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ベトナム高地少数民族の動画(その6) [生活文化・食文化・ファッション文化論]

2月12日(日)

久しぶりに、ベトナム高地少数民族の動画。

(25)A姐さんの様子が、最近「おかしい」。
今日もそうなのだが、山で例の樹木の芯を採取して自宅に戻った後、出直して、年配の女性の畑に行き、菜っ葉を買い付けている。
先日も、年配の男性の家に行き、大量の蜜柑を買い付けた。
https://www.facebook.com/bushcraftsolo1/videos/1997131943817132
そしてそれを市に持っていき売っている。
つまり、仲買行為である。
自分の畑で穫れる物、山で採れるものだけを売るより、売り物は増える。
ただし、1日に運べるのは大きな背負い籠一杯であるという限界はあるが。
そして、自分で市に行くのが体力的に厳しい年配の人にはありがたいことだろう。
どうも、こちら(共助)に比重があるように思える。

もうひとつ「様子がおかしい」のは民族衣装に凝り始めたこと。
どうも新年を迎える晴れの衣装らしい。
民族衣装と言っても、伝統的な、というより現代的にリニューアルされているように思う。
おしゃれをすると、美人さんであることがわかる。
https://www.facebook.com/bushcraftsolo1/videos/1169990500292752

(26)A姐さんの家の3連竈の製作過程。
竈が「掘る」ものであることがよくわかる(6分以降)。
おそらく、日本の古代の竈も同じ造り方で、「竈を掘る」→「かまを掘る」の語源と思われる。
https://www.facebook.com/watch/?v=1026565721258545

(27)焼き畑
急傾斜地に火入れして草を焼き、その後に種を蒔いている。
大規模かつ本格的ではないが、「焼き畑」農耕。
また、畑の畝立てをした後、乾燥したシュロの葉を燃やして、種を蒔いている。
これも「焼き畑」の名残。
東南アジアの山岳地帯は、かつては焼畑農耕が広く行われていたはずだが、現在は痕跡的になっているようだ。
それにしても、このお姐さんも働き者だ。
https://www.facebook.com/KINGKONGAMAZON/videos/487866979934193

(28)以前にも出てきた2階建て連棟式の家に住む女性。
家の前に大きな養魚池を造る。
すべて人力。
池の壁面を竹を編んだもので補強するという発想は日本にはない。
底面の防水はどうするのかと思ったら、河原から石の多い土を人力で運んで敷き詰める。
これで大丈夫なのか?
https://www.facebook.com/watch/?v=674720030962316

(29)「嬢ちゃん」、ヤムイモを掘って、自家菜園の菜っ葉、サラダ菜、インゲン豆、トマトを採取して市へ。
例によって、商品を並べる間もなく、人が集まり、たちまち完売。
美人で働き者、この若さで(この社会では)豊かな農場の経営者。
村の若い男は言い寄らないのか?
それとも、この女系社会では、そういう習慣がないのか?
https://www.facebook.com/KINGKONGAMAZON/videos/530276272410575


(30)お正月もよく働く「嬢ちゃん」。
大根の収穫。
2カ月ほど前に種を蒔いていた。
日本のものに比べると小ぶりだが、完全無農薬栽培。
市でもたちまち売れた。
それにしても、あの大きな葉の用途がわからない。
けっこう需要がある。
お皿の代わりなのか?
https://www.facebook.com/KINGKONGAMAZON/videos/1117100128980903

(31)「嬢ちゃん」が高床の山羊小屋を建てる。
今まで、彼女が建築をする場面はほとんどなかった。
(ほぼ完成している農場を母親から相続したから?)
どうしてどうして、なかなか見事な腕前。
技法的には、釘を使わず竹紐で縛って組み上げるA姐さん(たぶん母親)と、釘を多用するB姐さん(もしかして叔母さん)の中間。
几帳面な性格そのままに、しっかりした構造。
この民族の女性の建築能力の高さを受け継いでいる。
https://www.facebook.com/watch/?v=927334911773732
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