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10月16日(月)有意義な意見交換 [お仕事(出演・取材協力)]

10月16日(月)

四谷のおしゃれなカフェで、某新聞社の記者さんと面談。

テーマは「GID特例法」手術要件問題、新しい枠組みでの「性別移行法」のあり方などについて、意見交換。

とても有意義な2時間半だった。
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家裁の審判官は、なぜ今のタイミングで「違憲」判断を出したのか? [現代の性(性別越境・性別移行)]

10月14日(日)

年内にも予定されている「GID特例法」生殖機能喪失要件についての最高裁の判断、ほぼ同種の家事審判である静岡家裁・浜松支部の「違憲」判断を無視することはできない。

「合憲」判断を出す場合は、「違憲」判断を出した静岡家裁・浜松支部の詳細な論証過程にいちいち反証する必要があり、けっこう大変。

「合憲」の場合でも、ほぼ確実に付くだろう「違憲」の少数意見も、家裁の「違憲」判断に必ず言及するはず。

そういう意味では、「たかが」一家裁の、しかも支部の判断でも影響は大きい。

そもそもの話、同種の申し立てに対する最高裁の判断が年内にもあるというタイミングで、なぜ、今、静岡家裁の審判官は「違憲」判断を出したのか?

仮説① 最高裁の判断が「合憲」と予想して、その前に、自分の判断を示したかった。
最高裁が「合憲」とした後では「違憲」の判断は出せないから。
もしそうだとしたら、裁判官としての出世を棒に振ってでも、自らの良心に従って「違憲」判断を出したわけで、すばらしい。

一生、家裁の審判官止まりかも知れないが、歴史には名を残したことになる。

仮説② 最高裁が「違憲」もしくは「違憲状態」の判断を出すと予測して、その前振り、アドバルーンとしての「違憲」判断だった可能性。

裁判は、個々の裁判官が法と良心に従って判断するのが建前だが、そこは裁判官もお役人、ある程度の共同意思がある。

たとえば、同性婚訴訟で5地裁の判断が濃淡あるものの、およそ同じライン(異性婚と同等の婚姻とは認めない、不平等・不利益解消のための婚姻代替制度の必要性)で揃ったこと、などからうかがえる。

つまり、日本の司法は「GID特例法」の生殖機能喪失要件の撤廃ですでに意思統一している可能性。

さあ、どちらだろう?

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