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傭兵の扱いはテロリストと同じ [事件・事故]

8月18日(月)
ふ~ん、シリアで「イスラム国(IS)」に拘束されたこの湯川遥菜(ゆかわはるな)という人、東京都江東区にある民間軍事会社「PMC」(=Private Mlilitary Company)の代表(CEO)らしい(本人のFace Bookによる)。
「PMC」は「危険な地域への警護を行い、人命を守るという特別な事業を日本で初めて始めた」会社とのこと。
つまり、紛争地での戦闘行為や要人警護、兵站などの軍事的サービスをビジネスとして行う「傭兵」を送り込む会社。

湯川氏のFace Bookには、イラクの対「イスラム国」最前線のキルクークで活動する写真が掲載されている。
https://www.facebook.com/haruna.pmc
最前線を銃をもってウロウロしていて「写真家です」と主張しても、まあ信じてはもらえない(実際、写真家じゃないし…)。

傭兵は、戦時は国際法(ジュネーブ条約)で「戦闘員」として認められていないので、正規兵が捕虜になった場合のように「(捕虜)保護」規定は適用されない。
また、国連は1998年に「傭兵の募集、使用、資金援助及び訓練に関する国際条約」を採択しているが、その第3条で「戦闘に参加する傭兵は犯罪者として処罰される」ことを規定している。
早い話、国際法上、傭兵はテロリストと同様の扱いになっている。

つまり、最前線を正規軍の軍服を着ないで銃を持ってウロウロしている日本人を「イスラム国」がテロリストとして拘束したのは、国際法上、正しい。
まあ、「イスラム国(IS)の場合、適用するのは国際法でなく、イスラム法だろう。
イスラム法に戦時捕虜の規定があり、イスラム教への改宗を拒めば処刑(もしくは奴隷)になる一方で、改宗を誓えば命は助かるはず。

いずれにしても、取材目的や人道支援目的と違い、自ら進んで紛争地帯に「傭兵」会社の経営者として赴いたわけだから、日本政府がバックアップ(尻ぬぐい)する義務はないと思う。

ところで、この湯川遥菜氏の名前、男性としてはかなり珍しい女性的な名前。
それで、最初はFtM(Female to Male)かなと思った。
しかし、いくつかの写真からして身長・体型は女性として生まれた人ではないと思う。
となると、MtF(Male to Female)?
女性になりたい人と「傭兵」ってジェンダー的に落差があるようにも思えるが、実は、女装者の中にはミニタリー・マニアがけっこう多い。
鉄道、軍事、バイクが女装者の「三大趣味」だ。
たとえば、著名な女装者キャンディ・ミルキィ師は軍事オタクでもある。

で、謎は、下のブログで解決した。
http://ameblo.jp/yoshiko-kawashima/entry-11678839529.html
つまり、男性器を自己切断した人だった。
自己去勢の動機が女性化願望なのか、衝動的な自己破壊願望なのか、あるいは川島芳子同化願望なのかわからないが・・・。
でも、捕虜になって身体検査された時に、男性器がないと、いっそうややこしい事態になるだろうな。

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拘束の邦人、千葉の湯川さんか 「民間軍事会社」代表
シリア北部アレッポで、同国やイラクで活動するイスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」に拘束されたと伝えられた日本人男性は、千葉市の湯川遥菜さんとみられることが十八日午前分かった。 
インターネットの投稿動画サイト・ユーチューブで、「ハルナ・ユカワ」と名乗る男性が、過激派とみられる集団から尋問を受けている様子が公開されている。
ブログによると、湯川さんは今年一月、民間軍事会社「ピーエムシー(PMC)」を設立。イラクやシリアへの渡航を繰り返していたという。
シリアの活動家によると、男性はアレッポ郊外での戦闘により負傷し、侵攻してきた「イスラム国」のメンバーに拘束された。
外務省は、隣国ヨルダンの大使館に現地対策本部を設置するなどして、情報収集と安否確認を急いでいる。現時点で、身代金の要求や犯行声明は届いていないという。
      ◇
【カイロ=共同】内戦中のシリア北部アレッポで拘束された男性は、シリアの反体制派武装組織「イスラム戦線」に同行していたとみられることが十八日分かった。組織の地区幹部が共同通信の電話取材に応じた。男性は残したパスポートから湯川遥菜さん(42)とみられる。地区幹部は男性が過激派「イスラム国」との戦闘を十五日に取材に行き、拘束されたと証言した。
シリア人権監視団(英国)のアブドルラフマン代表は共同通信に、イスラム国は過去の外国人拉致で身代金を要求、今回も要求する可能性が高いとの見方を示した。
地区幹部によると、湯川さんは七月二十八日、トルコ南部キリスの国境からシリアに入国し、「現場リポートを書きたい」としてイスラム戦線に同行。八月十五日にイスラム戦線の部隊とイスラム国の戦闘を、カメラを持ち取材に行き、戦闘に巻き込まれて拘束された。地区幹部の元に残した荷物にはトルコ航空の搭乗券の半券も含まれていた。
イスラム教スンニ派の過激派のイスラム国は、イスラム教の他宗派を激しく敵視し「背教者」として殺害するなどしているが他宗教への姿勢はあまり明確ではない。

『東京新聞』2014年8月18日 夕刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014081802000210.html

8月17日(月)高円寺で消夏飲み会 [お出掛け・お遊び]

8月17日(月)
10時、起床。
朝食は、オレンジパンとコーヒー。
シャワーを浴びて髪と身体を洗い、髪はよくブローして、あんこを入れて頭頂部で結び、和装用の髪飾りを付ける。
ブログに、帰省中の日記を書く。

14時、化粧と身支度。
紺地に白と青緑で大きな芙蓉の花を染め出した綿絽(紫織庵)。
薄いクリーム色の吸い上げ暈しの麻の半襟を付けた半襦袢。
赤黒の半幅帯を一本独鈷結びにして、白と青の夏の帯締を掛ける
柾目を浮き出した台に濃紺の麻の葉柄の鼻緒をすげた右近下駄(伊香保神社前・吉堅屋)。
大きな籠バッグ。

16時、家を出る。
中部~近畿地方は大雨らしいが、東京は青空。
なんとなく空が高くなり、雲の表情も少し秋めいてきた。
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駅前の回転寿司で、遅い昼食代わりにちょっと摘まむ(3皿)。
東急東横線から東京メトロ副都心線に乗り換えて、新宿三丁目駅で下車。
地下道を歩いてJR新宿駅東南口へ。
少しだけ資料撮影。
JR総武・中央線で高円寺駅へ。
待ち合わせも15分前なので「まだいないかなぁ」と思ったら、周囲の景色から浮き出るようにおゆうちゃんがいた。
5分ほどして、おゆうちゃんの「酒友達」のぷくらむくら氏が登場、いっしょに昭和の香りが漂う高円寺ガード下の飲み屋街へ。
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今夜のお目当ては、高円寺の「ノラ屋寄席」で入船亭扇辰師匠の独演会。
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ところが、なんと扇辰師匠が、渋谷駅まで来て気分が悪くなり出演不能とのこと。
まあ、落語は生身の人が演じるものなので、そういうことがあるのは仕方がない。
代演の方が来るとのことだが、私たちは扇辰師匠の「夜噺」を聞きにきたわけで、どうも気が進まない。
3人で話し合った結果、「ノラヤ寄席」さんには申し訳なかったが、予約をキャンセルする。

それより師匠の体調が心配だ。
一過性の熱中症のようなものなら、まだいいが・・・。
師匠は私より9つ下だから今年50歳になったはずで、体調の変わり目ではある。
(今、師匠の後援会の掲示板を見たら、重い症状ではなく、ほぼ回復とのこと。
http://8620.teacup.com/sentatsu/bbs
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↑ おゆうちゃんの帯結び(貝ノ口)

ということで、幟の前で記念撮影だけして、急遽、「旧盆明け・消夏飲み会」に変更。
遅れてきた地元在住の女性(ぷくむくさんの中学校時代の同級生)の案内で、庚申通り近くの路地にある居酒屋へ。
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↑ かさごの煮つけ
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↑ 焼き〆鯖(なぜ焼くのだろう?)
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↑ 肉豆腐
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↑ 焼き茄子
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↑ 鶏南蛮
4時間も飲み食いしながら歓談。
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ああ、楽しかった。
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おゆうちゃんが高円寺に来る前に有楽町の骨董市で手に入れた朱の長煙管。
さっそく試し撮り。
22時、お開き。
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↑ 妖界にいざなわれる、ぷくらむくら氏(左側)
すでに現世の記憶は朧で、姿の輪郭もぼやけてきている。
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23時15分、帰宅。
寄って来た家猫さんに「にゃ?少しお酒臭いにゃ」と言われてしまう。
私にしては飲み過ぎたかな(生ビール、梅酒ロック、カシス・グレープフルーツ)。
就寝、4時。