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6月4日(火)明治大学文学部「ジェンダー論」第7講「トランスジェンダーと社会(前半)」 [お仕事(講義・講演)]

6月4日(火)  曇り  東京  27.7度  湿度57%(15時)

9時、起床。
朝食はアップルパイとコーヒー。
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シャワーを浴びて、髪にあんこを入れて頭頂部で結んで、シュシュを巻く。
化粧と身支度。
白地に黒のアニマル柄のロングチュニック(3分袖)、黒のレギンス(5分)、黒のサンダル、ベージュのバッグ。

11時、家を出る。
東急東横線から都営地下鉄三田線に入り、神保町駅で下車。
今日も1本早い電車に乗れたので、靖国通り沿いの「ドトール」で昼食を済ます。
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12時25分、明治大学(駿河台)に到着。
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レジュメは420部×3枚=1260枚を印刷。
講義開始30分前に、2回に分けて教室に運び、設置。
講師控え室に戻って前回の出欠記入。

13時30分、講義開始。

まずたくさん残っている第6講「L/G/B/Tとは何か ―性的マイノリティをめぐる諸問題―」を解説。

1 L/G/B/Tとは?
 (1)言葉の意味
 (2)言葉の歴史
 (3)言葉の問題性
 (4)「SOGI」(ソジ)もしくは「SOGIE」(ソジィ)
 (5)「13人に1人」は眉唾? ―数的把握の困難―
2 同性愛者(L/G)にとっての諸問題
 (1)同性パートナーシップとは?
----------------(ここから)-----------------
 (2)同性婚とは?
 (3)同性愛者が「子どもを育てる」こと
 (4)貧富の差の拡大(階層分化)と老後問題 
3 バイセクシュアル(B)にとっての諸問題
 (1)Bの不在
 (2)B研究の遅れ
4 トランスジェンダー(T)にとっての諸問題
 (1)Tの意味
 (2)性別移行と生殖権
 (3)就労差別
 (4)Trans-manのダークビジネス問題
5 「Xジェンダー」について

Tの就労差別の事例として、私が非常勤講師を依頼された際の人事課とのトラブル(※)を話した。

※ 2011年秋、明治大学から三橋順子宛てに非常勤講師の依頼があった際、私が提出した性別欄が空白の履歴書を、人事課が「前例がない」と受け取らず、「ここに『男』と書いてください」という朱書きの注記を付けてきた件。押し問答の末、私が「こちらでお願いしたことではないので、けっこうです」と言って決裂寸前に。その後、たかが非常勤講師の人事なのに、学長さんから人事課に「そのまま受け取るように」という指令が出て解決。任用となった。

その経緯を説明した上で、「たった小さな1マス(性別欄)の問題で、この講義はなかったかもしれないのですよ。それがトランスジェンダーへの就労差別の実際です」と話したら、360人ほどの受講生が、水を打ったようにシーンとしてしまった。

私の講義は、日常的に300人いようが400人いようが、私語は極めて少ないのだが、あれだけ静まってしまうと、かえってやりにくい。

残り40分で、第7講「トランスジェンダーと社会(前半)」に入る。
ここから応用編。

1 トランスジェンダーの基本定義
2 「第三の性」(Third Gender)の存在
----------------(ここまで)-----------------
3 性別越境者の職能
4 日本におけるトランスジェンダーの歴史 ―その職能を中心に―
 (1)トランスジェンダーの職能
 (2)トランスジェンダーの職能の展開
5 「双性原理」について
 (1)「双性原理」とは何か
 ※女装を伴う祭礼 
 (2)「双性原理」と「聖」・「賤」
 (3)「双性原理」と多神教・一神教

今日も、いろいろしゃべってしまい、大量に積み残し。
来週、頑張ろう!(←こればっかりにゃん)

15時10分、終了。

講師控え室に戻り、残りレジュメの整理。
続いて、コメント票の整理。
16時30分、辞去。
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駿河台下の「丸亀製麺」へ。
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↑ かけ(並)+鶏天+アスパラ天=600円

(続く)
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