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5月18日(木)山王の貸しスペースでコメント収録 [お仕事(出演・取材協力)]

5月18日(木)

「12時半に大田区山王2丁目7番地23においでください」と指定されたのだけど、地図を調べると、山王の住宅街の中で、かなり難易度が高そう。

自宅からは1時間半あれば、余裕のはずだけど、念のため15分早く10時45分に家を出る。

東急目黒線ー(大岡山駅乗換)→同大井町線ー(大井町駅乗換)→JR京浜東北線を乗り継ぎ、大森駅で下車。
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5月にしたら異常な高温の中、地図を片手に目的地を探す。
7番地45から31までたどったら、9番地になっ5てしまった。
やっぱり中だ。
路地を入って、出て、また入り、やっと7番地27を見つける。
26、25、24とたどって、23はどこ?
さらに小さな路地に入って、ようやく7番地23を見つけた。
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12時10分、現地到着。

地図が読める私だから、たどりつけたけど、一般の人(とりわけ女性)は絶対に無理。
こういう場合は、「おいでください」ではなく、わかりやすい所まで迎えに来るべきだろう。

で、なんでそんなややこしい場所に出向いたかというと、日本唯一の「女形芸者」まつ乃家栄太朗さんを主人公にしたドキュメンタリー映画「He Is A Geisha」(Koodae Kim監督)のコメント収録のため。

収録場所は、トルコ人外交官の方が日本人の奥様と住んでいた一軒家で、基本構造は洋館だが、1階に茶室として使える和室があるお宅。
相続した息子さんが、家ごと貸スペースにしたとのこと。
https://www.spacemarket.com/spaces/omori-sanno/rooms/MU-nK2rur5f4iyZX/reputations

2階のゴージャスなリビングルームの一角で収録。

Koodae Kim監督は、京都市生まれ、アメリカ在住のコリア系女性。

女装芸者の歴史と、栄太朗さんのことだけをコメントすればいいと思ったら、拙著『女装と日本人』(講談社現代新書)をしっかり読んでいて、日本の女装文化について、いろいろ質問される。

「そんなこと、映像で使わないでしょう」と突っ込みたくなったが、いわゆる「背景取材」。

結局、12時40分から15時10分まで、2時間半、質問に応じる形で収録。

困ったのは、今日の暑さの中、エアコン(少し古い)の音が音声収録の邪魔ということで、エアコンを切ってしまうこと。
休憩時間にはエアコンを入れて部屋を冷やすのだが、それでも鼻の頭に汗が浮かんでしまう。

長い伝統を持つ日本の女装文化が、キリスト教ベースの欧米の人たちに理解できるとは思えないが、栄太朗さんの「海外進出」のお役に少しでも立てば、ファンとして、そしてえ研究者として本望に思う。
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LGBT法制、また頓挫か [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

5月18日(木)

「LGBT理解増進法」案がポンコツなのは言うまでもないこと。

とは言え、この法案を潰したら、もっとずっとマシな法案ができるか?というと、現在の政治情勢では、まず可能性はゼロ。

今夏にも?と噂される総選挙では、自民党+公明党が大敗し、維新が大躍進する可能性が高いが、そうした政治情勢の変化がLGBT法制にとって、良い方向になるとは思えない。
(なにしろ、あの松浦大悟氏が国政復帰するわけで)

おそらく、自民党は野党との協議不調を理由に採決しない可能性が高い。
積極的なのは公明党だけ。

そして、会期末、天皇陛下の詔書が衆議院に入場し、審議未了→廃案となる。

「LGBT法制は一歩も進ませない」というのが宗教右派の総意。
それに「法案潰し」という点で一致する左翼「活動家」。

ポンコツ小屋は、右から火をかけられ、左から引き倒される。

結局、LGBT法制はまた頓挫し、今後、何年も小屋一軒もない「荒野」が続くことになる。
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関西大学・トランスジェンダー関連デジタル映像アーカイブ(三橋コレクション)完成記念スペシャル上映会のご案内 [現代の性(性別越境・性別移行)]

5月1日(月)

関西大学・トランスジェンダー関連デジタル映像アーカイブ(三橋コレクション)完成記念スペシャル上映会のご案内。
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【日時】5月28日(日) 14時開場、14時30分開始。
【会場】渋谷区代官山「アマランスラウンジ」
【上映作品】「We are Transgenders.~性別を超え、自分らしく生きる!~」(1998年 尾川ルル監督)
【参加費】2500円(ワンドリンク付き)
【参加申し込み】edo4booking☆gmail.com   ☆→@
【作品概要】
「We are Transgenders.~性別を超え、自分らしく生きる!~」(1998年 尾川ルル監督)は、1998年「第7回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭・フィルムコンテスト」のグランプリ受賞作品ですが、同映画祭の後継である「レインボー・リール東京」の事務局にも映像が残っていないとのこと。

早世した森田MILKさん(ゲイフロント関西)の語り、大阪・堂山にあったニューハーフのお店「美女
MEN」のフロアーショー、1997年に来日したセクソロジーの世界的権威ミルトン・ダイヤモンド博士のお姿、そして、「女装世界のフリーメイソン」と言われた「Club Fake Lady(CFL)」の那須塩原温泉旅行など、今となっては、貴重な映像が満載です。

25年前、日本のトランスジェンダーの社会活動が勃興する時期のドキュメンタリー映像として資料価値も高く、この機会に大勢の方に観ていただきたいと思います。
(解説)三橋順子


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