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コメント票から [お仕事(講義・講演)]

12月2日(月)

都留文科大学の講義で「トランスジェンダー概念は(基本的に)二元論、サードジェンダー概念は多元論」という話をすると、男女二元論にどっぷり染まっている受講生が首を傾げる(理解不能)。

そこで、(代表的なサードジェンダーである)インドのヒジュラに「お前は男か?女か?」という(二元論に立った)質問をすると、ヒジュラは「私はヒジュラだ」と答えるという話をすると、やっと解ってもらえる。
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AIDSの語り手 [現代の性(HIV・性病)]

12月2日(月)

マーガレットさんが、こんなことを言っている
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ホモ本ブックカフェ オカマルト
@cafeokamalt
若いジャーナリストや研究者たちに、どの程度、調べてるか訊いてみると、ほとんど皆、Webで長谷川博史氏の記事を読んでいるか、実際に会っているという。それでね、わかった気になっちゃってるの。長谷川氏のこれまでの功績は否定できないが、いつまでも彼がポータルである状況はいかがなものか。
2019年12月2日0:15 ·
https://twitter.com/cafeokamalt/status/1201157985390608385
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AIDSが「死病」だった時代の語り手としては、
① AIDSで亡くなった方
② HIVに感染したが生き延びた方
③ HIVに感染するリスクはありながら、幸いにも感染せず、生き延びた方
がいると思う。

①はもうお話を聞くことはできない。
生前の「語り」を掘り起こすしかない。

③の「語り」をわざわざ聞こうという人はまずいない。
というか、そういう人がいるという認識も薄いだろう。
結果、数少ない②の方に、研究者やメディアの取材が集中する。
でも、それは、あの時代の一側面でしかない。

③の人を、ただ「運が良かった人」として済ますのは、違うと思う。
そこには、それなりの「物語」があるはずだ。
例えば、「なぜ、同時期の女装コミュニティには感染が広まらなかったのか?」という命題は、ゲイコミュニティにおける感染拡大の「裏事象」として、考察する意味があると思う。
でも、誰も聞こうとはしない。
語らせてくれたのは「MASH大阪」の人たちだけ。

④として、感染ハイリスク者としての当事者性は薄いが、HIV感染予防啓発に尽力された方がいる。
その「語り」も貴重ではあるが、やや外から(その分、客観性はある)の「語り」になると思う。

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横浜市がパートナーシップ(同性・異性間事実婚)宣誓制度を実施 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

12月2日(月)

横浜市が、パートナーシップ(同性・異性間事実婚)宣誓制度を実施。
これで、同性パートナーシップ制度は、全国29自治体が実施。
日本最大の政令指定都市が加わったことで、対象人口は一気に2000万人を超えて2149.9万人となり、日本の全人口17.0%となった。
(対象人口と比率は、三橋調べ)
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横浜でパートナー制度開始 LGBT、事実婚も

横浜市は2日、性的少数者(LGBT)や事実婚のカップルと証明する「パートナーシップ宣誓制度」の受け付けを開始した。
制度の対象は2人とも市内に住むか、1人が市内に住んでいてもう1人も転入予定の成人。外国人も対象とし、希望者には宣誓書の翻訳も配布する。市によると、事実婚も含めるのは千葉市、神奈川県横須賀市に続き、全国で3例目。
市は、市営住宅の入居で制度を使えるようにする方針。民間の医療機関や不動産関係の業界団体にも働きかけ、活用できる場を増やしたいとしている。〔共同〕

『日本経済新聞』2019/12/2 9:33
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52842400S9A201C1CR0000/?fbclid=IwAR3hI2GflXY4PLa7npGmxhsxOwRcIn4BZljVGz8SLZly8PP9nssAjvExZwU

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12月1日(日)年内の依頼原稿、終了 [お仕事(執筆)]

12月1日(日)  曇り  東京  11.2度  湿度63%(15時)

11時、起床。
朝食は、サツマ芋デニッシュとコーヒー。
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「プレジデント・オンライン」の原稿を推敲して、送信。
これで、今年中に書かなければならないものは、ほぼ終了。

昼食は、残りご飯と豚汁。
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都留文科大学のコメント票読み。

夕食は、牛肉を炒める。
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豚汁
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お風呂に入って温まる。

就寝、3時。

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思いがけない、うれしい依頼 [お仕事(執筆)]

12月1日(日)

神田神保町「すずらん通り」に、中国書籍専門の「東方書店」がある。
私は、高校生の頃から「北京放送」(短波)を聞いていた毛沢東思想かぶれだったので、駿河台の予備校に通っていた浪人時代、「東方書店」で雑誌『人民中国』などを立ち読みしていた(ときどきは買った)。

大学に入って歴史学を学ぶようになってから、毛沢東思想からは離れたが、「東方書店」の広報誌『東方』は、その後もずいぶん長く定期購読していたし、何度かあった中国旅行の際には「東方書店」で地図や資料を購入した。

先日、新宿二丁目の「オカマルト」で、若い頃(大学院時代)の中国・西域旅行(名分は大学派遣のシルクロード学術調査団)の思い出話をしていたら、たまたま『東方』の編集部の方が来店し、私のおしゃべりを聴いて「その話、とてもおもしろいから、うちの雑誌に書いてください」と言われた。

まあ、社交辞令かなと思っていたら、ほんとうに依頼メールが来た。
近代化・経済発展する以前の、「文革」の余燼が残る中国(人民公社とか健在だった)の、しかも西域地方の見聞は、今となっては貴重とのこと。
そういわれると、20数人の調査団のメンバーの内、たぶん7割くらいは、すでに鬼籍に入っている(私は最年少だった)。

若い頃にお世話になった書店・雑誌に40年も経ってから執筆できるなんて、思いもよらない、夢のような話だ。

ただ、カフェーでの放談ならともかく、文字に記すとなると、40年前の記憶だけでは心もとない。
当時の記録や写真が、書庫の奥にあるはず(捨ててはいない)だが、なにしろ40年の堆積物の下で、発見・取り出しは容易なことではない。

ということで「執筆の件、前向きに考えるけど、確定的なお返事は、しばらく待ってほしい」と返信した。
それにしても、人生、思いがけない出会いがあるものだ。
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中高年の「セックスレス」って、そんなに問題なのか? [現代の性(一般)]

12月1日(日)

「日本性科学会」の症例研究会のテーマが「中高年のセックスレス」という話を読んで思ったこと。

10月の「性科学セミナー」(鹿児島市)でも思ったことだけど、セクソロジー(性科学)の人たちって、なぜ「セックレス」をこんなに問題視するのだろう?

若い人たちがセックスしたいのにできないというのは、なにが障壁になっているかを明らかにし、それを除く方策を考えることも有益かもしれない。

しかし、中高年(40〜60代)の「セックスレス」って、そんなに問題なのだろうか。
大人なんだから、セックスしたい人はすればいいし、したくない人はしなくていいと思う。
まるで「病」のように扱うのは、余計なお世話だと思う。

一生涯、セックスし続けなければいけないというのは、「お褥(しとね)下がり」という言葉(慣習)があった日本の文化に明らかに反していると思う。

知命(50歳)、還暦(60歳)を超えても「セックスしなくちゃ、セックスしなくちゃ」と性欲を剥き出しにするより、「すべきことはした、見るべきものは見た、あとは往生を願うばかり」の方が、よほど平穏な老後を送れると思う。

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シンスケさん、ありがとう! [交友]

12月1日(日)

「レオナルドダヴィンチ、かの南方熊楠、そして三橋順子先生」
http://lequineguine.jugem.jp/?eid=1264
おおっ! 
褒めすぎなのはもちろんだけど、沼の底に堕ち込んでいる自己肯定感が少しはアップする。

実際は「レオナルドダビッチ、南方猫楠、三橋順子」(←全部バチ者)なんだけど。

シンスケさん、ありがとう!

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「上野千鶴子さん×かがみすと」問題 [現代の性(一般)]

12月1日(日)

「上野千鶴子さん×かがみすと」企画の「上野千鶴子さんに質問『ベッドの上では男が求める女を演じてしまう』」という記事の中で、上野千鶴子さんは、次のように語っている。
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私がセックスワークや少女売春になぜ賛成できないかというと、「そのセックス、やってて楽しいの?あなたにとって何なの?」って思っちゃうからなのよ。
自分の肉体と精神をどぶに捨てるようなことはしないほうがいいと思う。自分を粗末に扱わない男を選んでほしい、だってそっちの方が絶対セックスのクオリティが高いもん。

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「そのセックス」の「その」は、日本語の文章として直前に例示されている「セックスワークや少女売春」と読むのは、ごく自然だと思う。
というか、それ以外には読めないだろう。
そして「そのセックス」について「自分の肉体と精神をどぶに捨てるようなこと」という評価が出てくるわけで、その結果、「セックスワークや少女売春」は「自分の肉体と精神をどぶに捨てるようなこと」と読まれてしまうのは、(直接的には書いてないにしても)仕方がないと思う。
私は、「少女売春」はともかく「セックスワーク」に対する上野さんの言説としては、特に驚かない。
むしろ、上野さんの本音だと思う。
この発言について「職業差別や侮蔑につながる表現」という批判がセックスワークの当事者や支援者からあがったのは当然だ。
それに対して編集者は正面から応じていない。
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セックスワークを侮蔑する流れでの発言ではなかったので、反論しようがない、というのが私の意見です
https://mirror.asahi.com/article/12921259?fbclid=IwAR1tBOHnuo7FpsWo3MqugZsXeyq1iTQS8TOQeyQKL6HhF6Pm7fO82pXMAXY
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文脈をすり替え、あえて不自然な読み取りをすることで、お門違いな批判としてスルーしようとしている。
それは、むしろ上野さんの本意ではないだろう。

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