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出版記念公開対談・北丸雄二×三橋順子「LGBTQ+…これからの世代に伝えたいこと」ご案内

12月21日(木)

「2日違いの兄さん」・ジャーナリストの北丸雄二さんをお迎えしての公開対談です。

『これからの時代を生き抜くためのジェンダー&セクシュアリティ論入門』(辰巳出版)刊行記念

(公開対談)北丸雄二×三橋順子
「LGBTQ+…これからの世代に伝えたいこと」

【日時】2024年1月31日(水)19:00〜(18:40開場)
【会場】「紀伊國屋書店・新宿本店」9階イベントスペース
【参加費】1000円(チケット制)
https://store.kinokuniya.co.jp/event/1702195350/
お席が少ないので、早めにお申し込みください。

北丸さんとの「同年齢対談」、「絶対にに面白いと思います」と、各方面に売り込んできたけど、誰も企画してくれなかった。

だから、自分で出版社にお願いして企画しました。
たぶん、これが最初で最後。

よろしくお願いいたします。

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12月20日(水)明治大学文学部・佐々木掌子准教授(臨床心理学)ゼミ・卒論・修論報告会 [お仕事(講義・講演)]

12月20日(水)

明治大学文学部・佐々木掌子准教授(臨床心理学)のゼミの卒論・修論報告会に呼んでいただく。

12時45分~18時45分、なんと6時間の長丁場で、報告数14本。

今年の4年生、女子が圧倒的に多く、女子大のような雰囲気。

私は、臨床心理学の理論や分析手法はまったくわからないので、ジェンダー&セクシュアリティ論の立場からコメント。

いろいろなテーマが報告され、聴いていておもしろかった。
全体的に思ったことは、海外の先行研究んの分析手法や判定尺度に習うのはよいが、出た結論が海外のものと違っても、ネガティブに(良い結果が出なかったと)捉えない方がいい。

なぜなら、セクシュアリティも社会的・文化的に構築されるものであり、欧米と日本で様相が違っても当然だから。

たとえば、カップル間で1カ月以上、Sexがなかったら、アメリカでは「セックスレス」で離別の理由になるが、日本では、1カ月以上、Sexがなくても円満な(関係性満足度が高い)カップルはいくらもいる。
それは、文化的差異に由来するもので、単純な比較はできないと思う。



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gender identityについての新しい理論 [現代の性(性別越境・性別移行)]

12月20日(水)

gender identityについての新しい理論(佐々木・三橋理論)

「性自認(self-recognition)」と「性他認」(他者から与えられる性別認識)とが、社会的経験を通じて統合され、まとまったものが「性同一性(gender identity)」。
つまり、性自認=性同一性(gender identity)ではないということ。

gender identityの意味で、法律や条例に「性自認」という言葉を使うのは、もう止めるべき。

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「『LGBTQ+』の『Q』ってなんですか?」 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

12月19日(火)

私が「LGBT」という概念についてはもちろん、最近ではトランスジェンダーという概念にも懐疑的になりつつあることは、著書を読んでもらえば、わかると思う。

そんな私に、なんで
「『LGBTQ+』の『Q』ってなんですか?」
と質問してくるのだろう?
そんなことは時代遅れの「活動家」たちに尋ねてね。

というのは愚痴で、「現場」(公開対談)では誠実にお答えしました。

まず、Qは2つあること。
1つめのQは、ジェンダー・クイア(男女どちらにも典型的でない性別表現を積極的にとる人)。
もう1つの Qは、クエスチョニング(決めたくない人、わからない人:未定性)。

そもそも「LGBT+」という概念は、「SOGIE」、つまり、性的指向(sexual orientation)、性同一性(gender identity)、性別表現’(gender expression)、および身体の性的特徴(Sex Characteristics)の非典型のことで、そこに性的嗜好(sexual preference)を含まないのが、基本的な「お約束」。

なぜなら、きわめて多様な性的嗜好を並べたら収拾が付かなくなるし、そもそも人権擁護の運動から生まれた「LGBT+」という概念に、他者の人権を侵害するものも含む性的嗜好を同列に並べるべきではない。

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