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20世紀末(1990年代前半)の商業女装クラブ(その8)コンテスト受賞を目指して [性社会史研究(性別越境・同性愛)]

1月18日(土)

商業女装クラブ「エリザベス会館」に行くようになり、コンテストでの受賞を目指して、私がしたこと(1991~93年頃の話)。

① 体重を10%ほど減らす。
  スポーツをやっていた高校生の頃の体重レベル。

② 日焼けを止める。
  入会後すぐの夏休み、調査旅行で日焼けしたら、メイクさんに叱られた。以後は、日焼け止めクリームを常用。

③ モデル教本を買って、ポーズのトレーニング。
  これ、いちばん力を入れた。
  立ち姿勢の重心の置き方、肩・肘関節の使い方、首・肩・腰の捻り、背中の反らしetc
  自分だけでは客観視できないので、仲良くなった女性スタッフさんにトレーナー役になってもらった。
  彼女には「流し目」の練習もさせられた。

④ プロのスタジオ・カメラマンに撮影技術を教わる。
  ほとんどの人はカメラストロボだけで撮っていたが、私はプロ仕様の大型2灯ストロボの撮影技術を習得。
  さらに、ストロボに同調する発光装置をバックライト(後光)に使った。

⑤ 有名写真家の写真集を買って、表現技術の勉強。
  影響を受けたのは、日本人では当時全盛の篠山紀信、海外では、フランスの女性写真家イリナ・イオネスコ。
  一般的なバック紙ではなく。布地をコーディネートする方法を「エリザベス」に持ち込んだのは私が最初。

⑥ 『くいーん』誌経由で送られてくるファンレターにせっせとお返事を書く。
  結果「全日本女装写真コンテスト」では、日本各地から票が入るようになった。

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画像左は「洋装のランジェリーに、和装の振袖や帯を組み合わせたら面白いかな」と思って試し撮りした写真(1993年3月22日撮影)。
右はその発想の完成形で、1993年の第10回全日本女装写真コンテストの応募作品(1993年4月15日撮影)。

今、比べると、試写の方がすっきりしていて良いようにも思うが、こういうことって行き着くところまで行かないと止まらないのだ(笑)



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