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20世紀末(1990年代前半)の商業女装クラブ(その9)外出イベント [性社会史研究(性別越境・同性愛)]

1月18日(土)

商業女装クラブ「エリザベス会館」に通っていた頃(1990年6月~94年8月)の思い出を書いてきたが、コンテストの話が尽きたので、外出イベントの話をする。

以前にも書いたが「エリザベス会館」の外出イベントは、基本料金4000円+追加料金(4000~10000円)でお金が掛かった。
お金がない私は、初めの2年間、いつもお留守番だった。

それと、わざわざお金を払って外出する、というシステムが理解できなかった。
また、いい大人が幼稚園児みたいに女性スタッフに引率されて出掛けるという形も。
ところが、1992年頃から、だんだん「看板娘」的なポジションになってきて、お留守番ばかりしていられなくなった。

最初のイベント外出は、1992年7月25日の「東京湾納涼船ツアー」。
初来館から2年1カ月が経っていた。
亀戸からだと、普通なら総武線と山手線を乗り継いで新橋駅へ行き、竹芝桟橋まで歩くが、なんと大型バスがチャーターされていた。
追加料金が高いわけだ。
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画像は、お船(大島航路のフェリー)の上で。
黄色のサマーニットと同色系のニットのスカート。
私としては、おとなしいファッション。
幅広のベルトは、この時代の流行。

2回目のイベント外出は、1993年4月1日の上野公園のお花見。
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交通機関は、亀戸から往復、タクシーだった。
どこかの会社(たしか商社の伊藤忠だった記憶)のお花見に呼ばれている。

この時、先輩の中に「自分はこんな格好をしているが、あくまでも趣味で、昼間は一流企業の管理職で・・・」みたいな言い訳をする人がいて、「野暮だなぁ」と思った記憶がある。

それに、プロのニューハーフさんへの見下しが感じられて嫌だった。
私は「お店どこ?」と問われると、「六本木」とか適当に答えていた。

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