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平成の世が終わる [日常]

4月30日(火)

私の世代(昭和30年=1955年生)は、平成元年(1989年)に34歳。
平成の世を「働き盛り」として過ごして30年、現在63歳で、多くの人が引退の時期を迎えている。

私は平成2年(1990年)に、女装クラブ「エリザベス会館」に通い始めて、女装テクニックの基礎を学んだ。
そして、平成6年(1994年)新宿の街に活動拠点を移し「女」を磨いた。
そういう意味では、私はまさしく「平成の女装者」だ。

本来なら、平成の世の終わりとともに身を引くべきなのだろう。
なのに、ありがたいことと言うか、困ったことにと言うか、書かなければいけない仕事、やらなければいけないことが連なっている。

仕方がない。
平成最後の夜=令和最初の夜も原稿を書こう。

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譲位の詔を発せられる [世相]

4月30日(火)

17時過ぎ、今上陛下、譲位(御位を譲りたまう)の詔を発せられる。

本日(30日)24時をもって御代替わり、平成から令和に改元。

本来は、譲位・新天皇践祚と同時に、剣璽移動のはずだが、それは5月1日10時30分から儀式。

今上陛下は、英明・威厳という点では父・昭和天皇に及ばずとも、温和なお人柄で、常に誠実に国民に接せられた。
不幸にも災害が多かった平成の御代ではあったが、とにもかくにも戦のない平和な時代の象徴であられた。

皇后陛下は、今上陛下にとって最高の伴侶であるとともに、もっともすぐれた輔弼者であられた。
古の世の、光明皇后(聖武天皇の皇后藤原安宿媛)、檀林皇后(嵯峨天皇の皇后橘嘉智子)と並ぶ賢后と称えられるべきと思う。

御位を譲られて後は、どうか御心穏やかに過ごされますように。
両陛下のご長寿を心から願い奉る。

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TRP(東京レインボープライド)露出制限強に反対します [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

4月30日(火)

最初、見た時、冗談かと思った。
どうも、本気でこういう運動を始めた馬鹿がいるらしい。
TRP(東京レインボープライド)露出制限強化について.jpg
キャンペーン「TRP(東京レインボープライド)露出制限強化について」
https://www.change.org/p/npo%E6%B3%95%E4%BA%BA-%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89-trp-%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89-%E9%9C%B2%E5%87%BA%E5%88%B6%E9%99%90%E5%BC%B7%E5%8C%96%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6?recruiter=955465520&utm_source=share_petition&utm_medium=copylink&utm_campaign=share_petition&fbclid=IwAR1Ebu3P69j-8-t7s6TZVMNjjGkoMBnbuUq61N02JYqLPV7NUIMrGay2s88

法律に反しない限り、だれがどんな格好をしようが、服装は自由。
服装の自由を認めなかったら、トランスジェンダーは成り立たない。

こうした規制の方向には絶対に反対する。

もしも、そうなったら(ならないと思うけど)、私は真っ先に「レンガを投げる」よ。

そもそも、クィアがノーマルなファッションを目指すって、自分の首を自分で締めるようなもので、運動の方向性として絶対矛盾、まったくの間違い。

しかも、このキャンペーンに使われている画像、TRPじゃなく、台湾(台北)のパレードの写真だって。
すり替えによる印象操作。

【追記(1日)】
Twitterで「危険上等」「闘うべき時に闘わなかったら、トランスジェンダーとして世渡りしている意味がない」と言ったら、暴力主義者認定された。
皆さん、ほんと「飼いならされた羊」なのね。

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「国立社会保障・人口問題研究所」の研究グループの性的少数者に関する無作為抽出調査 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

4月29日(月・祝)

「国立社会保障・人口問題研究所」の研究グループが出した性的マイノリティの比率についての「ハフィントンポスト」の記事。
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5cc6782ee4b04eb7ff97b9e0?ncid=fcbklnkjphpmg00000001&fbclid=IwAR0jTiMNUq8OKGr2cZ8DyPNboy_CCGHHlho3t9nxKVojlTWK0rEtPiKToMs

「国立社会保障・人口問題研究所」の研究グループが大阪市の協力を得て行った調査。
2019年1月、無作為抽出した大阪市内の18歳から59歳、1万5000人にアンケートを送り、4285人から回答。
http://www.ipss.go.jp/projects/j/SOGI/index.asp
file:///C:/Users/neko2/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/458R7FZJ/結果速報20190425公表用.pdf
GとLで0.7%、Bが1.4%、Tが0.7%(LGBTAで2.7%)
Tの内訳はMtF+MtXが0.28%、FtM+FtXが0.47%。
Aが0.6%(LGBTAで3.3%)
「決めたくない・決めていない」(Questioning)が5.2%。

G&LとTが同率というのは実感としてあり得ない。
G&Lの比率が低すぎると思う。
Tは、1000人に7人ということになるが、かなり多く出ているなと思う。

実際にジェンダーをトランスしている人は、若年層で2~3000人に1人くらい、全年齢で10000人に1~2人と思っている。

講義でいつも言っているように、なにを、どの程度まで把握するかで、数字はかなり違ってくる。

私は「LとGで2%、Bが1%、Tが0.1%(合計3.1%)。3~5%で大過なし」と言っているが、A(約1%弱と推定)まで含めたら4%くらいになる計算。

ただ、これもいつも言っているように、そもそも数字に本質的な意味はない。
7.6%なら人権を擁護しなけれならず、3%なら人権を軽視していいという話ではないのだから。

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講義風景の写真 [お仕事(講義・講演)]

4月29日(月・祝)

自分では撮れないのであまりない講義風景の写真。
講義風景(明治大学文学部「ジェンダー論)」2016年) - コピー.jpg
2016年6月7日、明治大学(駿河台)文学部「ジェンダー論」。

日本のLGBTの文化についてのドキュメンタリー映画『QUEER JAPAN』(Graham Kolbeins監督)の取材が入っている。
ディレクター飯田ひろみさんからいただく。

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4月29日(月・祝)東京レインボープライド・フェスタ [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

4月29日(月・祝)

足腰、あちこち痛むし、後ろから撃ってくる弾でメンタル損なわれるし、どうしようかなと思ったけど、撮り残しているものもあるから、出かける仕度。

12時半、TRP会場に到着。

TRPフェスタにブース出しているNPOって、LGBTの人のために、ひいては世の中のために、役立ってる、役立とうとしている人たちばかり。

そういう中にいると、自分が世のため人のためにまったく役立ってない能なしだということを、改めて切実に感じてしまう(とっくの昔にわかっていることなんだけど、フラッシュバック的にというか・・・)。

で、いたたまれなくなって、1時間ほどで離脱。

新宿二丁目の「オカマルト」に逃げ込む。

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『BEYOND』5号「日本のLGBT30年史」 [お仕事(執筆・成果)]

4月28日(日)

今日、28日の東京レインボープライドで配布される『BEYOND』5号に「日本のLGBT30年史」が掲載されます。
IMG_7169.JPG IMG_7170.JPG
全44頁中18頁を使った大特集です。
Lを沢部ひとみさん、Gを石田仁さん、「国際」を谷口洋幸さん、そしてTを私が担当しました。

日頃、仲が悪・・・もとい交流が少ないL・G・Tなので、限られた誌面スベースをカテゴリー間で奪い合うようなことにならないように、また、カテゴリー間で見解が異なる項目の調整がかなりたいへんでした。
その点、とりまとめ役の石田仁さんにご負担をかけることになり、申し訳なかったと思います。

残念だったのは、「運動史」を前面に出したため、「夜の世界」(お店やセックスワーク)に関する出来事をほとんど盛り込めなかったこと、そして、「LGBT30年史」と称しながら、Bについてほとんど記述ができなかったことです。

Tについては、正直かなり「遠慮」する結果になりました。
そこらへんは、近日中に完成版をリリーズする予定の「トランスジェンダーの平成30年史(年表)」を参照していただければと思います。

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