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1~5月の「超過死亡」、欧米に比べてきわめて少数 [世相(新型コロナ肺炎関連)]

9月9日(水)

新型コロナウィルス感染症、日本では欧米のような大きな「超過死亡」は出ていないという結論。
「1~5月の超過死亡者数は米国の方法では208人、欧州の方法では313人の超過死亡が発生した」

まったく「超過死亡」が出ていないわけではないが、日本の年間死亡者が137万人、5カ月だと57万人であることを考えると、313人でも0.055%に過ぎず、ほとんど誤差の範囲。

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超過死亡、1~5月も「欧米より少数」 新型コロナ、感染研が推計

国立感染症研究所などの研究チームは8月31日、新型コロナウイルスの感染が国内で広がった今年1~5月の超過死亡者数の推計値を発表した。欧米のような大きな超過死亡は起きていない、という。
超過死亡は平年と比べて死者がどのくらい多かったかを表す値だ。新型コロナ感染により亡くなった人、受診を控えて亡くなった人のほか、緊急事態宣言により人の往来が減ったことによる交通事故死の減少分なども含む。
感染研では超過死亡者数を米国と欧州の両方の計算方法で推計した。その結果、1~5月の超過死亡者数は米国の方法では208人、欧州の方法では313人の超過死亡が発生した。7月に公表した1~4月の超過死亡は米国の方法で47人、欧州の方法では138人だった。
今回は統計的に最大限考えうる値も示した。米国の方法では4322人、欧州の方法では6547人となった。1~4月の最大限考えうる値は、米国の方法で2715人、欧州の方法は3775人だった。感染研の鈴木基・感染症疫学センター長は会見で数値の解釈として「(数万人ともされる)欧米と比べると、新型コロナで大きな超過死亡が発生しているとは考えにくい」と説明した。
研究チームの橋爪真弘・東大院教授(疫学)は会見で、最大の値を公表した理由を「必ずしも一つの数値に集約できるのではないということを理解してもらうのが趣旨」だと説明した。(三上元)

『朝日新聞』2020年9月9日 5時00分
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14615465.html?pn=2
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