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8月7日(木)真夏の夜の神楽坂デート [交友]

8月7日(木)
待ち合わせ場所の最終連絡メールを見忘れて、メトロの神楽坂駅から10分遅れで「毘沙門さま」(善國寺)に駆け付ける。
ん?いない・・・。
毘沙門天にお詣りして「おゆうちゃんに会わせてください」とお願いする。
本堂の階段を下りると「姐さん、こっち」の声。
振り向くと、おゆうちゃん。
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おお、毘沙門天様の霊験あらたか・・・(←待ち合わせていたにょだから、会えて当り前にゃ)
あまりに目立ちすぎるので、隠れていたらしい。

前回、神楽坂で遊んだときに気に入ったお店を目指す。
場所を勘違いしていて右往左往したが、やっと発見。
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お魚メインの串焼き屋さん「魚串さくらさく」。
魚食系女子のためにあるようなお店。
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神楽坂のおじさんたちにも人気のあるお店だが、まだ17時半なので、問題なく座れた。
早速、生ビールと水茄子のお刺身、炭火焼盛り合わせ(6串)を注文。
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左から、ホタテバター醤油 、鯖みりん、ホッケ一夜干し、すずきのバジル、 サーモンのタルタル、マグロ頬肉ねぎま串。
どれも美味。ビールがおいしい。
きびなごと赤西貝の西京焼きを追加。
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「ちょっと待って、写真を撮るから」と言ったら、「猫は『お預け!』ができないの!」と叱られてしまった。
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↑ で、きびなごに飛びかかる。
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↑ 2杯目に頼んだ「大入り にごり梅酒 濁濁」(兵庫・西山酒造所)のロック。
果肉率45%で、実にジューシィかつフルーティー。
果物好きの私はとても気に入った。
でも、梅酒は梅酒(10度)なので酔っぱらう。
最後に、アンチョビきゃべつ(酔っぱらって、写真撮り忘れ)。
ああ、おいしかった。
これで1人2000円だから、お得感たっぷり。

神楽坂上交差点を牛込方面に今夜の目的地を目指して歩く。
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すれ違う人の振り返り率が異様に高い。
あれ、足元が変だ。
酔っぱらたせいもあるが、どうもそれだけでない。
なんとか、おゆうちゃんに付いて行く。
(ビタミンB1を補充したら直った)

19時半、牛込箪笥町の「キイトス茶房」に到着。
今夜はここで「宮澤やすみの小唄かふぇ Vol.10」が開かれる。
http://www.yasumimiyazawa.com/
20席ほどの店内は、ほぼ満席。
日頃、音楽を聴くという習慣がまったくないせいもあって、和楽にはまったく疎い。
7年ほど前に俗曲師のうめ吉さんの舞台を聴いたくらい。
端唄と小唄の区別もろくにつかない(小唄は三味線が爪弾き、端唄は撥を使う)。
三味線が好きなおゆうちゃんに誘われたのを機会に、少し勉強しようと思って出掛けた。
今夜の宮澤やすみの演目のテーマは「神仏・物怪」。
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「熊野牛王」「お釈迦さん」「七福神」「河太郎」など、あまり唄われない演目を聞かせてもらった。
で、私の率直な感想は、「小唄って、短いんだ」、「だから小唄って言うんだろうなぁ」。

今回のゲストは女優の久保田寛子さんによる「牡丹灯籠」の一人芝居。
「牡丹灯籠」は、中国明代の小説集『剪灯新話(せんとう しんわ)』収録の怪奇小説『牡丹燈記』から着想を得て、三遊亭圓朝(1839~1900年)が落語の演目として創作した怪談噺。
「四谷怪談」や「(番町)皿屋敷」と並び「日本三大怪談」と称せられるが創作は明治中期で意外に新しい。
日本の幽霊は足が無いのが一般的なのに、「牡丹灯籠」のお露は、カラン、コロンと駒下駄の音を響かせて(今夜は、三味線で表現)夜道を歩いて来る。
これは、足がある中国の幽霊の名残り。
久保田寛子さん、舞台女優さんだけあって、声が大きくよく通り、演戯も大きくて見ごたえがあった。
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21時半、終演。

神楽坂に戻って、坂を飯田橋方面に下りながら撮影。
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↑ 私は、藍と水色の大撫子の浴衣。
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↑ おゆうちゃんは、とても珍しい麻と絹の交ぜ織り着物。
黒い部分が麻、光沢がある赤の矢絣縞の部分が絹。

22時過ぎ、飯田橋駅でハグして、それぞれメトロに乗る。
心理的なストレスが大幅に解消。
23時過ぎ、帰宅。
就寝、4時。