2020東京オリンピック、予定通り開催は困難な情勢に

３月14日（土）

東京オリンピックの開催問題については、３月１日の時点で私見を述べたが、いよいよ予定通りの開催が難しい情勢になってきた。
（参照）３月１日「2020東京は中止か１年延期の可能性大」
https://junko-mitsuhashi.blog.ss-blog.jp/2020-03-02-1

予想通り、中国の感染拡大が終息に向かうタイミングで欧米の感染拡大が本格化してきた。
こうなると、たとえ、４月以降、日本の感染拡大が終息に向かうようになっても、欧米、さらにその後、アフリカで、感染拡大続いている状態では、オリンピックの予定通り開催は無理だと思う。

その流れを方向づけたのは、トランプ大統領の12日深夜（日本時間）の発言。
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トランプ大統領　「東京五輪、1年延期すべきだ」　新型コロナ拡大で

トランプ米大統領は12日、新型コロナウイルスの感染が拡大する中、東京五輪は1年延期すべきだとの考えを表明した。無観客での開催は想像できないとした。ロイター通信が伝えた。

トランプ氏が開催延期に言及するのは初めて。同氏は2月26日の記者会見で、東京五輪への影響について、「問題が起きないといい」と語り、予定通りの開催を望む立場を示していた。

国際オリンピック委員会（IOC）のバッハ会長は12日、東京五輪の採火式後に報道陣の取材に応じ「大会の成功に向けて努力を続けている」と述べ、改めて五輪の中止や延期を否定していた。（共同）
『毎日新聞』2020年3月13日 00時43分(最終更新 3月13日 07時20分)
https://mainichi.jp/articles/20200313/k00/00m/030/003000c?fbclid=IwAR0muK71E1g4pUf4wnJWmRE3avQiVjXNqTcK_aHjvDx8xUxdQDW3KWzfJvo
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いくら馬鹿でも、アメリカの大統領。
オリンピックの最大スポンサーはアメリカのメディアだということを考えると、影響は大きい。
安倍ちゃんの感染隠蔽努力も水の泡か？

そして、13日昼に報道されたバッハIOC会長の発言が決定的。
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ＩＯＣ会長、五輪はＷＨＯに従う

【ジュネーブ共同】国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）のバッハ会長は、ドイツの公共放送ＡＲＤが１２日に報じたインタビュー番組で、新型コロナの感染拡大による東京五輪の開催是非について「世界保健機関（ＷＨＯ）の助言に従う」と述べた。同時に「大会成功へ全力を尽くす」とも明らかにした。

トランプ米大統領は１２日、同ウイルスの感染拡大で五輪開催を１年延期することを提案。安倍晋三首相は１３日午前、トランプ氏との電話会談で、開催に向けて努力していると表明した。

日米首脳は五輪開催に向けて緊密に連携する考えで一致。日本政府によると、延期や無観客開催は話題にならなかった。（共同）
『朝日新聞』2020年3月13日 12時49分
https://www.asahi.com/articles/GCO2020031301001377.html?fbclid=IwAR0IeJNItn0fafpQ6y2TdgCoy8aJhHQ-XCi0jxlOFLlyxGFPbWtnMWDMkYM
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まあ、予想通り。
WHOの勧告に仕方なく従う形をとれば、IOCは2020東京オリンピックを中止することの責任を免れることができる。

これで、予定通り（2020年7月）の東京開催は、ほぼ無くなったと思う。
また、大スポンサーの意向と抵触する年内の「延期」開催もない。
IOCの本音は「中止」だと思う。
ただそれでは、日本のダメージがあまりに大きい。
１年の「延期」は、2021年のスポーツ・スケジュールがほぼ固まっているので、難しいらしい。
というこで、２年の「延期」開催が、最後の落としどころだと思う。