SSブログ

銘仙図鑑(30)薄い青鼠色に赤の麻の葉模様の銘仙 [銘仙図鑑(新規)]

銘仙図鑑(30) 薄い青鼠色に赤の麻の葉模様の銘仙
銘仙32-1.JPG
【番号】 030
【名称】 薄い青鼠色に赤の麻の葉模様の銘仙
【色柄】 薄い青鼠色の地に少し暗い赤で大きな麻の葉模様を織り出す。
     麻の葉の大きさは一幅にぎりぎり入るくらい
     フリーハンドで描かれた麻の葉の赤い線の周囲は白で縁取る。
     緯糸には規則的な間隔でやや太い節糸を入れている。     
     緯糸は暗い色(黒?)を使っている。
【技法】 平織、経糸捺染、解し織り。
【産地推定】 秩父(埼玉県)?
【年代推定】 昭和元~5年(1926~1930)??
【所蔵者】  YUKO
銘仙32-2.JPG
↑ 一幅にぎりぎり入る麻の葉の大きさ。
銘仙32-5.JPG
↑ 麻の葉の中心部。12条の放射。
銘仙32-3.JPG銘仙32-4.JPG
↑ 赤い線はフリーハンドだが、よく見ると同じようなところで線が乱れている。
下に何か凹凸があったのだろうか?
銘仙32-6.jpg
↑ 緯糸に規則的な間隔でやや太い節糸を入れている。
【着装】
銘仙32-7.JPG銘仙32-8.JPG
薄い灰水色と赤という色のコントラストが鮮やか。
麻の葉の形は、袖を広げるとはっきりわかる大きさ。
麻の葉という単純な古典柄なのに、意外にモダンで艶やかな感じがする。

【参考リンク】
http://yukono-1965.blog.so-net.ne.jp/2012-03-09
nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 2

かずみ

すごく細かい柄かと思ったら最後の写真で大きさが分かりびっくりしました。
銘仙って大胆な柄が多いですね。
by かずみ (2013-01-15 20:26) 

三橋順子

かずみさん、いらっしゃいま~せ。

だいたい最初に掲げてある画像が袖の写真です。
袖の幅はほぼ8寸5分(32.3cm)なので、それを目安にしてください。

>銘仙って大胆な柄が多いですね
はい、それが銘仙の柄の特徴です。
しばしば実物より大きい柄があります。
たとえば、巨大な薔薇とか椿とか・・・。

by 三橋順子 (2013-01-19 01:27) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0