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「間に合うのだろうか?」 [お仕事(執筆)]

7月2日(月)

今、編集作業中の自著(朝日選書)、10月25日に刊行予定なので、9月中旬まで校了しないといけない。

書籍の編集作業、直前の2カ月が勝負なのは、10年前の『女装と日本人』(講談社現代新書)や3年前の『性欲の研究・東京のエロ地理編』(平凡社)で、身に染みてわかった。

なので、今回は大学が夏休みで作業時間がとれる10月刊行にしてもらったのだが、それでも「間に合うのだろうか?」という不安がある。
なにしろ通常の書籍に比べて、画像や地図がとても多く、編集作業に時間と手間がかかる。

昨日、担当のベテラン編集者から「余裕をもって進行しています。もう大きな山は越えてます」というメールをもらって、少し気持ちが楽になった。

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時代遅れの特集企画 [現代の性(性別越境・性別移行)]

7月2日(月)

数日前、某医学系出版社から、「医療者のためのLGBT,SOGIの基礎知識」という特集号の執筆依頼が来た。

で、企画書を見ると、DSM-5の「性別違和」でもICD-11の「性別不合」でもなく、DSM-4&ICD-10の「性同一性障害」という文字のオンパレード。

企画編集が、あの「理事長先生」だから、ある程度は予想はしていたけど、なんと言うか、時勢がどう変わろうが(ICDの改訂で「性同一性障害」という疾患名の消滅が確定)、認識がここまで変わらない(変えられない)というのも、すごいなぁ、と感心してしまった。

「SOGI」という言葉の使い方も変だ(解っていない)し・・・。

で、すっかり、お返事する気力が萎えてしまった。

こんな時代遅れの、不見識な企画に執筆しても意味ないよなぁ、と思う一方で、書かないと、ますます「性同一性障害」色が濃くなるしなぁ、とも思う。

編集担当者は、誠実な方なので、余計に迷う。

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