持つ動物的性質への嫌悪
③社会道徳性嫌悪（socio-moral disgust）
　社会ルールの違反への嫌悪
④対人嫌悪（interpersonal disgust）
　自分と違う外部の人間に対する嫌悪

「性転換」については、①②③④が合成された嫌悪が向けられていたが、1990年代後半以降の「性同一性障害」概念の導入・流布により、嫌悪反応の消失メカニズムである「概念的な転換（conceptual reorientation）」が起こり、嫌悪感情が著しく軽減。

「トランスジェンダー」については、現在、②③④の嫌悪を煽ることにより「トランスジェンダーに対して人々が嫌悪をもつように、誤ったイメージが流布されている」状況。
「誤ったイメージの流布は、対人嫌悪を広げようとするときによくみられる手法である」

茨城県南部でM４.３、最大震度３

11月７日（日）

おっ、地震だ。

11月8日03時08分頃、茨城県南部、深さ50km、M４.３、最大震度３。

うちは体感で震度２、気象庁発表で震度１。

震源はいつもの「関東の地震の巣」だが、最近ちょっと多いのが気になる。

ＣＳシリーズの不正義

11月７日（日）

日本のプロ野球はＣＳシリーズを始めて駄目になった。

11ゲームもの大差をつけられて３位だったジャイアンツが、たった２回勝っただけで、タイガースを退けて、スワローズと日本シリーズ出場権を争うのは、不正義だ。

長いペナントレースの総力戦の結果を否定し、日本シリーズの権威を貶める。

報告辞退

11月７日（日）

「現代風俗研究会・東京の会」の「お酒」テーマの研究報告を頼まれて、引き受けたのだけど、報告概要を送ったら「『性』の方に行かないように」と釘をさされて、嫌気がさして辞退した。

報告内容に、事前に釘をさしてくるのは、研究者として信頼されていない証拠。
信頼して任せてくれるのなら、私はちゃんと応える。
そうでないのなら、話しても意味ない。

そもそも、こちらからお願いしたことではない。

「焼け跡・闇市で飲まれた『カストリ焼酎』は酒粕から作られた」という通説を覆す画期的な新説を披露しようと思ったけど、理解してもらえなさそうなので、止めた。

コロナ死者、全国でゼロ １年３か月ぶり

11月７日（日）
今日のコロナ死者、全国でゼロ。

報告が少なくなる日曜日とはいえ、１年３か月ぶり。
2020年8月8日（第２波の始まりの頃）以来。

第５波は終わった、と考えてよいと思う。