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7月21日(火)明治大学「ジェンダー論」第14講(最終)「『性の商品化』をめぐって―「買売春」問題を考える―」 [お仕事(講義・講演)]

7月21日(火) 晴れ   東京  34.9度  湿度47%(15時)

8時、起床。
朝食は、いろいろベリーのデニッシュとコーヒー。
IMG_1668.JPG
シャワーを浴びて、髪と体を洗い、髪はよくブローしてあんこを入れて頭頂部で結んで、和装用の髪飾りをつける。

化粧と身支度。
紺地に白と青緑で大きな芙蓉の花を染め出した綿絽(紫織庵)。
薄いクリーム色の吸い上げ暈しの麻の半襟を付けた半襦袢。
帯は黄色基調の博多帯を文庫結びに、その上に赤黒の半幅帯を上に巻いて、一本独鈷結びにして、草色の夏の帯締(京都ゑり正)を掛ける
焼桐の台に濃紺の麻の葉柄の鼻緒をすげた右近下駄(浅草花川戸・長谷川)。
赤地に手毬柄の手提げ袋。
IMG_1669(2).jpg
10時30分、家を出る。
青い夏空で、猛暑になりそう。

東急目黒線から都営地下鉄三田線に入って神保町駅へ。
車中、コメント票を読む。
歩いて駿河台下の明治大学へ。

11時45分、講師控室に到着。
レジュメは4枚×215部を印刷。
コンビニで買ったお握りで腹ごしらえ。

12時25分、860枚のレジュメを2回に分けて教室に運ぶ。
レジュメとレポート回収用の箱をセットして、パワーポイントの準備。
いったん講師控室に戻って少し休憩。

13時、明治大学「ジェンダー論」の最終講義開始。

まず、第13講「『恋愛』と『結婚』のジェンダー(2)―その現在―」の残りを解説。

1 結婚難の時代
 (1) 基本的要因
 (2) 恋愛と結婚の直結
 (3) 「婚活」は有効か? 埋まらない溝
2 「恋愛」と「結婚」の問題点
 (1) ドメスティック・ヴァイオレンス」
 (2) 選択的夫婦別姓制度
 (3) 同性パートナー問題
---------------(ここから)---------------------
 (4) シングルマザー問題
 (5) 非婚単身者の激増
おわりに―「恋愛」と「結婚」の未来像―
(余白)捨て猫の寓話

残り65分で、第14講「『性の商品化』をめぐって―「買売春」問題を考える―」に入る。
本来2コマ分の内容なのだが、「ダイジェストでいいから聞きたい」という学生さんたちの要望に応じて、超スピードで解説。

1 「性の商品化」とは何か?
 (1) 定義
 (2) なぜ「性の商品化」はいけないとされたのか?
 (3) 「性の商品化」論への反論
2 「売春」論の基礎
 (1) 売春の定義
 (2) 売春はなぜいけないとされたのか?
 (3) 「セックスワーク(性的サービス労働)論」からの反論
3 前近代日本の「買売春」の歴史
 (1) 「遊行女婦」「夜発」「傀儡女」(奈良時代~平安時代)
 (2) 「色里」の成立(平安時代後期~鎌倉時代)
 (3) 「廓」の成立と展開(安土桃山時代~江戸時代)
4 近代日本の「買売春」の歴史
 (1) 「貸座敷」許可と「娼妓」鑑札制度(明治時代)
 (2) 「廃娼運動」の展開(明治・大正・昭和戦前期)
 (3) 「RAA」と「パンパン」(1945年~ )
 (4) 「赤線」の時代(1946~1958年)
 (5) 「売春防止法」の成立(1948~1958年)
 (6) 「売春防止法」の内容
5 現代の「買売春」をめぐる問題 
 (1) 法と実態の狭間で
 (2) 不可視化されるセックスワーカー
 (3) 問題解決のために

最後、3分ほどで14回の講義のまとめ。
学生さんに「聴いてくれてありがとう」とお礼を述べて、講義を終える。
14時30分、終了。

単位レポートを集める。
「今日、レポート提出だってこと知りませんでした」という学生(どちらも男子)が2名出現。
名前を聞いて名簿を調べると、出席もきわめて劣悪。
救済の見込みなし。
普通に出席して普通にレポートを出せば、B評価は取れる「楽勝科目」なのに、どうして、こうも駄目駄目なのだろう。

講師控室でレポートを箱から出し、名簿順に並べて、名簿に記帳。
概数で183本。
また箱に詰めて文学部事務室に運び、自宅宛に送ってもらう。

作業中、友人の小谷真理さん(情報コミュニケーション学部特任教授)と同席。
近況などをうかがう。
16時、辞去。
(続く)

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