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J1中盤の天王山、川崎フロンターレ、浦和レッズに2-1で勝利 [スポーツ]

8月9日(土)
ホーム等々力に浦和レッズを迎えての中盤の天王山は、後半78分、エース大久保の低い弾道のミドルシュートが鮮やかに決まって、これが決勝点となり川崎フロンターレが2-1で勝利。
やった~ぁ!
単なる1勝以上の価値がある大きな勝利。
これで浦和レッズと勝点1差、完全に射程にとらえた。
首位のサガン鳥栖が1試合少ないので、実質4差。
こうなると前節、柏レイソルに惨敗したのが痛いなぁ。

J1上位はこんな感じ。
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1 サガン鳥栖 勝点37(18試合 12勝1分5敗 得点26 失点13 +13)
2 浦和レッズ 勝点37(19試合 11勝4分4敗 得点26 失点14 +12)
3 川崎フロンターレ 勝点36(19試合 11勝3分5敗 得点33 失点21 +12)
4 鹿島アントラーズ 勝点33(19試合 10勝3分6敗 得点37 失点23 +14)
5 ガンバ大阪 勝点30(19試合 9勝3分7敗 得点29 失点20 +9)
6  FC東京 勝点29(19試合 8勝5分6敗 得点23 失点15 +8)
7 ヴィッセル神戸 勝点29(19試合 7勝8分4敗 得点31 失点26 +5)
8 柏レイソル 勝点28(19試合 7勝7分5敗 得点24 失点25 -1)
9 サンフレッチェ広島 勝点27(18試合 7勝6分5敗 得点27 失点26 +1)
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折り返し点を過ぎたばかり(19試合消化、残り17試合)なので、まだまだ先は長いが、今の段階で半分より下のチームは優勝争いに加わるのは難しいだろう。
鳥栖、浦和、川崎、鹿島の上位4チームに、5連勝で一気に下位から上ってきたガンバと、ここ7戦負けなしのFC東京、それに1試合少ない広島、ここらあたりまでが、現実的に優勝の可能性がありそう。
逆に、ここ7試合で1勝1分5敗で10位の新潟(勝点25)や、5試合勝ち星なしで11位に沈む横浜FM(勝点24)あたりは苦しくなった。

それにしても驚いたのは、首位を行くサガン鳥栖の尹晶煥(ユンジョンファン)監督の解任。
「J2オリジナル10」でありながら長らく低迷していたチームを、2011年に監督に就任するや、1年目でJ1に引き上げ(J2・2位)、J1昇格初年の2012年は5位と大健闘。
2013年はリーグこそ12位に終わったが、天皇杯ではベスト4。
J2の弱小チームをJ1のトップ・チームに成長させた手腕は高く評価すべき。
まして、折り返し点で首位を走り、J1初制覇も夢ではない今のタイミングで解任なんて、常識的に有り得ない。
いったい何があったのだろう。

ところで、もうひとつの注目、J2降格枠だが・・・。
18チーム(降格枠3)になってから今まで最も降格ラインが高かったのは2012年で、勝点39のヴィッセル神戸が落ちた。
逆に降格ラインが低かったのは、2007年で大宮アルディージャが勝点35で助かっている。
今年は徳島ヴォルティスが負けを背負っているので、あまりハイレベルにはならないと思う。
勝点36くらいが目安だろう。
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10 アルビレックス新潟 勝点25(19試合 6勝7分6敗 得点15 失点16 -1)
11 横浜F・マリノス 勝点24(19試合 6勝6分57敗 得点21 失点19 +2)
12 清水エスパルス 勝点24(19試合 7勝3分9敗 得点22 失点28 -6)
13 ベガルタ仙台 勝点22(19試合 5勝7分7敗 得点16 失点28 -12)
14 ヴァンフォーレ甲府 勝点20(19試合 4勝8分7敗 得点14 失点19 -5)
15 セレッソ大阪 勝点19(19試合 4勝7分8敗 得点19 失点20 -1)
16 名古屋グランパス 勝点19(19試合 5勝4分10敗 得点25 失点33 -8)
17 大宮アルディージャ 勝点16(19試合 3勝7分9敗 得点25 失点36 -11)
18 徳島ヴォルティス 勝点9(19試合 2勝3分14敗 得点9 失点240 -31)
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J1では明らかに「家賃が高い」(=実力が足りない)徳島はもう仕方がないとして、今まで落ちそうで落ちなかった大宮も、残り17試合で最低でも勝点20(たとえば6勝2分9敗)が必要な計算になり、今シーズンは辛そう。
もう1チームは、まったくわからない。
後半戦、大きく調子を崩したチームが貧乏くじを引くことになる。
得失点差を実力の表れと見れば、ベガルタ仙台あたりが危ない。
でも、得失点差‐1のセレッソがなんで、こんなところにいるんだろう?
私、優勝候補に挙げたのに・・・。


銘仙図鑑(37) 赤紫の大きな竹の銘仙(単) [銘仙図鑑(新規)]

(36)から「竹」つながりで・・・。
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銘仙図鑑(37) 赤紫の大きな竹の銘仙(単)
銘仙37-1.JPG
【番号】 037
【名称】 赤紫の大きな竹の銘仙(単)
【色柄】 青鼠の細縞の地に赤紫で大きく竹を織り出す。
     竹(孟宗竹)の表現はまるで日本画のようで気品がある。
     原画作者のセンスだけでなく、それを織物に仕上げる職人の技量も見事。
     (36)とはまったくレベルが違う。
     経糸捺染で青鼠の細縞と赤い竹を表現、緯糸は無地の暗赤色。
     織の密度は比較的高く、織ずれや経糸の攣れは少ない。
     強い玉虫光沢がある。
     色数こそ少ないが、技術レベルは高く、昭和初期の秩父銘仙と推定。
【技法】 経糸捺染、解し織。
【産地推定】 秩父(埼玉県)?
【年代推定】 昭和5年(1930)前後?
【所蔵者】  YUKO→三橋順子(2014年8月移管)
銘仙37-2.JPG
↑ 原画は日本画家のアルバイトかも。
銘仙37-3.JPG
↑ 織の状態。織ずれや経糸の攣れは少なく、技術レベルは高い。
銘仙37-7.JPG
↑ 小さい切片を解してみると、織の状態がよくわかる。
経糸は無地と青鼠と赤。緯糸は暗赤色。
銘仙37-4.JPG
↑ かなり強い玉虫光沢。
見る角度によって緯糸の赤が浮かび上がる。

【着装】
銘仙37-5 (2).JPG
↑ 抑えた色柄が品の良さを感じさせる。
銘仙37-6 (2).JPG
↑ でもどこか艶っぽさが漂う(モデルのせい?)。
(モデル・撮影)YUKO

【関連リンク】
YUKO「気軽に楽しく美しく・銘仙の女」30 薄い紫の地に大胆な竹模様銘仙単衣
http://blog.livedoor.jp/yukononono-12/archives/1004861.html

台風11号、上陸不可避 [天文・気象・生物]

8月9日(土)
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台風11号は、上陸不可避の状況。
1411-00.jpg
気圧配置が安定していて進路がブレる要素は少ないので、このまま足摺岬をかすめて10日夜中3時頃に、高知平野に上陸か。
その後も、そのまま北北東に進み、香川県、岡山県、鳥取県を通過して日本海に抜けそう。
上陸時の勢力だが、このコースだと海水温が高い黒潮本流の上からそのまま上陸することになるので、あまり衰えることなく、最低気圧960~965hPa、最大風速は35m/sだと思う。

最大の問題は雨。
台風を取り巻く雨雲が、四国山脈にダイレクトにぶつかる形になるので、すさまじい大雨になることが予想される。
201408091505-00 (2).jpg
15時05分のレーダー画像。
すでに、こんな状況。
台風から離れた名古屋~三重県にも強い雨域がある。

高知県内では、今月に入って大雨が続き、たとえば、高知市の1~8日の合計雨量は918mmで、これは8月1カ月分の平年雨量(高知市で282.5mm)の3倍の大雨。
月間雨量の過去最高は1920年の1145.2mmだが、まだ8日しか経っていないのに史上3位の記録になっている。

すでに地盤が大量の水分を含んでいて、地盤はグズグズ状態。
これ以上の吸い込みはもう無理で、洪水、土石流、崖崩れの頻発が危ぶまれる。
さらに台風が勢力を保ったまま四国と中国地方を横断するので、進路の東側になる土佐湾、岡山県・兵庫県西部の瀬戸内海岸では高潮にも注意。

8月8日(金)右腕の張りを鍼治療 [日常(通院)]

8月8日(金)   曇りときどき雷雨   東京   31.7度  湿度64%(15時)
(前略)
16時、東急東横線(渋谷駅乗換)東京メトロ半蔵門線で表参道駅へ。
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青山通りを外苑方向に少し歩いて「ポルクス整骨院」へ。
先生がここに移転して3度目の鍼治療。

今日は、坐骨神経痛の状態はまずまずだが、相変わらず肩と腕具合が良くない。
特に右腕の張りがひどい。
私は、長時間、デスクワークをすると、右肩関節が内側に捻じれるように入り込んでしまう、姿勢の欠陥がある。
そうなると、肩や腕の筋肉が不自然に引っ張られて、張ってしまう。
パソコンによる原稿書きでも起こるが、今回は明らかに大量のレポートの一気読みが原因。
上半身、とくに肩甲骨の周囲を中心に鍼を打ってもらう。
電気をかけて、こんなに蒸し暑いのになぜか冷えている腰にお灸。
オイルマッサージの途中で、肩関節の矯正。
仰向けの姿勢で腕を斜め下に延ばす。
たしかに筋肉が伸びるが痛い。
さらに側臥の姿勢で右腕を上に挙げて、それを先生が上に引っ張る。
これも猛烈に痛かったが、ようやく腕の筋肉が解れてきた。
肘の上下に置き鍼。
肩と上腕はだいぶ楽になったけども、まだ肘から下の張りがとれない。

17時10分、辞去。

西アフリカ発、エボラ出血熱、パンデミック(汎発流行)へ [事件・事故]

8月8日(金)
すでに、サウジアラビアで感染の疑いが強い患者(死亡)が出ている。
(ギリシャの疑い事例は、マラリアと判明)
このブログで、西アフリカでのエボラ出血熱の流行について取り上げたのは4月4日のことだった。
さらに7月6日にはその後の経緯をフォローしている。
(参照)
4月4日「アフリカ西部のエボラ出血熱『前例ない規模で流行』」
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2014-07-06
7月6日「西アフリカのエボラ出血熱、過去最悪の事態に」
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2014-04-04-2
エボラ出血熱が数ある伝染病の中でも致死率が高く危険なものであることは、私のように疫病史を少しでも勉強した者なら知っている。
この問題への日本のマスメディアの関心は高くなかったが、AFPやロイターなどの外電(の日本語版)をフォローして、事態が深刻さを増していく状況がよくわかっていた。

それから、4カ月が経過して、結局、現地(西アフリカ)での「封じ込め」は完全に失敗し、世界的規模での感染拡大の可能性が高くなり、WHOの「緊急事態宣言」が出てしまった。
つまり、エンデミック(endemic 地域流行)からパンデミック(pandemic 世界的汎発流行)へ移行したということ。
今後、ヨーロッパやアメリカで感染が拡大したら、いよいよ日本も他人事ではなくなる。
基本的対策は、流行地(ギニアやシエラレオネ、リベリア)からの入国を制限(禁止)することだが、第三国を経由されると、完全に防ぐのは難しい。
空港での検疫チェックを厳しくするしかない。

ただ、現実には欧米先進国の公衆衛生レベルなら感染者が出たとしても、感染拡大はないと思う。
エボラは接触感染だから、患者を徹底的に隔離して接触を断てば、それで防げる。
アルコール消毒も有効だから、欧米や日本の隔離病棟のレベルなら十分に対応可能なはず。
(対応できる自信があるから、アメリカは西アフリカで感染した自国民2人を持ち帰った)

逆に言うと、現地(西アフリカ)ではそれができないということ。
石鹸で手をよく洗うだけでも、かなりの感染防止になるのだが、それもできない。
医療スタッフや設備が決定的に足りないだけでなく、公衆衛生の知識がなく、医療への信頼感が乏しい人たちが多いので、感染拡大防止にいちばん大事な「隔離」が徹底できない。
なにしろ、家族や教会が、感染者を隠してしまうのだから、どうしようもない。
適切な治療がなされないから、感染者は看病する身近の者に盛大にウィルスを移して死んでいく。
さらに葬儀の時に遺体に触れる風習があるので、会葬者にも伝染する。

はっきり言って、日本の江戸時代レベルの公衆衛生観念なのだ。
幕末~明治期の日本では「虎狼痢」(コレラ)の大流行の度に数万~10万人の死者を出しているが、西アフリカでは、いずれそれに近い状況になるのではないだろうか。
公衆衛生の観念を受け入れない人々が、伝染病で大量に死んでいくのは、人類の歴史(疫病史)を振り返れば、ある意味、仕方がないことなのだ。
ただ、それに世界中が巻き込まれるのは勘弁してほしい。

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WHO、エボラ出血熱で緊急事態宣言 国境越えた対策を
世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長は8日、西アフリカ諸国でのエボラ出血熱の大流行について、「国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態」を宣言し、国境を越えた感染拡大を防ぐための対策をとるよう各国に勧告を出した。

チャン氏はジュネーブでの記者会見で「この病気の約40年間の歴史の中で、最も大きく、最も厳しく、最も複合的な大流行」と強調した。

WHOによると、今回の大流行による死者は4日現在、ギニアやシエラレオネ、リベリア、ナイジェリアの4カ国で932人に達している。AP通信などによると、サウジアラビアでもシエラレオネから帰国した男性1人に感染の疑いがでており、感染拡大に警戒感が広がっている。(松尾一郎)
『朝日新聞』2014年8月8日17時58分
http://www.asahi.com/articles/ASG885F3FG88UHBI019.html

芸術家「ろくでなし子」さん逮捕事件、警察側の主張 [事件・事故]

8月9日(金)
芸術家の「ろくでなし子」さんが、自分の女性器の3Dデータをインターネット上に掲載し、ダウンロードさせたとして、わいせつ電磁的記録媒体頒布容疑で7月12日、警視庁保安課に逮捕された事件の続報。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140803/crm14080318000001-n1.htm
警察側の主張する「逮捕の論理」が丁寧に取材されていて参考になる。

以下、論点を整理してみた。
とくに⑦の論点は重要だと思う。
念のため言い添えると、私はこれらの警察側の主張に同意するものではない。

① 「逮捕容疑となった3Dデータは作品そのものではなく、素材となるデータ(芸術作品になる前のデータ)で、一般的な感覚からいってもわいせつ物であるのは明らか」
② 「3Dデータは写真と同じように、本物の女性器がそのまま再現されたもの。(国内の祭りで担がれる性器をかたどった)御輿(みこし)の場合はデフォルメされており、性器そのものとはいえない」
③ 昨年6月に知人の女性器をかたどって作成した石膏型を全国に販売していた男がわいせつ物頒布容疑で逮捕され、罰金数十万円が科せられており、性器そのものの型をわいせつ物として認める判決は確立されてきている。
④ 「パソコン用のわいせつ画像もデータ上は数字や文字の羅列だが、わいせつなものであることは明らか。データが3次元になったからといって、わいせつ性は変わらない」
⑤ 「取り調べ中にも何度も直截的な表現で自説を唱えていた。この3文字がこれだけ記載された供述調書は初めて。わいせつ犯というより思想犯」
⑥ 小説「チャタレイ夫人の恋人」のわいせつ表現をめぐり、翻訳者がわいせつ物頒布罪に問われた裁判で、最高裁が昭和32年(1957)に「作者の主観的意図によって影響されるべきものではない」という判断を示している。
 → 作者である「ろくでなし子」さんの主観は(わいせつ判断に)影響しない
⑦ 「女性器そのもののデータではなく、作品のデータを提供すればよかった」
 → 作品のデータの頒布だったら、逮捕されなかった?