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ドイツ、法律上の性別変更簡易化へ [現代の性(性別越境・性別移行)]

4月14日(日)

社会的性別(ジェンダー)は自己決定であるべきだと思うが、ドイツのような性別変更の「届け出制」は、悪用・乱用・社会的混乱の可能性があることは否めない。その対策(法制度)は、しっかり考えるべきだと思う。

具体的には、「性別不合」診断書の提出、一定期間(1年以上)の経過観察を要件とすることが考えられる。

身体に影響がある要件(たとえば、ホルモン投与)を付けるのは、2023年10月25日最高裁判決の趣旨からして、無理だと思う(違憲の可能性が高い)。

この世界、長く観察していると、性別移行を望む人の中には、社会的な問題を起こす人が少数ながら確実にいる。

それを「仕方がないこと」と容認するのか、「(完全には除外できないものの)できるだけ防止すべき」と考えるのか。
私は後者。

何度も言っているが、トランスジェンダーという属性を法的に定義し公証することはかなり困難。
である以上、トランスジェンダーの性別移行を法制化することは難しい。

となると「性別不合」で定義するのは仕方がないと思っている。
それで、ほとんどの当事者は困らないと思う。
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ドイツ、法律上の性別変更簡易化へ 議会が法案可決

【4月13日 AFP】ドイツ議会は12日、性別変更手続きを簡易化する法案を可決した。

新法案の下では、理由や診断書などを提示することなく、地元の戸籍役場で簡単な登録申請を行うだけで法律上の性別を変更できるようになる。

14歳未満の場合は、保護者が申請書を提出することができる。14歳以上の未成年は自身で提出できるが、保護者の同意が必要となる。いずれの場合も、未成年者はカウンセリングを受けなければならない。

オラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相はX(旧ツイッター)で、新法案は「他者から何も奪うことなく、トランスジェンダー、インターセックス、ノンバイナリーの人々を尊重」していると述べた。

ドイツに先立ち、ベルギー、スペイン、アイルランド、ルクセンブルク、デンマークも法律上の性別変更を簡易化する法案を可決している。(c)AFP

「AFPニュース」2024年4月13日 15:02 発信地:ベルリン/ドイツ [ ドイツ ヨーロッパ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3514739
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