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20世紀末(1990年代前半)の商業女装クラブ(その17)「エリザベス」神田店 [性社会史研究(性別越境・同性愛)]

1月19日(日)

私が通い始めた頃(1990年6月直情直情商業女装クラブ「エリザベス会館」は、都営地下鉄新宿線の岩本町駅の直上、靖国通りに面した「筒井ビル」(住所は千代田区神田須田町2-8-4)にあった。

1階が地下鉄の出口と喫茶店、2~5階が「エリザベス会館」だった。
2階が、下着、洋服、化粧品など女装用品を売っているショップ(市価より高い)。
3階が、月極の貸しロッカー室。
鍵番のおじさんが常駐していて、アマチュア女装雑誌『くいーん』のバックナンバーもここで売っていた。
3階までは。一般人も入れるが、そこから上、4階・5階は会員オンリー。

4階が着替えとメイク室で、2~3人のメイキャッパー(女性)が常駐していた。
そして、5階が談話室(ルーム)と撮影スタジオだった。

5階にあがる階段の手前にカウンターがあり、木戸番みたいなおばさんがいる。
初来館の人が、メイクを終えてルームに上がるとき、そのおばさんが「新人さん、上がりま~す」と大きな声で5階のスタッフ伝える。

で、私のお尻をぽんと叩いて、
「この世界、お尻の大きな『娘』は出世するのよ、いってらっしゃ~い」と送り出してくれた。
そして、その言葉通りになった。

半年後、新人賞をもらったとき、報告に行ったら、
「ほら、私の言う通りでしょう」
と、喜んでくれた。」

エリザベス広告(1984年)2.jpg
「エリザベス会館」の広告(1984年)。
1990年も、ほぼ同じ料金だった。
「趣味とストレス解消の店」とあるのに注目。
実際、お客さんには、大手企業のビジネスマンなどがいた。。

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北尾重政「東西南北美人」 [性社会史研究(一般)]

1月19日(日)

今日放送の大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」に出てきた「一目千本」の絵師・北尾重政の「東西南北美人」(1777年頃)。
江戸の東西南北の「美人」を2人ずつ描いている。

「東方乃美人」(深川門前仲町のおなか と おしま)
北尾重政「東方之美人」.jpg

「西方乃美人」(日本橋堺町)橘屋の三 喜蔵と丁字屋の松之丞)
北尾重政「西方の美人」.jpg
「西方乃美人」は男の子(陰間)。

「北方乃美人」は新吉原、「南方乃美人」は品川と思われるが、画像が見つからない。
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20世紀末(1990年代前半)の商業女装クラブ(その16)最後のイベント外出 [性社会史研究(性別越境・同性愛)]

1月18日(土)

私にとって最後になった「エリザベス会館」の外出イベント。
1994年8月7日「東京湾納涼船」。
940807(3).jpg
船内で出会ったOL3人組と。

バブル崩壊期の流行ファッション「ボディコン・ミニ」ワンピース。
左の3人、かなり短い(笑)
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