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ちゃんと診察する医師がひはんされる愚 [現代の性(性別越境・性別移行)]

4月28日(日)

「X」によると、思春期ブロッカーの投与を認めない針間克己医師はTERF認定らしい。

針間先生がTERFなら、同様に思春期ブロッカーの投与に懐疑的な私もTERF認定なのだろうな。
まあ別にそれでもいいけど(笑)


思春期ブロッカーをどうしても子どもに投与したい親御さんは、交通費が掛かるけど岡山まで行けば、だいたい審査に通るはず。

そうでなければ東京で「闇」投与のクリニックを探せばいい。

ちゃんと診察して、信念をもって投与を承認しない針間先生を批判して、失脚に追い込もうとするのは意味がない。

針間先生はじっくり診察する。
だから診断書が出るまで時間もお金も掛かる。
診断基準に適合しなければ、いくら通っても診断書は出ない。
当たり前の話だ。

きちんと診察する医師が批判され、安易に診断書を出す医師が便利がられるところに、この界隈の医療としての異常性がある。

00年代初頭、性同一性障害の医療が始まった当初から、一部の当事者は、精神科医を診断書の書き手として扱ってきた。
「四の五の言わずに、さっさと診断書を書け」
ということ。
そうした風潮(診断書マシン化)にずっと抵抗してきたのが針間先生。

あれから20年、思春期ブロッカー投与をめぐって、また同じ事が繰り替えされる。
「四の五の言わずに、さっさと投与承認しろ」

針間先生は長州、私(の母方)は会津だが、道理に反することはしない、「ならぬものはならぬ」という点で似ている。
だから信頼している。
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高級遊女(花魁)の「高級」さ [性社会史研究(遊廓・赤線・街娼)]

4月27日(土)

「大吉原展」を観ても、花魁(高級遊女)がどのくらい高級なのかということは、まったくわからない。

「お値段」のことを、あれこれ言うのは、研究者として下品なことだ思っているのか? あるいは「人
身売買だ!」と批判されることを怖れているのか?

私は、頭が悪いので、金額がわからないと、「高級」感がわからない。

で、以前、少し考えたことがある。

禿(かむろ)2人,振袖新造を伴って花魁道中してくるような最上級の「呼び出し」は、ガイドブック『吉原細見』に「入山形に黒2つ星」の印がついていて、一夜のお値段は1両2分だった。

これが現代の貨幣価値でどのくらいに相当するか(物価換算)は、とても難しい。
比較的わかりやすいところでは、かけ蕎麦が二八の16文だった。

では1両は何文かというと、公定で4000文だった(実態は変動相場)。
つまり1両=蕎麦250杯分。

現代のかけ蕎麦を400円とすると、1両=10万円、500円とすると12万5000円ということになる。
では1両2分は?
1両=4分なので、1両=10万円換算で15万円、1両=12万5000円換算で18万7500円となる。

ちなみに、1両2分はあくまで基本料金で、これに飲食代やご祝儀(チップ)が必要になる。
大雑把に、1両2分の倍くらいの掛かりになると思う。
30~40万円というところか。

現在、銀座の高級クラブで豪遊すると、たぶんそのくらいの請求になると思う。
「お大尽遊び」の相場として、そんなものなのだろう。

やっと高級遊女(花魁)の「高級」さがイメージできたと思う。

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4月27日(土)少しだけ仕事 [日常]

4月27日(土)

今日も一日、家にいられる。

来週の講義のレジュメとPP史料の手直し。

来月の2つの講演の枠組みを考える。

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