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10月4日(日)都留文科大学「ジェンダー研究1」のリアクション・コメントを読む [お仕事(講義・講演)]

10月4日(日)  曇り  東京  26.2度  湿度69%(15時)

夜中、都留文科大学「ジェンダー研究1」のリアクション・コメントを読む。
うれしかった感想。
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講義録にあった新聞記事の「違いがあっていいんだよ」という見出しを読んだ瞬間なぜか泣きそうになり、また同時に自分の心の中に溜まっていたモヤモヤが一瞬で消えたような感覚になりました。
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新聞記事というのはこれ↓
違いがあっていいんだよ.jpg

この女子学生さんも、いろいろあったのだろうな。
少しでも楽になったのなら、よかった。

就寝、5時半。
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寄贈書籍の紹介(その1) [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

10月4日(日)

「LGBTQコミュニティ・アーカイブ」に寄贈する書籍。

(1)トランスジェンダーをテーマにしたSF小説
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(右から)
谷 甲州『エリコ』ハヤカワ書房 1999年
村田 基『フェミニズムの帝国』ハヤカワ書房 1991年
柾 悟郎『ヴィーナス・シティ』ハヤカワ書房 1995年
柾 悟郎『シャドウ・オーキッド』コア・マガジン 2002年
同性愛はSFになりにくいが、性別移行はSFになる。

(2)トランスジェンダー・コミックの古典
手塚治虫『リボンの騎士』。
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とりあえず、手に入りやすかった「手塚治虫全集」版(講談社、1977年)を寄贈。

(3)ヒジュラ
インドのサードジェンダー、ヒジュラのルポルタージュ2冊「古典」と「名著」。
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大谷幸三『性なき巡礼 ―インド半陰陽社会を探る―』集英社 1984年
石川武志『ヒジュラ ―インド第三の性―』青弓社 1995年
近年のヒジュラ研究書は、「プライドハウス東京」が買ってくれるはず。

(4)「男色」演劇関係
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堂本正樹『男色演劇史(増補版)』出帆社 1976年
唐 十郎『下谷万年町物語』中央公論社 1981年

『下谷万年町物語』は1948年11月22夜に起こった「上野男娼警視総監殴打事件」に取材した小説。
舞台化した際には、「本物」の同性愛者・女装者がエキストラとして出演した。

(5)男娼世界の実録小説
「警視総監殴打事件」の舞台上野(ノガミ)の男娼世界の実録小説。
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角 達也『男娼の森』日比谷出版 1949年

当時のベストセラーなので、それなりの数が市場に残っているが、物資不足の時代であり、状態が良いものを探すのはなかなか難しい。
今回入手したものは、まずまずの状態。

(6)戦後の性科学関係
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(左から)
穴田秀男『性は変えられるか ―性転換症の医学的解明―』メディカル・トリビューン日本支社 1976年
高橋進・柏瀬宏隆編『性的異常の臨床』金剛出版 1983年
及川 卓『ジェンダーとセックス ―精神療法とカウンセリングの現場から―』弘文堂 2016年

1990年代後半の「性同一性障害」概念の大流行以前に、この問題に注目していた先覚者の業績はちゃんと評価されるべきだ。

(7)ニューハーフ関係
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矢木沢まり『綺麗な私―Mr.レディが教える美しくあるための最上級―』海越出版社 1993年
猫目ユウ『ニューハーフという生き方』ひらく 1998年
小松杏里『ニューハーフが決めた「私」らしい生き方―「なりたい自分」になるヒント―』KKロングセラーズ 2000年

ここらへんは、今後も重点を置いて集めるつもり。

(8)「男の娘」「化粧男子」関係
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女装普及委員会『オトコの娘のための返信ガイド』遊タイム出版 2008年
井上魅夜『化粧男子ー男と女、人生を2倍楽しむ方法ー』太田出版 2012年

魅夜ちゃんの本が出て、もう8年なのか・・。
時がたつのは早いなぁ。

(9)江戸の「男色」関係
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花咲一男『江戸のかげま茶屋(増補版)』三樹書房 1992年
柴山肇『江戸男色考 悪所篇』批評社 1992年
柴山肇『江戸男色考 若衆篇』批評社 1993年
柴山肇『江戸男色考 色道篇』批評社 1993年

「男色」関係はかなり充実すると思う。

(10)私が敬愛する作家・松本侑子さんの2冊
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松本侑子『愛と性の美学』角川文庫1998年
松本侑子『性遍歴』幻冬舎文庫 2004年
『性遍歴』には、新宿の女装者を主人公にした短編小説「女装夢変化」を収録。
ちなみに、主人公のモデルは私?

(11)梶山季之の小説2点3冊
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『苦い旋律(前篇・後編)』集英社 1968年
『流れ星の唄』桃源社 1971年
梶山は1960年代から、ゲイボーイ、女装者、同性愛者のリアルな姿を小説の中に取り入れた先駆者。
私は文庫本しか持ってなく、ちょっと惜しいが寄贈。
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2020年上半期(1~6月)の死亡者データ [世相(新型コロナ肺炎関連)]

10月4日(日)

2020年上半期(1~6月)の死亡者データ。
超過死亡2020年前半.jpg

東京最大647人、大阪府で最大426人など大都市部では若干の「超過死亡」が出ているが、全国レベルでは吸収されてしまい、「超過死亡」はほとんどない。
むしろ年間で3万人程度の死亡者減になるかもしれない。.

少なくとも今のところは「大疫年」とは、とうてい言えない状況。

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超過死亡、コロナでも減少 上半期、過去3年と比較

1~6月の上半期で各都道府県で平年予測を上回った「超過死亡」数の合計は過去3年に比べて少ないことが30日、厚生労働省研究班の推計で分かった。死亡数は高齢化で増加しており、2017~19年の上半期の超過分はそれぞれ最大2万人前後だが、今年は最大7467人にとどまった。

都道府県別でみると新型コロナウイルスの感染者が広がった東京都で最大647人、大阪府で最大426人。死亡数が大幅に増えて平年に比べ統計的な上限を超えた死亡は最大13都府県で確認され、1~5月までと同じだった。

月別では、平年を上回る超過死亡の合計は4月が最も多く、最大4216人。一方、国全体では平年より減少した県が多く、過去3年より少なくなった。

推計で使う人口動態統計の速報では死因が分からない。研究班の鈴木基・国立感染症研究所感染症疫学センター長は「今年はインフルエンザの流行が小規模で、新型コロナ対策で他の感染症も減った影響ではないか。新型コロナによる超過死亡は海外と異なり多くないと思われる」と話す。

年間の死亡数は19年が前年より1万9千人増えて約139万人。同省の人口動態統計の速報では同年上半期の死亡数は約70万7千人だったが、今年は約69万人で、7月も減少傾向が続いている。死亡数は高齢化で増え続けていたが、同じ傾向が続けば年間で3万人程度減少する可能性がある。

『日本経済新聞』2020年10月1日付
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO64434200Q0A930C2CR8000/

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