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『朝日新聞』朝刊「ヘンシン!」に写真家の神蔵美子さん [現代の性(性別越境・性別移行)]

12月20日(水)
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『朝日新聞』朝刊のリレーおぴにおん「ヘンシン!」(全11回)の最終回は写真家の神蔵美子(かみくらよしこ)さん。
神蔵さんと女装との関わりは、90年代半ばに女装雑誌『くいーん』の表紙撮影を担当したことから始まる。

その後、1997年に女装メイクの達人として知られた森田豊子さんと組んで『週刊宝石』誌上に有名男性を女装させて写真を撮影するコーナーの連載を開始。
その集成として、1998年に写真集『たまゆら』(マガジンハウス)を出版した。
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その集成として、1998年8月に写真集『たまゆら』(マガジンハウス)を出版した。

私は、その前後に何度かお会いしている。
『たまゆら』の出版記念写真展・パーティにもうかがった。
あれはもう19年も前のことなのか・・・。

撮っていただいたのは1度だけ(1997年7月)。
誰だったか忘れたが、若い女装者の撮影の付き添いで神蔵さんのスタジオにうかがった。
撮影が終わった後、おまけで1カットだけ撮っていただいた。
よい記念になった。

今、振り返ると、『たまゆら』が出版された1998年は、90年代のクィア・ムーブメントを追い風にした女装文化の社会進出の頂点だったと思う。
その直後に「性同一性障害」の大津波が押し寄せてすべてを押し流し、女装文化にとっての「失われた10年」になる。
再び日が差すのは(女装文化の復興)は2008年頃を待たなければならない。

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12月20日(水)休日 [日常]

12月20日(水)

10時、起床。
今日は家にいられる。

ゆっくり(7時間)眠って、ゆっくり(30分)お風呂に浸かって、残りご飯に納豆かけて昼食。
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ああ、幸せ。

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青森県短命問題 [生活文化・食文化・ファッション文化論]

12月20日(水)

今週の『週刊新潮』の中吊り広告。
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青森県の扱いがひどい!とTwitterで話題になっている。

6年ほど前、秋田県から自殺予防啓発事業の予算枠で講演を依頼されて、死亡率・死亡原因の分析をしたことがある。
その時、秋田県だけでなく、北東北三県(青森・秋田・岩手)のデータの悪さに愕然とした。

単に「寒い」が原因だったら、北海道の方がずっと寒いわけで、「雪に閉ざされる」だったら、山形県や新潟県だってそうなわけで・・・。

いろいろ考えて、結局、顕著な短命傾向の原因は、塩分過多な食生活と過度の飲酒だろうという結論になった。

講演後、秋田県の職員の方がそっと寄ってきて「先生の分析の通りです。でも、秋田は造り酒屋(酒造メーカー)の政治(的影響)力が強くて、その点を、なかなか強く言えないのです」と教えてくれた。

長生きすることだけが、人生の目標ではないのだから、北東北の人たちが塩辛いけどおいしいものをたくさん食べて、大酒呑んで、楽しく早死にするのなら、他地域の人があまりあれこれ言うのもどうかと思う。

大好きな「ねぷた」で跳ね回って、大酒食らって、それで早死するのなら極楽往生だろう。

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「レズビアンという存在を初めて知りました」 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

12月19日(火
今週の都留文科大学「ジェンダー研究1」の題材は、テレビドラマ「ラストフレンズ」(フジテレビ系列、2008年)だった。

コメント票を読んでいたら、「講義を受けて、レズビアンという存在を初めて知りました」という学生(男子)が1人いた。
他にも「(レズビアンが)外国にいるのは知っていましたが、日本にもいると聞いて驚きました」という学生(男子・女子各1人)。

メディアによる長年にわたる「レズビアン隠蔽(社会的無化)」の影響。
存在を消されてしまうことが、どれだけ恐ろしいことか、次回、講義で触れよう。

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12月19日(火)都留文科大学「ジェンダー研究1」第12講「テレビ・メディアとジェンダー(2)―テレビドラマによる「ミス・リード」―」 [お仕事(講義・講演)]

12月19日(火) 晴れ  大月  11.6度

5時10分、起床。
朝食は、アマンドショコラとコーヒー。
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シャワーを浴びて、髪にあんこを入れて、頭頂部で結んで、シュシュを巻く。
6時、化粧と身支度。
紺地に白い雲のような模様のロング・チュニック(長袖)、黒のブーツカットパンツ、黒網の膝下ストッキング、黒のショート・ブーツ、ワインレッドのバッグ。
黒のカシミアのポンチョ。

7時、家を出る。
寒い。
東京都心も昨日に続いて氷点下。
ウチのあたりはー1度くらいかな。
こんな朝はあちこち痛い62歳の身体には辛い。

今日は東急目黒線(目黒駅乗換)JR山手線のルート。
8時05分、新宿駅に到着。
南口の駅弁屋で昼食用のお弁当を買い、8時30分発の「あずさ7号」に乗車。
車中、コメント票を読む。
9時40分、大月駅着。
10時02分発の富士急行「ふじさん特急3号」に乗り換え。
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↑ 富士急行・田野倉駅直前。
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↑ 富士急行・田野倉~禾生駅間。

10時20分、都留文科大前駅に到着。
やはり寒い。
道の脇の草に霜がびっしり。
大月の最低気温はー4.8度、私が通過した9時40分の段階でも+1.8度。
都留大は大月より間違いなく1度以上低い。

10時27分、都留文科大学に到着。
レジュメは、2枚×420部を印刷。

10時50分、講義開始。
まず、第11講「テレビ・メディアとジェンダー(1)―描かれるもの、消されるもの、操作されるイメージ―」の残りを解説。

1 テレビの中のL/G/B/T -その問題点-
 (1)取り上げ方のアンバランス
 (2)トランスジェンダーの扱いにおけるダブル・スタンダード
2 「おネエ」カテゴリーの問題性
 (1)「おかま」という言葉
 (2)「おネエ」という言葉
3 テレビ・メディアとトランスジェンダーの歴史 
 (1) 1960年代後半~1980年代
----------------(ここから)-----------------
 (2)1980年代末
 (3)1990年代前半
  【参考映像1】 「帰ってきたニューハーフ100人」(日本テレビ1996年3月?日放送)
 (4)1996年代後半~2000年代前半
  【参考映像2】「ニュース・ステーション 性を変えたい人」(テレビ朝日 1999年6月25日放送)
 (5)2000年代後半
 (6)2010年代

続いて第12講「テレビ・メディアとジェンダー(2)―テレビドラマによる「ミス・リード」―」に入る。

1 ドラマ「ラスト・フレンズ」を見る
【参考映像】「ラスト・フレンズ」(フジテレビ系列 2008年4~6月)
 (抽出シーン1) 瑠可が眠っている美知留にキスするシーン
 (抽出シーン2) 瑠可が病院のサイトを見るシーン 
 (抽出シーン3) メンタルクリニックのシーン
 (抽出シーン4) 瑠可が父親へカミングアウトするシーン、父親の述懐シーン
----------------(ここまで)-----------------
2 「ラスト・フレンズ」の問題点
 (1) 女性同性愛(レズビアン)の隠蔽
 (2) 女性同性愛(レズビアンと性同一性障害(FtM)の混乱 
 (3) 性的マイノリティ当事者の意見をほとんど無視

3 現実世界への影響
(参照)脚本家・浅野妙子さんへのインタビュー

パソコン、VHS、DVDと何度も切り替え、DVDの頭出しもまずまず手際良く、奮闘したかいがあって、なんとか予定の映像を見せることができた。
まだ少し遅れているが、年明けの2回で、話し終える目途がついた。。

昼食は「かきめし」(厚岸駅「氏家待合所」1080円)
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う~ん、やっぱり温めて食べたい。
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↑ 冬景色の中庭。寒いのに野外コンサートをやっている。
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↑ 定点観測の銀杏の木。今日も冬晴れ。学生さんがモコモコ。
15時35分、辞去。
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15時58分発の普通電車に乗る。
大月駅に16時26分着。
16時45発の特急「かいじ118号」に乗り換え。
立川駅に17時22分着。
16時32分発のJR南武線に乗り換え。
18時20分、武蔵小杉駅に帰着。

夕食は、家族と待ち合わせて東急スクエアの「おぼんdeごはん」。
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↑ 麦富士豚のすりおろし野菜ソース(1329円)。
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19時40分、帰宅。

お風呂に入って温まる。
就寝、2時。
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