斎藤光『幻の「カフェー」時代 夜の京都のモダニズム』 [性社会史研究(一般)]
9月28日(月)
「性欲研究会」の研究仲間の斎藤光さん(京都精華大学教授)から新著『幻の「カフェー」時代 夜の京都のモダニズム』(淡交社、2020年9月)をいただく。

ありがとうございました。
長年のご研究が一書にまとまり、何よりです。
また、淡交社みたいな上品な出版社から本が出せるの、うらやましいです。
口絵1の織田一磨の新宿のカフェー街の絵は、拙著でも使いたかったもの。
カラー図版が使えないので断念したが。
図版を見ていて(まだ、図版しか見てない)、女給さんの着物は、縞銘仙が多いように思う。
表紙の女給さんは、たぶん麻の葉柄の銘仙。

カフェーの時代(1920年代~30年代前半)は、そのまま銘仙の全盛期と重なるし、丈夫で(絹織物にしては)水濡れにも強い銘仙は、女給さんの労働着として最適だったと思う。
中でも、縞銘仙は、比較的安価で手に入りやすいし、着る人を選ばないので、たぶん都合が良かったのだろう。
おそらく、女給さんの着物としては、縞銘仙→模様銘仙→お召し(縞)の順で格が上がっていったはず。
ただ、残っている写真では、縞銘仙と縞お召しの見分けはきわめて困難。
「性欲研究会」の研究仲間の斎藤光さん(京都精華大学教授)から新著『幻の「カフェー」時代 夜の京都のモダニズム』(淡交社、2020年9月)をいただく。

ありがとうございました。
長年のご研究が一書にまとまり、何よりです。
また、淡交社みたいな上品な出版社から本が出せるの、うらやましいです。
口絵1の織田一磨の新宿のカフェー街の絵は、拙著でも使いたかったもの。
カラー図版が使えないので断念したが。
図版を見ていて(まだ、図版しか見てない)、女給さんの着物は、縞銘仙が多いように思う。
表紙の女給さんは、たぶん麻の葉柄の銘仙。

カフェーの時代(1920年代~30年代前半)は、そのまま銘仙の全盛期と重なるし、丈夫で(絹織物にしては)水濡れにも強い銘仙は、女給さんの労働着として最適だったと思う。
中でも、縞銘仙は、比較的安価で手に入りやすいし、着る人を選ばないので、たぶん都合が良かったのだろう。
おそらく、女給さんの着物としては、縞銘仙→模様銘仙→お召し(縞)の順で格が上がっていったはず。
ただ、残っている写真では、縞銘仙と縞お召しの見分けはきわめて困難。
2020-09-29 01:52
nice!(0)
コメント(0)
コメント 0