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「イスラム国」で拘束された湯川遥菜氏の前歴と性別 [現代の性(性別越境・性別移行)]

8月19日(火)
「イスラム国(IS)」支配地域(シリア北部)でスパイ容疑で拘束され安否不明になっている「民間軍事会社」代表の日本人男性、湯川遥菜氏の前名が湯川正行氏であり、幕張にあった「ミリタリーショップ日高屋」の経営者だったことが判明した。
http://web.archive.org/web/20041109054940/http://www.hidakaya-int.jp/co/index.html

この店は、1997年の創業で、サバイバルゲーム関係ではかなり知られた店だったが、経営不振になり2004年頃に閉店(経営権譲渡)している。

民間軍事会社「PMC」(=Private Mlilitary Company)の代表(CEO)の前身は、軍事オタクにモデルガンなどを売る模型屋のオヤジだった。
それ自体は、すごい「出世」なのだが・・・。

以下は、彼のブログの記述からの推測だが、事業に失敗した後、2007~08年頃、男性器切断(自己去勢)による「自殺」を図ったものの、死にきれずに救命される。

その時、「(自殺に)失敗した時は女性として生きようとも思っていた」そうで、女性として生きようとして本名の「正行」から女性的な「遥菜」に改名したと思われる。

その際、女性的な名前に改名するための診断書をもらうために、性同一性障害関係のクリニックを受診している可能性が有る。

しかし、女性として社会適応ができず、「遥菜」という女性的な名前のまま男性としての生活に戻ったのだろう。

現状は、戸籍上の性別は男性のまま(パスポートの記載で確認)、本名は女性的な「遥菜」(パスポートの記載で確認)、身体は男性器(陰茎&睾丸)欠失状態(本人のブログから)と思われる。
造膣手術など性器外形の女性化はしていないと思われる(憶測)。

社会逃避的な動機で衝動的に性転換を図り、転換後の性別での社会適応に(当然のことながら)失敗した事例と考えられる。

サバイバルゲームレベルの知識・技量でシリア紛争地帯に入るという今回の無謀な行動と一脈通じるものを感じる。

ブログによると、彼は自らを「男装の麗人」川島芳子(1907~48年)の生まれ変わりと考えているようだ。
そのことと、彼の自己去勢とは関連があるのだろう。

ただ、「男装の麗人」に憧れたから自己去勢して女になろうとしたのか、自己去勢して男性器を失ってから「男装の麗人」にあこがれたのかは、わからない。

もし、彼が「イスラム国」でスパイとして処刑されてしまったら、国民党政府に「漢奸」として銃殺された川島芳子の最後と同じになってしまう。
私としては、そうはなって欲しくないが・・・。

それにしても、まさかこの問題に性別転換問題が関わってくるとは思いもしなかった。

最初の報道で「ユカワハルナという男性」と聞いた時、男性にしては珍しい名前だなと思った。
その疑問は、「ハルナ」が「遥菜」と書くことを知って強まった。

言うまでもなく「菜」で終わる名前は1990年代以降に流行する女性名だからだ。
そして、Face Bookの彼の写真を見て、ピンと来るものがあった。

そこで、少し気合を入れて調べたら、彼のブログが見つかり、自己去勢(男性器切除)の前歴があることを知った。

「声優アイコ昏睡強盗事件」の容疑者もそうだが、最近、思いがけないところで性別転換問題が関わってくることが多くなったように思う。

近年、性別を転換する人がそれだけ多くなった(分母が増えた)ということなのかもしれないが、どうもそれだけではないような気がする。

私の感覚では「性別を拗(こじ)らせている人」が増えているのだと思う。
では、なぜ「性別を拗(こじ)らせている人」が増えるかというと、性同一性障害に関する情報・知識の流布の仕方に歪みがあることに原因があるのではないだろうか。

「性別を変更さえすれば、いろいろな問題が片付いて(リセットされて)ハッピーになれる」という幻想が、いつの間にか社会に広まっているのではないだろうか?

現実の性別の移行って、そんな生易しいものではないのだが・・・。

8月18日(月)ちょっと疲労残り [日常]

8月18日(月)  晴れ   東京  33.6度  湿度65%(15時)

10時、起床。
6時間眠ったのに、まだ身体がだるい。
ちょっと疲労が蓄っているのかも。

朝食は、ダークチェリーパイとコーヒー。
昨日の「日記」を書く。
シャワーを浴びて、髪と身体を洗う。

昼食は、残りご飯を、鮭の麹漬けの焼物(半切れ残り)、フキノトウの煮物で。

午後、シリア北部で日本人男性が「イスラム国」に拘束された事件について、調べてブログにまとめる。
調べているうちに、意外な事実が判明。
(参照)「傭兵の扱いはテロリストと同じ」
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2014-08-18-1

夕方、1時間ほど昼寝。

夕食は、お刺身(かんぱち、サーモン)。
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秩父で買ってきたゴーヤを即席チャンプルに。
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同じく秩父の甘とうがらしの炒め物。
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食後、水曜日の講義の準備。
夜中、依頼されていた「世界性の健康デー」のメッセージを作って送信。
(参照)「9月4日は「世界性の健康デー」」
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2014-08-19-1
お風呂に入って温まる。
就寝、4時。


9月4日は「世界性の健康デー」 [現代の性(一般)]

9月4日は「世界性の健康デー」(World Sexual Health Day )。
今年のテーマは、Sexual Well-beingです。
私もささやかなメッセージを寄せました。

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性的マイノリティ、性的マジョリティを問わず、すべての人に、 自分にとって心地よいジェンダー&セクシュアリティの有り様を見つけて欲しい。
そのためには、自分の「性」を内省的に振り返り、考える時間が必要。
Sexual Well-being(より良き「性」の有り様)はそこから生まれると思う。
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社会的性別をフルタイム女性に移行して7年目の59歳の夏。
これが今の私にとって心地よい「性」の有り様。
     三橋順子(性社会・文化史研究者)

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Junko Mitsuhashi, a historian of sex, gender and culture of sexuality says, "It takes time to search, examine and finally meet your own sexuality. This is my 59th summer and it's been 7 years since I transitioned. This is what feels most comfortable about my self and about my gender and sexuality."

三橋順子の経県値&経県マップ【生涯経県値】」 [日常]

8月18日(月)
Mixiに「あなたの経県値&経県マップ【生涯経県値】」というのがあったので、やってみた。
「未経県」は無く、「経県値」は188点だった。
http://uub.jp/kkn/km.cgi?MAP=44444444445455444444444444444444444234444444444&NAM=%8EO%8B%B4%8F%87%8Eq&CAT=%90%B6%8AU%8Co%8C%A7%92l
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北海道〇友人たちと観光旅行(2005年)
青森県〇大学院時代に「古代城柵官衙研究会」で(浅虫温泉)
岩手県〇大学院時代に研修旅行で(平泉・志波城跡)
宮城県〇大学院時代に研修旅行で(多賀城跡・松島)
秋田県〇大学院時代に研修旅行で(秋田城跡・払田柵跡)
山形県〇大学院時代に研修旅行で(城輪柵跡・酒田)
福島県〇大学院時代に「古代城柵官衙研究会」で(関和久遺跡)
茨城県〇父方の菩提寺(下館)の墓参り
栃木県〇新米講師の頃、短大の集中講義で
群馬県〇子供の頃、祖母に連れられ高崎観音へ
千葉県〇子供の頃、親戚の別荘(館山)を借りて、毎夏、避暑
埼玉県◎出生地(秩父市)、高校(熊谷市)
東京都◎幼少の頃、祖母の家へ(現在の「仕事場」) 
神奈川県◎小学校の臨海学校で鎌倉へ(現在の居住地)
新潟県〇大学院時代に「古代城柵官衙研究会」で 
富山県〇家族旅行で宇奈月温泉に宿泊
石川県〇新婚旅行で加賀温泉に宿泊
福井県〇新婚旅行で福井市に宿泊
山梨県〇子供の頃、祖母に連れられ叔母の家(都留)へ 
長野県〇大学院時代に研修旅行で
岐阜県〇中学生の時、高山に旅行で
静岡県〇中学校の修学旅行で沼津三津浜へ
愛知県〇大学院時代に研修旅行で(熱田神宮) 
三重県〇新婚2年目の旅行で
滋賀県〇新婚旅行で彦根市に宿泊
京都府〇大阪万博の帰路、家族で旅行
大阪府〇家族で大阪万博1970へ
兵庫県〇第7回GID学会で(2005年) 
奈良県〇学生時代、史跡見学旅行で
和歌山県〇新婚2年目の旅行で
鳥取県〇学生時代、史跡見学旅行で(伯耆国府跡)
島根県〇学生時代、史跡見学旅行で(出雲・隠岐の遺跡)
岡山県〇学生時代、史跡見学旅行で(鬼ノ城)
広島県〇学生時代、広島大学の友人を訪問
山口県〇妹の結婚前に、家族で旅行(湯田温泉・萩)
香川県●「四国一周」家族旅行で(宿泊していない)未宿泊県
徳島県△「四国一周」家族旅行で(祖谷渓でバスを降りただけ)未宿泊県
愛媛県〇「四国一周」家族旅行で(松山市泊)
高知県〇「四国一周」家族旅行で(高知市泊)
福岡県〇学生時代、史跡見学旅行で(大宰府とその周辺) 
佐賀県〇大学院時代に研修旅行で(吉野ヶ里遺跡)
長崎県〇第11回GID学会で(2009年)最後から2番目に残った未踏県
熊本県〇中学校の卒業旅行で友人たちと(熊本城・阿蘇山)
大分県〇変身旅館「二幸荘」(別府)
宮崎県〇中学校の卒業旅行で友人たちと(日南海岸)
鹿児島県〇中学校の卒業旅行で友人たちと(指宿温泉)
沖縄県〇gid.jpの講演会で(2013年)最後に残った未踏県