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何が書いある? [テレビ批評(光る君へ)]

5月12日(日)

「光る君へ」第19回。

倫子さまが覗き見していた道長の日記。
御堂関白記 長徳元年.jpg
長徳元年(995)8月18日条
牽き分けし御馬を直廬に持ち来る。
使いの近衛に疋絹を給ひ了んぬ。

東国の御牧から貢上されてきた御馬を牽き分けて、私の直廬(宮中での宿舎)に持ってきた。使の近衛に疋絹を与えた。

読まれてまずいことは書いていない。

ちなみに、長徳元年の『御堂関白記』自筆本は残っていないので、これは時代考証の倉本一宏先生の指導による番組スタッフの復元。
よくできている。
記事は「御堂御記抄」にある。

さらに、倉本教授によると、この種の日記が記入できる間空き具注暦は、前年の内に注文しておく特注品なので、この年以前に日記を書く習慣がなかった道長は持っていなかっただろう、とのこと。
なるほど。
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