3月6日(水)GID学会の特別講演の原稿が書けた [お仕事(講義・講演)]
3月6日(水)
第25回「GID学会」研究大会(3月16~17日、沖縄)の特別講演「琉球弧における性別越境文化と、その普遍性」の原稿が書けた(8000字)。
明日、声に出して読んで調整し、PP資料を作る。
理事でもない「永世平会員」が、研究大会で4度目の講演。
これが最後なので、思い切り大言壮語する。
第25回「GID学会」研究大会(3月16~17日、沖縄)の特別講演「琉球弧における性別越境文化と、その普遍性」の原稿が書けた(8000字)。
明日、声に出して読んで調整し、PP資料を作る。
理事でもない「永世平会員」が、研究大会で4度目の講演。
これが最後なので、思い切り大言壮語する。
『りべらる』の刊行冊数の推定’(修正版) [性社会史研究(性風俗雑誌)]
3月6日(水)
戦後混乱期に出版された、俗に「カストリ雑誌」と呼ばれる性風俗雑誌の中でも代表格といえる『りべらる』(1946~55年)の書誌研究。
ようやく刊行冊数が推定できるところまで来た。
1巻(1946年)は、1月号が創刊号だが、9号が11月号で、10号(12月号)は未確認。9~10冊の可能性大。
2巻(1947年)は、4号が10月号、5号が12月号なので、5冊しか出ていない可能性大。
2号(2月号)と3号(9月号)の間に7カ月の空白がある。
3巻(1948年)は、刊行が安定し、月刊ペースで12冊。
4巻(1949年)も同様で、月刊ペースで12冊。
5巻(1950年)は、2号が2月号で、4号が3月号なので、この間に増刊が出ていると思われる。
13号が12月号なので、13冊の可能性大。
6巻(1951年)は、月刊ペースで12冊。
7巻(1952年)は、5号(5月号)までは月刊ペースだが、7号が6月号なので、この間に増刊が出ている。
また、8号が7月号で10号が8月号なので、この間にも増刊が出ている。
さらに、12号が10月号で、14号(未収集、国会図書館による)が11月号なので、この間にも増刊がある。
結局、15号が12月号なので、15冊出ている可能性大。
8巻(1953年)は、1号が1月号、3号が2月号なので、この間に増刊が出ている。
また、9号が10月号、11号が11月号なので、この間にも増なかったと思われる。
刊がある。
その一方で、4月号と6月号は余地がなく、刊行されていない月があり(4がない?)、確定できない12月号が未確認だが、11号が11月号なので、差し引き12冊の可能性大。
9巻(1954年)は、9号が増刊のようで。13号が12月号なので、13冊と思われる。
10巻(1955年)は、11号が9月号で『りべらる』としては終刊。
ただし、10号は後継の『漫画タイム』として出ているので、『りべらる』として10冊の可能性大。
結局、10?+5+12+12+13+12+15+12+13+10=114冊と推定できる。
『りべらる』は、国立国会図書館(44冊収蔵)より、私の方がずっと収蔵冊数(84冊)が多い。
それでも、全刊行冊数の73.7%。
古書市場に物が残っていないので、これ以上、集めるのは。ほとんど無理。
ここまで収集して、刊行冊数を推定するのに、10年近い歳月と、20万円近いお金がかかっている。
書誌研究というのは、そういうもの。
(左)4巻3号(1949年3月号)(右)8巻4号(1953年5月号)
戦後混乱期に出版された、俗に「カストリ雑誌」と呼ばれる性風俗雑誌の中でも代表格といえる『りべらる』(1946~55年)の書誌研究。
ようやく刊行冊数が推定できるところまで来た。
1巻(1946年)は、1月号が創刊号だが、9号が11月号で、10号(12月号)は未確認。9~10冊の可能性大。
2巻(1947年)は、4号が10月号、5号が12月号なので、5冊しか出ていない可能性大。
2号(2月号)と3号(9月号)の間に7カ月の空白がある。
3巻(1948年)は、刊行が安定し、月刊ペースで12冊。
4巻(1949年)も同様で、月刊ペースで12冊。
5巻(1950年)は、2号が2月号で、4号が3月号なので、この間に増刊が出ていると思われる。
13号が12月号なので、13冊の可能性大。
6巻(1951年)は、月刊ペースで12冊。
7巻(1952年)は、5号(5月号)までは月刊ペースだが、7号が6月号なので、この間に増刊が出ている。
また、8号が7月号で10号が8月号なので、この間にも増刊が出ている。
さらに、12号が10月号で、14号(未収集、国会図書館による)が11月号なので、この間にも増刊がある。
結局、15号が12月号なので、15冊出ている可能性大。
8巻(1953年)は、1号が1月号、3号が2月号なので、この間に増刊が出ている。
また、9号が10月号、11号が11月号なので、この間にも増なかったと思われる。
刊がある。
その一方で、4月号と6月号は余地がなく、刊行されていない月があり(4がない?)、確定できない12月号が未確認だが、11号が11月号なので、差し引き12冊の可能性大。
9巻(1954年)は、9号が増刊のようで。13号が12月号なので、13冊と思われる。
10巻(1955年)は、11号が9月号で『りべらる』としては終刊。
ただし、10号は後継の『漫画タイム』として出ているので、『りべらる』として10冊の可能性大。
結局、10?+5+12+12+13+12+15+12+13+10=114冊と推定できる。
『りべらる』は、国立国会図書館(44冊収蔵)より、私の方がずっと収蔵冊数(84冊)が多い。
それでも、全刊行冊数の73.7%。
古書市場に物が残っていないので、これ以上、集めるのは。ほとんど無理。
ここまで収集して、刊行冊数を推定するのに、10年近い歳月と、20万円近いお金がかかっている。
書誌研究というのは、そういうもの。
(左)4巻3号(1949年3月号)(右)8巻4号(1953年5月号)