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石田仁編著『躍動するゲイ・ムーブメント―歴史を語るトリックスターたち』(明石書店、2023年4月) [お仕事(執筆・成果)]

3月29日(水)

石田仁編著『躍動するゲイ・ムーブメント―歴史を語るトリックスターたち』(明石書店、2023年4月)が出版社から届いた。
躍動するゲイ1.jpg
436頁、分厚い!

私は、全体の3分の1以上を占める第1章、南定四郎さんのロング・インタビューの聞き手の1人(メインの聞き手は石田仁さん)というだけなのだが、編著者の石田さんのご好意で、第1章の脚注を執筆させていただいた。
共著者を名乗るのは、仕事量からして、まったくおこがましいのだが、仲間に入れていただき感謝している。

ともかく、インタビューをさせていただいたとき(2019年9月)、87歳だった南さん(現在91歳)に、この本をお見せできるのが、なによりうれしい。
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【論文】「「唄子」を探して——大阪における「女装バー」の成立と展開」(『Antitled』2号、2023年3月) [性社会史研究(性別越境・同性愛)]

3月29日(水)

お待たせしました。
拙稿「「唄子」を探して——大阪における「女装バー」の成立と展開」(『Antitled』2号、2023年3月)がようやくご覧にいれられます。
https://kihtty.files.wordpress.com/2023/03/an02_03_3-34.pdf

最後の最後(校了後)に、思いがけない有益な情報提供があり、そのお陰で「唄子」について、現状で分かる限りのことを残すことができました。

私ににとって、おそらく最後の実証論文になると思います。

いろいろ情報をいただいた、女装世界の先輩・仲間たちに心から感謝です。
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『Antitled』2号、リリース [お仕事(執筆・成果)]

3月28日(火)

拙稿「「唄子」を探して——大阪における「女装バー」の成立と展開」が掲載された『Antitled』2号がリリースされました。

また、荻野美穂先生による拙著『歴史の中の多様な「性」』の書評も掲載されています。

掲載・編集のお世話いただいた河原梓水さん、書評の労をおとりくださった荻野美穂先生、ありがとうございました。

いずれも下記でご覧になれます。
https://kihtty.org/%e6%a9%9f%e9%96%a2%e8%aa%8cantitled/antitled-vol-1-2/

【論文】
https://kihtty.files.wordpress.com/2023/03/an02_03_3-34.pdf
【書評】
https://kihtty.files.wordpress.com/2023/03/an02_06_89-100.pdf
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ナッシュビルの銃乱射事件の容疑者はtransgender man? [事件・事故]

3月28日(火)

アメリカ・テネシー州ナッシュビルの銃乱射事件の容疑者がtransgender manとのこと。
容疑者が「高機能自閉症」であるという説もある。

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The New York Times @nytimes
There was confusion later on Monday about the gender identity of the assailant in the Nashville shooting. Officials had used “she” and “her” to refer to the suspect, who, according to a social media post and a LinkedIn profile, appeared to identify as a man in recent months.

月曜日の後半、ナッシュビル銃乱射事件の加害者の性同一性について混乱が生じた。
当局は容疑者を指すのに「彼女」と「彼女」を使っていたが、ソーシャル メディアの投稿とリンクトインのプロフィールによると、この数か月間、容疑者は男性であると特定されていた。https://twitter.com/nytimes/status/1640508409542848519

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ヘイル一家に近い情報筋は月曜日の夜、ヘイルは高機能自閉症であると The Daily Beast に語った.
「そして比較的最近、彼女がトランスジェンダーで、自認は彼であると発表した。
https://www.thedailybeast.com/nashville-covenant-school-shooting-suspect-identified-as-audrey-hale?fbclid=IwAR2WS6iEg3aYpGVN2heYEKfNQN7E65QFsws2GoisERPcHFIrq2WiwbVeFT4


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婚姻数の激減、死産の増加 [世相]

3月28日(火)

人口動態統計速報(2023年1月)

出生数 5.2%減 (前年同月比)
死亡数 17.3%増
婚姻数 27.2%減
死産数 10.2%増

婚姻数の減少、かなり深刻。

出生数が減り、死産が増加する傾向が続いているのが気になる。
もちろん、メディアは報じない。
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2023年1月の全国の死亡数、2カ月続きの戦後最多。 [世相(新型コロナ肺炎関連)]

3月28日(火)

2023年1月の人口動態統計、全国の死亡数は16万8970人で、戦後最多。
2022年1月比で+2万4978人(+17.3%)
2023年1月(全国).jpg
戦後最多だった2022年12月の15万8387人に比べても約1万人の増加で、2カ月続きで最多記録。

このマス・メディアが報じない原因不明の多死現象、いつまで続くのか?
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3月28日(火)疲労残り [日常]

3月28日(火)

疲労残り。

「GID学会」の記録を書く。
1日目、終了・
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3月27日(月)やっと富士山が見えた [旅]

3月27日(月)

「GID学会」の2日間、ずっと雨続きで、まったく見えなかった富士山が、ようやく姿を現した。
6時前、隣のベッドに寝ていた猫ちゃんが「にゃー、にゃーぁ、富士山、富士山!」と叫んだので、目が覚めた。

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日の出前の6時11分撮影(河口湖畔のホテルの部屋から)。
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日の出後の7時03分撮影。

きれいな全容が見えたのは日の出前後の1時間ほど。
日の出後、徐々に雲が出てきて、9時ごろにはもう雲の中。

もう一泊して、早起きして良かった。

このホテル、河口湖畔の高台にあり全室「富士山ビュー」。
そのため、部屋がやたらと細長い。
入口から洗面所、ベッド、ソファー、ベランダ(お風呂)という配列で、ベッドとベッドの間が通路になっている。
なので、猫ちゃんのベッドからは、こんな感じで、ベランダ越しに富士山が見える。
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ふと目が覚めたら、富士山が目に入り、「にゃー、にゃーぁ、富士山、富士山!」と叫ぶことになった。

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「GID学会」2日目(その4:また来年、沖縄で) [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月26日(日) 
GID学会(2日目)

【教育講演】
多賀谷光(山梨大学)「Da vinciによる子宮卵巣摘出」。
11時50分~、医学学会でよくあるランチつきの講座(ランチョンセミナー)。
Da vinciとは手術用ロボットのこで、そこがスポンサーということ。
子宮体癌のオペの画像を見ながら、昼食。
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まったく、おいしくないが、雨の中、食事できる場所を探すよりはマシか。

怖い情報。
卵巣摘出後ホルモン療法なしだと、心疾患系疾患の死亡が1.8倍、神経メンタル系で5.2倍、骨密度は2年で75%以上低下。
医原性の卵巣摘出の場合、2年以内にホルモン補充療法が必要。

【総会】
8分遅れの13時08分開始。
理事会が紛糾したのかと思ったら、単に午前中のプログラムが押したからとのこと。
会名変更問題は、あっさり先送り。
理由は「性別不合」という日本語訳がまだ正式に決定していないから。
つまり、新会名は「性別不合学会」が最有力(というかほぼ内定)ということ。

今回は、米澤泉美さんがいなかったので、ほぼ無風の総会。
悔しいので、「昨年11月末に亡くなった山本蘭さんが提起した会則改訂問題も忘れないでください。理事会の決定と総会での承認の関係がどうなってるのかなど、会名変更時に紛糾しないよう、会則の改訂を進めていただきたたい」と釘をさしておく。

ということで、来年もまた「GID学会」。
いったいいつまで、国際的な疾病マニュアルから消滅した疾患名を使うつもりなんだ?

次回(第25回)研究大会は、3月16日(土)〜17日(日)、沖縄で開催。
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大会長は「沖縄中部病院」の親富祖己先生。
2014年以来、10年ぶりの沖縄開催。
会場、調べたら首里城の少し先。

【教育講演】
大島直也(杏林大学医学部形成外科)「顔面女性化手術~男顔を女顔にする~」
開口一番、「女性的な顔になりたかったら骨を削らないと駄目です」
当事者にとっては衝撃的な発言(シクシク)。

額、ほほ骨、えら、顎先、のど仏と部位ごとの術式解説と、症例写真(Befoaa&after)。
驚いたのは、えらや顎先はもちろん、ほほ骨までも口腔内から内視鏡を使って手術する(削る)こと、
それなら、たしかに顔面に傷跡は残らないが、内側から剝がしていくって、けっこう大変。

費用は、各部位100万円見当で、5部位で500万円。
1度に複数の部位をすると、少し安くなるとのこと。

あと(たぶん)数年しか使わない顔に500万円もかけるのは、コスト・パフォーマンスが悪すぎる。

14時40分、閉会。

それでは来年、沖縄でお会いしましょう。


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「GID学会」2日目(その2:一般演題6・7・8) [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月26日(日) 
GID学会(2日目)
【一般演題6(看護・教育)】
大橋磨呼(大手前大学)「性的マイノリティが子を持つために必要な支援」大橋先生、、56.2%が「子が欲しい」
(コメント)
タイムリーなテーマ。2月26日の「がん・生殖医療学会」で、中塚幹也先生を座長として「トランスジェンダーの妊孕性温存」をテーマにしたシンポジウムが開かれたことを紹介した。

岩田歩子(岡山大学)「トランスジェンダー当事者の経験した性教育」
性別違和感が影響して「聞きたくない」→知識が低くなる傾向。
トランス男性が点数が低い。

田実 潔(北星学園大学)「性同一性障害(性別違和症)のある卒業生に対する大学卒業後アフターケアの可能性」
英語教員をめざすトランス男性の事例。
就職後も、アフターケアが必要。

他2題。

【一般演題7(社会学・調査)】
勝又栄政(立命館大学)「トランスジェンダー男性の父親の”経験”」
意外に関係良好。古いジェンダー観が投影している事例も。
(個人的に伝えたコメント)
方法論・分析ともに文句なし。
ぜひ、他の3パターン(父親とTW、母親とTM、母親とTW)も調査して、比較研究してほしい。

他2題。

【一般演題8(その他)】
仲地ゆたか(熊本大学)「性別違和当事者サンプルをもちいたDNAメチル化プロファイル解析」。
トランス男性のDNA分析。
変化がある遺伝子はあるが、ホルモンなどによる後天的な変化かもしれない。

杉山春香(北海道教育大学)「20週間のレジスタンストレーニングによる身体変化がFTMの心理面に与える影響」
心身の不安が軽減し、身体満足感が増す。

江口珠美・岡山大学)「トランスジェンダー当事者の競技スポーツへの参加に対する医療系大学生の意識」
一般の学生に比べて、好意的だが、現実感は乏しい?

岩田歩子「トランス男性のパートナーにおける性生活・性的満足度の実態」
(コメント)トランスジェンダーの性行動・性生活は重要なテーマであるにもかかわらず、調査・研究がほとんどない。
ぜひ、調査対象を広げて継続してほしい。国際的にも通用する研究になると思う。
(欧米では、日本ほどトランス男性のサンプルが豊富には得られない)

う~ん、12本、続けて聞いたら、さすがに疲れた。






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3月26日(日)「GID学会」2日目(その1:会場へ) [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月26日(日) 
GID学会(2日目)

6時半、起床。
身支度して、7時40分、朝食会場へ。
バイキングの内容、まずまず。
IMG_4516.jpg
富士山ビューのはずのレストランだが、窓の外は雲と霧で視界悪し。

9時前、チェックアウト。
タクシーを呼んでもらい会場の「ふじさんホール」へ。

行き先を告げると、
運転手さん「ふじさんホール、昨日からなにかあるのですか?」
私「学会です」
運転手「学会ですか?実は昨日、背の高い女性を続けてお乗せしたので、なにかスポーツ関係のイベントかと思いました」
私「学会なんです」
何学会かは、言わない(笑)

9時20分、会場に到着。

入口近くに中塚幹也理事長がいらしたので、ご挨拶と少し立ち話。
2階に上がると、康先生といつきさんがいたので、座り話。

第2会場(一般演題)は、今日も盛況。


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