お茶の水女子大学、トランスジェンダー学生の受け入れを決定 [現代の性(性別越境・性別移行)]
7月11日(水)
ちょっとだけ、コメントが載りました。
『朝日新聞』2018年7月11日朝刊
記事の見出しに「トイレや更衣室整備」とあるが、論理的に言えば、大学が「女子扱い」で入学を許可したのに、トイレや更衣室を「女子」と別扱いにするのは、矛盾している。
施設管理者(大学)が「女子」認定しているのだから、女子トイレや女子更衣室を使用するのに問題はないはず。
まあ、現実にはなかなかそう簡単にはいかないのはわかるけど。
私も2005年度、お茶大に非常勤講師で呼ばれた時は、「学内女性扱い」だったので、女性トイレを使えたはずだが、実際には多目的トイレを使っていた。
トイレの使用は、変に規則化せず、ケース・バイ・ケースがいちばん現実的だと思う。
ちょっとだけ、コメントが載りました。
『朝日新聞』2018年7月11日朝刊
記事の見出しに「トイレや更衣室整備」とあるが、論理的に言えば、大学が「女子扱い」で入学を許可したのに、トイレや更衣室を「女子」と別扱いにするのは、矛盾している。
施設管理者(大学)が「女子」認定しているのだから、女子トイレや女子更衣室を使用するのに問題はないはず。
まあ、現実にはなかなかそう簡単にはいかないのはわかるけど。
私も2005年度、お茶大に非常勤講師で呼ばれた時は、「学内女性扱い」だったので、女性トイレを使えたはずだが、実際には多目的トイレを使っていた。
トイレの使用は、変に規則化せず、ケース・バイ・ケースがいちばん現実的だと思う。
久しぶりのデート、久しぶりの神楽坂 [交友]
お茶の水女子大学の記者会見の要旨(又聞き) [現代の性(性別越境・性別移行)]
7月10日(火)
明治大学(駿河台)「ジェンダー論」の講義の後、取材に来た某新聞記者に逆取材した、お茶の水女子大学の記者会見の要旨。
① 女子大学という形態は堅持する。学内から共学化の意見は出ていない。
② 「女子」限定の入学条件(学則)も変えない。ただ「女子」の解釈を従来の戸籍性のみから「性自認」にも拡大する。
③ 具体的に、トランスジェンダーの受験希望者には「受け入れ委員会」(のようなもの)を設置して対応する。
④ トランスジェンダーの受験希望者には、一般の受験希望者とは別枠で、事前に受験申請書を提出してもらう。
⑤ 受験申請書には、性自認(が女性であること)の証明書類(必ずしも診断書とは限らない)を添えてもらう。
⑥ ただし、証明書類がなくても、受験申請は受け付ける(が受験を認めない場合もある)。
⑦ 「受け入れ委員会」は入学後の学生生活についても相談に応じる。
又聞きなので、誤りがあるかもしれないが、だいたいこんな感じ。
受験希望者が願書を出す前に、ある程度(どの程度かはわからない)フィルターにかけるという仕組みは、「なるほど」と思った。
以下は、私の推測というか感触。
建前としては「性自認が女性であること」が受験申請の条件になっているが、現実にはトランスジェンダーであることの実質性(女性として生活していること)が求められるように思う。
完璧でなくてもある程度は女性として社会適応していないと、女子大学における学生生活はかなり辛いものになり、本人のためにならないと思うから。
つまり、それまで男性として生活していて「これから女子大生をします」というような人は、おそらく受験NGになるのではないか、という推測。
あと、難しいのが、すでに4年制大学を卒業しているトランスジェンダーが、女子大生になりたい、女子大の卒業証書を得たい、それによって「女子」してとと認められたいという「承認欲求」から、受験申請するケース。
こうしたケース、必ず出てくると思う。
それが悪いこととは思わない。
明確な判定基準は設定しにくいが、受験(志望)動機が今回の特例措置の趣旨に適合しないように、私は思う。
より多くのトランスウーマンに女子大学での就学の機会を開くという理念(理想)と、実際の女子大の教育・研究・キャンパスライフを混乱なく円滑に行うという現実の間で、難しい選択(判断)を迫られることになると思う。
明治大学(駿河台)「ジェンダー論」の講義の後、取材に来た某新聞記者に逆取材した、お茶の水女子大学の記者会見の要旨。
① 女子大学という形態は堅持する。学内から共学化の意見は出ていない。
② 「女子」限定の入学条件(学則)も変えない。ただ「女子」の解釈を従来の戸籍性のみから「性自認」にも拡大する。
③ 具体的に、トランスジェンダーの受験希望者には「受け入れ委員会」(のようなもの)を設置して対応する。
④ トランスジェンダーの受験希望者には、一般の受験希望者とは別枠で、事前に受験申請書を提出してもらう。
⑤ 受験申請書には、性自認(が女性であること)の証明書類(必ずしも診断書とは限らない)を添えてもらう。
⑥ ただし、証明書類がなくても、受験申請は受け付ける(が受験を認めない場合もある)。
⑦ 「受け入れ委員会」は入学後の学生生活についても相談に応じる。
又聞きなので、誤りがあるかもしれないが、だいたいこんな感じ。
受験希望者が願書を出す前に、ある程度(どの程度かはわからない)フィルターにかけるという仕組みは、「なるほど」と思った。
以下は、私の推測というか感触。
建前としては「性自認が女性であること」が受験申請の条件になっているが、現実にはトランスジェンダーであることの実質性(女性として生活していること)が求められるように思う。
完璧でなくてもある程度は女性として社会適応していないと、女子大学における学生生活はかなり辛いものになり、本人のためにならないと思うから。
つまり、それまで男性として生活していて「これから女子大生をします」というような人は、おそらく受験NGになるのではないか、という推測。
あと、難しいのが、すでに4年制大学を卒業しているトランスジェンダーが、女子大生になりたい、女子大の卒業証書を得たい、それによって「女子」してとと認められたいという「承認欲求」から、受験申請するケース。
こうしたケース、必ず出てくると思う。
それが悪いこととは思わない。
明確な判定基準は設定しにくいが、受験(志望)動機が今回の特例措置の趣旨に適合しないように、私は思う。
より多くのトランスウーマンに女子大学での就学の機会を開くという理念(理想)と、実際の女子大の教育・研究・キャンパスライフを混乱なく円滑に行うという現実の間で、難しい選択(判断)を迫られることになると思う。
7月10日(火)明治大学文学部「ジェンダー論」第13講「『恋愛』と『結婚』のジェンダー(1)―その歴史―」 [お仕事(講義・講演)]
7月10日(火) 晴れ 東京 32.8度 湿度63%
8時半、起床。
朝食はダークチェリーパイとコーヒー。
シャワーを浴びて、髪にあんこを入れて頭頂部で結んで、シュシュを巻く。
化粧と身支度。
水色の地に大輪の白百合の綿絽(紫織庵)。
薄いクリーム色の吸い上げ暈しの麻の半襟を付けた半襦袢。
帯は赤黒の半幅帯を独鈷結びにして、草色の夏の帯締を掛ける。
11時過ぎ、家を出る。
今日も暑い。
東急目黒線から都営地下鉄三田線に入り、神保町駅で下車。
車中、コメント票を読む。
早く着きすぎたので、靖国通りの「ドトール」で休憩。
12時25分、明治大学(駿河台)に到着。
レジュメは340部×2枚を印刷。
30分前に教室へ。
レジュメをセットし、パワーポイントの準備。
講師控室に戻って腹ごしらえ。
玄米おにぎりと鶏のから揚げ。
13時30分、文学部「ジェンダー論」の講義開始。
まず、第12講「テレビ・メディアとジェンダー(2)―テレビドラマによる「ミス・リード」―」の補足。
続いて、第13講「『恋愛』と『結婚』のジェンダー(1)―その歴史―」に入る。
1 セクシュアリティ観の変遷―「色」から「恋愛」へ―
(1)前近代セクシュアリティ観
(2)近代のセクシュアリティ観
(3)「恋愛」概念の誕生
※ 「愛」はどこから来た?
2 「結婚」の歴史
(1)形態的に
(2)階層的に
(3)制度的に
-----------------(ここまで)-----------------
3 近代における結婚システム
(1)見合い婚
(2)「囲い込み婚」(職場結婚)
(3)恋愛結婚
15時10分、終了。
来週が最終回ということを考えると、もうちょっと進みたかったが、まあ、仕方がない。
講師控室で、佐々木掌子准教授と意見交換。
16時、辞去。
(続く)
8時半、起床。
朝食はダークチェリーパイとコーヒー。
シャワーを浴びて、髪にあんこを入れて頭頂部で結んで、シュシュを巻く。
化粧と身支度。
水色の地に大輪の白百合の綿絽(紫織庵)。
薄いクリーム色の吸い上げ暈しの麻の半襟を付けた半襦袢。
帯は赤黒の半幅帯を独鈷結びにして、草色の夏の帯締を掛ける。
11時過ぎ、家を出る。
今日も暑い。
東急目黒線から都営地下鉄三田線に入り、神保町駅で下車。
車中、コメント票を読む。
早く着きすぎたので、靖国通りの「ドトール」で休憩。
12時25分、明治大学(駿河台)に到着。
レジュメは340部×2枚を印刷。
30分前に教室へ。
レジュメをセットし、パワーポイントの準備。
講師控室に戻って腹ごしらえ。
玄米おにぎりと鶏のから揚げ。
13時30分、文学部「ジェンダー論」の講義開始。
まず、第12講「テレビ・メディアとジェンダー(2)―テレビドラマによる「ミス・リード」―」の補足。
続いて、第13講「『恋愛』と『結婚』のジェンダー(1)―その歴史―」に入る。
1 セクシュアリティ観の変遷―「色」から「恋愛」へ―
(1)前近代セクシュアリティ観
(2)近代のセクシュアリティ観
(3)「恋愛」概念の誕生
※ 「愛」はどこから来た?
2 「結婚」の歴史
(1)形態的に
(2)階層的に
(3)制度的に
-----------------(ここまで)-----------------
3 近代における結婚システム
(1)見合い婚
(2)「囲い込み婚」(職場結婚)
(3)恋愛結婚
15時10分、終了。
来週が最終回ということを考えると、もうちょっと進みたかったが、まあ、仕方がない。
講師控室で、佐々木掌子准教授と意見交換。
16時、辞去。
(続く)