SSブログ

「変態性欲」研究書シリーズ完結 [性社会史研究(一般)]

9月4日(金)

「変態性欲」研究書シリーズで解説した
(1)中村古峡『変態性格者雑考』(1928年)
https://junko-mitsuhashi.blog.ss-blog.jp/2020-09-02
(2)澤田順次郎『變態性醫學講話』(1934年)
https://junko-mitsuhashi.blog.ss-blog.jp/2020-09-03-7
(3)澤田順次郎・羽太鋭治『變態性慾論(同性愛と色情狂)』(1915年)
https://junko-mitsuhashi.blog.ss-blog.jp/2020-09-04-6
(4)田中香涯『人間の性的暗黒面』(1922年)
https://junko-mitsuhashi.blog.ss-blog.jp/2020-09-04-7
の4冊は「LGBTQコミュニティ・アーカイブ」に寄贈します。
そのつもりでレビューを書きました。

この種の大正~昭和戦前期の「変態性欲」をテーマにした「通俗性科学」書は、現在に至る、同性愛やトランスジェンダーに対する病理化と社会的抑圧・差別の理論的基点・学問的根拠であり、それを無視することは学問的にも運動的にもできないからです。

また、これらの書籍は、現在、国立国会図書館でも手にとって見られない(電子データ化されている)状況で、古い本を実際に手にしてみるという経験も「歴史を感じる」という意味で必要だと思うからです。

状態の良い物を探し集めるのに若干の手間と経費を要しましたが、それは、私の「気持ち」ということで。
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。